第13回会議

「アドリア海の黒い悪魔」

認めたくないものだな・・・自分自身の若さ故の過ちというものを・・・
「なにコイツ?とうとうイカレたのかしら!?」
「前からイカレてる」
「ってゆーか、若くないし」
戦いとは、二手三手先を考えて行うものだ
「ってか、聞いてないし。誰か、医者を・・・ペプシマン先生を!
ボルトマン先生でしょ!変なトコで突っ込みさせないでよ!」
「えへ♪」 
潜水艦の性能の違いが、戦力の決定的な違いでないということを教えてやる!
「間違いない、奴だ!奴が来たんだ!!
「一度に五隻の戦艦を沈めたという・・・“アドリア海の黒い悪魔”!」 
「・・・・・・なんだよ、戦争ゴッコかよ。しかもフロイライン・マリアやマチルダ夫人まで・・・」
「・・・アホらしい」
「・・・疲れているのさ、大人たちは。お父さまは事業も上手くいってないみたいだしな。過去の栄光に浸りたくなったんじゃないのかなァ」
「でもなんでマリア先生やマチルダ夫人までやってんの?」
「やっぱ疲れてるんだろ。フロイライン・マリアは、マリア(妹)が全然言うこと聞かないし、マチルダ夫人は・・・フロイライン・マリアが言うことを聞かない・・・」
「・・・つまりは、大元は全部マリアのせいってこと?」
あたしかよ!!
「確かに、最近のマリアはヤバすぎる・・・トラップ家の白い悪魔だ」
ブッ殺すぞテメエ!!・・・じゃなくて、ひっどお〜い、エ〜〜ン」
うひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!
「じゃあマリア、責任もって止めてきなさいよ」
「なんであたしが!」
「いーから行けよッ!あれじゃ、あたしらも昼メシ食えないだろッ!
「怖っ!アガーテがキレた・・・」
「マリア・・・どうする?」
「なんか納得いかないけど・・・仕方がないわ」
「マリア先生!正気に戻って下さい!あたし、もっと可愛くて良い子になりますから!」
「可愛くは余計だ・・・」
フッフ・・・マリア、聞こえていたら君の生まれの不幸を呪うがいい
なにい!?不幸だと!?
そう、不幸だ
マリア先生、アナタは・・・
君は良い生徒であったが、君の父上がいけないのだよ・・・はっはっはっはっは!ハッハッハッハッハ!
謀ったな、マリア先生!
あたしとてトラップ家の女!無駄死にはしない!オーストリア共和国に栄光あれーーーーッ!!
「ってゆーか、フロイライン・マリア!まさか『君の父上がいけない』の父って私の事ですかァ!?」
オールドタイプは黙ってろ!
あっはっはっはっは!マリア先生、ひどーい!
「・・・取り込まれやがった」
「ミイラ取りがミイラに、ってやつね。戻って来れるかしら?」
死んだ人は生き返りはしないのよ・・・
「ミミーが呼びに来たよ。もう先にお昼食、食べちゃおうよ」
「はぁ〜〜〜、いったい家族会議はどこへ行ったのやら・・・馬鹿らしい」


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