PCゲーム評論【こみっくパーティー】
【こみっくパーティー】
[W95・98(CD−ROM)制作:Leaf]
Leaf東京開発室の記念すべき処女作です(^^)。
季節は春、大学生になりたての主人公、千堂和樹は悪友である九品仏大志の巧妙(?)な手口によって
同人誌即売会(「こみっくパーティー」通称「こみパ」)の世界に足を踏み入れることになります。
毎月の締め切りに追われながら同人誌を作成し、「こみっくパーティー」で作成した本を売るのです。
そこで知り合う様々な人々、即売会の実行事務所に勤めるお姉さん、同人誌に命を賭ける浪花の少女、即売会の花、
コスプレイヤーの女の子、超人気売れっ子同人作家、才能を持ちあわせながらそれを発揮できない少女作家、
同人誌を印刷してくれる印刷所の女の子、同人誌が大好きな売れっ子声優アイドル、そして主人公を同人の道から
引きずり戻そうとする高校時代からの女友達。
1年間の同人活動を経て、あなたはどのようなドラマを創るのでしょうか……。
東京開発室第1弾であるこのソフト、巷では『P○aキャ○ットへよ○こそ!!3』なんて言われています(笑)
そりゃそうでしょうねぇ……、原画作家、CG担当、ディレクターが元「○&C」の社員で、「P○aキャ○」作ったんですから。
原画担当は、今をときめく超人気イラストレーター「みつみ美里」さんと「甘露樹」さんです(^^)(私も大ファンです)。
ゲームのジャンルは「同人恋愛シュミレーションアドベンチャー」とのことです(ややこしいなぁ……(^^;)
その名の通り、同人誌を制作しつつ女の子と仲良くしよう!、というこれまでにないコンセプトのゲームです。
同人誌の制作についてはページ数から表紙の印刷方法、ジャンル、発行部数まで決められるという本格的なもので、
同人経験のない人も同人作家名気分を味わえます(私は同人経験がないので実際そうかは疑問ですけど(^^;)
個人的にはシナリオがちょっと弱かったかなぁ……って感じです(前4作のライターさんはノータッチ)。
それ以前に、私が絵の方に見とれていたという事実があるんですけどね(^^;
扱いとしてはかなりポップで、ダークな感じは微塵もありませんから、ダーク苦手な方も安心して楽しめます。
私のお気に入りは「牧村南」さん。彼女のシナリオだけはホント、純粋に泣けました(^^)
| シナリオ |
7 |
| グラフィック |
10 |
| 音楽 |
10 |
| キャラクター |
9 |
| ハマリ度 |
10 |
| 即売会に行きたくなる度 |
10 |
シナリオは前述の通り、かなり弱いです(というより、インパクトがない)。ちょっと辛口の点数です(^^;。
グラフィックは文句のつけようがないですね。どうやったらあれが256色で塗れるのか、甚だ疑問ではありますが。
原画家さん、グラフィッカーさんホント凄すぎ……(^^)
音楽はいつもの大阪チームが担当していましたので、雰囲気はいつも通りです。人によっては、不満〜という方も
数多くいらっしゃるようです。作品の雰囲気上、どうしてもポップ名曲が多いのはご愛敬ということで……。
キャラクターは皆が皆、本当に魅力的だったのですが、キャラによって扱いに差があったのが残念です。
一つ言わせてもらえば「九品仏大志」、彼はイイ奴ですね。最後の最後で漢気を感じました(^^)。
(漢気を感じた時と、そうでない時のギャップがメチャ激しいんですけどね(^^;)
ハマリ度はかなり高いです。1プレイが意外と短くて済むので連続プレイも苦になりません。
この作品はLeaf始まって以来、初の音声入り(一部)の作品です。演技力は結構いい感じです(^^)
最後に、このゲームのような同人人生は現実にはない、と現実の同人作家さんは口をそろえて言います(笑)。