PCゲーム評論【雫】
【雫】
[W95・98(CD−ROM)PC98(FD)制作:Leaf]
Leafビジュアルノベルシリーズ第1弾に当たるのがこの「雫」です。
ビジュアルノベルというのは画面にビジュアルを表示し、その上から文章を流して読ませるという
「紙芝居な小説」といった感じのものです。イマイチわからない方は「弟切草」や「かまいちたちの夜」
に代表される、
サウンドノベルを思い浮かべてもらえればよいと思います。
システム的にはほとんど変わりません。
主人公は、平凡でつまらない毎日に飽き飽きし、危険な妄想ふける長瀬祐介という男子高校生。
ある日、彼の女子クラスメートの一人が授業中にとった奇妙な行動がきっかけで、主人公が通う学校に
国語教師として勤め、
同時に主人公の叔父である男に学校で起こっている奇妙な出来事についての話を聞き、
その奇妙な出来事の解明のための調査を叔父から依頼されます。
活発明朗なバレーボール少女「新城沙織」、おとなしめで真面目な生徒会役員「藍川瑞穂」、
神秘的な雰囲気を携えた、
ちょっとだけ不思議な少女「月島瑠璃子」、話の成り行きによってこの3人から
一人を同伴する形で、
主人公は夜の学校調査を始めます。
果たして夜の学校で起こっているという奇妙な出来事の正体とは?
それは、読んでからのお楽しみ。全てを知った時、メガトン級の精神ダメージを食らうことでしょう。
(ちょっと言い過ぎかもしれませんが……(^^;)
あまりに非現実的な設定にはビックリさせられましたが、それ以上にシナリオの深さには
もっとビックリさせられました。
「良い」という一言では語り尽くせないくらい……。
プレイヤーをぐいぐい引き込む、読みやすくかつ深い文章構成は正に「電波」(おっと、ヤバイ)。
激しい文章の起伏、シリアス、ラヴ、そしてギャグ(笑)、全てが詰まっていて、もうお腹いっぱいって感じです。
どうやらプレイしたほかの方々も「お腹いっぱい」な方が多かったらしいです(^^)。
余談ですが、主人公の名前と私の名前(下の方ね)が同じということがあって、これをプレイした
ほかの友人から
「電波」という言葉をかなりの回数言われた思い出があります(^^;
ま、どうでもいいんですけどね♪
| シナリオ |
9 |
| グラフィック |
7 |
| 音楽 |
10 |
| キャラクター |
8 |
| ハマリ度 |
10 |
| 電波傷害度 |
10 |
シナリオが非常に素晴らしかった。ただ、私がちょっとだけ引いてしまった部分があったのでこの点数です。
人によっては満点と思える人もいると思います。
グラフィックは及第点くらい。グラフィックを前面に押し出しているわけではなさそうなので、これくらいが
妥当だと思います。
音楽も非常に素晴らしいです。シナリオにしっかりマッチしているという部分においては言うことがありません。
全体的に暗い雰囲気になってしまうのはシナリオとの相乗効果のせいですね。
キャラクター、設定としてはオーソドックスに思われます。人物関係はものすごいのですが、キャラクター
一人一人を見てみると、今一つ魅力にかけました。
ハマリ度については言うことはないですね(^^;。これでもか、というほどハマり込みました(笑)。
あの凶悪さはホント鬼です。
眠気を忘れますよ(^^)