PCゲーム評論【To Heart】

【To Heart】 [W95・98(CD−ROM)制作:Leaf]
Leafビジュアルノベルシリーズ第3作目に当たるこの作品。
いままでのちょっとダークな雰囲気を払拭し『明るく楽しい学園ドラマ』的な作品になっています。
高校1年生の3月から物語は始まり、主人公である藤田浩之は約2ヶ月の間に色々な出会いをします。
中学からの悪友である長岡志保
かたくなにクラスに馴染もうとしない保科智子
黒魔術に興味を示すちょっとミステリアスなお嬢様、来栖川芹香
自らの力に翻弄され心を閉ざした姫川琴音
憧れの人に1歩でも近づくために孤軍奮闘する松原葵
陽気な言葉と裏腹に運命を信じつづける宮内レミィ
ヒトよりもヒトらしい心を持つアンドロイド、HMX−12型マルチ
そして今も昔もそばにいる、幼なじみの神岸あかり……。
8人のヒロイン達(正確には違うけど)と綴る春の思い出……、暖かい春の陽射しを受けながら、
その想いを、心の揺らぎを感じ取って下さい。
『――――――春が、すぐそこまで来ていた。』
PSにも移植されたこの作品、ライトユーザーにも受け入れられやすいポップなシナリオ、 数多くのキャラ達と、
非常にいいものがそろっている作品だと思います。前2作の背徳的なイメージを払拭してはいるけれども、
シナリオによっては背徳的というか、ドロドロとした心情を多く含んでいるものもあり、読んでいても飽きることがないです。
2人のシナリオライターさんの微妙に違う文章の味が読んでいて面白いですね(^^)。
どうも前2作品と比べて過小評価してしまうというか、あまりいい印象を持たない人が多いみたいなのですが、
この1作品を抽象的に評価すれば、実際のところ、そこらへんのソフトは相手にならないと思います。
個人的にお気に入りなのは委員長こと保科智子です。『海がきこえる』(氷上冴子著)という作品をイメージに入れて
シナリオを構成さらたらしいのですが、ああいったシナリオは大好きですね、個人的に。
なんというか「気丈な人が崩れた時に見せる弱さ」が大好きなんです(^^;
あとは読んだ万人が泣くといわれるHMX−12型マルチのシナリオですね。実際私も泣いちゃいましたし(^^)。
【私的れびゅ〜!】
シナリオ
グラフィック
音楽 10
キャラクター
ハマリ度 10
マルチ買いたい度 10
シナリオはキャラによって扱い方にかなりの差があったように思われます。上から下までの全体的な評価とすればこれくらいが妥当かと 思われます。
グラフィックについては、美しい背景がかなりいい感じで、ほほぉ〜と感じたのでこの点数です(^^)
音楽は、場面ごとにしっかりマッチしているし、音楽そのものも聴いていて飽きがきませんね。
お気に入りは「フレンチキス」と「エターナルラブ」、「あなたの横顔」といったところです。
キャラクターについては、どのキャラクターも一癖あって非常に魅力的です。主要キャラクター(ヒロイン達)だけでなく
サブキャラたちも非常にしっかりしています。(特にセバスチャンについてはインパクトとしては主役級の扱いかも……(^^;)
ハマリ度は文句なく満点です。プレイしていて時間を忘れますよ(^^)。