Session02:小さくて飲みやすい錠剤(Jugged Little Pill)
PrePlay
GM:と言うわけで〜。
和之:と言うわけで〜。
将:オープニングですか?
GM:前回の荒筋から〜。ええええ!?
咲:悲しいできごとだった。
GM:やっとメンツが揃ったところで、事件は始まるわけです。
和之:事件は前回にもうちょっと始まっていたわけで。
GM:え、そうなの?
将:何かちらほら影が見えたわけで。
GM:いきなりオープニング・フェイズに行きます。不満があるヤツは言えや。
響一:滅相もございません。


Opening1 ――神原咲
GM:では。では♪咲のシーンから。侵蝕率を上げよう。
咲:はい。(コロコロ)4。
GM:あなたはクラスメイトに取り囲まれています。
咲:げ。
GM:「コイツんち、孤児院なんだってよ〜」「うっわ〜、それって親に棄てられたってコトでしょ?かっわいそ〜」
咲:なに、この期に及んでこの子は苛められてんの?
GM:そのクラスメイト達の先頭に立っているのは、先日、君と陸上部レギュラーの座を争って負けた一人の女子。恐らく動機は嫉妬。
咲:あ〜。
GM:「案外レギュラーに選ばれたのって、先生に同情されたんじゃないの?じゃないと、中学校記録持ってる千秋さんが外されるワケないもの」「そうよ、そうよ〜」などと言う、お取り巻きが中心になっているわけですね。
咲:あ〜、そっか〜。
GM:で、クラスメイトは「関わりあいになりたくね〜」とか遠くから見てるのが多数。
咲:にゅ〜、煩いのぉ……。

 一同爆笑。何だその反応は。

GM:まぁ君は自分が不幸だとは思ってないし、陸上部の先輩と先生ってそんな事する人じゃないよね〜ってのは知ってるわけだから。
将:ああそっか、陸上部員で部長じゃないんだ。
咲:何か鬱陶しく見てるけど。
GM:まぁクラスのみんなはすっげぇ緊張してたわけですよ。そこに、入口から場違いな明るい声が。
和之:すぱぱぱ〜ん!

 それは声ではない。

GM:「負け犬の遠吠えって耳障りなのよね〜。少し黙れば?」
将:毒舌だ〜毒舌だ〜。
GM:見覚えのある顔です。彼女の名前は辻義美、隣のクラスの人ですな。
咲:うん。
GM:「な、違うクラスのヤツが何でしゃしゃり出て来んのよ!」「う〜ん。だから、カンケーないヤツからの客観的意見。人間大事なのは、育ちより人格だと思うけどね〜、私〜。本人に責任ないことを猛然と糾弾するヤツの方が、よっぽど品性下劣だと思わない?ねぇ、みんな」
咲:くははははは。
将:おお〜、見てて何か凄いスカッとする人だ。
GM:まぁそれを言われとですね、君に敗れた戸田千秋さんは口でも勝てなくなって、「くっ、このままじゃ終わらないわよ、覚えてらっしゃい!いつかレギュラーの座を取り戻してやるんだから!」とか何とか言って……
和之:負け犬の台詞だ。
将:うわ〜、凄い負け犬の遠吠えだ。
GM:あう〜んって感じですな。
和之:何て面白いヤツなんだ。
将:段々居た堪れなくなってきたぞ。
GM:自分で作ってて面白いヤツだと思ったけど。
咲:じゃあえっと、その子知り合いだよね。
GM:うん、一応知り合い。「アンタも災難だったね〜」
咲:「いつものコトだし。あ、でもアリガトね、助かったよ」
GM:「でも中々いい度胸してんじゃん?気に入っちゃった、友達になってくんない♪」って右手を差し出す。
咲:「そうだね」ってって、じゃあ握手だ。
GM:それが、去年の春先の話。
将:去年だったんだ。
GM:うん。だって、この期に及んでっていうのはね。
将:去年の春先1年だよ?
GM:1年。1年レギュラーだったんだよ。
咲:1年レギュラーだったんだ!
将:1年レギュラー、凄ぇ!
GM:て言うか。じゃないと記録なんて残せませんが、あなた。
咲:わ〜お。
将:なるほど。
GM:まぁ、リョマさんっぽく。
将:ちょっと待って。1年でレギュラー争ってたわけか。
GM:中学校記録持ってたって言ったでしょ。
将:おお〜、凄い凄い。それは凄い。
GM:だから千秋さんも、それなりに凄い人だったわけですよ。
和之:でも、それなりにだったワケだ。
GM:そう。ていうか、高校に入る前に受験を理由に部活とかサボったもんだから〜みたいな。
和之:ま、結局はお山の大将だったというわけですな。
GM:そうそうそうそうそうそう。井の中の蛙〜。そして現在。「やっほ〜、咲〜」と言って入ってきま〜す、義美さん。
咲:「あ〜、義美ちゃんだ〜」
GM:「ねぇ今日部活ないよね〜?」
咲:「うん」
GM:「雅義がさぁ」あ、雅義ってのは彼女の双子の弟です。「よさげなタコ焼き屋さん見つけたのよ〜」
咲:「なに〜っ!」
GM:「帰りに付き合って〜」
咲:「うん、行く行く!」
GM:と言うわけで、ロイスをとりましょう。辻義美です。推奨感情は「P:幸福感/N:隔意」。
咲:はい。
将:なるほど、解りやすい。
GM:ん。あの事件が起こるまではね〜、みたいな。
将:マスター、ここでいきなり不穏な発言を。
GM:いや、だから「あの事件」って言うのはこないだの事件ですよ。
将:ああ、なるほど。
咲:取り敢えずポジティヴが表に出ていよう。
GM:うぃ。まぁこの子は非オーヴァードなんで、オーヴァードになっちゃったキミとしては隔意を感じてるわけですね。
和之:なるほどなるほど。
将:ああ、世界が遠のいちゃったよ。
GM:と言うわけでこのシーンは終了〜。さぁ2人はタコ焼きを食べに行くわけですな。

Opening2 ――佐倉和之
GM:じゃあ、シーン2!シーンプレイヤー男の方でお願いします。
和之:は〜い。(コロコロ)うわ、10も上がっちゃったよ。
GM:「お〜ぅ和之、今日も元気か〜?」
和之:「ああ、元気だ」
GM:後ろから辻雅義君に軽く肩を叩かれます。
和之:はいはい。
GM:「そう言えば、昨日のあのテレビ見たか?」
和之:「あのテレビって何のことだ?アレ言われても何だか解らないぞ」
GM:「メチャイケだよ、メチャイケ」
和之:「スマン、昨日見てないんだ」
将:ちょっと待って、昨日ってことは今日は日曜日!?
咲:本当だよ。
GM:いや、パラレルワールドってコトで。まぁ、そんな感じで。
和之:はいはい。
GM:で、暫く会話が続くんですが、何か言いたそうだなコイツってのが解ります。「え〜っと、あ〜、そういえばさぁ、昨日のさぁ……」とかわたわたって感じ。
和之:じゃあ、スパッと訊いてみよう。「何か言いたそうにしてるけど、どうしたんだ?」
GM:「あ、あの、なぁ……」と言いにくそうに切り出すんですが、「お、お前の従妹の吉川さん、カレシとか居るのかなぁ?」

 一同苦笑。
 理由は簡単。件の吉川和美は、目の前で雅義が話をしている佐倉和之その人であるからだ。
 レネゲイド・ウィルスの影響で和之は性別が不規則的に変化し、吉川和美というのは女のときの名前なのである。
 尤も、それを知っているのは親と幼馴染、生徒会のメンバーとごく少数に限られる。
 勿論雅義がそのことについて知る由もなく、彼女がまさか和之と同一人物であるとは知らずに惚れてしまったわけである。
 まぁ、普通は思わんよなぁ。


和之:「はぁ?」
GM:「い、いや、ほら、ど、どう、て、て言うか。べ、べべべべべ別にきききききき聞きたかったとか、そういうわけじゃないんだ。ちょちょちょちょちょちょっと気になって」
和之:「い、いやぁ。そ、そういう話は聞いたことがないぞ(汗)」
GM:「やややややや、やっぱり何かさ」一応お友達なのですな、女のキミとも。
和之:うんうん。
GM:「な、何かそういう話題苦手みたいだし、こ、告白ぅぅぅって言っても迷惑かけるだけ、かなぁ?」

 一同、笑い継続。

GM:「だけどさぁ。やっぱり、こう、ほら、そんな事とか、あああ愛してるとか、そそそその、結婚してとか、そそそそんな話は……」
和之:「い、いきなり、は、話が飛んだなぁ。そりゃあ飛びすぎだろう(滝汗)」
GM:恋する男になるってそんなモンです。
和之:「ちょ、ちょっとそれは……」
GM:まぁ、暫くわたわたしてますが、暫くすると、「うううん、やっぱ迷惑だよな。言えねぇよ」って言って自己完結します。
和之:「おおい、自己完結するなよ」
将:何か周りから見て、「お〜い、アイツら様子がおかしいぞ。っていうかアイツらアタフタしてるぞ、何でだろう」いう感じ。
GM:「まぁ、忘れてくれよ」ポン。
和之:「わ、忘れてくれと言われても……(自分告白されてるし)」
GM:「そうそう、そう言えばさ。お前、最近流行ってるクスリの事知ってるか?」と焦って話題を変える。
和之:知ってるのかな、それは。
GM:いや〜、聞いたことないっすね〜。
和之:じゃあ訊こう。「え、クスリって何の事だ?」
GM:「あ、いやぁ何かさ〜。あの、学校とか出てこねぇ奴らの間で流行ってるらしいんだけど、お前そんなのに手ぇ出すなよ」あ、この子は“いい子”ですんで、いわゆる不良にも知り合い多いです。
将:早い話がドラッグですか。
咲:あんまり学校出てこないからね。
GM:「ま、お前なら大丈夫だと思うけどよ」
和之:「クスリは……しないしな。ま、そういう所に関しては俺には関係ない話だ」
GM:「んじゃ、んじゃ。よ、よ、吉川さんに宜しくな。ノートは俺がとっといてやるから心配しないでくれって言っといてくれよ〜」と言って……
和之:「は、話だけはしとこうか?(どうせ俺だから)」
GM:うん。彼は明るく去ってゆきます。彼も違うクラス。というわけでロイスを取ってください。ロイスは辻雅義。推奨感情は「P:友情/N:不安」です。別に変えてもいいっす。
和之:いや、それでいい。
GM:いや〜、楽しかった。
将:いや〜、面白かった。
GM:GMが楽しかった。やりたかったシーンその1!
和之:楽しかった。俺も楽しかった。
響一:いや、見てて面白かった。
和之:じゃあ、この辺で(女に)変わっておこう。
GM:変わるんだ。
咲:突然居なくなる。
和之:そうそうそうそう。去ってゆくのを見ながら、「うっ」な感じで。「ヤバ、ヤ、ヤバ、ヤバい……」生徒会室へ。
将&響一:パタパタパタパタ……。

Opening3 ――由良響一
GM:じゃあ次〜、由良のシーン。
響一:はい。(コロコロ)侵蝕率、10上昇。
GM:生徒会にですね、満流の叔母である緋夏から依頼が来ます。
響一:ん。
GM:内容は、最近学生の間で出回っている新種のドラッグについて。そのクスリの入手経路・流通経路を探ってほしいということでした。
響一:なるほど。
GM:そのクスリの名前、クリムゾン・ヘヴンって言うらしいんだけど。
将:ぶっ!
響一:クリムゾン・ヘヴンねぇ……
GM:「まぁ、警察があまり有能じゃないって事は否定しないよ。でも、学校ってとっても特殊な閉鎖空間でね。部外者に分かんない事が多いのよね。警官が訊いたとしても、話してくんないし」
響一:「解りました。話には聞いたことがありますが、噂関係のネットワークと、あと裏のヤクザのそのテのブツを取り扱ってる奴らにも話を訊いてみましょう」
GM:「頼むわ、お願いね」って言って、「そうそう、それにそのクスリ。現物の粉しか手に入ってないからはっきりした事は言えないんだけど、若しかしたらUGNの管轄かもよ」とだけは言っておく。
響一:「解りました。私の方でもそちらの分析を可及的速やかにその現物を入手して、分析する手はずを整えましょう」
GM:「学生の間では割と簡単に手に入るって評判らしいから」
響一:「学生か……」
GM:で、ロイスです。クリムゾン・ヘヴンの売人。
和之:バイニンマンだそうです(笑)。
将:う〜ん、真っ赤な天?
和之:せめて真紅と言いましょう。
GM:推奨感情は「P:執着/N:憎悪」です。

Opening4 ――沖田将
GM:はい。では沖田君はシーンカードを受け取って侵蝕率を上げるがいいね。
将:幾ら上がるかな?
GM:10、10!
将:(コロコロ)4。
GM:ちっ。
将:ふぅ、それでもぴったし40です。周りとほぼ同じ。
GM:君は神城唯から呼び出しを受けます。
将:神城唯?それはどういう人ですか?
GM:彼女は元は君の家の執事の娘であった。彼女は君の姉が嫁ぐはずだった男へ、君の父親の命によって嫁がされたのである。ただ彼女はその男が死んだ、って言うか不審死だからまぁちょっと疑惑が残るわけですが、死んだ後神城内で……神城解りますね?
将:え〜と……?
GM:神城。企業。
和之:ほれほれ、巨大企業。ルールブックにも載ってる。
GM:そこから依頼を受けるわけです。で、君の父親はやっぱりそこと繋がりが欲しかったわけで。娘を嫁がせようとしたわけで。でも娘は嫌がって自殺したわけで。
将:なるほど。
GM:執事の娘が代わりに行かされたわけで。
将:ふぅ、何か痛い話だ。
GM:というわけで、ここでロイス神城唯を加えてもよいです。推奨は「P:感服/N:猜疑心」。
将:なるほど、じゃあ入れ替えますか。えっと、どういう字ですか?
GM:唯一の唯。口偏に……
和之:ふるとり。
将:ふるとり?
GM:天上天下唯我独尊の唯ですよ、おいおい。
将:そう言ってもらえれば一発で解りました。
咲:何でだ!?
将:書いたことがあったので。
和之:流石は魅羅亜樹のボス。

 一同爆笑。

将:えっと、それでポジティヴが……
GM:感服。つまり、君の姉さんや君にできなかったことをやっているわけで。素直に居たわけではなく、そこでのし上がってるわけですから、彼女。
将:な〜る。
GM:ネガティヴは猜疑心ですな。ただの外戚の妻が、外部のフリーエージェントに直で依頼を斡旋するところにいるわけです。
将:おかしいなぁ。
GM:おかしいって言うか、凄い。何でそこまで上り詰められるんだという。
将:なるほど。
GM:中々凄い人ですよ、この人。
将:じゃあ表が感服で。
GM:というわけでですね、神城唯からコードネーム“ヴァーミリオン・フォッグ”というクスリの売人についての調査を依頼されます。
将:「ヴァーミリオン・フォッグ……もしかしてそれはアレか?最近、出回ってるドラッグか何かと繋がりがあるのか?」
GM:「ええ。神城の知らない勢力の進出を黙って許しておくのは、我が社の威信にも関わりますので(にっこり)」
将:ああ、何かしらまた権力争いが絡んでいるんだな、と言う事を考えます。
GM:「その売人が神城への協力を承諾するならばよし。そうでない場合はお解かりですね?」
将:「要するに裏で手ぇ回して何かしらやれ」と。
GM:「あなたの力を信用していますから」
将:ちょっと待て、それはフリーランスとしての仕事なのか、それともアサッシンとしての仕事なのかという感じなのですが。
和之:フリーランスとしてアサッシンをやれと言ってるんじゃないの?
将:多分こういうモンなんだろうなと考えつつ、「まぁ解った。もしその場合の揉み消しの方は、ちゃんと手筈があるんだろうな」
GM:「ええ。これは神城が市民の生活を守る為の必要悪ですから」しゃあしゃあと。
和之:こっちもしゃあしゃあと殺すこと承諾しちゃったよ。
将:いや、多分もう何回か依頼来てるっつってる時点で……
GM:いや、こんな非合法依頼は初めて。っていうか、神城何やってんの?勢力ってナニ?って感じだ。
将:いや、一瞬知ってるものかなと考えてたもので。
GM:いや、知らないですな、流石に。流石に神城もちょっと切羽詰まってるかな、と。こんな依頼が末端まで回ってくることは殆どない。
和之:キミのスタイルとしては、権力争いに力を貸すんかい?
将:いや、できればやりたくないですが、取り敢えず知り合ってるし。
GM:知り合ってるって言うか、キミこの人に借りあるからね。
将:なるほど。じゃあその時点で、協力はしようと。まぁ好き好んでは参加したくはないがという事は伝えてあるけど。「珍しいな。こんな末端までこんなのが来るって」
GM:珍しいって言うか、殆ど初めてと言ってもいいでしょうね。だから、今までは神城の力で片付けられる事は、暗い所は殆ど神城の力でやってたわけだから。で、「いえいえ。ただ、神城のエージェントが数人行方不明になっておりますので。こちらとしても、これ以上の戦力ダウンは避けたいと言う事で私にこのお話が回ってきたんですの」
将:それを聞いて、ああじゃあ敵も同じくオーヴァードなのかな〜と言う事を考え始めますよ。
GM:「調査方法についてはお任せ致しますわ」
将:ということは別にどこをどう使っても構わないと。
GM:別にUGNと協力しよ〜が、FHと協力しよ〜が、知らん!フリーエージェントだから。
将:でも、FHやった時点で帰ってこれねぇよ、コイツ。
和之:FHと協力しよ〜が、キミが1人で行動しよ〜が、どっちにしろさようならですね。
将:これは腕を見込まれてるのだろうか、それとも俺に遠回しに死んでもいいよと言ってるのか。
GM:「気をつけて、くださいね」彼女は読めない笑みを浮かべて去っていった。
咲:こわ。
将:取り残されたあと。アイツも変わっちまったなぁ、と。
GM:いや、変わってないです。昔からこういう人です。昔からにっこり笑って君達兄弟の暴走を抑えていた人でした。
和之:ネガティヴ「猜疑心」よりも「脅威」の方がいいんじゃないか?見えないプレッシャーを感じているぞ。
将:確かに。確かに「脅威」の方がいいかもしれない。すみません、「脅威」に変更します。相変わらず読めないヤツだ。
GM:それとは別にシナリオロイスは渡りま〜す。ヴァーミリオン・フォッグです。推奨感情は「P:好奇心/N:嫌悪」なんだけど。変えていいよ。
将:そのままでいいですよ。好奇心ってのはこのキャラクターありそうだし。
GM:ていうか、好奇心なければキミは断れる立場だからね、この依頼。
将:表は「嫌悪」かな、どちらかと言えば。自分のチームにも出そうだって感じなので。
和之:いや、きっともうチームの中に出てるよ。
将:出てたら「このバカ野郎!」とか言い始めますよ?
和之:「このバカ野郎!もっと自分を大切にしやがれっ!!」
GM:「す、すまねぇよ兄貴!俺が間違っていたよ!!」
将:何か違うところで、70年代とか80年代の青春ドラマモノになってしまっている。
和之:「やっぱり兄貴が言ってたことが正しかったよ!俺、これからはちゃんと更生して、真っ当なゾクとして生きるよ!(爆笑)」
GM:「俺、これからは更生してちゃんと親父の堅気を継ぐよ!」
響一:で、サブリーダーが、「騙されるんじゃねぇ!コイツはホントは俺っちの……」すみません、何でもありません。
将:う、巧いなぁこの2人。プレイヤー驚嘆いたしました。
GM:いやぁ、ノリノリでした。


Middle1 ――神原咲

 その頃、神原咲は辻義美とタコ道楽でタコ焼きを買う列に並んでいた。

将:並んでるんだ。
咲:長い?
GM:長〜〜〜〜〜〜い。
将:その横でタコの腕がにょ〜ろにょ〜ろと伸びて……
和之:200人はいるぞ?これは夕方までに買えるかどうか不安だなぁ。
咲:どうしよう?
和之:……200人は多すぎたか。
GM:多すぎ、多すぎ。取り敢えず侵蝕率を上げよう。
咲:あ、はいはい。
GM:でもですね。ここのタコ焼きは特殊で、外はカリカリ中はトロン。ちょっとカロリー多いけど、でも運動部の女子には美味しいという。
咲:それはちょっと……楽しみ。
将:それはおいしい店の中でかなり上位に入るのでは?
GM:しかもですね、このタコ焼きは何と珍しく。ソースもマヨネーズもかけずにそのまま食べられる!

 ソースはともかく、マヨネーズは邪道だろう。

咲:なに〜〜〜〜〜〜っ!
将:明石焼き?
和之:明石焼きだねぇ。

 ちなみに、明石焼きはタコ焼きとよく似ているが、スープに浸ける食べるものである。
 尚、そのまま食べてもおいしい。


咲:「それは絶対に食べなきゃならないね!」
GM:「うん!」
将:じゃあタコは姫路直送かな?
GM:まぁ列は長いけど回転も速いんで。タコ焼きしか売ってないから。
咲:じゃあ喋りながら待ってる。
和之:ソースもマヨネーズもいらない。ただスープに浸けるだけ!
GM:そうそうそうそう(←恐らくスープの件を聞いてない)。
和之:明石焼きだよ、コレ。
将:明石焼きだ〜。
GM:「そうそう。この間の数学のテストさ〜、あたし最悪でさ〜」とか言って。
和之:2点だったんだよ、2点。
GM:ううん、「100点満点のところ70点しか取れなかったの」
咲:「高いよ〜、充分だよ〜」
GM:「ええ〜?」
将:確かに充分ですね。
咲:「私やっと平均点超えたぐらいだよ」
GM:「平均点って何点だったっけ?」
咲:「53点(即答)」
将:それいいよ、その点数。
GM:「大体さ〜、あの先生難しい問題多すぎるんだよね」
咲:「う〜ん」
GM:「あたしさ、最後のところで掛け算間違って一問まるまる落としたのがすげ〜痛くてさ」
咲:「それは痛いよ」
GM:「あれさえなければ90点だったのに」
咲:「やっぱり多いよ」
和之:その大問なんなのさ。1問20点の大問って何なのさ。
将:(1)から落とすとガタガタ落ちていくと言うアレですよ。
和之:いや、だって最後の最後でしょう?
咲:証明とかじゃない?
和之:それはちょっとマイナスが付くだけ。
GM:じゃあ先生がいじわるってコトで。
咲:「そうだよね、部分点ないんだもんね、あの先生」
GM:「そうそう。だったら真っ白な解答用紙なんて出すなって感じじゃない?」
咲:「そうだよ」
GM:「物理のアイツもヤだよね〜。雅義もさ、こないださ……」って言った所でちょっと暗くなります。
咲:「どしたの?」
GM:「あ……あのさ……」
咲:「なに?」
GM:「雅義のコトなんだけど……。アイツの机、ちょっと英語の辞書借りようと思って勝手に開けちゃったんだよね。そしたらさ、机の中からこんなもんが出てきて……」
咲:なにそれ?
GM:赤いタブレット。見たことない。
咲:クスリ?
将:錠剤の方なんだ。
咲:「何かの薬かなぁ?」
GM:「解んないんだよ。こんな薬見たことないし、病気も持ってないし。ヤバいコトに首突っ込んじゃうんじゃないといいけど……アイツ……他人の厄介事まで背負い込む癖があるから心配でさ……」
咲:「そうだね……」
GM:「ま、人のこと言えたこっちゃないんだけどね♪」
咲:(突然の態度の変化についていけず)「あ、え?」
GM:「私だって同じようなものだから。えへっ♪」
咲:取り敢えずコレは返そう。
GM:返された。「ねぇねぇ、こういうの見たことない?誰か知ってる人いないかなぁ?」
咲:知ってるのかなぁ?
GM:知ってるって言うかなぁ、どうだろうね。ヤバいってコトだけは判るよ。そのクスリからヤバさをビンビン感じるよ。一般人が持ってるとヤバいんじゃないかって。
和之:レネゲイドを感知した。むむっ、これはレネゲイドの塊ではないか!(笑)
GM:あ、じゃあ知覚で振ってみる?
咲:(コロコロ)5だ。
GM:素晴しい。ギリギリ判るよ。禍々しい。これは一般人が持ってちゃいけない。
咲:「コレさぁ、ちょっと借りてもいい?」
GM:「あ、うん」
咲:「ちょっと知ってそうな人がいるから訊いてみる」
GM:そうそう。そう言って誰かを思い出す。この辺とかこの辺とか。
咲:「あのさ、雅義君がさ、危ない事に首突っ込んでないか見といたほうがいいかもね」
GM:「うん、そうする。何かさ、アイツ、小っちゃい頃からあたしの巻き起こすトラブルに巻き込まれてばっかりいたせいか、危険に関して鈍くって……。しかもいいヤツだからさ、アイツ……」
咲:「そうだよね」
将:危険が日常茶飯事って感じ?危険こそ我が人生。
GM:そんな感じで、「ヘイお待ち!お嬢さんたち、何個かね?」とかおっちゃんの声。
咲:「3パック!」
GM:「あいよ!お嬢さん元気いいね!」
将:確かに。1パック8個入りだし。
GM:で、それに対抗して義美は「じゃあ、あたし4パック!」
咲:「む。じゃ、じゃあこっち5つ!」
和之:こんなので競り合ってるよ。
将:「お譲ちゃん達、元気がいいね!おまけしちゃうよ!」
GM:違うよ。「ちなみに、今10パック買うとおまけに1パック付いてくるんだがね」
咲:「う!じゃあ10パック」
GM:「あいよ〜!」
響一:乗せられてますよ。
将:2人で10パックとか考えないんだ。
咲:5000円とか出して。
GM:「合計22パック!は〜いちょっと待ってね、焼きあがるまで」
咲:お金なくなっちゃった(笑)。
将:結局残った分は孤児院のみんなへのお土産に……
和之:冷めます。
咲:冷めてもおいしいのが売りなんでしょ?
和之:なるほど。まぁ明石焼きなんで。
将:若しくは電子レンジでちょっとチンとか。
響一:それじゃあそこで携帯電話鳴らしてください。
GM:うぃ。ぷるるる、ぷるるる……
咲:「あ、なんか電話だ。もしもし?」
響一:「周りに人はいるかね」
咲:ちょっと離れたトコで。
GM:「じゃあ、あたし受け取っておくよ」
咲:「うん、お願いね」
GM:待ちようのスペースはちゃんとあるんで。座って待ってる。
響一:「神原さんだね、“ダブル・ディーラー”だ」
咲:「あ、はい」
響一:「今回の仕事はだな、学生の間で出回っている、クリムゾン・ヘヴンというドラッグの調査だ」
GM:合法ドラッグっぽいけど、でも合法じゃないだろっていうドラッグです。
咲:「え、クスリ?」
響一:「クスリだ」
咲:凄いしつこい人だ、私。
響一:「これは主に学生の間で出回っている。君の周りにもそれっぽい話があったら、それとなく話を聞き込んでくれ」
咲:「あの〜」
響一:「ん、何だね?」
咲:「それはもしかして赤いんですか?」
響一:「赤い包装紙に包まれているものらしい」
咲:「え〜と……」
響一:「まさか心当たりがあるのかい?君の友人が……」
咲:「あの、私の友人が……」
GM:かくしかでそこら辺。
咲:かくしか。
響一:なるほど。
咲:「本人は使ってないみたいなんですけど、弟も……」
GM:そこで咲は思い出します。雅義はとってもいい子です。とってもいい子過ぎて、小学校からの付き合いの不良ともまだ仲がいいです。
咲:うっ。「と、と言うことなんですが……」
GM:不良が危ない場所とか喧嘩とかに行けば、真っ先に助けに駆けそうで……
咲:生きろ〜!
将:いいヤツだ!
響一:「なるほど」
将:なんかそれ、ひょっとしたらこっちも知ってるかもしれない(汗)。
響一:「解った」
咲:「現物が今ここにあるので、後で届けに行きます」
響一:「うん解った。できるだけ早い方がいいな」
咲:「はい」
響一:「今夜あたりに出られるんだったら、もうそれこそ今夜でも、今でも構わない」
咲:「あ、でも今はタコ焼き食べるからダメ(笑)」
和之:いいなぁ、マイペース。
響一:「………………解った。可及的速やかに頼むぞ」
将:動揺してる。もしかして由良はマイペースなヤツが苦手なのか?
響一:「こちらも他の人間に当たってみよう」
咲:「解りました」
GM:で、プツッと電話が切れたところで義美から声がかかります。「咲〜、手伝って〜。1人じゃ食べきれない〜」
咲:「手伝う手伝う!」
和之:あんなに買う方が悪い。
GM:何てったってタコ焼き22パック。

響一:じゃあ、こちらで連続でいいですか?
GM:ん、やりたい事があるんですか?
響一:ああ、はい。
和之:えっと、放課後あまり遅くなる前にこっちもやりたい事があるのですが。
響一:ああ、はい。じゃあ次に佐倉さんに連絡するということで……
和之:ちょっと待って。じゃあ先にこっちやらせて。
響一:ああ、はい。
和之:ちょっとやりたい事があるんだ――

Middle2 ――吉川和美

 吉川和美となった佐倉和之は、急激な変化の気だるさが残る身体を引きずりながら、家路につくべくよろよろと放課後の校舎を歩いていた。
 そして――彼女は辻雅義と遭遇した。


一同:(爆笑)。
GM:そうそう、ヤツは登場するわけですよ。「や、や、やぁ、和美さん!きききききき奇遇ですね!ぃぃぃぃぃぃ。だだだ大丈夫ですか、何かその、フラフラしてるみたいですけど!?」
和之→和美:(気圧されしながら)「つ、辻君?」
GM:「はいっ!あ、よければお送りしますよ。一緒に帰りましょう!そうしましょう!ね、ね!」と言って彼は君の手を引っ張って……
和美:「え〜と、気持ちは嬉しいんだけど、とりあえず……(手を離してほしいんだけどなぁ?)」
GM:いや、聞いてないから聞いてないから。
和美:「あ……え……?ちょっと……」
GM:同じ手足が上がってぎくしゃくぎくしゃくと行きつつ帰り道。
和美:何か話題を振ってくれ。そうしないとこっちからは何も言えない。
GM:気まずい沈黙♪
和美:まぁ、振り払うわけにもいかず。
GM:「そそそそそそそそうだ。か、和美さん。きょきょっ、今日はいい天気ですね!」
和美:「い……いい天気ね(汗)」
GM:ちなみにどんよりと曇っています。
咲:あ〜。
和美:ダメだ、会話が無茶苦茶だ。
GM:「ととととととところで、きき昨日の小テストですがね」ぎくしゃくぎくしゃく。
和美:「しょ、小テストがどうしたの?」
GM:っていったところで、「ミッニモッニ《以下略》」という着メロが(笑)。
和美:「あれ、何か電話鳴ってるみたいだけど?」
GM:「あ、あ!」ってディスプレイで彼がぎくしゃくと名前を確認した瞬間にすっと真面目な表情になって、「あ、すいません。ちょっと友人からなんで」って君からちょっと離れて話し始めます。
和美:うん。じゃあちょっと離れよう。
GM:で、途切れ途切れにこんなのが。「なにっ!おいそれマジかよ!だからあんだけやめとけって言ったのに、刈谷のやつ……っ!」プチッと携帯を切って、雅義は君に向き直って微笑みます。「えっと、急用ができちゃいました。すいません、送って行くって言ったのに。この埋め合わせはいつかするから」
和美:「別に……いいんだけど……あんまり気にしないで」
GM:て言って駆けていく後姿だが、まぁ凄ぇ不穏な台詞を吐いたんだが。ちなみに君は思い出します。刈谷という生徒は、いわゆる不良ですな。最近学校にも出てこずに、「何かアイツ目ぇヤベぇよ最近」とか言われていたような気がします、学校に出てきていたときは。
和美:はいはい、了解です。
GM:具体的に関わると、とってもヤバいヤツです。
和美:はいはい。
将:それはごく最近になってからですか?
GM:うん、そんな感じかな。
和美:解った。う〜ん、まぁ取り敢えずここはそのまま行かせる。追いかけてもしょうがない、今は。
将:そして彼は走っていった。終了。
響一:じゃ、こっちですな。
将:ん、出るならこのまま電話掛けて。侵蝕率上がっちゃうから。
響一:ん〜、じゃ電話かけよう。
GM:そのとき、君の携帯がプルルルルルと鳴った。
和美:「もしもし?」
GM:コロっと1個。
響一:(コロコロ)8だ。
将:上がりまくりですね、今回。
響一:戦闘中大人しいから、まぁ多分。え〜と、かくかくしかじかで、「クリムゾン・ヘヴンというドラッグについて少々あたってみてほしい。心当たりがある人がいたら、教えて欲しい」
和美:「解った」
響一:「そういう話を聞いたことはないか、まず」
和美:「クリムゾン・ヘヴンってのは、使うとどういうふうになるの?」
響一:え〜と、かくかくしかじかという効能があるらしい。
GM:具体的に、集中力が上がったり、とっても速く走れるようになったり、何だか力が強くなったり……
咲:何かヤ〜な予感がする。
GM:何だか頭の回転がよくなったり、何だか欲しい物が手に入ったり。
和美:「よくあるアッパー系のドラッグ……」
GM:何だか自分の手が伸びる幻影を見てみたり。
和美:「……みたいに聞こえるけど、ちょっと最後トコのだけ気になるな」
響一:「そういうわけだ。もし周囲にそれを布教していると思われる者、その噂を知っている者、若しくはそういうヤツらにコネを持ってそうなヤツら。そういうヤツがいたら、それとなく見張ってくれ」
和美:「解った」
響一:「できればその情報をこちらにも回してほしい」
和美:「ん」
響一:「心当たりはあるか?」
和美:「心当たり……」まだ繋げるのは早いでしょ。
響一:「なければいい。さて……最後はアイツか……」
将:気が進まんなぁって感じ?
GM:というところでシーンを切りましょう。

Middle3 ――沖田将
響一:じゃあ、ヴヴヴヴっとバイブ鳴らしてください。
将:うぃ〜っす。じゃあ、ヴヴヴヴヴ、ヴヴヴヴヴ……
GM:じゃあ、コロっと侵蝕率上げよう。
将:(コロコロ)2。う〜ん、今回は順調だ。低い目が順調だ。42だ、まだ侵蝕率。
和美:でもそっち(響一)が高い。そろそろ60になる。
将:じゃあ、う〜んとなって。それを見て、「由良のヤツか。アイツ、また小言か?」と思いつつ、ピッと聞いてみますが。「おぅ、由良か?」
響一:「貴様、気づいてたんだったら、さっさと取れ」
将:「いやぁ、ちょっとな……」
響一:「どれだけ待たせるつもりだ」
GM:今どこにいます、そう言えば。
将:え〜と、神城の方から帰ってきてすぐだと思うんですが。そろそろ夜になるので、これから街に出て……
GM:街に出て走ろうと。
将:街に出て調べようかなと。走るまでにはまだ時間があるので、その間に調べてみようかと。若しくは今日は夜は走るのを止めて、そっちの方を探すのに専念しようかと。
GM:「沖田さん、沖田さん。沖田さ〜ん」っていう舎弟が後ろで。
将:「おぅ、ちょっと待っとけ」とそんな感じでやっておく。
響一:かくかくしかじかで。「クリムゾン・ヘヴンというヤクについて、君の舎弟達にも話を訊いて見てほしい。ひょっとすると……まぁこういうので人間を分類するのは嫌だが、君の舎弟にも服用者がいるかもしれん。まぁ可能性がないとは言い切れんことを普段君はしているのだからな」ちょっとお小言で。
将:「解った。こっちの方も部下にそれとなく訊いてみる」
響一:「まさかお前、やってるわけじゃあるまいな?」
将:「やるか誰が!人間やめる気はねぇ!」
響一:「あと、いいか。もう一度言っておく。貴様は突っ走りすぎだ。この前も無駄な人死にを出したことを忘れるな」
将:い、痛ぇ……
GM:心に突き刺さる一言。
響一:「犯人を見つけても、絶対に手を出すな。まずはみんなに連絡して、お前は跡をつけろ」
GM:実は心配されてますよ?
響一:「合流するまで手を出すんじゃないぞ。スーパーマンになろうというヤツはバカだ。俺達はチームだ。それを忘れるなよ」プツッ。
将:「ちょっと」あ、切られた。ちっ、俺も既に関わっているのに。かくかくしかじか言えなかったよ。
響一:あ。
将:じゃあ、ガーっともう1回掛けなおして、「お前切るの速ぇ!こっちの話も聞けぇ!」
響一:「それで何だ」
将:神城の方からの依頼でかくかくしかじか。
響一:「なに、そうなのか。神城も動いているのか。これは上に対して報告の必要性があるな」
GM:で、エージェントは消えたからね、みたいに。
将:「だからこれはオーヴァード、若しくはジャームな可能性がある。まぁこっちはこっちで、まぁそのヤクの売人、クリムゾン・ヘヴンというヤツらしいんだが……」

 ヴァーミリオン・フォッグである。

将:すみません、こっちのメモ欄見てました。「ヴァーミリオン・フォッグの方にちょっと会う必要性がある。まぁこの調子からすると、いきなり会った瞬間に攻撃されかねんから、1回つけてお前らの方に連絡する」。
響一:「いいか、くれぐれも手を出そうとするなよ。まずはつけろ、尾行だ。ヤツの裏を探るんだ」
将:「ああ、解った」ピッと切って、「ふぅ、取り敢えず釘を刺されたからな……」じゃあ、取り敢えずヤツの足取りを探してみようかと。
GM:うぃ〜、誰に何処で何を訊きますか?
将:そうですね、まず1回舎弟ですな。舎弟の方に<裏社会>で調べてみよう。でも【社会】1なんだよな、コイツ。【社会】1でしかも<裏社会>1レベルだからな。(コロコロ)7。8とか言ってる。
GM:「えっ!お、お、お沖田サン!な、な、何でその話題を!?」聞いた舎弟は真っ青になります。
将:じゃあぐいっと。「何か知ってるな、てめぇ」
GM:「あ、え、あ、いやっ、そのっ……」って、真っ青になりながら彼がわたわたわたわたと喋り出したんだけど……
和美:喋り出すと、そこからポトっと何か赤い錠剤が。
GM:いやいやいやいや。それはないんだけど、魅羅亜樹のメンバーの中にも出始めの頃クリムゾン・ヘヴンに手を染めてた奴は居たわけですよ。まぁ3、4人のグループで。そいつは入ってません。「俺が告げ口したって言わないでくださいよ」
将:「ああ、それに関してはプライバシーはちゃんと保護する」
GM:なんだけど、その中の1人である有馬が急に暴れ出して手のつけようがなくなったらしいんですよ。クスリを飲んで、みんなで囲みながらごっくりやってたわけですよ。シコシコじゃないかな?
将:シコシコ……それは痛ぇ!それやったら殴ってますよ、こっちは。
GM:なんだけど、そういうふうにいつもどおりにやっていると、4回目くらいの服用で有馬がおかしくなった。
将:なるほど。
GM:急に暴れ出して、痙攣を始め、「痛ぇ、痛ぇよぉ!」とか言いつつ、で、ゴキゴキゴキっという凄い音がしたらしい。
将:異音がしたわけだ。
GM:慌てて救急車を呼び、病院に連れて行ったものの。未だに帰ってこない。
将:帰ってこない?
GM:怖くてお見舞いには行ってません。
将:なるほど。そういう事ですか。
GM:うん。そう言えば最近有馬は欠席だったなと思い出す。
将:「そう言えばヤツは集会にも来てねぇし、学校にも来てなかったな」
GM:残りのメンバーは怖くなって、それ以来使用もやめたし、買った所に近づくのもやめてるらしい。
将:じゃあ買った所は知ってるわけですね。
GM:とあるライブハウスですな。周りの繁華街、まぁ学園から歩いて30分ぐらいの所にある繁華街の裏。あの、異様に寂れた感じの所。
将:ああ、ちょっと解りました。
GM:まぁそのライブハウスの詳しい名前は知らないけど。そこら辺2、3軒あるから。「俺、当事者じゃないんで。そいつらも来てないんで」
将:「なるほど。そいつらが止めてたという事は今回は目を瞑ろう。そいつらにはもうこっちの方から忠告はしておく」
GM:「頼みますよ、沖田サン。俺も、俺も止めたんですけど、俺の言葉をあいつら聞かなくて。うぅぅぅぅぅ……」
将:取り敢えず解っていることは、もうジャーム化、ジャーム化というかオーヴァード化するような傾向が完全に見られたので……
GM:って言うか、「痛ぇ、痛ぇよぉ」の時点で覚醒時の痛みだね。
和美&響一:「痛ぇ、痛ぇよ〜〜〜〜〜〜〜!」(←ハート様@暴走中)
将:「チッ、しまった。さっき一緒に連絡しとくんだった」項垂れる。すみません、シーン変わってるんですかコレ。続いてるんですかね?
GM:ん、さっき電話かかった所から?
将:え〜と、そうです。
響一:電話掛けてトスしました。
GM:一応続いてるでしょ。
将:じゃあ、改めてまた由良の方に掛けて、「由良か」と。「取り敢えず、舎弟の方に訊いてみたんだが、かくかくしかじかのライブハウスが怪しい、と。まぁそこら辺2、3件あるから、そちらの方で調べてみてくれ」
響一:「ん、解った。じゃあ至急人員を集めて、そちらにも向かおう」
将:「あと、クリムゾン・ヘヴンは確実に、まぁ人によりけり限界があるのだろうが、その限界点を超えた瞬間に、オーヴァード化し始める。その有馬って奴も押さえてみてくれ」
響一:「有馬か。うむ、調べておこう」
将:「すまん、よろしく頼む」
響一:「解った」
将:そんな感じでこっちは切って、そのライブハウスの方……いや、その前に病院の方に向かおう。

GM:病院です。「何ですかぁ?交通事故ですかぁ?お友達のお見舞いですかぁ?」看護婦さん。
将:「前に……」何日ぐらい前か聞いてましたかね?
GM:うん、聞いてる聞いてる。1ヶ月ぐらい前。
将:「1ヶ月ぐらい前に救急車で運ばれた、有馬ってヤツに会いに……」
GM:「あ〜、有馬さんですね?え〜っと……」パラパラパラパラパラ……「あ〜、ご家族の方が引き取りに来てますね〜」
将:じゃあそれを聞いて、「それはいつだ?」と
GM:「え〜っと、運ばれて次の日でしたけど〜……」と言葉を濁す。
将:「解った、ありがとう」と言って、そのまま病院出て、「ヤツの住所は……」
GM:「ありがとうございました〜。また再びお目にかかることはない事をお祈りしております〜」
将:会いたくねぇ。
和美:ヤなコト言うなぁ。
GM:や、病院なんて来ないほうがいいでしょ。
将:確かに。
響一:ん〜。
咲:「またお越しくださいませ」とかじゃなかったんだし。
GM:ていうか具体的に、ここ救急救命センターです。
将:なぁるほど、それだったら来ない。絶対来たくない。
GM:救急救命センターに運ばれたいか!?
将:むしろ仲間が来てる気もする。
GM:実はこれは法医学室のご挨拶です。「法医学室一同、あなたとお目にかかる事が永遠にないことをお祈りいたします」っていう。
響一:じゃあその事が解った時点で、多分由良の方に合流しにいくでしょうな。そんな感じでシーン切ってもいいっすか?他に何もする人がいなければ、1回切った方がいいかなぁと。
GM:じゃあジョキン。
将:じゃあ切りましょう。次は誰でしょうか?
GM:そうですね〜。何かしたい事がある人〜。
咲:あの〜、午後6時、7時、8時ぐらいに現物を届けに行きたいのですが。
GM:じゃあ次はそういうシーンで!

Middle4 ――神原咲
GM:じゃあキミは義美さんはタコ焼きを抱えたまま学校に帰ってきた。
咲:うん。あれっ!?
GM:「待ってるから速く帰ってきてね〜」
咲:「うん、ごめんね〜」
GM:「あの〜、私にあと13箱も食べろなんて言わないでね。結構カロリー高いんだから太っちゃうよ」
将:そこら辺は多分、部活動の方々が食べに来るのでは?
GM:いやいやいや、部活動ないからもう帰ってる。今日は全校で部活ないの。
咲:じゃあ生徒会室に行った。
響一:「やぁ、タコ焼き美味しかったかね?」と(爆笑)。
咲:「はいっ、おみやげです!」とタコ焼きを2箱。
響一:「はい、ありがとう。タコ焼きよりも僕はそっちの錠剤だけでお腹一杯だよ。じゃあこれを持っていたいう男子生徒に対するマークは怠らないように」
咲:「はい、了解しました」と言うわけで、いいのかな帰って。
響一:「今夜あたりミッションがありそうなので、できれば時間を空けておいてくれるとありがたい」
咲:「はい、解りました〜」
GM:じゃあ生徒会室から帰るキミの携帯にメールが入るよ。「お・そ・い、咲〜。罰としてショッピングつきあってよ〜」
咲:そんなぁ、1人で帰ろう。
響一:「いいか、その兄弟は危険だ。できることならば手を引かせるように、なるべく仕組んでくれ。もし何かがあっても直接手を出すような事はしないで、まずは報告することだ」
咲:「解りました」
響一:「君だって前のように、身近な人間が死ぬところは見たくないハズだ」
咲:「はい」
GM:で、またメールが入りますね。「ホントに遅いってば、咲〜!もうこれはタイムセールに付き合ってもらうんだからね〜(怒)」
咲:「あわわわわわわ!」ダッシュ。
GM:と言うわけで。「遅い!」て言って
咲:「ゴメン〜」
GM:「さ、行くわよ。今日は夜9時までねばるんだから!」
咲:「マジでっ!?」
GM:「デパートで服の安売りやってんのよ!」
咲:「9時ぃ〜!?ああ〜」
GM:「手伝ってね!あんたの動きにかかってるんだから!」と言ってズルズルズルズル。
咲:「ああああああ〜〜〜〜〜〜」

Middle5 ――由良響一
GM:侵蝕率!
響一:(コロコロ)10っ!
将:凄っ、今回上がり方激しいぞ、そっち。
GM:激しいなぁ〜。いやぁ、戻ってこいよ〜。
将:戻ってこれるとは思いますが。
和美:でも、こっちより30近く高い。
GM:じゃあ、「もしもし、“移ろいの表貌(エラティック・フェイス)”か?」
和美:「はい」
GM:おお。はい、というわけでコロッ。
和美:(コロコロ)8だ。
将:こ、コイツら高っ!高っ!
和美:時間はどれぐらい?
GM:そうですな〜、もう10時ぐら〜い。
和美:じゃあ家にいるかな。
GM:え〜と、ライブハウス今日はやってるのかなぁ?
和美:それは解らないなぁ。
将:若しくは踏み込んでもいいような気がする。
GM:情報収集はどこかでしました?
和美:情報収集は取り敢えず……
GM:情報収集した人は言ってくださいの。結構時間経ってるから収集してた事にしていいですよ。
響一:じゃあ僕は<噂>と<裏社会>両方でやってた事にしたいです。
GM:うぃ。噂は学校ですね〜。
響一:ダイス、5つですか。いきなり。
和美:じゃあ僕も振っておく〜。え〜と、<友人>のボーナスを足して、(コロコロ)7。
GM:7は学校で集められる噂の表面的なこと。不良達の間でかなり出回ってる薬。で、またその薬を常用していたと思われる何人かは2、3日前から学校を欠席している。
響一:じゃあ次、<裏社会>でいきます。ちなみに<噂>17行きました。
GM:<噂>はさっき言ったことに加えて、その首領……というか、ドラッグ常用している奴らの親分みたいな刈谷って奴も休んでるっていう。
響一:あと、<裏社会>で18が出ました。
GM:流通の元締めはヴァーミリオン・フォッグという売人で、どうもオーヴァードらしい。神城が調査させていた末端の者達が何人か、返り討ちにあっている。また、ジャームを傍らに従えていたという未確認情報もあります。で、その売人はいつもは“ラスティ・ネイル”というライブハウスにいるらしいです。で、クスリの効果については調査中。でも、何かレネゲイドに関係あるんじゃないかなっていう黒い噂があります。
響一:なるほど。
将:凄ぇ、本当に情報屋だ。
GM:当たり前しょ。情報屋の情報量一番多いの!
響一:その情報を伝えて、「では今から出られるようだったら、神原さんと組んでその“ラスティ・ネイル”というライブハウスに向かってほしい」
和美:「解った」
響一:「実は現物がここにあるんだが、それは神原さんが持ってきたんだ。あと、これを持ってきた辻兄弟について、ひょっとすると……」
GM:あ、ちなみに薬はですね、緋夏さんがコネを使って科特研の方で極秘裏に分析してもらえるように頼めるよ。
響一:「と言うわけで科学的な分析はこちらでやるとして、現物はあるんでそちらは売人の様子を遠くから伺うだけでいい」
和美:「解った」それと、辻兄弟の話は出たんだよね。んじゃこっちから言う事は「そう言えば辻弟、つまり雅義の方が電話で言ってたんだけど。『刈谷が、早まった』って」
響一:刈谷。うん、その名前聞き覚えがあるな。
GM:ありまくりですなぁ。
和美:「そう言って、彼の後を追っていったみたい」
響一:「それはマズいな。できることなら……ん〜、ではライブハウスの方は沖田に任せるとして、君はその辻兄弟の方を頼む」
和美:「解った」
GM:あ、ちなみに思い出します。思い出すっていうかこれは和美が普通に分かることなんですが、彼が駆けて行ったのって繁華街の方面だったな〜。
和美:繁華街の方面……。
将:じゃあそのシーンに出てきてよろしいか。
GM:うぃ〜。と言うわけで侵蝕率をコロっと上げよう。
将:これ以上なんかそっちに侵蝕率上げさすのも悪い気がしてきた。(コロコロ)7、これで49。今回は低いぜ〜。ガラっと開けて、「よぉ由良、帰ってきたぜ〜。取り敢えずそっちの方どうなってる?」
響一:「うん、こちら現物は入手した。分析は既に回してある。君にはこれから“ラスティ・ネイル”に行って、売人が現れそうなんでそちらの方に向かってほしい」
将:「解った。じゃ、そっちの方に直接行けばいいんだな」
響一:「うん。その他、生徒の方でそれに関わり深いと思われる人物をマークしているので、そちらはフレイム・ビーストとエラティック・フェイスに任せてある」
将:「ああ解った。じゃあ俺はライブハウスに行って、その中の様子を探るとともに、巧くいけばヴァーミリオン・フォッグの方を押さえればいいわけだな?」
響一:「押さえる必要はない。後をつけるだけだ」

 一同爆笑。

将:「解った」と。なんか随分先走ってた。ってか、短絡思考に飛んでた。
GM:ちなみにカウンテス(満流)は緋夏さんと一緒に警察の捜査の方に加わってます。
響一:「じゃあこちらの方でもカウンテスと繋ぎをとっておこう」
将:「ああ、解った。じゃあカウンテスに宜しくな」
響一:「ん、解った」
将:じゃあそのまま出て行こう、ガラッと開けて。
響一:「後は、任せた」



 一方その頃、緋夏は電話をかけていた。
「ね〜ぇ逢坂君。こないださぁ、お酒に付き合ってって言ってたよね?あれ付き合ってもいいよ?でもさぁ、その代わりちょっと分析してほしいものがあるんだけど?」
「ひひひ、緋夏さんですかっ!ははははいっ、そそそそそれは、ええっ、もう職務違反だろうが法律違反だろうが、緋夏さんの為なら!」



Middle6 ――神原咲
将:次はどこですかね。
GM:次はこの順番で行くと……You're the scene player!
咲:ほい。
GM:と言うわけで帰り道。もう日もとっぷりと暮れて10時を回っています。
咲:遅くなっちゃった。
GM:デパートで閉店まで付きあわされました。
将:凄いな、それは。
咲:取り敢えずお家に電話はしといたけど……
GM:彼女は洋服を抱えてほくほくです。
咲:「よかったね〜」
GM:と言うわけで帰り道〜。
咲:まだ一緒ですか、義美ちゃんと。
GM:そうですね、一緒ですね。で、学園近くの公園で、何故か都合よく和美とばったり。
咲:おぅっ!?
和美:ばったりなのか。
GM:と言うわけで侵蝕率を2人とも上げといてくれ。
和美:(コロコロ)3。やったぁ、60行かなかった。
咲:(コロコロ)6。
和美:こんな時に前衛で60行きたくありませんもん(涙)。ところで、こんな時間に公園で何やってたんだろう。
GM:いや、キミ軽いでしょっていう。
将:や、トコトコ歩いてたんでしょ。

 幾ら軽くても、夜の10時過ぎに女性の1人歩きするほど危機感ないヤツだとは思わないんだよね。女性化してすぐならいざ知らず、既に4年も女やってる身としては。

GM:「あ〜!吉川さん、ねぇねぇねぇねぇ、タコ焼き食べない?」まだ5箱残っていたタコ焼きを掲げつつ駆け寄ってきます。
咲:「冷めても美味しいんだ」
和美:「どうしたの、コレ?」
GM:「えっとね、エヘっ♪」
咲:「えへへへへへ」
GM:「15箱は食べたんだけど……」
咲:「う〜ん、ちょっと一杯かな?」
和美:「………………そういう事なのね」
GM:そうやって3人は公園のベンチに座るわけですな。「こ、こんなのお家に持って帰ったら、お母さんにも怒られちゃうし、雅義にも何て言われることか、全く。『姉ちゃん、また太るぞ』なんてあの子は平気で言うんだから」
和美:じゃあそれを突付きながら、「ところで雅義のコトなんだけど……」
GM:「ん?」もぐっ。
和美:「最近ちょっとヤバいコトに首突っ込んでるんじゃないのかなって」
咲:「はっ」
GM:「はぅっ!」心当たりがありまくる表情で義美は「ん、うん……。あのさ、刈谷ってヤツなんだけど……。アイツお人好しだから『刈谷も話せば解ってくれるさ』なんて言ってるんだけどさ、あたし全然そう思えなくって……」と言った所で、彼女は公園の入口を見て固まります。
和美:およ?
咲:どうしたの?
GM:「えっ……なに……あれ?」
咲:なに?
和美:何があったのかな?
GM:そっちを見るかい?
和美:うん。
咲:見るよ。
GM:そこには1匹のジャームが。全身は白銀の体毛に覆われ、狼男のようなその姿はしかし、左腕だけが変形し巨大な鉤爪は……
咲:きゃ〜(←でも余裕ある反応)
GM:そして義美は、叫ぶわけです。「キャ〜!バケモノ〜〜〜〜〜!!」
和美:まずいね。パニック起こされたら困るんで……2人だからしょうがないね、《ワーディング》かけて義美を抱えて逃げる!
GM:その前にヤツの行動があるんです。「バケモノ」と義美が叫んだ瞬間に鉤爪を振り下ろします。完全に届かない距離かと思われたそれはしかし、振り下ろされる瞬間に――伸びた。
咲:うわ〜。
和美:エグザイルか。
GM:ガシュッ!嫌な音がします。「か、はっ……」と言って彼女が崩れ落ち。
咲:はわわわわわ、「義美っ!」
和美:「義美っ!?」
将:痛いなぁ……
GM:そのジャームは今度は和美に向かって手を伸ばそうとしますが、何故か一瞬固まり……
将:「うおっほ〜!」とか叫ぶんですか?

 そんな変態は嫌です。

GM:踵を返して走り去ってゆきます。
和美:「何だったんだ、今の……。それよりも今は!」
咲:「ていうか義美が!」
GM:義美は虫の息です。
咲:「どうしよう?」
和美:「取り敢えず病院に!」
咲:「はい。救急車呼ぼう!」
和美:「走った方が速いかも」
咲:「あ、そうか。じゃあ担いで走ろうか!」
GM:虫の息、虫の息。
和美:取り敢えず連絡はして、そっちに向かって走ろう。
将:位置的に近いんでしょうか?
GM:病院も商店街の中にないこともないから、個人経営だけど。
咲:取り敢えずそこまで走りますよ。
GM:そこからはほら、救急車で総合病院に運んでもらえばいいし。
咲:応急手当してもらえるし。
和美:じゃあそこまで走る。
将:陸上部の足をなめるなって感じ。



 夜の街を疾走して行く2つの影。
 1つは脚が半獣化した人間、もう1つは走るのに適した格好に手足を変形させた人間。脇には鮮血を流した少女を抱えている。
 それをビルの上から見下ろす1人の男――
「フン、エグザイルにキュマイラか。レネゲイドの力とは思えんな。野蛮で、醜悪で、不愉快だ……」


Middle7 ――由良響一

 一方その頃、生徒会室は緋夏からの連絡で大騒ぎになっていた。

GM:「満流との連絡が途絶えたの!」
響一:「何だって!?」
GM:「“ラスティ・ネイル”に行ってみるって言ってそのまま!」
響一:「バカめ、1人で行ったのか!いや、すいません。行ったんですか!?」
和美:慌ててる、慌ててる。
GM:「その事なんだけど、新たに判った事を伝えるわね。“ヴァーミリオン・フォッグ”の本名が判明しました。緋夏の従兄弟の紅端洋(くれは・ひろし)」で、何でバレたかって言うと、つい数時間前ですがヤツから連絡が入ったんですな、紅端の家に。紅端の家っていうか、緋夏と満流の住んでいる家に。
響一:はいはい。
GM:「『お前が1人でラスティ・ネイルに来るならば、これ以上クリムゾン・ヘヴンをばら蒔くのをやめる。この街にも手を出さない』っていう。それを聞いて満流は飛び出していったみたい」
和美:何と言うか、古典的な罠にはまったよね。
GM:うん、そういう子です。
将:あ〜、何となく赤と言った時点で何となくシンドロームが何か見えてたんだけど、こういうことかやっぱり。取り敢えずブラム・ストーカーと何かだ。
GM:「本当はあんた達に頼むのはあの子の意志には反することなだけど、こんな事を解決できるのはあんた達しか知らないんだよ!」っていう感じで。すんごい切羽詰ってるます。身内のゴタゴタに巻き込んじまって悪いけどみたいな。
響一:なるほど。
GM:「あいつはオーヴァードの今の状況に不満を持っていたし、あたしみたいな力を持たない普通の人間を軽蔑してもいた。紅端の家を飛び出してから、どこでどうしていたのかは知らないけど……一筋縄でいかない曲者だってのは確かだね」
将:「オーヴァードこそ人の進化の道なのだよ!」とか言ったわけですか?あ、さっきの台詞も加味すると「ブラム・ストーカーこそが真のシンドロームなりぃぃぃ!」とか言いそうなキャラクターだ。

 誰だよそれ。

響一:「あ、解りました。とにかく自棄を起こさないでください。満流さんは必ず僕達の方で捉まえてみせます」
GM:「お願いね」って言って、ここで終わっていいのかな?それとも何かやる?
響一:え〜と、じゃあ……電話ですね。
和美:あのさ、現地集合にするんならさ、集合したところから始めてほしいんですよ。そろそろ侵蝕率が危ない。


Climax
GM:さぁみなさん、どうします?
咲:どうするんだ?
将:突撃じゃないですか?ラスティ・ネイル襲撃、ああ急襲か、この場合は。

 相変わらず危ない事を口走る人である。

響一:全員登場ってコトで!
GM:ラスティ・ネイルの前だ!
咲:(コロコロ)うわ。
将:(コロコロ)でもこれで55だ俺。
和美:(コロコロ)64……きっつぅ……
GM:2人の女の子の制服は……友人の血で紅く染まっている……

 何でそこでホラーっぽくなるかな。

和美:これ終わったら交換かなぁ。
咲:取り敢えず義美が心配ですが、何とかしないと……
和美:何とかして元を断たないと。
咲:うん。
響一:「とにかく、今回の作戦の目的は2つ。“ヴァーミリオン・フォッグ”こと紅端洋の確保、若しくは殲滅。あと囚われているであろう、紅端満流会長の救出。クリムゾン・ヘヴン在庫を押さえ、それの処分、焼却」
和美:「燃やして大丈夫なモノなのか、それ」
GM:その点に関しては、緋夏の方で科特研の方で分析が殆ど済んでて、“アルケミスト”にも連絡をとりました。
響一:じゃあ押収ということで。
将:全ての情報を聞いた後に、「ちょっと待て、お前忘れてないか。辻のもう一方、まさのり……」

 雅義です。それと、あなたはその情報を知らないハズでは?

将:「雅義、ヤツがいる可能性があるから、そいつまで含めてだろ」
響一:「まぁいるかどうかは分からないが、見つけ次第確保。辻雅義の事は既に手遅れになっている可能性はあるが、今回は後回し。まずこっちを先に処分!」
和美:「これが終わったら、雅義に電話掛けて『これ以上ヤバい事に首を突っ込むな』って言っておかなきゃ」
GM:うん。では目の前にはラスティ・ネイルの扉が!
響一:「時計を合わせろ!」

 一同爆笑。


GM:**に突入するですか、びっくりです。
響一:時計を合わせろではなくて、「じゃあ行くぞ」と。ひょっとして階段とかあります?
GM:いや〜、ないですな。1階で、潰れてる?って感じのラグタイムハウス。廃屋っぽいけど、はやってなさげ〜っていう。
咲:ああ、何となく解った。
和美:地下……なんじゃない?
GM:半地下だけどね。
咲:途中まで階段で降りてってヤツ。
響一:か、階段は下りられん。
将:そこら辺は昔様式でバリアフリーだったということで。
和美:こうやって、ガッチャンガッチャンと……
GM:あ、坂があるから。
響一:まぁ誰か押してくれたということで。
和美:持って上がるのが大変だなと思いつつ。
GM:扉〜。
響一:「それじゃあ、作戦行動を開始する!」
将:ではまずちょっと覗き見てみましょうか。
響一:じゃあ《ワーディング》を発動して、まず一般人を……あ、《ワーディング》やった時点で中にいる奴にバレるか。
GM:バレるバレる。
響一:じゃあ抑えていかなくちゃいけないわけですね。
咲:じゃあ、そ〜っと。
将:取り敢えず1回そ〜っと見てみましょう。
GM:がらんとした部屋。奥の方は暗くて見えない。そして手前に1人の男の子が横たわっている。
和美:誰かな?
GM:まぁ〜、覗き込んだ人誰?
将:多分一番先頭僕だと思われ。
GM:見たこともない人。制服は所々破れるけどにゃ〜。
和美:「誰かいるのか?」と訊いてみよう。
将:「ああ、何か男が寝ているんだが……」
GM:君の学校の制服だよん。
将:「ウチの学校の制服だ」
咲:見せて見せて。
和美:ひょいっ。
GM:その2人が見ると判るよ。思いっきり雅義だ。
咲:「はぁぅっ!」
和美:う〜ん何かアレだけど、ま、これはこうするでしょ。「雅義っ!?」って走って駆け寄る。
咲:入るんか。私も一緒に行くよ。
響一:「気をつけろ!ここにいる時点で彼はレネゲイド・ウィルスに感染している危険がある!」
将:「ちっ」と言って駆け込む。
GM:「あ……和美さん……」って彼はこう起きて、どこか夢見るような表情で言うんです。「夢を……見たんだ。凄い悪夢だった。姉さんが僕の事見て、すごい顔で『化け物!』って叫ぶんだ」
咲:あぅ。
GM:「それがあんまり悲しくて、やるせなくて……姉さんって引きとめようとしたら……。あんまりな悪夢だよね。ね?」
和美:凄い居た堪れない気分だな。
将:居た堪れね〜、何となく見えてたパターンだけど。
GM:言い終えたところで、奥にあった暗くて見えなかった扉がバタンと開きます。「フン、やっとお出ましか、薄汚い野良犬どもめ」
響一:「お初にお目にかかる。紅端洋君、いや、“ヴァーミリオン・フォッグ”とお呼びした方がいいかな?」
GM:「ほぅ、中々腕のいい情報屋を飼っているみたいじゃないか」と言って出てくるのは、黒いトレンチコートを羽織った30代前半くらいのエリート然とした男。
咲:はぁ〜、悪そう。
GM:更にそのガランとしたフロアの横では、満流がぐったりと横たわっています。
咲:「うわぁ、会長〜!」
GM:ここで全員<知覚>でジャッジ〜♪
咲:(コロコロ)3。
響一:【感覚】は低いぜ。
和美:(コロコロ)11だ。1個しかダイス増えないのに11です。
将:(コロコロ)26です。
響一:(コロコロ)8です。
GM:30超えた人はいないか〜。
将:いないって!
和美:ムチャです。
GM:だって振ったら30だったんだも〜ん。で、彼は君達を見回して言います。「ふん、『エグザイル』『ハヌマーン』に『キュマイラ』か。レネゲイドを無駄遣いする野蛮人どもめ。貴様らには用はない」
咲:「なにぃっ!?」
GM:そして由良に目を留め、「ほう…君は、こいつらとは少し違うようだな。どうだ? 満流とともにわが組織へ来ないか? …この世の中には、人の足ばかり引っ張りたがる馬鹿が多すぎると思わないかね?」
響一:「うっ」すいません、衝動を突っつかれた時に何か。
GM:や、特にはない。
響一:じゃちょっとその言葉ズシンと来るんで、ちょっと顔を歪めて手で顔を覆いますね。「くっ、なっ、何を……!」
GM:「実に愚かしいよ。この世の真実から目を背け、優れた種族である我々を迫害し、あまつさえそれに暴力を以って立ち向かうオーヴァードすらいる」
響一:「くっ、だっ、黙れ!」
GM:「愚かしい、愚かしいよ。この世は純粋なる物理的力だけで動いているわけではない。君だってそう思っているだろう?」
響一:「そ、そんな事はない。貴様の言葉など、聞く耳持たん!」
将:じゃあそこで、「充分危険思想だなコイツは」と言う。
和美:「……そうだね」
GM:「いやしかし実に美しい光景だね!お仲間を助けに飛び込んできたと言うところかい?美しい、美しいよ。そしてそれ以上に愚かしいね!そこの彼は仲間を助る為にと単身ここへ乗り込んできてくれてねぇ。いや、実に泣かせる光景だったよ。お友達を取り戻そうと、必死に無駄な努力を続けていたんだけどねぇ、くっくっくっくっくっく……」
咲:「愚かしくなんかないよ!」
将:コイツはもうジャームだからな。これは神城の依頼は殲滅の方かな。
GM:「さぁ、そろそろお喋りは終わりだ。ショータイムの始まりと行こうじゃないか。せいぜい泣かせる光景を見せて私を楽しませていただきたいね、野蛮人諸君!……雅義君、起きたまえ」と彼がパンと指を鳴らすと、彼の身体が四散します、紅い霧となって。
咲:はっ!
GM:というわけで衝動判定!
和美:え〜と、3個か今回は(コロコロ)え〜と10!OK、成功。
将:(コロコロ)え〜と、9だなぁ。
咲:あ〜、4。
響一:(コロコロ)9ですね。
GM:成功した人は即座に2D10侵蝕率を上げ、失敗した人、3D10侵蝕率を上げてください。
咲:がふっ!
響一:ちょっと待て〜。(コロコロ)うわっ、高っ!
将:(コロコロ)な、何コレ。9、9とか言ってる。ここまで一生懸命下げてたのに。一気に73まで行った。
GM:ちなみに説明します。これ、ソラリスのシンドロームです。ブラム・ストーカーのシンドロームで従者をつくり、ソラリスのシンドロームで薬をばら蒔いていました。
和美:73。
咲:74。
響一:ひゃ、100超えた!
和美:こ、この段階で!?
将:す、すいません、僕の最後のこの9、9って目何ですか?今まで上がってなかったのが一気に上がりましたよ?

 今までの良過ぎたダイス目をここで返上しただけだと思う。

GM:いぇい!では、イッツ・ショータイム!!紅い霧が晴れた後に君達が見たものは――

 もはや人の姿を留めていない、雅義の姿だった。

和美:“ヴァーミリオン・フォッグ”をキッと睨み返して叫ぶ。「………………どっちが野蛮人だっ!!」
響一:て、まだいるんですか?
GM:ていうか、そもそもそこにはいなかった。従者ですから、コイツ。で、天井あたりに紅い球体が張り付いていて言うですよ。「まぁ私を倒したいのだったら、そこの坊やに勝ってから来ることだね。そうしたら認めてあげようじゃないか。くっくっくっくっくっくっくっくっく……」と、紅い球はまだ残っています。
咲:「く〜、あんたなんかに認めてほしくなんかないもん!」
将:「貴様が権力を騙るな!」と言っときましょう。
GM:「お〜や。神城の犬が何を言うのか。君の父親は随分と素晴しい人じゃないか。権力の中枢に食い込むためなら手段を選ばない。自分の部下の娘すら犠牲にする。いや、全く素晴しいよ」
将:「黙れっ!貴様はネッ殺す!」

 よっぽど逆鱗に触れたのだろう、「ネッ殺す」なんて新語が出るくらいに。

GM:ああ、天井に張り付いた血の卵がいってるだけですから。
将:見つけ次第殺すって感じかな。
GM:というわけで今回の敵。「うわ〜」と言いながら雅義君が襲い掛かってきます。

Climax ――Turn1
GM:イニシアティーヴ。自己申請。
将:10。
咲&響一:8。
和美:6。
GM:ではこっちらっから攻撃ね〜。ダイス貸して?
将:イニシアティヴ値いくらだったんですか?
GM:えへっ、11♪
将:え〜と、それで誰がエンゲージしてるわけですか?
GM:ん〜、取り敢えず駆け寄った2人。
和美:はい、エンゲージしてますよ。
咲:はいはい。
将:その1歩後ろらへんにいるのかな。
GM:うん。1歩後ろなら、即エンゲージできるから。あ、満流は別エンゲージですんで。では行きま〜す。エンゲージにいる人、手を上げて!
咲&和美:は〜い。
GM:では〜。《破壊の爪》+《獣の力》+《オールレンジ》+《貪欲なる拳》〜。攻撃力はたったの+10だよ〜。
将:+10で充分ですよ。
GM:そうだな、君達を見ると、「うっ」とちょっと躊躇い、それでも〜、それでもそれでもそれでも〜、どっちにしようかな、咲に攻撃。え〜っと、(コロコロ)
和美:あ、ゴメン。タイタスに変えるんだよね、コレ。
GM:あ、全部タイタスに変えてくれて構いません、シナリオロイスを。
和美:え、でも義美ちゃんはまだ病院にピ〜ポ〜ピ〜ポ〜でしょ?
咲:それは……どうだ?
響一:ちょっと可哀想っすね、変えちゃうのは。
咲:変わってないよね。
将:それは……変わってないですね。
和美:100%超えないように気をつけようね。
咲:は〜い。
将:100%超えても、110行かなければ還ってこれますよ。
和美:生き返れない、タイタスがないと。
将:あ、そういう意味ですか。
GM:(コロコロ)あ、ゴメ〜ン。(コロコロ)……
将:もう避けるのほぼ不可能なんじゃ……
GM:(コロコロ)おかしいなぁ……(コロコロ)50って言ってるぞ。
和美:あ、腹受けしてアレを振りましょう。「ダメージ要りません、《リザレクト》振ります」をやりましょう。
咲:避けれません、ガスッと。
GM:じゃあガスッと入った。これでも躊躇いがちなんだ!
咲:え〜と《リザレクト》……(コロコロ)4。HPが4になった。
GM:というわけでどうぞどうぞ〜。
将:次僕ですね〜。1歩踏み込んでもいいんですが、この距離からだったら《マイナーチェンジ》で剣を掌からズルッと出して、それを使って《さらなる波》+《カスタマイズ》+《練成の掟》で真空の刃をゴスッと飛ばしますよ。
GM:あ〜、ほぼシナリオどおりですな、楽しいったら。キミの考えが判った!
将:ダイスが2個増えて……(ザラザラ)31。後ろから鎌鼬をごすっと飛ばすわけですよ。
GM:(コロコロ)おぅおぅおぅおぅ、地球も泣いておるぞ。(コロコロ)……でだな何でこうなる(コロコロ)……
将:すいません、避けられてる気がしてならないのですが。
GM:うん。
将:うっそ〜!なに、あの一撃を!?
GM:キミの放った鎌鼬は当たったかと思ったら、にゅるりと変形してして素通しされた。ガッシャ〜ン!と後ろの戸棚が砕ける。
将:「バカな、イズナが避けられたっ!?」
GM:いや〜、あのコレ、具体的に言うと、クリティカル値10だったんだよ?
将:うそ〜んって感じだったんですけど。
和美:エグザイルにもキュマイラにも回避のクリティカルが下がるのないから。
将:イニシアティヴが8が2人か。
GM:【感覚】の高い方です〜。
響一:それならそっちです。
咲:はいはい。では、何だろ。やっぱり攻撃かぁ?うう……
将:じゃあ後ろ方から叫びます。「まだヤツを気絶させれば、還ってこさせる可能性はある!」と。
咲:ホントに?
将:この世界、ジャーム止める方法って気絶させて戦力奪った後、還ってこれるかどうかっていうのが確かあったハズ。
GM:そんな感じだね〜。還って来れなきゃ崩れ落ちちゃうよ。
将:あ〜、だから殺しさえしなければ何とかなると。
GM:うそ。手加減、する?
将:後は満流がいるんで、何とかなるだろうって言う。
GM:満流は別エンゲージにいるんだけどなぁ。
咲:取り敢えず、攻撃してみる!(ザラザラ)24だ。
GM:キミの顔を見て何か躊躇った様にし、(コロコロ)するが……1足りない、当たった。
咲:転倒しましたよ。(コロコロ)で、ダメージは27。
GM:うぉうぉ。この辺ガシュっと抜けてだな……
和美:どんな感じ?
GM:おうおうおうおう、1/3ぐらいガリッと削れてますよ。
咲:おおっと、手加減が利かない。
将:取り敢えず全力で叩き潰してみます?
GM:そこで一瞬だけ、「い……痛っ!」っていう彼の声が聞こえたような気がしましたが、次の瞬間にはもう「うわぁぁぁぁ」というわけのわからない声に。
響一:じゃあ僕は満流に駆け寄ります。「会長、大丈夫ですか!」って。
GM:「ん……う〜ん」満流はただ単に昏倒しているだけのようです。
響一:「よかった!」
将:「会長の方は任すぞ!」と言っときます。「コイツはもう移動できないハズだ」
響一:はい、アクション終わり。
GM:昏倒を回復させるのは普通にできたよね?
和美:うん。
響一:できるですか、僕のターンで。
GM:まぁ昏倒から回復してはいるが、戦闘に参加できるほど回復してはいません。
和美:まずは《爪剣》使ってシャキーンと爪を伸ばす。だってこれでねぇ、後ろに飛ぶの格好悪いよね。
GM:うん、格好悪いね。
和美:で、近くにいるから《オールレンジ》+《貪欲なる拳》+《エンタングル》を使う。侵蝕率は82、ダイスは+2。え〜と、ダイス15個ほど使います。
将:お、お、お、お前はジャームか?
和美:確かにジャームってくらい振るねぇ。
GM:だから野蛮人なんて言われるんですよ、お姉さん。
和美:爪は伸ばしたのもの……腕を捕縛する。「よせ雅義っ!まだ何とかなるハズだっ!」
将:まだ帰れる場所が君にはあるんだよ。
響一:男言葉になってる〜(笑)。
和美:もう女を演じている余裕はありません。(ザラザラ)あ、低ぅ、18。
GM:18ねぇ〜。君の言葉に動揺して彼の動きは鈍ります。(コロコロ)本当に?嘘だ。(コロコロ)が、紙一重のところでかわしてます。
和美:かわされたか。
将:動揺戦ですか?でもヤツやたらに速いような気がするのは気のせいでしょうか。
GM:何言ってんの?ボクがどんなに頑張ってルールに演出を持ち込もうとしているのか解ってるかね?
和美:何かついつい手加減してしまったらしい。
GM:では、にゅるにゅるにゅるにゅるって音がして、1/3ぐらい削れたところが半分ぐらい埋まっていきます。
咲:あ〜。
響一:うわ〜お。
将:合計して1/6ぐらいのダメージに変わったわけか。
GM:そういうことね〜。

Climax ――Turn2
GM:は〜い、というわけで(ダイスを)頂戴、頂戴。ちょっと組み合わせるエフェクトが変わるんで……
将:暴れまくりますか?
GM:暴れるんじゃないのよ〜。
将:貫通?
GM:えへっ、コレをコレに変えるんだから……いきなり彼の腕が伸びます。後ろの男に攻撃。一切の躊躇いはナシ。クリティカル値は8、ダイスは15個だ。やるぜ!

 ちなみにさっきの和美の攻撃はクリティカル値7、ダイス15個。ジャームより攻撃性能がいいのはどういう事だ?

将:どうやらマスターの目が走っている時点で僕は避ける気ないです。
和美:15個で8だから、これくらい回る。
GM:(ザラザラ)え〜っと、47。
将:47、避ける気ないですよ。ダメージもいらないっす。《リザレクト》します。(コロコロ)5。(侵蝕率が)91になった。
和美:あ、そうそうそう、訊いてなかった訊いてなかった。これってさ、公園で襲ってきたヤツと同じ?
GM:同じですな〜。
和美:それは重要な事を訊いてなかったよ。
咲:何となく解ってはいたけれど……
将:てか最初の方で襲ったとか言ってたので一緒って言うのは判るけど。じゃあ1歩前に進んで、え〜と……
GM:ま〜キミの攻撃って受けるのが楽だ。一切の手加減なしだから。
将:《さらなる波》+《カスタマイズ》だけでいいか。侵蝕率がこれで95だ。(ザラザラ)22か。
GM:(コロコロ)ふんふんふんふんふんふんふんふん……ごめ〜ん、<白兵>結構レベルあるんだわ〜。避けた。
将:マジで〜!?クリティカル値10ですよね、そっちしかも。
和美:22だったら、それだけ振れば出るでしょ。

 だって……キミもクリティカル値10で達成値22を出したわけだし。

将:「くそっ!こいつ速ぇっ!」
GM:じゃあ天井の卵から嘲笑うような声が。「おやおや、彼は女性には優しいねぇ。でも気をつけないと、神城の犬君、キミは気をつけないとやられちゃうかもねぇ」
将:「黙りやがれっ!くそぉっ!」
GM:卵は「け〜っけっけっけっけっけっけ」いやぁ、こういう敵好きだ〜。
咲:どうしようどうしよう、ちゃんとダメージ与えた方がいいかなぁ?
和美:取り敢えず、私は捕縛しかやらないから。
咲:いいや、攻撃を混ぜよう。侵蝕率を6上げて……90超えたぁ。ダイスボーナスが3つついた。9個。「雅義戻ってこ〜い」とか言いながら(ザラザラ)17。
GM:じゃあこっちは8つ振るぜ。(コロコロ)なんかキミの方を見て「あ……」って何かを思い出したように一瞬とまるぜ。
和美:キラーパンサーは何かを思い出している。
咲:あああ、何か思い出の品を!
GM:にょにょ〜にょにょ〜(コロコロ)避けてる。
響一:では私の番、《弱点看破》。えと、9+4で13個だ。
和美:えっと、目標値が下がるんだ。3下がってるから6だよね。それだけ振って5以上って普通に出るよ。
響一:出てくれ、(ザラザラ)出た。それじゃあ動揺する言葉を吐きます。
GM:動揺する言葉、それは演出だ!格好よく演出してくれ。
響一:「君の姉さんの名前は辻義美さんと言ったね。彼女は今でも君の帰りを家で待っている。悪夢を振り払えっ!」
GM:「あっ……」っていう感じで動きがちょっと鈍くなったぜ。
響一:よって和美のダメージ+4ということで。本当は病院だけどね(笑)。
将:言っちゃいけない一言よ、それ。
響一:嘘も方便だ。
和美:じゃあ行くよ〜。え〜と、《オールレンジ》+《貪欲なる拳》+《エンタングル》。でもやっぱり捕縛に入る。「やめてくれ、雅義っ!」(ザラザラ)やたら回ったな、今回は。(ザラザラ)29。
GM:(コロコロ)それは1差で捕まった。「か、和美さ……」
和美:ダメージ行くよ。5だから……(コロコロ)低っ、15点。何で3と4しか出ないんだ。やっぱり無意識の内に手加減してしまうのか!?
GM:うん、半分削れてる。
和美:で、腕に巻きついてます。
GM:「和美……和之……どっち?」みたいな感じで戸惑ってるよん。
将:もしかしてそれはマイナーアクションを消費して解除ですか?
和美:マイナーとメジャー。
将:両方?
和美:うん。
GM:つまり次のターンは攻撃できない。
将:おし!
GM:けど君の攻撃当たらないから。
将:有り得ねぇ程かわしますよね、そっち。
GM:にょ〜、でもちゃんと判定してるだけどね。
将:さっきから、出目走ってますから。
GM:ていうか、マスターの気持ちにダイスが同調してくれてるだよ。いやっほい♪で、ターンの最後ににゅるんと治る。

Climax ――Turn3
GM:というわけで次のターン。ボクの行動は「ええぃっ!」って何かを振り切るように振り払って立ち上がる。終了。
和美:じゃあ振り払われたときに言う。「雅義ぃっ!」
GM:「ぐっ……」と止まる。格好ぇ、格好ぇぞ!好きだ、こういう戦闘中の演出!
和美:もう酔ってます、キャラクターに。
将:じゃあ《練成の掟》で侵蝕率98%まで上げて、それだけで殴りに行く。まぁその一瞬、身動きが鈍くなったところで。
GM:いやぁ、キミの姿を見た瞬間にやる気になってるから。ていうかキミ知らない人なわけですよ。
将:(コロコロ)28。
GM:(ザラザラ)ほらほら、やる気だよ。この時点で2個クリティカルして、(コロコロ)うわっ、2つともクリティカルってどういう事ですか?(コロコロ)やたら華麗ですな。
将:何だそりゃあ(叫)。
和美:可哀想だ。
将:ってか、クリティカったのがまた2個ともクリティカルってどうよ!?
GM:いや、巧く回ってないのかなぁ。というわけで、避けた。にゅるんと変形して。
響一:《弱点看破》。(ザラザラ)はい、成功です。また4上がりました。「そう、思い出せ、キミの名を!キミの名は何だ!」
GM:「お、俺は……誰?……姉ちゃん……和美……さん……」
響一:「そう、キミは辻雅義!人間だ!持ってかれるんじゃない!」そうやって頭を抱えてしゃがみこむぞ。
咲:じゃ、じゃあどうしよう。攻撃入れよう。「そうだよ雅義、一緒に帰ろうよ!」って言いつつ……
GM:言いつつガシュッと屠るわけですな。
一同:え?

 一同、暫し沈黙。

咲:え〜い、(ザラザラ)27。
GM:(コロコロ)おお、見事に当たっておる。1個もクリってない。
将:また見事にストーリー性が……
咲:(コロコロ)
和美:強っ!
咲:あぅ?
和美:さささ、35点。
咲:あ、痛ぇ〜。
GM:「う、うわぁ〜〜〜!」と言ってボロボロですな、具体的に。
咲:あああ、どうする?ボロボロなんですが。あ、でもいい感じに和美さんの番じゃん。
和美:ここでトドメ刺すのか?
将:タイタスを使うのかどうかって所で迷ってるんですか?
和美:いや、トドメ刺すのかなぁコレ、この場は。(暫し黙考)いや、まだ望みをかけてみよう。
響一:捕縛ですか?
和美:捕縛!還ってくる望みをかけて、まだタイタスは使いません。(コロコロ)「頼む、避けないでくれ〜!」
GM:「お願い、避けないで」じゃなくて?
和美:いや、もうそうやって演じてる余裕なし。(ザラザラ)あ、低っ、25。
GM:(コロコロ)やめてほしいんですが、1差で避けてます〜。そして本当にボロボロだけどにゅるっと治った。

Climax ――Turn4
GM:さぁ次のターン。
将:もういい加減こっち側に来るかな?
GM:マイナーアクションで起き上がる。そして攻撃だ!君を薙ぐぜ。(ザラザラ)1個〜2個〜3個〜4個〜5個〜6個〜7個〜♪
和美:楽しそうだよ(苦笑)。
将:すいません、大半クリってるんですけど、それなんすか、そのクリり方。
響一:天の声。
GM:取り敢えずクリらなかったダイスを返すよ〜。
将:すんません、圧倒的に少ないっす。
GM:ふっふっふっふ〜。優しいじゃないか、こうやってデータを明かしてあげてるんだよ。
将:もうそれデータを明かすとか言う以前に酷いんですけど。だってもう……もういいっす、当たったってコトにしませんか?
GM:いや☆楽しいから♪(コロコロ)49〜♪
響一:木端微塵にされそうな勢いだ。
将:普通に無理です。また《リザレクション》使います。
和美:まだできるか?
将:まだ98です。(コロコロ)8。次は無理だった、106です。
GM:人間やめた〜!ヤタ――ッ!や、1人くらい人間やめさせないとね、このセッション。
将:ちょっと待って、マスターがジャーム化させることをメインに考えてるぞ、コレ!?
GM:いや、いやいやいや、違うの。心情的にそこの2人に攻撃加えたくないわけです、このジャームとしては。取り敢えずそこを倒してからと思っているので。
和美:大丈夫?まだ還ってこれそう?
響一:え〜と、次でもうダメっぽい。
GM:でもね、にゅるんと治ったと言ってもね、2/3以上はガリガリガシュガシュおちてるのが判る。
咲:そろそろマズいね。
将:マズいけど7上げるべきなのか?113で還ってこれるか、オレ?真剣に考え始めた。いい加減に当てたいからなぁ。次はタイタスを使って還ってきます。
GM:ではですね、君の行動の前にずっと待機していた満流が目を覚ましてだな、「やめてっ!」
響一:「殺さないでっ!」
GM:そう。
将:それ鈍るんですけど。取り敢えず見てどうなるのか決めてみようか。12個、クリティカル値は8になってるぜ。何とかなるか?(ザラザラ)30。
GM:でもさ、昏倒状態になるって書いてあるエフェクトじゃないと、0になった瞬間に即死じゃない?(ザラザラ)……
将:毎回そのクリり方凄いんですけど!?
GM:(ザラザラ)
将:クリティカル値10ですよね。
GM:10だよ。(ザラザラ)
将:4つ!?
GM:(ザラザラ)
将:……1個!?
GM:おかしいな。(コロコロ)
将:マスター、どういう?
GM:(コロコロ)避けた。
将:うっそ〜ぉ。達成値30ってかなり高いですよ!?
響一:じゃあ遅らせてほしいです、その他の人。
咲:は〜い。
和美:還れる程度にしてください。
響一:え〜、《弱点看破》。ダイス5個からか。
GM:じゃあ、その行動の前に満流が叫びます。「お、お願いっ!これをっこれをっ!!」
和美:これをとか言ってますよ。
GM:手には試験管。
咲&和美:試験管!?
響一:「な、何すかそれは!」
GM:何か液体がチャプチャプ入ってる。
将:「もしやそれは解毒剤すか?」
GM:それに応えるだけの余裕はないだろ、流石に。そこは切り結んでるんだから。
響一:じゃあ、そうっすね。ちょっと《弱点看破》をまず成功したかどうかだけ行きます。(コロコロ)はい、成功ですね、4上がった。え〜とまず……「沖田、下がれっ!」
将:戦闘になった瞬間、一度も当たらんとはどういう事だ?
GM:「吉川さん、あなたの声で彼を引き戻すんだ!」
和美:え〜っと、試験管でしょ?
GM:試験管っていうか、ちっちゃい注射液みたいな。
響一:で、試験管ぽ〜んと放れます?
GM:判定とかすっか?いや、ファンブルとか怖いからやめとこ。
将:ファンブルとかはしないと流石に思いますけど。
響一:じゃあこう、キラキラキラキラキラと。
GM:ぱしっと。何故か寸分違わず和美の手元に。
和美:いや、腕を伸ばしてピッと捕る。
GM:ああ、それか。格好いい、そっちの方が。
将:ああ、別に投げるのファンブっても取れるじゃないか、それで。
GM:「これを彼に打ち込んでっ!そうすればもしかしたら!」
和美:「OK!」……ん、待てよ?打ち込むんだったらこっちの方がいいかな?
GM:あ、でも完全に止めないと利かないみたいだよ?
和美:止めないとって?
GM:具体的にHP0。
和美:(パチンと指を鳴らす)よし、OK。それだったら、そこに経験点が3点残っていたハズ。これで今、《骨の武具》をとります。
将:どういうヤツですか?
和美:攻撃力を上げます。
将:なるほど。このターンで決着つけてもらえるとありがたいのですが。この2人が流石にもう人間やめそうです。113か114だよね?
響一:でも僕これから2ずつしか上がんないよ?
将:うん、こっちも下がる。下がって鎌鼬飛ばし続けるから2だと。
響一:いや、飛ばすな。そういう意味で言った『下がれ』じゃない。戦闘から離脱して、その2人に任せるんだの『下がれ』だ。
将:うん。プレイヤーとしてはとても悲しいから下がるよ。
和美:と。じゃあ受け取ったあと、捕縛しようとしていた腕を攻撃モードに切り替えて……
GM:ガシャガシャっと形成されてゆく爪!
和美:で、辻雅義のタイタスを昇華させ……ダイスを……二十何個だ?

 一同大爆笑。

GM:うわぁ、何だこのジャームな人は。ジャームよりダイスの多い人は。
和美:これで103まで上がって、ダイスが+4で29個。
咲:ダイス足りるかなぁ?
和美:14個と15個と2回に分けて振ろう。おし、じゃあ行きます。じゃあ最後に「雅義〜〜〜〜〜!」と叫ぶ。
響一:和美の方で叫んでください、できれば(笑)。
和美:(ザラザラ)まず8個。で、(ザラザラ)11個。あ、19個ね、次。
GM:10+……
和美:(ザラザラ)1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11。
GM:マスターの時とやってる事が同じじゃない?
将:いや、まだプレイヤー側だからいい。
咲:あれ、それは6じゃない?
和美:クリティカル値、6☆
響一:6かぁ〜。
和美:3回目(ザラザラ)1、2、3、4、5。4回目(コロコロ)。
将:想像を絶するダメージが飛んでるなぁ。
和美:5回目(コロコロ)、6回目(コロコロ)、7回目(コロコロ)、8回目(コロコロ)。
咲:(もはや笑うしかないらしい)
和美:9回目(コロコロ)。
GM:(GMも乾いた笑いを浮かべている)
和美:10回目(コロコロ)。え〜と、106です。

 一同、拍手。

和美:106って何だ、106って。達成値106って何ですか、これは。
響一:11個ですか、ダメージは。
GM:格好よかったから……
将:ムリだよ、もうこれ避けれないって。
GM:違う違う違う違う。演出をさせてくれ。
和美:ん。
GM:君が泣き叫びながら振りかぶったその腕を、その腕は避けようとした動きに見えた。しかしそれは、彼は身体を開いて君の斬撃を受け止めた。そしてゆっくりと崩れ落ちながら人間の顔に戻ってゆく彼は――

 「さよなら、和美……さん……。大好き、だったよ……」

GM:で、彼はトサッと人間の姿になって、崩れ落ちます。
和美:近寄ってそんな雅義を後ろからそっと抱きとめよう。
GM:え〜と、それを見た満流が「まだ、まだ望みはなくなったわけじゃないわ!」って言って電話を掛けます。「アルケミスト!そちらの準備はどれぐらい!?80%、それでも構わないわ!急いで!助けたい子がいるの!お願いよ!!」……で、他に演出したい人。
将:この場でこっちは何もすることがない。
響一:はい、じゃあ血の卵が「ふっふっふ、美しい友情だねぇ(笑)」
GM:「失敗、か。所詮その程度の野蛮な能力の持ち主では……」
将:ではモルフェウスで作った刀をその血の卵に向かって飛ばして突き刺します。
GM:あ、崩れ落ちるねそんなもの。従者ですが何のエフェクトもないんだ、コレ。
将:「見つけたら……殺すっ!」
GM:では終了〜。
和美:では雅義を抱えて、行くよっ!
GM:目の前には、UGN御用達の総合病院の救急車がもう着いてます。満流は凄い必死な表情で 、「私もついていきます!」って言って乗り込みます。
和美:じゃあ乗り込むよ、一緒にね。「行くよっ!」
咲:どうしようかな、私は。私は義美が気になります。
GM:義美も一緒の病院です。
咲:あ、ホントに?じゃあ一緒に行く。
響一:「神原さん、吉川さん、そっちは頼む。俺と沖田は残ってここの後片付けをしていく」
GM:清掃業者も来てるけどね。というわけで女性陣は乗った。男性陣は!
響一:男性陣はここで後片付けだ。
GM:調査員が来て、「一体これはどういう事なんですか!?何が起きたんですか!?支部長の“ブラム・カウンテス”は!?“ダブル・ディーラー”、状況を説明してくださいよ」
響一:「この場はカウンテスの代わりに俺が仕切る。カウンテスは彼女らと一緒に救急車に乗ってください!」
GM:「解ったわ、お願いね」で、最後に俯いて一言、ポツッと「ごめん」って言って走っていく。
響一:「取り敢えず部外者はここに残って後片付けしていこうか」
将:「この場できることはないしな」
GM:「何でこんなにジャームが?」っていう感じで。ちなみにクラブハウスの奥の扉を開けると、ジャーム化した人間の死体が一杯転がってるんです。ゴロゴロゴロゴロっと。
響一:「くそっ、やってくれるぜ!」
将:こっちはもう何もすることはないので、薬を見つけ出す作業に入ろう。
GM:薬もそこに保管されていたですが、君はその半分異形化している死体が着ている服に目を留めます。そこには魅羅亜樹という文字が。
将:もしかして有馬ですか。
GM:うん。
将:「バカだよ、お前……だから普段からあれほどドラッグには手を出すなって言ってたのに……」
GM:あ、ちなみに有馬は母子家庭で、お袋さんと2人暮らしで、お袋さんはホステスで、そのせいで学校で虐められてグレたという、まぁ典型的なみたいな。
咲:あ〜。
GM:お袋さんは今でも息子の帰りを待っています。
将:「お前……残されたお袋をどうするんだよ……」そんな感じで、そのジャンパーを遺品として預かり――

 「コイツを後でお袋さんに届けてやるか。これがせめてもの俺にできる事だ……」

GM:さ〜あ皆さん、ウキウキドキドキワクワク。自律判定のお時間で〜す。まぁ今回そんなに危ない人いないと思うんだけど。
咲:普通に帰れそう。
将:前回と僕似たようなもんなんですが。しかも具体的に言うと、攻撃当たんなくてフラストレーション溜まりまくりなんですが。
GM:何言ってんの、演出的にそこに倒されたら目茶目茶格好悪いと思わない?
将:ダメージで削るぐらいはいいでしょう?
GM:一撃ぐらいはダイス目を操作して空振りさせてやろうかなと思ったけど、普通に避けた。ラッキーとか思って。
将:しかもクリティカル値10ですよね?なのに帰ってくるのが1とかいう時期があったんですけど。ど、どういうコトですか、それは!?
GM:う〜ん、途中からは「当たってやるか?」とか思ったんだけどね……ボクとしてはそっちに満流に駆け寄ってほしかった。昏倒状態なんていつトドメ刺されてもおかしくないワケだし。
和美:(見かねたらしい)じゃあ自律判定振りますよ〜。103だし大丈夫でしょう。(コロコロ)ていや、27下がって76。まぁこれで堕ちたら洒落にならん。
将:(コロコロ)やたらと帰って来いと言っている、目が。30下がった。
咲:(コロコロ)24下がった〜。
響一:現在113。(コロコロ)27。
GM:全員帰って来れたね!というわけでエンディング〜!


Ending1 ――神原咲
GM:神原の、シ〜ン!入院している義美の元へ君は行きます。
咲:行きま〜す。
GM:じゃあ義美はぼ〜っとしながら、「あ」って言う。ぼ〜っとしてたんだけど、君を見て目を輝かせて、まぁ以前のように。
咲:「やっほ〜」
GM:「あ、咲。やっほ〜」
咲:「調子はどう?」
GM:「ん〜、だいぶいいんだよ?」
咲:「それはよかった〜」
GM:「このままなら、もうすぐ学校にも行けそう」
咲:「ホントに?」
GM:「あ、そうそう。雅義のコトなんだけどね?」
咲:「うん」
GM:「あのコね、父親の単身赴任に付いて行って、で『東京の高校に入り直す』って言って出て行っちゃったの。も〜薄情だよね!姉に何の相談も無しなんて!」
咲:「そうなんだ……そう、なんだ……」
GM:彼女はUGNによって記憶操作を受けました。どこかプンプン怒ってます。
和美:ふんふん。
GM:「で、寝てる間にさ〜、凄い夢見ちゃったんだよ〜。化物に襲われる夢。ったく、あんな化物いるわけないのにね〜」
咲:「そ、そっかぁ〜」
GM:「何かのホラー映画の影響かなぁ?う〜ん……」
咲:「でもぉ……ゆ、夢で良かったよね!」
GM:「そだね〜、現実にあんな化物いたらヤだも〜ん。あっはっはっはっは!」バン!
将:確かに全くダリダリ。
咲:う〜、複雑……。「それより、お土産!」と言ってタコヤキ!
GM:「う、タコヤキはもういいよぉぉぉぉ〜!」
将:トラウマってる、トラウマってる。
GM:「うっ、ご、ゴメン。ちょっと、私、体重減らさなきゃ〜」
咲:「な〜んだ〜」
GM:と言いつつ、横には売店のお菓子の袋が(笑)。
咲:「あ〜、コレ何だ〜」
GM:「あ、あ、えっとそれはそれは……!」
咲:「ふふ〜ん」
GM:「わ〜、許してよ。もうタコヤキは食べたくないのよ〜!」
咲:「はははは」
GM:「あれで私、体重が500グラムも増えたんだから〜!」
咲:「いいじゃんそんぐら〜い」
将:0.5キロと。
GM:というような平和な日常をしつつ、終了かな。

Ending2 ――吉川和美
GM:というわけで、そちら!
和美:は〜い。あ、こっち来ちゃうんだ。まいっか。どこですか?
GM:集中治療室の前。目の前には硝子。その向こうには身体中にコードを繋がれた1人の男の子が。医師が説明する。「そうですね、今日は脳波も安定していますし、小康状態みたいです。相変わらず意識は戻りませんが」
和美:「そうですか」
GM:で、ニッコリ笑ってですね、「あなたがいると、どうやらこの患者は調子がいいみたいですね。これからもちょくちょくお見舞いに来てやってください」
和美:「解りました。そうします」
GM:「では、ごゆっくり」とか言って医者は出て行く。
和美:はいはい。え〜と、暫く回復する見込みはないのか……な?暫くはこの状態なのかな?
GM:ん〜、明日目覚めるか、5年後か判らない。取り敢えず生きてはいるけど……
将:植物人間ですな、早い話。
和美:なるほど。じゃあ、えっと、病院から帰りながら。「そう言えば雅義は『好きだ』って言ってくれたっけ……」って思い出しながら。
GM:和美の方なんですな(笑)。
和美:和美の方だよ?だってコレで和之が来てたら洒落になんね〜じゃん。
GM:げふ。
咲:(笑)
和美:「まぁ、暫くこうしてあげるのも悪くないかな……」って呟いて、でそのまま帰って行きますよ。
GM:後ろではピピッピピッという、相も変わらず穏やかな脳波の音が響いて、終了。

Ending3 ――由良響一
GM:じゃあそちら、ガシュッ!生徒会室かな?
響一:生徒会室じゃなくって、病院の前で車の中でいいですか。助手席には満流さんを乗せて。
GM:じゃあ満流さんは「こ、今回の事は本当にごめんなさい」シュン(笑)。
響一:病院から病院から出てく和美見ながら、「和美さんには今回のケースはちょっと辛い事件になりましたね」
GM:「ごめんなさい。私のせいでホントにみんなにも迷惑かけて……」みたいな感じで果てしなく落ち込んでます、この子。
咲:はわ。
響一:「それはいいんです。会長、しかしあなた、このクリムゾン・ヘヴンの成分について、最初から何となく知ってることがあったんじゃないですか?何か感づいていましたね?しかしそれを僕達に伝えなかった」
GM:「あぅ」って言う感じ。
響一:「いいですか?僕達はあなたの手足なんです。頭が手足の事を信用しないてどうするんですか。もっと僕達を信用してください」
GM:「ごめんなさい。信用してなかったわけじゃなくて、ただ巻き込みたくなかっただけで、でもホントにごめんなさい!」
将:身内の問題だもんな〜。
響一:「いいですか、あなたは僕達の頭なんです。あなたがいなければ僕達だってすぐに瓦解してしまうのは目に見えています」
GM:黙ってシュンって聞いてる。
響一:「あなたの行動は、あなただけの行動ではないんです。そのことだけはくれぐれも気をつけてください。じゃあ、行きましょう」って車出します。
GM:じゃあこう、ブォォォォォって走っている横でポツリとエンジンに紛れるようなちっちゃな声で言うわけですな。

 「ありがとう、響一くん……」


Ending4 ――沖田将
GM:どうぞ〜。
将:こっちの方、具体的に何もしてないんですか?してないんだったら、そのホステスのお袋さんの所に行きたいと思うのですが。
GM:「はい〜、何でしょう?」
和美:ちょっと世界が違わない?
将:いや、なんかそっちの方に行ってもいいんだけど、どう絡んでいいかコレ分からなかったから。
響一:ん〜。
将:「有馬のお袋さんですか?」
GM:「はい〜、そうですけど……。また息子が何か?」
将:「いえ、有馬の方から、ちょっと……」とまぁ言い出しにくそうに、ジャンパーとかにも何か遺留品ぐらいもあったと思うんで、その遺留品と一緒に……「有馬の遺品です」って。
GM:じゃあ、「そう……ですか……。いつかはこんな日が来ると覚悟していたけど……バカだねぇ、お前も。うっうっうっうっうっ……」
将:じゃあこっちも嘘も方便で。「アイツ、あなたに会いたがってましたよ。いつか踏ん切りがついたら会いに行くって言ってましたから」
GM:うん。つまり捕まったわけだと思っているわけだ、このお母さん。サツに。
響一:少年法は適用されないんですか?
GM:少年院に入ってるっていう。
将:て言うか18歳だから、もうコイツら基本的に。捕まってるだろ、フツーに。
響一:あ、まぁ少年法改正とか、色々あるでしょう。
将:確かに。
GM:てか、UGNが来て記憶操作もして行ったっぽいしね、この人。
将:な〜る。じゃあそう言って渡して、それを後にして……
GM:じゃあ帰った君に神城唯が会いに来る。
将:うぃっす。
GM:「ご苦労様ね、ソニックビース……」ん?
将:いや、ソニックビースト違う!上原上原!それは上原!!
GM:「ご苦労様、ストームブリンガー」
将:「ああ」
GM:「上の方も大変お喜びよ。ヴァーミリオン・フォッグはこの地域から一旦手を引いたらしいわ。また現れたらお願いする事になるかもしれないけどね」
将:「あ、その場合はこっちに側にさっさと依頼を回してくれよ。あいつに借りが……」
GM:「さぁ、それは上の意思ですから」と得体の知れない笑みを浮かべる。
将:「なるほど。取り敢えずヤツには借りがあるからな……」と、その姿を後ろにして去ってゆきますよ。
GM:じゃあその後ろで唯は何か連絡をしている。「はい、はい。ええ、そちらの方は問題もなく。はい、今の所は。はい、解りました。ではそのように」
将:じゃあそれを後目に見ながらバイクで走り去って行きましょう。

Ending5 ――MasterScene
GM:では、一通りエンディングも終了したところで。
GM&和之:マスターシーン。

 暗い部屋の中、やはり女が電話を掛けている。
「ええ、はい。“試薬3”は概ね成功と言えるでしょう。
 はっ、ヴァーミリオン・フォッグは……多少問題はありますが、中々使える男です。
 ええ、いざと言う時は……解りました、そのように」
 電話を切った彼女は窓辺から街の夜景を見下ろして楽しげに呟いた。
「さぁ、彼らはどこまで踊ってくれるかしらね?」