第12回会議

「新しい主題歌」

「たっ、大変よっ!」
「なんだぁ?子供でもデキたのか?」
お前を殺す!
「・・・ごめんなさい」
「で、何が大変なの?」
「あたしら『トラップ一家物語』のビデオ版主題歌に、『ドレミの歌』が使えないらしいのよ!」
なんだってェェェエエェ!?
「それは本当なのか、ヘートヴィッヒ」
「なんでも“諸般の事情”らしいけど・・・」
「ううむ・・・“大人の情事”か!興味深いな・・・!」
「・・・(クソ親父が!死ね!)・・・じゃあ差し替えってことになるね。いっそ、この場でみんなで決めればいいじゃん」
「え〜!『ドレミの歌』じゃないなんて、『トラップ一家』じゃないよぉ・・・」
「いい考えがあるよ!この際だから『サウンド・オブ・ミュージック』を使おうよ!超有名だし!」
「そうね・・・!『私のお気に入り』『エーデルワイス』なんかも有名ね!」
「僕は『もうすぐ17才』に萌える!」
「ルーペルトが言うと、何だかイヤラシく聞こえる
「あーダメダメ!その映画は、最も権利にウルサイ国のものだからな。とても使えんよ」
「じゃあどうすんのさ!!」
「何か別のを探すしかないな」
「あのね〜、アガーテ『デンデン虫のデン子さん』がいいな〜」
「何だ、そりゃ!?給食の時間じゃないんだぞ!お昼の校内放送と一緒にすんな」
「ふふふ・・・僕に良い考えが。『もっと!モット!ときめき(Vo:金月真美)』なんかどうだ!?」
「どうだ!?じゃないだろ、今頃『ときメモ』かよ!
「じゃあ『DANZEN!みんなはトラップ(Vo:五條真由美)』でキマリだな!」
「キマリじゃないわよ!アンタは黙ってな!!」
「オタク、キモイ」
キモイキモイキモキモーイ!!
「いいの考えたー!『残酷なナチスのせーで(Vo:高橋洋子)』なんてどう!?あたしらにピッタリ!」
「あのさぁ・・・パクリは止めようよ」
「別にいいんじゃない?時代はパクリだぜ?有名ミュージシャンだって、パクリマクリスティじゃんか!」
「だからと言って、我々までパクる必要はない!」
「・・・(嘘ぉ!?トラップ男爵がマトモな事を言ってる・・・!?)」
「とにかく、アニメの歌から離れなさい!
「では意表を突いて『アニメじゃない(Vo:新井正人)』とか」
アニメじゃんか!
うひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!
「いいかげんになさい!」
「あの〜・・・盛り上がってるところ言いにくいんですけど、差し替えの歌、『ほほえみの魔法』っていうのに決まってるらしいですよ」
「もっと早くいいなさいよ!」
「・・・また無駄な議論をしてしまった・・・」
「そう言えば、マリアが見当たりませんが?」
「ええ、実は・・・その・・・前回の暴飲暴食のせいで食あたりを。ベッドで休んでいます」
「・・・・・・」
「・・・マリアがいないだけで、かなりマトモな進行に・・・!?」


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