第10回会議

「私は英雄」

「ふふふ・・・今回、みんなを緊急召集した理由が分かるかね?」
「そんなのヒマだからでしょ」
「今日も仕事がないから」
「こうでもしないと家族に相手にされないから」
「やっとオナニーに飽きたから」
違うッ!
「じゃあ何さ?みんな、お父さまほどヒマじゃないと思うけど?」
「今回は記念すべき10回目の会議だ。そこで最近忘れられがちな、私の偉大さを改めて語ってしまおうということだ」
くだらねぇ!
マリア!!
「戦争に負けて田舎でショボイ実業家すんのがそんなに偉大なの?」
「何を言う!私はオーストリアの英雄だぞ!?」
「落ちぶれた英雄・・・斜陽族ってやつかしら?」
「あら、よくそんな単語知ってるわね」
カワイイ上に賢いですから!
「・・・(マリア、なんかムカつく)・・・」
「私は潜水艦で大活躍して・・・」
知るかよ、そんな昔のこと」
「今は若い娘を虎視眈々と狙う、飢えたケダモノのような田舎のオヤジじゃん」
「・・・強烈だな、ヨハンナ。マリアに毒されたのか?」
「トラップ男爵家は、父親も息子もエロテロリストですから!」
マリア!!
「週刊誌が喜びそうなネタね」
「おおおおおお前達は・・・・!父親を・・・何だと思ってるんだ!?」
ウザイ。干渉しないで」
クサイ。加齢臭かな」
エロい。ヒゲが」
うひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!
「あははは・・・!フロイライン・マリア、貴女がウチに来てからというもの、子供達がすっかりおかしくなってしまいましたよ!?これが貴女の教育方針ってやつですか!?」
「エ〜ッ、私のせいなんですか!?」
「違うんですかッ!?」
「トラップ男爵、御自分がダメなのを私のせいにされても・・・!」
「アハハハハ!マリア先生、ついに言ったッ!!」
「フロイライン・マリアまで!マチルダ夫人、貴女の使用人に対する指導はどうなってるんですか!?」
「落ち着きなさい、ゲオルク。見苦しくてよ」
「・・・うっ・・・」
「・・・・・・か、家庭・・・」
「崩壊・・・・・・だね・・・」
「だからエロテロリストが自爆テロしたんじゃん」
「さ、さすがマリア!うまいこと言うね」
プリティな上にキュアですから!
「お父さま、もう自分をテーマにするの止めた方がいいよ・・・」
「ね〜ね〜、これって家族会議なの?違うよね?
「・・・あなたが一番マトモね」


戻る