IN THE YEAR 1875

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知識という冒険の国とやらに行く、の日

 今日は変態教授のおじいさんの研究室ですごしたの。おじいさんも学者で、何て言ったかしら・・・ココ学者?いえ、コッコ学者だったかしら?そうそう、某ジョーンズ先生と同じアレ。とにかく、そんなカンジの。

 それでね、その研究室が凄いのよ!ヒカリクジラのおっきな骨とか、宇宙人か何かの化石とか、アニメの女の子の模型とか・・・とにかく、色々なものがあるの!とても個人所有の研究室とは思えないくらいよ!きっと悪いことしてたんだと思うわ。絶対よ、きっと!でなきゃ、ぜーったい無理よ。

 そんなだから、ロミ夫も興奮しちゃって大変。鼻血まで出してんの。信じらんない。あたしは一通り見終わったからもういいかな、って思ったら、教授とロミ夫はもうスイッチ入っちゃってて、

「出発しよう。知識という冒険の国にね!」とかいうメチャ恥ずかしいセリフを。

 ええええええ!?って思ったけど、ロミ夫が行きたがってたっぽいから、我慢したわ。まー、つまんなくは無いんだけど・・・退屈?っていうか、興味が無い?っていうか・・・。ズバリ、寝ちゃいそう。我慢よ、寝たら死ぬぞ、ビアンカ!・・・って感じで終わった一日だったわ。

 あー、疲れた。

孤児院へGO、の日

 今日は孤児院を往診する日。なんとビックリ、変態教授は毎週、孤児院で子どもたちを見てあげているのだ!なんという偽善!!じゃなくって、博愛。

 でもあたしは知っているッ!なぜ変態教授が孤児院なんかを見ているのかをッ!それは、将来、美少女に成長しそうな幼女を青田買いするためと見たわよ!?ヤバイヤバイ、チョーやばいよ、教授!本物の変質者だよ。でもあえて黙っておきます。あたしにも下宿させてもらってるという恩義があるからね。義を知る少女、ビアンカなのです。まるで謙信。

 ほらほら、さっそく幼女が来ましたよ。

教授「かわいい顔が台無しだ」・・・さっそく目を付けてます!

女の子「先生、ここ痛いのぉ」

 ・・・って、ただのささくれじゃんか!こんなもの、ツバつけときゃ治るわよ、と言いたいとこだけど、なぜか消毒&包帯。相手がいくら教授好みの幼女といえ、そりゃーやりすぎだと思うけどなー教授ぅー。その前の男児への対応とは、えらい違いだわね。ま、エコ贔屓が教授の持ち味だもんね。黒い兄弟見てたらよく分かるし。

 ロミ夫は字が読めない幼児らに、わざとらしく字を読んで見せてアッピール「スゲー」言われて鼻高々。そりゃあ、もう、加波山の天狗も真っ青。自分だってつい最近まで読めなかったのにね!人間て変わるのね、アルフレド。

 ・・・ったく、調子に乗るな!

素敵な!?クリスマスイブ 1

 今日はクリスマス・イヴ。お兄ちゃんがいない初めてのクリスマスだね・・・。悲しいなぁ。

さて、教授は朝から往診。クリスマス・イヴだっていうのに、狩りに余念がないの。ある意味、凄い。なんという執念。美少女への。もはや、ネ申

 そんなネ申にロミ夫は恩義感じまくり。ま、ロミ夫は贔屓されてるから当然かもね。教授のおかげで仕事は休めるわ、本は読めるわ、あたしと過ごせるわで、まさにウッハウハだもんね。調子に乗りまくりーの、恩義感じまくりーので、忙しいことですね、ロミ夫大センセ!そんなロミ夫の提案で、教授にクリスマスプレゼントをすることに。仕方がないわね〜、義を知る少女・毘沙門天ビアンカとしては付き合わないわけにもいかない、か。

 でね、何をプレゼントするのかと思えば人形劇だっていうのよ。あたしは、手焼きのクッキーに感涙間違いなしの特製ビアンカ・ブロマイドを付けてプレゼントしようかと思ったんだけど、ロミ夫は「自分にはあげられる物が体か気持ちしか無いから」って。そんな風に言われたら、自分だけ物をあげるわけにはいかないじゃない!?

 でも人形劇はあり得なくない?だって、イブは今日なんだよ?いきなり人形劇をやろうって言っても、人形は?舞台は?脚本は?練習は?・・・無理でしょー。でも一度やると決めたら、先が壁だろうが崖だろうが突っ走るのが『黒い兄弟』の悪しき伝統。結局、ダンテたちも巻き込んで、あたしも人形劇をすることに。

 まさにこれこそ承太郎的に言うならば、「やれやれだぜ・・・」ってカンジ。

素敵なクリスマスイブ 2

 で、人形劇をやる言っても、何の?って聞いたら、ロミ夫ったら開いた口にハエが飛び込んで卵を産んじゃうくらいの凄い答えを用意してた。なんとビックリ玉手箱、「ソノーニュ村の勇者ロミ夫が旅に出て大魔王ルイニを倒してビアンカ姫を助けて結婚する話」ですって。

 ・・・いやー、ロミ夫大先生はどうやらカセラ邸での安楽生活で、すっかり脳に虫が涌いてしまったようです。サプライズにも程がある。あたしは溜息を押さえて、一つずつ冷静かつ丁寧に質問するしかなかったわ。内容はともかく、人形劇には人形と舞台が必要なこと、脚本を作り、セリフを覚え、演出通りに人形を動かせるように練習しなければならないこと、とかをね。

ロミ夫「ええええええええええーーー魔痔で!?」ですって。

 やっぱりソノーニョ村の田舎者は、今まで人形劇を見たことが無かったようね。お兄ちゃん、まぎれもなく『黒い兄弟』は「司令塔アルフレド(頭脳)+その他兵隊(手足)」で構成されていたんだね。お兄ちゃんの苦労が少しだけど偲ばれたわ。でも嘆いてばかりいても仕方がないし、ここは名将アルフレドの妹である、あたしが仕切ることに!だって、それしかないんだもの!

 まずはダンテ・ミカエルらを使って舞台と小物類の構築。脚本・演出を練る時間は無いので、演じる必要がないありのままのビアンカ&ロミ夫を人形に置き換えて、教授に自分達の感謝の気持ちをリップサービスたっぷりに伝えるというスタイルを取ることに。人形制作はピアに手伝って貰って、あたしがダッシュで作ちゃう。

 ・・・どうよコレ?これは結構イケてない?あたしって天才?もしかして、もしかするとシェークスピアになれるかな!?かな!?

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