1000年の時を経て。
人界よ、私は還ってきたぁぁ!!

−−−肉芝仙   蝦蟇怪


キャラクター
神宮寺 八房ヴェントルー氏族の若きヴァンパイア。陽光もへっちゃら(笑)の14世代。
父親役。ただし、かなり長い間プー。
掛子掛け軸の付喪神。キレると「取り込み」で相手を絵にして閉じこめてしまう。
母親役。ただし、なまけもので家事はさっぱり。
透夜化け烏。かつて修行した剣術と風の妖術が武器。
長男役。ただし、内気で無愛想で学園物の主人公にはちとツライ(笑)。
達也 山猫精。天性の格闘センスと爪から繰り出す格闘技は強力。
次男役。ただし、修行にかまけるあまり女っ気はない(笑)。
かれな 呪いのフランス人形。[悪運]は敵味方を問わない(笑)。
長女役。ただし、いるとみんなが弱くなる(笑)。
影蔵 べとべとさん。[影門][影変化]を駆使する強力な探知者。
祖父役。ただし、スケベでパチプロの上、やたら腰が重い。




時は2020年代。
変わらぬ低空飛行な繁栄を続ける日本で、
今、二つの非科学的な事件が起ころうとしていた。

ひとつは試み。
忘れ去られようとしている妖怪たちが、今再び人間世界と融和すべく打ち出したテストファミリー計画。

いまひとつは復讐。
かつて敗れ、人界を追われた悪しきものたちの策謀。

二つの、全く正反対の、非科学的で不条理な事件は、あらゆる物理法則を無視しながら、北の札幌の地で出会うこととなる。

時は2020年代。
低空飛行な繁栄は、あるいは終わりを告げるかもしれない…。





●ってな感じで、「妖魔夜行2020・当世物ノ怪絵巻 ”モンスター・パレード”」の始まりでございます。
 皆様、21世紀の妖怪たちの活躍、どうかご笑覧下さいませ。



◆妖怪絵巻:2−1「テストファミリー 」

●シナリオ
 妖怪たちは困っていた。
 この科学万能の世の中で、自分たち妖怪の住処はどんどんなくなってゆく。
 それだけならまだいい。
 妖怪の存在が忘れられれば、自分たちは生きてゆけぬのだ。
 妖怪とは、「想い」から生まれ「想い」に帰る存在だから。

 そこで、妖怪界の重鎮はある決定を下す。
 今まで隠していた自分たちの存在を人間たちに知らせ、融和を計るのだ。
 もちろん反対する妖怪もいる。
 ヘタをすればかえって悪い状況を生みかねないのだ。例えば、妖怪の力を軍事利用しようとする者が現れないとも限らない。

 妖怪首脳部は、とりあえずテストケースを人間界に派遣し、彼らが受け入れられるかどうかで判断することにする。いわば、人間を試すのだ。

 選ばれたPCたち一家(仮)は、テストケースとして派遣されるまえに、反対派の準備したテストを受けなければならない。
 はたして一行は見事に試験をクリアできるのだろうか?

●展開
 テストは「鬼ヶ島に行って、警戒厳重な中をかいくぐり、何か宝物を盗み出してくる」というもの。
 もちろん間には様々な自然の要害が待ち受けている。
 しかも、それを「なるべく人間の姿で」クリアしなくてはならない。

 さて、第一難関「林の影」でかれなが、休息中に食料を狙って訪れたタヌキから「底なしとっくり」をゲット。その代わり、大量の食料を失ってしまう(笑)。
 第二難関「急流すべり」では、幅広の急流に道を塞がれるものの、影蔵の[影門]で事なきを得る。が、なぜか透夜だけが溺れて、向こう岸に見たこともないおばあちゃんがおいでおいでをしている姿を見る。でも、なんとか生還。
 第三難関「森の蜘蛛さん」では、首尾良く(?)張り巡らせた蜘蛛の巣に絡まったものの、蜘蛛はあっさり返り討ち。むしろかれなの[悪運]に苦しんでた気が…(笑)。
 第四難関「雪山探検隊」では、登りやすい正解の道を見極め、問題なく頂上の鬼砦にたどりつく。
 で、第五難関「鬼砦でGO!」。
 一家は悩んだ挙げ句、ゲットしていた「底なしとっくり」を使って鬼たちを宴会に誘い、そのスキに別働隊を投入。お宝を物色することにする。
 が、宴会組はそのまま鬼と一緒に酔っぱらって宴会モード。素面のメンツでえっちらおっちら逃げてくる羽目になる。

 兎も角、見事にテストに合格した一家は、早速人間界へと向かい、アパートの一室を家として生活することになったのだが…。
 なんと、入居早々、運んでくれた鳥船妖怪の姿を、隣人の女子高生に目撃されてしまうのだった!

 どうなる!? 妖怪一家!!

●真相
 時効だろーから言うと、実は、シナリオ「マネーツリー」のパクリ…いや、オマージュ(笑)。
 第一回にして早くも[影門]の危険性に脅威を感じたGMは、なんとか対策を考え始めるのであった(笑)。
 それはさておき、ちゃんと家族を編成してくれたのは嬉しい限り♪
 今後、どんな騒動が出てくるやら…。

◆妖怪絵巻:2−2「学園天国!」

●シナリオ
 隣人「大友深雪」とともに「私立・豊平学園」に通い始めた一家(のうち子供達)。
 スタンド使い…もとい、妖怪同士は引かれ合うのか。彼らはいきなり学校の七不思議を目の当たりにする。
 トイレの中で、衣服が転がっているのを見つけたのだ。
 どうやら妖怪が関わっているらしい。本格的に融和政策を始めるまで、不用意に妖怪の存在を知られるのは不味い。それが悪い妖怪ならなおさらだ。
 しかも、最近妖怪界から「封印された悪妖怪」が逃げ出しており、そのうちの一体かもしれない、とあれば調査しない訳にはいかない。
 一家は、この怪現象を止めることができるのだろうか?!

●展開
 衣服の持ち主がみんな失踪していることに気付いた一家は、早速彼らの行方を探るが、さっぱりつかめない。
 せいぜい、だいたい同時刻に失踪しているぐらい。
 もっとも、小鳩によれば、七不思議の中では「16:00」に花子さんが現れて犠牲者を連れ去る事になっているのだが、失踪はだいたい夜20:00前後に起こっている。
 それとは別に、学校の大時計が4時間ほど遅れているのに気付いた透夜が、きまぐれでそれを直しておく。
 すると次の日、16:00に失踪事件が起きてしまう。
 不審に思って大時計をよく見ると、子供の幽霊が一生懸命針をずらしているのに気付く。
 話を聞くと、七不思議の「花子さん」には失伝している部分があったのだ。
 それは「大時計が16:00を指す」という一文。
 一度は捕獲されていた花子さんが戻って来たのを知った幽霊は、犠牲者を減らそうと針をずらし、16:00を指すのを、あんまり人がいない時間帯に合わせていたのだ。
 一家はこれを利用して、待ち伏せすることに。
 そして、待つことしばらく。掛子の座っていた便器から手が伸びた!!
 一家はみごとこれを撃退。
 捕まっていた被害者を助け出し、怪事件を解決したのであった。

●真相
 学園もの第一弾です。
 もっとも、学園だけで話が進むのはもうやんないだろうけど…。
 このシナリオをやって初めて、この一家の誰も[オーラ感知]を持っていないことに気付いたり(笑)。なんてこった。

 学園がどこかの学園とくっついているのは、まぁ、お遊びって奴です。
 タイミングが合えば、サッカーの試合に助っ人する奴とか、その脇の女の子(?)とか、ふらふらする幽霊とかに出会えたんですけどね(笑)。

◆妖怪絵巻:2−3「犬神家のひとびと」

●シナリオ
 深雪が子犬を拾う。「いぬくん」と名付けられた子犬はしだいに深雪と、それから一家になついてゆく。
 が、その飼い主を名乗る「山神闇人」が現れ、引き取りに訪れる。しかし、その手を振り払って逃げ出すいぬくん。
 その次の日から、町中で謎の獣に人が喰い殺される事件が起こりはじめる。
 いぬくんと関係があるのか、ないのか。

 はたして一家は、獣の正体を暴くことができるか?!

●展開
 いぬくんが闇人の手を振り払ったことから、一家は闇人への疑惑を深める。
 一方で起こる、連続殺人事件。それぞれを調査する一家は、どうやら「獣」が起こした事件がすべて自衛のためのものであり、また、闇人は謎の一家を使ってその「獣」を追っているらしいことに気付く。
 そんな折り、いぬくんがひょっこり学園に現れた。
 かれなや小鳩の見ている前で、追い払おうとした体育教師に襲いかかる。
 巨大化し、子牛ほどもある狼の正体を現したいぬくんは、体育教師を打ち倒すと一直線に高等部校舎へと駆ける。
 が、呆然とそれを眺めていた深雪と目が合い、いぬくんははっとして近所の月寒公園に駆け込んでしまう。当然のように組織されるハンターたちと警官隊。
 いぬくんを心配して泣きじゃくる深雪に「きっとなんとかする」と約束した透夜以下一家は、夜を待って[人払い]し、公園でいぬくんを探す。
 程なくして妖力切れを起こしたいぬくんを発見。事情を聞くことにする。
 いぬくんは、東北地方に住む犬神族の子供であり、闇人たちに群れを滅ぼされたのだ。
 その復讐のために、最後に残ったいぬくんとその兄はなんとか北海道に渡り、闇人を殺す機会を伺っていたらしい。
 しかし、その途中で兄は返り討ちに合い、いぬくんも命からがら逃げ出した所を深雪に拾われたのだ。
 また、人を食い殺したのも自分だと告白する。が、自衛や食べるために人を殺す事に関してはさしたる罪悪感をもっていないらしい。
 事情は解ったが、人を殺した危険な妖怪であることも事実。さて、どうしたものかと思案していると、そこに闇人率いる一団が現れる。
 闇人は、ある目的のためにいぬくんを引き渡すよう要求する。
 その目的が達せられれば、世界は妖怪たちのものとなり、もう人の影でこそこそ暮らさなくてもよくなる、というのだ。
 仇の出現に思わず飛びかかるいぬくん。それを一刀の下に切り伏せた闇人は一家にも、その目的への協力を要請する。
 突っぱねる一家。
 こそこそしないでよくなるのはいい。だが、人間は支配すべき対象ではない。共存し、分かり合うべきなのだ。
 それならば、と闇人は化け烏の本性を現す。にわかにわき起こる刀槍の響き。
 空に舞い上がって[烈風剣]を放つ闇人に透夜が追いすがる。
 飛び散る黒い羽毛。お互いの刃がお互いを捕らえる。
 状況の不利を悟った闇人一行はそのまま逃走。
 後に残るのは闇ばかり。

●真相
 「八房」なんて名前だから、てっきり犬好きだと想ってたら…「犬恐怖症」だったのか。パパ(笑)。
 典型的な一本道シナリオでした。今回の目的は、後半の展開への伏線引き。
 真相に書くべきことはほとんどないかな。
 闇人一行がなぜいぬくんの群れを襲ったかの正確な理由は、ま、おいおい明らかにされるでしょう(笑)。
 なお、今回もお遊び決行。
 剣道部で剣道VSボクシングをして遊んでいたのは、彼女たちです(笑)。
◆妖怪絵巻:2−4「たくらみ」

●シナリオ
 何かよからぬことを企んでいるらしい闇人たちに対して、本格的に対策を立てはじめる妖怪世界。
 闇人は、以前逃げ出した48匹(今は46匹)の悪の妖怪たちを束ね、なんらかの目的の為に暗躍を初めている。
 そんな折り、妖怪世界から一家に「闇人一派の根拠地を突き止め、可能なら殴っちゃって」という依頼が来る。
 ゆっくりとなじんでいくことが目的である「テストファミリー計画」において、人間に対して「妖怪=悪」の概念を植え付けかねない悪妖怪たちの暗躍は、捨て置く訳にはいかないからだ。
 はたして、闇人一党の目的は?!

●展開
 とりあえず、いぬくんに関してはそのまま大友家で飼うことになり、パパ以外は納得。
 妖怪世界からの使者に、深夜の学校で、妖怪世界サイドの妖怪が殺される事件も多発していることを聞く。どうやら、闇人を追って学校に入り込んで殺されるケースらしい。
 あるいは学校に何かがあるのか。
 それはさておき、いつものように深夜の散歩を楽しんでいた八房は、食べた人間に化けてなりすます謎の下等妖怪(影蔵によると、ドッペルゲンガーの亜種らしいが…)を見かける。いよいよもってきな臭くなる札幌。
 そんな折り、学校に探索に出かけた(小鳩の家に泊まりに行ったかれなをのぞく)影蔵たち一家は、妖怪世界側の妖怪を切り伏せる人影を見る。
 セーラー服の上から振り袖を羽織り日本刀を携えた人影の正体は、なんと小鳩だった。彼女は一家をみると一瞬硬直した後、すぐに逃亡する。
 かれなは明け方にこっそり帰ってくる小鳩に気付くが、基本的に知らんぷりを決め込み家族と相談する。
 「どうやらあの娘は、闇人の仲間のようじゃな」
 「……違う、小鳩ちゃんはそんなんじゃないよ!」

 一方小鳩もかれなたちに不信感を抱き初める。態度がよそよそしくなり、すれ違う二人。
 さて、闇人の本拠地を探す一家は、闇人の靴にこびりついた泥。そしてさっきのドッペルゲンガーの行動から、月寒公園内のあるくぼみを割り出す。
 その先が隠し扉のようになってるらしいのだが、そこには何か「カギ」となるものがないと入れないようなのだ。
 悩んでいる所に、小鳩から電話が入る。
 深夜の学校への呼び出しだ。小鳩は闇人の敵であり、自分をだましていた妖怪たちと決着をつけるつもりなのだ。
 「やめろ! もう、人間のふりなどするな。まだ、儂を騙す気なのか」
 「わたし、騙してなんかないよ!」
 「…儂がバカみたいではないか…。勝手に…友達ができたと勘違いして…浮かれて…。嬉しかったのに……」
 「小鳩ちゃん、わたしだって友達だと思ってるよ!」
 「黙れ、妖怪! この人間界で何を企む気なのだ!」
 「小鳩ちゃん……」

 小鳩の斬撃。かれなはそれを甘んじて受けた。血も流れず、ただ陶器の破片だけが空中を舞う。
 「なぜ避けん?!」
 「だって、わたし……小鳩ちゃんの、友達だから……」

 八房の金縛りが小鳩に飛ぶ。
 「着物を脱がせて頭を冷やさせないとな。そーれ」
 「あーれー」
 「違うっ!」

 連れ帰って、影蔵がゆっくりと小鳩を諭す。冷静になった小鳩は、闇人の正体のこと、目的のことを聞き、客観視しようと努力しはじめる。
 闇人は、あるとき家の軒下でカラスの姿で倒れていたらしい。それを見つけた小鳩が介抱したのだ。
 やがて正体を見せた闇人は小鳩に礼を言い、やさしく接してくれた。
 奔放な姉と兄と母に囲まれ「自分がしっかりしなくては」とつっぱって生きてきた小鳩には、それが嬉しかった。
 やがて闇人は、「悪の妖怪に追われている」として小鳩を騙し、多少の妖力を与えてオトリとして使ったのだ。
 それを知った小鳩は、闇人に確かめるために、彼の元へ向かう。そして、彼女は次の日になっても姿を現さなかった。
 次の日、ひょっとしたら学校にいるかも、と学校に行った子供達は、剣道部での騒ぎを耳にする。
 行ってみると、小鳩の姉(兄だけど)が闇人の胸ぐらを掴んで問いつめている。
 なんでも、小鳩が帰らず聞きに来た彼女(彼だけど)は、ここで闇人と謎のバケモノ(ドッペルゲンガー?)が話しているのを発見。実力行使に出たらしい。
 不敵に笑って「小鳩は利用しただけ」宣言をする闇人。思わず殴り倒す姉(兄だけど)。
 闇人は「ここまでか…」と呟いて本性を現す。
 刀の抜き打ちを姉(兄だけど)に浴びせようとするが、とっさに透夜が彼女(彼だけど)をつきとばす。
 闇人はそのまま窓を突き破って飛び去った。

●真相
 予定から、タイトル変更しました。
 なぜなら…「魔王が復活しなかったから<予定タイトルは”魔王復活”」(笑)。うーむ。時間配分をしくじったか…。
 いや、まぁ、ゲーム時間も予定より少なかったンだけどさ(苦笑)。

 でも、真相に書くようなことって、ほとんどないんだよなぁ…。
 ある程度明かす予定だったのに、明かす前にタイムアップしちゃったし(苦笑)。
 っつーか、深雪ちゃんが出てません(笑)。ウギャー!!(笑)

 うー。最後にひとつ。
 今後の為に、ゲームスポットvol.19のp22〜p29あたりを見ておくことをお勧めします(笑)。




     
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