第29回会議

「トラップ一家選抜総選挙T」

「総選挙の何が悪い!アイドル集団だけじゃなく、昔からマンガ・アニメの定番だろうがッ!」
「まぁ、確かに。『人気投票』という名の総選挙ですけど・・・」
「で、その選挙とやらは、いったい誰が投票するワケ?使用人?」
「お前たち、私を見くびってもらっては困るな。英雄だぞ!?国民的な!!
戦争に負けた英雄なんて聞いたこともない
「それを言うな。とにかく、私がラジオを通じて国民に投票を呼びかければ凄い投票数になるだろう。なんてったって、国民的英雄のトラップ艦長だからな!」
「正気か・・・?」
「どうしてこんなアホらしいことに一生懸命なの?脳が腐ったの?会社はどうなってるの?
「倒産は近い・・・」
「とにかくやるぞ!私は決めたんだ!いくら反対しても無駄だぞ。来週、ラジオで発表する!」
「やめてくれ〜!受験勉強の邪魔をしないでくれ〜!」
「どうせやってないじゃん」
「やってんだよッ!お前らが寝てる間になっ」
「え?寝てる間にナニしてるって?」
おまえらもうかいわすんな!!
「ところでゲオルク、参加はトラップ家の人間だけなのかしら?」
「いえ、この家にいる人間すべてが対象です。もちろんマチルダ夫人、あなたもです!」
「ん、ま!」
「ええっ・・・!ってことは、私もですか!?トラップ艦長!」
「もちろんですよ、フロイライン・マリア。あなたなら巨乳好きを取り込めますよ?」
「ま、まぁ、トラップ艦長!子供たちの前でなんてことをッ・・・!」
「(・・・な、なんなの、この二人?怪しくない・・・!!?)」
「で、選挙で1位とかになると何かあるの?」
「1位は次の合唱コンクールでセンターを務める。上位8人が選抜メンバーとして舞台に立ち、3位まではフロントメンバーだ」
「おいおいおいおい!使用人も投票の対象なんだろ?使用人が入っちゃったらどうすんだよ!?」
「安心しろ。ぶっちゃけ、それは無いから」
「・・・フランツとかが聞いたら陰で泣いてますよ、きっと」
「まぁリアルは止めようが無いから仕方が無い。でもどうだ、少しはヤル気が出てきただろう?」
「うぬぬ・・・確かにこれで燃えなきゃアニメじゃない!!」
「マジかよ・・・」
「ちょーーーと待ったぁあああ!すごい問題点を発っっ見んんんんん!!」
「なんだよ急に」
「コレ、お父さまが圧倒的有利じゃね!?だって国民は『ゲオルク・フォン・トラップ』は知っていても、僕らのことなんて全く知らないはずだよ!?」
「ああ、そのことか。それなら心配無用だ。ちゃんと選挙期間は設けるし、ポスターや宣伝も自由だ。しっかりと自分をアピールしろ。まぁそれでも私の有利は動かないとは思うが」
「なんだかなー・・・」
「お父さま・・・ネガティヴキャンペーンもアリですよね?」
「ネ、ネガ・・・!?ま、まさかお前、私の悪口を振りまく気か!?」
「私、やるなら徹底的にやるタチなの。今は自分が有利と思ってるみたいですけど、会社経営を蔑ろにしつつ若い家庭教師にうつつを抜かしてる元英雄を国民がどう見るか、楽しみね・・・!」
「え、ええぇ・・・!?ちょ、ちょっと待ってヨ、ヘートちん!」
「待ちません。それと変な呼び方しないでくれる・・・?」
「つ、ついに、わ、わたしの美少女っぷりを全国民が知ることに・・・!!」
「と、とにかく、キャッチフレーズ含め各自準備しとくように!」
「・・・なんか結局はノリノリなのね・・・。さすがアニメキャラ」
「次回は選挙戦が始まるよ!!!!」


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