PCゲーム評論【With You〜みつめていたい〜】

【With You〜みつめていたい〜】 [W95・98(CD−ROM)制作:カクテルソフト(F&C)]
6年前に遠い異国の地に突然引っ越してしまった、幼馴染の「成瀬真奈美」。
彼女が旅立ってしまった日に、彼女の乗る列車に追いつけなかったことから、主人公の伊東正樹は陸上を始める。
真奈美に抱いていた淡い想いが思い出に変わろうとしていたころ、当時の面影を残したまま真奈美が帰国してくる。
もう一人の幼馴染「氷川菜織」と共に再会を喜び、昔のように楽しき日々を送るはずだったのだが……。
6年という長い月日は3人の構図をすっかり変えてしまっていたのだ。
真奈美が旅立ってしまい、傷心の正樹を支え続けてくれた菜織もまた、正樹にとっては気になる存在になっていた。
正樹たちを繋ぐ「絆」が「愛情」という形に変わろうとしている……。
この作品、前評判がとにかく高かった作品です。橋本タカシ氏の素晴らしいイラストに何人が魅せられたか……(^^)
かくゆう私も、発売前までノーチェックだった(というかF&Cという会社すら知らなかった)にもかかわらず、
たまたま買った雑誌でイラストを見た瞬間、「買わなければ」という神の大いなる意思に従ってしまったほどです(^^;
また初回版の特典のせいか、発売日には全国各地で行列ができたほどで(私も開店ダッシュで買いました)、
何かと話題になりました。(秋葉原辺りでは「惨劇」だったとか……(^^;)
さて、肝心の作品の方ですが、ヒロインを二人に絞り、それ以外は攻略を不可とした潔さは何ともスゴイものです。
特に主人公の妹である「乃絵美」を攻略できないというのは、ユーザーにとっては「拷問」以外の何物でもないらしく、
アンケートハガキでは、もうほとんどそればっかりだったとか……(笑)。
ちなみに乃絵美の人気は、メインヒロイン2人の人気をゆうに凌ぐとのことです。
ジャンルとしては普通の恋愛アドベンチャーで、選択肢によって真奈美シナリオ、菜織シナリオに分岐します。
どちらのシナリオに向かうかは、画面端に表示される「絆ペンダント」の色によって決まります。
ペンダントの色は常にチェックが可能なので、これは便利な機能だなと個人的には気に入っています。
【私的れびゅ〜!】
シナリオ
グラフィック 10
音楽
キャラクター
ハマリ度 10
菜織巫女服度 10
乃絵美いてほしい度 10
シナリオについては、個人的に菜織シナリオの方がお気に入りです。真奈美シナリオはラストあたりで脱力しました(^^;
具体的にはチャムナが襲ってくる場面なのですが、これまでの現実的な雰囲気が完全に壊れちゃってます、ええ。
物語の進行上、こうなってしまうのはわかっていたのですが、何か釈然としなかったです。う〜ん、って感じかな。
個人的に気になったのは柴崎との殴り合いのシーンです。ここで「関係ない」という選択肢を選んだ場合、
どう考えても主人公が悪者に思えてしまうのは私だけでしょうか?
柴崎にしてみれば、何の恨みがあって殴られたか、わからないのではないでしょうかねぇ……(^^;
まあ、倒れた乃絵美をそこらへんの女子に運ばせたというのは、どう考えても男らしからぬ行動ではありますが(^^)
グラフィックについて文句を言う人はいないでしょう(笑)。どう考えても最高水準でございます。
カクテルソフトのグラフィッカーは超人に違いない、と私に認識させてくれるレベルでございました。
音楽…これがなかなか場面にマッチしていていい感じの曲が多いです。特に早朝っぽい(早朝の場面に流れる)音楽は
絶妙で私のお気に入りの曲です。でも、やっぱりオープニングテーマが一番ですね(^^)。
F&Cの歌姫こと、くにたけみゆきさんの歌は一聴の価値があると思います。
この作品に登場するキャラクターはどれも個性が強いと思います。お約束なキャラクターがほとんどなのですが、
キャラがしっかり立っています。声優さんの声の雰囲気もピッタリで、聞き応えバッチリ(^^)
ビジュアル的には真奈美、総合面では菜織、サブキャラでは乃絵美が個人的にお気に入りです。
「海岸で水と戯れる真奈美」、「子供と戯れる巫女服菜織」、「ピアノを弾く乃絵美」には爆砕しました(笑)
ハマリ度については文句なしでしょう。少なくともテスト前の私を徹夜させてくれたくらいですから(^^;
総合的には満足のいく作品だったと思います。ちなみに今でもハマっているというのは何故かしら?(大笑)