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屋根と雪と彼女

シアン  夜が明けた・・・・・・暖まった?
ヒエログリフ  夜が明ければねェ。
GM  朝食が終わった頃にリドレックがやってくる。
GM/リドレック  「・・・・・・おはよう。様子を見に行ったという話だが、どうだったね?」
             ヒエログリフとウォルトをチラッと見る。
ヒエログリフ  「とりつくしまもありませんでしたよ。」
リドレック  「ほう?」
ヒエログリフ  「行動の論理が破綻していますね。」
リドレック  「破綻か・・・(ウォルトを見て)感想を聞きたいんだが?」
ウォルト  「かんそーですか・・・やっぱ姫さまも女性だな、と思いまして・・・・・・」(笑)
         はっと気付いて「あっ、別になんでもないっスよ」
リドレック  「・・・・・・彼は、一体どうしたのだ?」
ヒエログリフ  「さあ、何か感じ入るところがあったのでしょうね。」
リドレック  「ふうぅ〜ん?」と、疑いの眼差し。
ウォルト  やめっ!
フィラネシア  こっちからも疑いのマナザシ。
ヒエログリフ  「・・・・・・あの、姫の哀しくも痛々しい姿に」
ウォルト  (こくこくこく)
リドレック  「所でお前たち、傷つけられたりはしていないようだな。」
ヒエログリフ  「・・・・・・組みふされましたがね。」
リドレック  「?しかし剣は振るわれなかったと。・・・君たちに任せた方がよさそうだな」
シアン  「イヤーなことを言わんでくださーい!」
リドレック  「どちらにせよシェローナ様は明後日には将軍として出陣される。」
ヒエログリフ  「それまでの間、何らかの方法で物理的に拘束しては?」
リドレック  「物理的拘束?」
ヒエログリフ  「物理的拘束です。」

リドレックは、急に何かを思いついたらしい。


リドレック  「シェローナ姫が訪ねているという人物の方を拘束してもらえないか?」
クロイセル  「話し合いですまなかった場合、我々はどうすれば良いのですか?」
リドレック  「・・・極力傷つけないようにしてもらいたい。」
           かなり目つきが危ない。
ヒエログリフ  どんな時にも不幸な事故というものはありますよ。
シアン  おおっと、手がすべった〜
GM  ナイスつっこみ。
クロイセル  手のひらが滑りやすい方でね、この辺で確認しておかないと。
ヒエログリフ  「ホラ、これだけ寒いと指先がかじかんで、うまく加減できなくてもそれは責められるべきものではないですから。」
GM  ま、ますたー個人がいやだといってもリドレックはそんな事は言わない〜
GM/リドレック  「・・・やってしまえ。」
シアン  「ところで姫様が尋ねて行ってる人って、どーゆー人かもわかんないんですかあ?」

リドレックの説明によると留学で国を離れる前に、
とある学問所に呼ばれていた事のある
「ご学友」ではないか、とのこと。
但し住んでいる所はわかっているものの、
その建物は階段が腐り落ちていて、
二階以上には上がれない状態だという。

シアン  「どういう姿かたちの、どんな子ですか」
ヒエログリフ  いついつ、どこそこで、保護してつれて行った子。(VOL3参照ゴメン、まだできてないの・・・・)
シアン  わかった〜
GM  そんなに覚えてるのか?
シアン  チェックしてもいいよー。(ダイスころころ)はい成功、マイナス4。
ウォルト  知力以下だっけ?(ころころ)あ、余裕〜。
フィラネシア  (ころころころ)うん。マイナス6。
クロイセル  (ころころん)マイナス2。顔くらいは覚えてるだろう。
シアン  「名前は〜?」
GM  それは当時の資料を漁らないと・・・・・・
GM/リドレック  「細かいところは、個人の判断に任せる。」
ヒエログリフ  「つまり、いきあたりばったりでもよいという事ですよ」(にっこり)←ほんとか?
シアン  「フェリア姫とその女の子とは、面識があるんでしょうか?」
GM  ない。その時期のフェリアは武術の基礎鍛錬に時間を費やしていたはずだ。
シアン  じゃ、その女の子のとこ行って、話を聞いてもらおー。
クロイセル  えっ、さらうんじゃないの?
シアン  ・・・・・・できれば事情を説明してだな・・・
クロイセル  だから、どんな事情?
シアン  ・・・・・・・・・・・・
ヒエログリフ  (おもむろに)「理由はどうでもいいんです、行動に移しましょう。」
シアン  「もういいよっ、いきあたりばったりで!」
ヒエログリフ  ・・・・・・つきあたりばっかりー。

その場での準備を終えたところで、クランツ家の割符をもらう。
出発しようとしたところで・・・

シアン  「しつもんで〜す。私ども傭兵です、ただ働きはしません。 お給金、頂けるんでしょうかっ・・・!」
GM  パチンと指を鳴らして部下にもたせた袋から上質の剣を取り出す。

シアンの目の色が変わる。

シアン  「下さいっっ!僕のもの!」
フィラネシア  「・・・・・・シアンちゃん・・・・・・」
クロイセル  あのー、5人いるんですけどー?
シアン  「・・・・剣、いっぽんか・・・いっぽんかあ〜・・・なんだぁ」←寂しげ
フィラネシア  「シアンちゃんてば・・・・・・」
クロイセル  「やはりここにいる他の3人の傭兵も、報酬があってこそ働けるというモノで・・・」
シアン  「剣、一本なんですか〜」
フィラネシア  まだ言ってるの?シアンちゃん。
シアン  だってえ、それじゃ僕の物になんないよ。剣は欲しいけど、それじゃフィーに悪いし、ウォルトにも悪いし、ヒエログリフさん、なんにもおいしくないしー・・・・・・
フィラネシア  クロイセルは?
シアン  クロイセルは・・・・・・知らなぁい(笑)
ヒエログリフ  「どうも、皆で分けられるものが欲しいようですが?」
GM/リドレック  「そうか・・・これは銀貨3000枚もする代物なのだが。」
クロイセル  1人600枚ですか。
シアン  「1人じゃもらえない・・・・・・良い剣あと一本と、良い槍とー・・・・・・ゴメンナサイ(笑)」
ウォルト  ちょっとなぐる。
シアン  剣欲しいけど、欲しいけどぉ・・・・・・・・・・・・ふええぇ〜ん(泣)
フィラネシア  もう泣かないのっ。暴れなかっただけマシだけど。

ヒエログリフ  「で、どうするんですか?行くなら早い方が良いのですが。」
シアン  「報酬はぁ、考えておいてくださぁい〜」

ヒエログリフ  「それで、1つ重要な事があるんですよね。」
フィラネシア  「なんでしょう?」
ヒエログリフ  「二階にどうやって上がるんですか?」
シアン  「だれかレビテーション使えない?」
フィラネシア  「使えないわよ、そんなもん!」

二階へ上がる有効な手段は、
魔法・技能ともに誰も持っていなかった。

フィラネシア  フックつきロープで引っ掛けてー、とか。
ヒエログリフ  そう言うのがあるとだいぶマシ。
GM  買ってくればあるけど。

結局なし崩し的に出発。

ウォルト  ちょい待った。出かけがしら、リドレックに
          「姫が言ってたことなんですけどー」
GM/リドレック  「なんだ」
ウォルト  「自分が女性個人として扱ってもらえないって・・・・・・言ってました」そんだけ。
          てことで、ロープを買いに行きましょお。
         ・・・・クォータースタッフ持ってるってことは、高飛び・・・?はっ!(笑)
GM  やりたい?
ウォルト  いやだっ、絶対やりたくない!まがらないじゃないか!

お買い物タイム。
ヒエログリフはコートを買って防護点が1上がった。
そのかわり、よけが3まで落ちた←めちゃめちゃとろくさいとも言う。
買った道具(ロープと鉤)はシアンが一括して持つ事になった。

シアン  ロープはぁ・・・・・・高さが何階分の建物なんだっけ?
         ま、いいや、一応20m買っておく。もういいね、あといらないね?
ヒエログリフ  あの持続光しばらく持つから、持ってきてね。
シアン  うん、袋の中にいれる。じゃ、行こうか。


GM  コンクリートジャングルと言うか、スラムジャングルについた。
シアン  ついていい?何階くらいの高さに見えますか?
GM  4階か5階。
シアン  ・・・・・・高いなぁ〜
GM  指定された建物は、ずいぶん前に捨てられてよろい戸が全部しまってる。
シアン  1階は開いてるんだよね。入っていい?
GM  入った。階段が朽ち果てて落ちている。
シアン  階段のところまで行くよ。
上が見えるね、どうなってる?
GM  ほこりが積もってる。
シアン  うちらのじゃない、足跡はある?
GM  出入り口から穴まで続いて、そこで消えている。
シアン  天井は、何メートル上ですか?
GM  2メートル!
シアン  誰か踏み台になれ!
ウォルト  それは私のことかな〜?
GM  それぞれ体力と生命力の合計値を申告して。←体格の基準になります。
ヒエログリフ  20。
シアン  24。
フィラネシア  23。
ウォルト  24。
ヒエログリフ  それは前線型じゃない人間が一番軽いでしょう。
クロイセル  25。
GM  それは土台決定。
シアン  でもね、ヒエログリフさんてば穴の淵に手がかかっても、うんしょっ!て上がれないでしょ?
ヒエログリフ  ぎく。「いやあ、肉体労働は・・・・・・苦手なもので〜」(笑)
            しょうがないじゃん!

土台=クロイセル&偵察=フィラネシアで決定。


クロイセル  じゃあ、ちゃっちゃと登ろう。
シアン  土台。
クロイセル  ・・・へい。
GM  じゃあ肩車するんだね。穴の上に頭が出るよ。
フィラネシア  状況を見ま〜す。
GM  下とだいたい同じ、足跡は続いていって上の階へ向かう穴まで。
        階段は故意に焼いて落としてあるようだ。
クロイセル  穴の周りに上から降ろせるはしごとかは、ないの?
GM  はしごはないね。そばにあるのは、床に打ち付けてある太い釘。
フィラネシア  じゃあ、結んで・・・
GM  登ったんだね?じゃあ床が抜ける。落ちたんじゃなくって、踏みぬいた。
シアン  次に軽い奴・・・
クロイセル  俺は最後だな。
ヒエログリフ  「・・・・・・軽い私が、行きますっ。」
           《念動》←魔法です。。4点消費で、100kgまで持ちあがる。
GM  ふよふよふよ・・・
ヒエログリフ  1秒に1mしか動けません。しかも、1分しか持ちません。
クロイセル  そのまま、上の階まで行ってこいよ。
ヒエログリフ  ・・・・・・50m先までしか行く自信がない。帰りの事もあるし。
シアン  行けるだけでいい、判断して行ってくれ!
ヒエログリフ  へよへよへよへよへよ・・・・・・ちょっと情けないかもしんない。
           《浮揚》なら、もうちょっと速いのに!
シアン  浮いてるよなあ・・・と思って見てる。
ヒエログリフ  3階まで行きましょう。へよへよへよへよ〜
            最悪、帰りはもう一回唱えればいいし。
     2回使ったら打ち止めになるから、あと1回。
フィラネシア  いきなり浮いてきたヒエログリフを見てビックリしてる。
          「せっかくロープ降ろしたのに・・・・」
GM  ところで今の魔法、《念動》の成功値は?
ヒエログリフ  えっ?たぶんマイナス2か3だけど・・・・?
GM  (ころ)それは打ち消された。3階に頭が出かかったところで呪文がかけられた。
シアン  てことは・・・ヒエログリフさんは2階の床にどーん!と落ちた事になるの?
       「どーしましたかあ〜?」
ウォルト  何が起きてるんだ?えーと次の人間は・・・
シアン  あたし登るよ。
フィラネシア  「シアンちゃん、こっちこっち」
シアン  「今のどっすん!は、何?」
フィラネシア  「ヒエログリフさんが落ちた」
シアン  「え、だって今魔法で上がらなかったっけ?
         ヒエログリフさん、だいじょぉぶー?」
ヒエログリフ  ・・・・・・・・・・・・・・(無言)
シアン  ・・・・・・・・・・・・・・・なーんかなぁ〜
ウォルト  「どーしたんだー?」(1階から)
ヒエログリフ  (しばらく考えてから)穴から見えない位置に移動して。
      《幻影》。作る場所は穴のそば。
   作る幻の内容は自分自信が浮かんで上がって行く姿。
     (ころころ)ん。発動しねぇ。大丈夫アゲイン、(ころ)うん、マイナス6成功。
GM  (あわせてころころ)・・・・・さすがにきびしいな。
ウォルト  はい、私上がります。
クロイセル  じゃ、俺も。ロープにスケイルメイル結んで上げて・・・
シアン    じゃ、するするする。
クロイセル  それから綱にギュウッとつかまって。鎧脱ぐと軽いねぇ。
GM  さて魔法は消せなかったのでそのままですが。
ヒエログリフ  では《幻影》を集中して変形させましょう。
         ええと・・・ふところから紙を出して、
    「私はルフェル・ナイアスのところの者だ。下まで降りてきてもらえないだろうか」
    と書いて、その後、幻を下まで降ろそう。
ルフェル・ナイアスとはヒエログリフの魔法の師匠の名前です。このへんもVOL3参照なんだけど・・・・以下略

GM  そうすると穴から女の子が顔を出す。
クロイセル  見た事ある?
シアン  金髪の子?
GM  そう。
ヒエログリフ  今、全員2階にいるんだよね。
GM  持続光はともしてあるかな。その女の子の瞳は紫色をしているよ。
クロイセル  にぱぁ〜と笑う。
シアン  ペシッとはたく。
フィラネシア  明るく挨拶してみるとか。ダメ?
ヒエログリフ  「貴女に用があって来ました。」
GM/少女  「何の用?」
ヒエログリフ  「ついてきてほしいのです。」
少女  「何のために?」
ヒエログリフ  何のためかって聞いてない気がする。
ウォルト  ・・・フェリア姫が出かけないようにするためじゃ、ないの?
シアン  一応理由としては、シェローナ姫が遊びに出るとフェリア姫が外出して、
       あーゆーことをするから出かける先の相手を押さえてしまえば動かないじゃないか、てことでは?
ヒエログリフ  「貴女のところにシェローナ姫が来ますね?」
少女  「さあ、なんのこと?」
クロイセル   「出入りしているのが巷の噂になってきているんでね」
少女  「ここには、誰も住んでないわよ」
クロイセル   「それが問題なのではありません。貴女に来て頂ければ良いのですよ。」
少女   「・・・・誰に、頼まれたの?」
ヒエログリフ  「上司ですが?」
少女  「わたしは納得できない理由では動かないわ」
ヒエログリフ  「まあ、納得できないでしょうね。」
クロイセル   「我々も納得していませんよ。やれと言われた以上、仕事を進めているだけで。
少女  「じゃあ失敗したとでも言っておいてください」
ヒエログリフ  「・・・・・・お願いですから、ついて来て頂けませんか?悪い事にはならない様、
            こちらも善処致しますので。」
シアン   説得力が・・・・・・・・・
ヒエログリフ   確たる事は、言えんもん。
    納得するかー?
GM  そら、ジト目だろう。
ヒエログリフ   「えー、来て頂けないと、実力行使してでも連れてこいと
       言われているのでー、形だけでも、ついて来ては頂けませんか・・・?」
少女   「・・・・・・で。わたしを連れて行って、どうするつもりなの?」
ヒエログリフ   「・・・・・・・さあ・・・?」
クロイセル  「それを聞いてないんですよ」
ヒエログリフ  「私達も悲しい下っ端なので」
シアン  「連れて行かないと首が飛んじゃうんですぅ〜」(泣き落とし)
少女   「職を失うのなんかよくある事よ?」
ヒエログリフ   「職が、では、なくって〜・・・・えー・・・・」
少女  「じゃあ、どういう意味で飛ぶのかしら(笑)」
ウォルト  物理的に。
少女   (髪をかきあげながら)「まあ、私もこういうものだから、」
     先のとがった耳。ここにはもういないはずの・・・・・?
   「私だって仕事がないから、こんなところにいるのよ…?
       なぜ私を連れて行かなければならないというの?」

ヒエログリフ  「ぶっちゃけた話をしましょう。あなたを捕まえても私達に利点は、ないんですよ。
これは信用してください。ただ捕まえないと大きなデメリットが待っているので。」
少女  「誰に言われたの?」
  「さる高貴なお方に。」
    ……しばらく間抜けな会話でも続けてますか。押し問答ともいう。
  

      不毛な努力の結果、

クロイセル  「・・・・・・どーすればいいのかな、お嬢ちゃん?(怒)」
少女     「どうしようもないわね。」
         くすっ、と笑って階上に消えた。


・・・・・・さあ、どうしましょう?

   

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