MHリプレイ#1*
BREAK THROUGH    >>>章の目次

 シーン0 開幕

GM  :それでは最初にキャラクター*紹介をしてもらおうか。
参加者A:ストリング・フェロー・ホーク。ハスラーです。
参加者E:ストリーキング*・フェロー・ホーク?
参加者B:俺にもそう聞こえた(笑)
参加者A:うう、ホークと呼んでください(泣)
     ネオ=アップル*にハンター事務所*をもっていてます。
     ご用命がありましたらどうぞ。
GM  :まあ、ホークはまだハンターとしても駆け出しだから、依頼もないな。
参加者C:開店休業中(笑)
ホーク :知り合いの「ジョーカー」というブローカーのところに出入りして、
     ハンターとしてレベル上げしつつ、オフィス経営の修行中。
参加者B:ええと、オレのはブロックバスター。本名は別にあるんだけど、
     通称はセンゴクということで。
GM  :ハンターが通り名だけで過ごすことは珍しくもないからね。
参加者C:こちらは今回からの新キャラ*アビス。渋い30歳。
     職業はセンゴクと同じ。
センゴク:何でも屋?
GM  :…だったのか、おまえ?
センゴク:CS*用日本刀買うために稼がなくっちゃならなくてよ(笑)
GM  :残り四人はメタルヘッド初めてだね。
参加者Dラルフだ。ハスラー。
参加者E:同じくなりたてほやほやのハスラー、レイファね。中華系。
参加者F:あたしも東洋系なんだ。アヤコって名前。職業は…と、ランドブラ
     スターやってます。
     プレイヤーが免許もってないんで、車のことはよくわかんない。
     ちゃんとアクションできるかイマイチ不安なんで、手助けお願い
     します。
参加者G:僕はネットライナーのエンジュ。21歳。
ラルフ :本当か? どう見てもローティーンじゃないか。
エンジュ:あくまでも自称。僕は大人♪ 戦闘能力はほとんどないからその
     つもりで。
GM  :では、まだ君たちが知り合っていない頃の話から始めよう…

 シーン1 除隊

GM  :直近の北米情勢を簡単に説明しておく。
     ネオ=アップルとテキサナ*の間で繰り広げられていた第十次アトランタ
     攻防戦はネオ=アップル側の勝利に終わった。シンクレア*常備軍
     (ネオ=アップル・アーミー)とCS傭兵部隊《シュツルム・カイゼル
     突撃隊》がシティに凱旋してきたところだ。
     今日はネオ=アップルの第2級保安区*、ボルチモア・エリアにある店
     《サンジェルマン》で《シュツルム・カイゼル突撃隊》のパーティが
     開かれている。
     それは勝利を祝うためであり、死者を悼むためであり、また再会する
     者と別れゆく者との絆を確かめ合うための宴だ。
     さて、アビス。君は今までこの《シュツルム・カイゼル突撃隊》と
     二期に渡り、契約をしてきたが、今日を限りに除隊することを申請
     している。
     傭兵隊長である大佐は君の腕を惜しんで「もうしばらく留まるつもり
     はないか」と翻意を促してくるけど?
アビス :いや、これでいいんですよ。潮時です。
GM  :「これからの身の振り方は決めてあるのか?」
アビス :しばらくはネオ=アップルにいるつもりです。ハンターでもやって
     みようかと思ってます。
GM  :そこへ、センゴクが登場だ。
     センゴクもかつて、この《シュツルム・カイゼル突撃隊》に在籍して
     いたことがある。大佐とも顔見知りだ。センゴクはアビスより一足先
     に除隊して、ネオ=アップルでハンター業に就いていた。で、今日は
    「ハンターとして活動を始めたいから、ブローカーを紹介してくれない
     か」というアビスの依頼でここまで迎えにきたわけだ。
センゴク:や、どもども。お久しぶり。
GM  :「元気そうだな」と大佐。君の上司だったころと変わりない。
センゴク:ああ、隊長さま。つまらないものですが…(献上の仕草)
エンジュ:ブロックバスターってもっと渋い人たちかと思ってたんだけど(笑)
GM  :センゴクが特別なんだ。
センゴク:いやいやいや。滅相もない。
     で、アビス。オレに弟子入りしたいんだって?
GM  :軍歴ではアビスの方が上なんだぞ?
センゴク:でもハンターとしてはオレの方が先輩。ま、またツルみたいってんなら
     歓迎するよ。
GM  :大佐は「ふたり一緒に復隊してくれてもいいんだぞ。除隊したときの
     階級のままで復帰させてやる」と言うけど。
センゴク:三階級特進させてくれたら考える(笑)
GM  :「おまえは相変わらずだな。ま、久しぶりの再会だ。飲んで行け。
     それくらいの時間はあるだろう?」
センゴク:御馳になります。

  シーン2 襲撃

GM  :次はレイファとラルフ。クラスはふたりともハスラーだったよな?
ラルフ :取得した技能*の傾向はだいぶ違うけどな。
レイファ:わたしは攻撃専門。ほとんどバウンサーね。
ラルフ :俺は狙撃と情報収集と運転もできる。戦闘バギーはレイファと折半で
     買った*
GM  :了解。ふたりはネオ=アップルのハンター登録所*で知り合い、お互い
     に新米のハンターとして組んでみることにした。
     ハンターの仕事には要人・要所の警護や物資運送、危険地帯の調査や
     遭難者の救助、賞金のかかった犯罪者*の探索・排除などがある。
     万能タイプのクラスであるハスラーならどれを仕事に選んでもいい
     だろう。
     君たちはまだ懇意のブローカーがいないから、地元の情報屋に金を
     払って仕事になりそうな話を聞くことになるね。
レイファ:護衛とかそういうのは趣味じゃないの。賞金首を狩るわ。
     その方面で何かいい情報が入ってないか情報屋に聞く。
GM  :「今夜、マホロバ・ストリートの方でちょっとした出物があるぜ」
レイファ:マホロバ・ストリート?
GM  :このネオ=アップルを含め、メガ=シティというのは企業中枢の集まる
     第1級保安区があり、それを取り巻くように企業職員の住居や彼らの
     生活を支える商業地帯である第2級保安区がある。
     そして、さらにその外側に、企業の支配力の及ばない雑然としたフリー
     タウンが存在するわけだ。企業傘下にないとは言っても、ランドブラ
     スターが運んでくる関税のかかっていない輸入品を求めて第2級保安区
     の住人が買い物に来たりもするし、しっかりとした自警団のある地区は
     それほど治安が悪いわけでもない。君たちが現在、住んでいるのもそう
     いったフリータウンの一角だ。
     マホロバ・ストリートは《ピンキー・ソルジャー》と呼ばれる女性
     ばかりのバンデットの縄張りで、なかなか活気のあるフリータウンだ
     と聞いている。バンデットと言っても、彼女たちはマホロバで略奪行為
     などはせず、むしろ縄張り内が平穏であるように務めている。
ラルフ :そのマホロバで何があるっていうんだ?
GM  :「ガソリンの取引さ」
     ああ、これも覚えておいてほしいんだが、この世界では、ガソリンは
     環境汚染度が高いものとして使用が禁止されている。
レイファ:じゃあ、自動車とかは?
GM  :電気エンジンや水素エンジンだ。一般的な移動にはそれで充分なんだ
     が、やはりパワーはガソリンエンジンに及ばない。ということで、未だ
     にガソリンエンジンを使っている者もいて、ガソリンの闇取引が横行
     しているんだ。
レイファ:つまり、ガソリン取引の現場には犯罪者がいるってことね。よし。
     行ってやっつけましょう!
ラルフ :待て。この情報屋は信用できる人物なのか? 他のハンターの作戦の
     囮役をさせるつもりじゃないだろうな。
アヤコ :サイバーパンクってことを考えるとあり得ない話じゃないよねー。
GM  :(そこまで疑心暗鬼にならなくても…)
エンジュ:心配なら後でネットで人物評を調べてみれば?
GM  :まあ、この情報によって行動するか否かは君たちの自由だ。ただし、
     その取引は今夜だから、あまりのんびりもしていられない。
レイファ:勝負ね。行きましょう。
ラルフ :無計画に行動するなってば。相手の規模もわかっていないんだぞ。
     手に負えない組織だったらどうする。
レイファ:取引にくるのがどんな奴らだかわかってるの?
GM  :追加の情報料を払う気はあるかい?
ラルフ :払っておこう。
GM  :「バンデットの《ブラウン・ベレー》って奴らだ」
レイファ:《ブラウン・ベレー》? 軍人さんなの?
GM  :軍隊経験のある連中ではあるらしい。
     ちなみにバンデットというのは、フリータウンよりさらに寂れた
     ホワイトエリアや郊外に拠点を置く武装集団だ。
     輸送車両を襲ったり、店を略奪したりして暮らしている。
レイファ:賊ね。犯罪者ね♪ 倒しちゃっていいのね。わきわき♪
ラルフ :(ぼそっと)危険度はバンデットよりレイファの方が上だな…
GM  :情報屋は取引の行われる時刻と場所、それから待ち伏せに
     よさそうな地点を教えてくれる。
     「あとは自分の腕でなんとかしなよ」
レイファ:わたしは行くつもりだけど。
ラルフ :俺は気が進まない。こっちはふたりきりだぞ。
レイファ:相手を見て、ヤバそうだったら手出ししないわよ。
     とりあえず、行ってみましょうよ。
     武器運ぶのにラルフの車が必要なのよね〜
ラルフ :わかった。それは手伝うよ。

 シーン3 ブローカー

GM  :それではエンジュ。君は今まで潜んでいた隠れ家もそろそろ引き上げ
     時だと感じている。で、新しい住処を求めてマホロバ・ストリートへ
     流れてきたわけだ。
ラルフ :おまえ、何やらかしたんだ?
エンジュ:ハッキングにクラッキングにデータ改竄。僕はハッカー♪
GM  :そろそろ、当局に見つかったらヤバいことになる。しばらくは別の
     稼ぎ口を考えた方がいいだろう。
     噂では、ここにはハンターに仕事を紹介するブローカーが三人いる
     らしい。その内の誰かに話をつけて、仕事を回してもらおうかと君は
     考えている。
エンジュ:その三人の評価をネットでチェック。
GM  :「ジョーカー」は最近、オフィスを構えた若いブローカーだ。
     ハンターとじっくり付き合ってみて、適性にあった仕事を紹介するのを
     モットーにしているらしい。
     ただ、まだ新参なので、それほど評価も定まっていないね。
     「ミスター・ゴールド」は元バウンサー。
     その関係で取り扱う仕事は荒事が多いようだ。
     もっとも、君のようなネットライナーは後方支援になる。
     《マキシマム・ショット》というバーを経営していて、そこに行けば
     会えるよ。
     「CC」はネオ=アップル各地に事務所を持っている大手ブローカー
     だ。ハイリスクハイリターンの仕事が多いが、彼の仕事をこなせる
     ようになればハンターとしての箔もつくと言われている。
     マホロバ・ストリートにあるのは支店で、「CC」が直接、
     ハンターと会うことはめったにない。
エンジュ:そうだなぁ。じゃあ、ジョーカーさんのとこに行ってみよう。
GM  :一方アビス。センゴクは彼と契約しているブローカーを紹介してくれ
     るそうだ。マホロバ・ストリートの若手ブローカーで「ジョーカー」
     というらしい。
センゴク:気をつけろよ。このジョーカーって奴は曲者だからな。
アビス :何故それを紹介する?
センゴク:馬鹿。一蓮托生だよ(笑)
GM  :時間的には、アビスとセンゴク組が先に到着している。で、センゴク
     がアビスとジョーカーを引き合わせたところにエンジュが訪ねてくる
     わけだな。
エンジュ:(ノックして)今晩わー。
センゴク:おう。何だい?
エンジュ:ええっとー。あなたがジョーカーさん(笑)?
GM  :「ジョーカーは私ですが」と髪の長い若い男が立ち上がるよ。
     「何か御用ですか?」
エンジュ:ここに来ればハンターの仕事を教えてくれるって聞いてきたんだ
     けど。
GM  :見るからにネットライナーといった感じの子供だね。細っこい身体
     してるよ。
アビス :最近は子供でもハンターが勤まるのか?
エンジュ:にゃはは。
GM  :「ちょうどいい。こちらの方も、ハンター契約の件で来たところ
      です。ご一緒に説明しましょう」とジョーカーは君たちを応接室の
     方へ呼ぶよ。
センゴク:オレもかっ?
GM  :「あなたにもハンターの何たるかをもう一度、お教えしておいた方が
      いいように思いますが?」
センゴク:再履修かい(笑)
GM  :「ブローカーは依頼人の持ち込んだ仕事に最適のハンターを紹介する
      ことで仲介料を取ります。
      仕事が罠でないか、調べるのもブローカーの仕事です。また、仕事で
      使う装備などの調達も請け負います。手数料は状況に応じてですね」
     そんな説明を一通り受けた。
     そのとき、オフィスに何か連絡が入ったようだ。
     ジョーカーは君たちにちょっと待ってくれるよう伝えて席を外す。


  シーン4 取引

GM  :では場面を移して、レイファとラルフ。ガソリンの取引が行われる
     予定の場所に着いたところだ。フリータウンの外れということで、
     さびれた感じのする場所だね。
レイファ:わたしは情報屋に教えてもらったポイントに武器を運んで隠れるわ。
GM  :廃墟ビルの中だね。ラルフはどうする?
ラルフ :レイファ独りというのはやっぱり不安だ。レイファを援護できそうな
     別のポイントに隠れる。
GM  :では、夜も更けてゆく。
     情報屋の教えた時刻になっても動きはないが?
レイファ:もうしばらく様子見。
GM  :30分ほど待つと、大型トレーラーと護衛のトライク(三輪バイク)3台が
     現れた。トライクには《ブラウン・ベレー》の隊章がついている。
     そして、大型トレーラーから独りの男が下りると、取引相手も
     闇の中から出て来て交渉を始める。
     《ブラウン・ベレー》側では、大型トレーラーから下りて来た男が
     チームリーダーのようだ。
     賞金首リストで見た顔だが、名前や褒賞額は思い出せない*
レイファ:賞金がかかっている犯罪者に間違いないってなら構わないわ。
     攻撃できるチャンスを待つよ。
ラルフ :見に行くだけとか言ってたよな(泣)
GM  :支払いの確認がとれたらしく、ガソリンを大型トレーラーに積み込む
     作業が始まる。
レイファ:チャンスね。よし!
GM  :レイファが身構えるのと同時に、突如として現れた集団が
     《ブラウン・ベレー》を取り囲む。
     バイクやインセクター*で武装した20人ほどの集団だ。
レイファ:同業者?
ラルフ :にしては人数が多すぎる。
GM  :「アタシらの縄張りで勝手なことすんじゃないよ」とリーダー格の
     女が声をかける。他の構成メンバーも全員、女性のようだね。
ラルフ :これは…《ピンキー・ソルジャー》か?
GM  :リーダー格の女性は《ピンキー・ソルジャー》のサブリーダーで
     ドロシー・カニンガムだ*
     マホロバの住人にしてみれば自警団だが、行政側からは反政府分子と
     見なされていて、褒賞額は$5,000。
レイファ:あらら。どっちも賞金首なのね。
ラルフ :予想外の事態だな。


 シーン5 集合

GM  :アヤコ。君はこれまで根城にしていたテキサナを去り、ネオ=アップル
     へ向かっている。愛用の野戦ワゴンを駆ってネオ=アップルのフリー
     タウンへ入った辺りで、騒乱の気配を察知した。
アヤコ :バンデットの抗争かな。取り合えずは停車して様子見。
GM  :では、もうしばらく待ってて。今度はジョーカーのオフィス。
     連絡を受けたジョーカーが「町外れでちょっとした騒ぎが起こります。
     ご一緒にどうですか? あなた方の能力を見せていただきたいのです
     が」と言うよ。
アビス :審査か? いいだろう。
センゴク:金にならないのかよ。
GM  :「あなたの技能もそろそろ再評価した方がいいですかね?」
アビス :時給を落とすと言われてるぞ(笑)
センゴク:仕方ねぇなあ。アビスとも久しぶりだ。行くか。
GM  :シェルキャリア*はジョーカーが運転する。エンジュは助手席。
     道案内はいらないよ。
     では、現場に話を戻そう。
     《ピンキー・ソルジャー》は《ブラウン・ベレー》を包囲して
     降伏勧告をする。が、《ブラウン・ベレー》は勧告が終わるのも
     待たず反撃に出た。徹底抗戦だ。
     《ピンキー・ソルジャー》は不意を打たれた形になる。
     ドロシーは陣を立て直そうと必死だ。
     《ブラウン・ベレー》はその隙をぬって撤退に移った。
     極めて統制のとれた動きだ。
レイファ:《ブラウン・ベレー》に向かって攻撃。
GM  :武器は?
レイファ:ええっと、このSMGって…スモール・マシンガンかな?
GM  :サブマシンガンなんだけど…(泣)
レイファ:あはは。ついファンタジーRPGの癖で。
GM  :射撃モードがシングル、バースト、オートの3種類あるけど*
レイファ:バースト。
エンジュ:レイファなら弾丸数も命中率も気にせず、フルオートにするかと
     思ってたよ(笑)
GM  :《ブラウン・ベレー》との距離は20m程。SMGなら命中率に
     +20%してよい。
     ただし、リーダー格の男を狙う場合は護衛が遮蔽になるので−30%
    (レイファは2ターンに渡ってクリティカルヒット*をだし、護衛
     二人を葬る)
GM  :センゴクたちがマホロバの外れに到着すると、すでに戦闘が開始
     されている。
アビス :どっちに加勢すればいいんだ?
センゴクに決まってんだろ(笑) 《センゴク》を出すぞ。
エンジュ:は?
センゴク:うちのCSの名前な。
アビス :ちなみにおれの愛機は《リヴァイアサン》だ。起動。
エンジュ:うっわー。この人たち、ブロックバスターだったんだぁ。格好いー。
アビス :ところで、本当に女の方でいいんだな?
センゴク:多分な〜(笑)。逃げてくのが悪者だ。
     《ブラウン・ベレー》を追う。前方に回り込むぞ。
アビス :おれはこの場から射撃。サイボーグライフルを構える。
エンジュ:僕は一体、どうすれば…あ、あそこに休んでる車がある(笑)。
     運転手は女の人だから味方だな。隣に乗り込むよ。
     ねーねー、追いかけようよー。
アヤコ :なによっ、この子は(笑)
センゴク:おおっと、制御失敗。ホバークラフトが止まらない〜(笑)
GM  :回り込みは失敗だな。
アビス :バーストモードで命中。火力70、追加ダメージシフト2の武器だ*
GM  :それは痛いな。ちなみに周辺波及効果*あるか?
センゴク:ないない。オレが死ぬ(笑)
GM  :では、これで護衛は全員倒れた。リーダーはトライクで逃走する。
ラルフ :ライフルで狙撃*。距離は?
GM  :50mまで離れた。
ラルフ :100m以下なら−20%でいける。命中。足を撃つ。
GM  :トライクに乗っているので止まらない。
センゴク:ムーヴ値はこっちの方が上だ。CSで追うよ。
GM  :反撃する。SMGを撃って、ホバーにダメージ。
センゴク:コケた(笑)
エンジュ:ああっ、味方がやられちゃった。お姉さん、助けにいってあげてよ〜
GM  :《ブラウン・ベレー》のリーダーが逃げて、戦闘は終了だ。
アヤコ :なら、車を近づけよう。
アビス :おれはCSを跳ばして*、コケたセンゴクの所に降りよう。
センゴク:踏むなよっ(笑)
レイファ:ビルから降りて皆のところに行く。
ラルフ :俺も。
レイファ:あら、ラルフ。やっぱり来ててくれたのね♪
GM  :ジョーカーとドロシーは向こうで会話している。
     その後、《ピンキー・ソルジャー》は引き上げていった。
エンジュ:ねえねえ、お姉さんは行かなくていいの?
アヤコ :あたしは彼女らとは無関係よ。
レイファ:わたしも同じく。
エンジュ:じゃあ、ここで何してたの?
レイファ:仕事よ。賞金首狩り。
     ここでガソリンの取引があるって聞いてきたの。
GM  :護衛を倒した分の賞金は申請すれば振り込まれます。3人分で$600。
エンジュ:残されたガソリンは? 処分していいの?
GM  :「いいえ。とりあえずそれは倉庫に戻しておきましょう」とジョー
     カー。センゴク、君は気づいていいが、ここにあるガソリンは前の
     シナリオで君とルーレルとホークが敵のアジトから持ち帰って
     ジョーカーに渡した品だ*
アビス :取引を餌に何か釣ろうと仕掛けてたわけだな?
レイファ:ところがわたしたちが暴れちゃったと(笑)
ラルフ :すまないことをした。
GM  :「いえ。それは構いません。これはまだ掴みですから。それより
     どうです? 私のところでひとつ、仕事を受けてみませんか?」
アヤコ :あたしで勤まる内容か聞いてみる。
GM  :「それでは、私のオフィスへ行きましょう」


  シーン6 結成

GM  :ホークとはここで合流することになる*。ルーレルも一緒だ。
     ルーレルというのはランドブラスターで、アポロキャップを目深に
     被った静かな感じの男。
センゴクアフロキャップ? 派手だぞ。
GM  :違うわ(笑)
     ランドブラスターには暴走族みたいなのも多いから、ルーレルの
     ように寡黙なのは珍しいタイプといっていいかもしれない。
     ただ、指のギアダコを見るに、相当ドライブテクニックはありそうだ
     よ。あとは各自、自己紹介しておくように。
     で、ジョーカーからの依頼なんだが「先程のガソリンをサン=アン
     ジェルス*に運んでいただきたい。片道およそ、10日ほどの仕事です。
     前金$2,000。移動中の食料や燃料費等の経費はこちらで持ちます。
     成功報酬はガソリンの売れ高にもよりますが、最低$5,000は保証
     しましょう」
レイファ:往復20日で$7,000の仕事か。
GM  :一カ月の生活費が$3,000くらいと考えておいて。
レイファ:食費込みなら悪い額じゃないわ。後は仕事の内容だけど、わたしは
     運転技能を持ってないからね。アヤコが運び役で、残りは護衛や
     サポートって感じかしら。
GM  :メガ=シティを離れるとバンデットやミュータントが横行する荒野が
     延々と続く。輸送車両に護衛をつけるのは当然の措置だ。
ラルフ :アヤコひとりでずっと運転し続けるわけにも行かないから、運転手の
     交替要員もいるだろう。
GM  :「これほど護衛を多くするのにはワケがあります。
      ホークたちが盗みだす前にあのガソリンを所有していた組織が、
      ガソリンの行方を追っています。
      我々が所持していると知れば奪回に動く可能性が高いと思われます。
      そこで、わたしとルーレル、あと何人かのハンターが囮となって
      テキサナへ向かいます」
ホーク :ジョーカー、自分でも仕事するんだ。
GM  :契約しているハンターが少なくて人手不足だからね。それに、ジョー
     カー自らが動けばそれが囮とは思わないだろうという目論みもある。
     「現在、アトランタ攻防戦のあおりでテキサナではガソリンが高値で
     売れますから、敵も私がガソリンをそこで売るはずだと考えているで
     しょう。その裏をかいてあなた方はガソリンをサン=アンジェルスへ
     運んでください」
ホーク :運ぶだけ? 売却交渉はジョーカーがやるのね。
レイファ:わたし、交渉技能なんて持ってないもん。商談はジョーカーに任せ
     ときましょ。
エンジュ:ねえ、地図を見ると、テキサナまでの距離って、サン=アンジェルス
     の半分くらいなんだけど。
     敵を引き付けておくって言っても、とても10日は無理なんじゃない?
     戦闘機とかで追われたらどうしようもないよ? 
GM  :ジェット機に関しては心配しなくていい。北米は磁気嵐*が頻発する
     ため、まず使用できない。
     この時代、長距離の高速移動には大気圏外シャトル*を使用している。
     もっとも、どの時点で囮が見破られるかの保証はない。
     「下手をするとそもそもこちらに食いついてくれない可能性も
     あります」
ラルフ :危険があるから仕事になるんだろ。
センゴク:出発する前にCS直しておくぞ。
GM  :それなら、このマホロバ・ストリートにある《コーティーズ・
     ガレージ》という店を紹介してくれる。
     技術工は女の子だが、腕は確かだそうだ。
センゴク:お、いいねえ。馴染みになっておこう。
GM  :出発は明後日の朝。それまでに装備を買い足したい者は準備しておく
     ように。
     ちなみにガソリンを運ぶトレーラーはジョーカーが手配してくれる。
     CSも積んでいけるし、簡易ベッドや調理スペースも完備されている。
アヤコ :じゃ、あたしの野戦ワゴンは預かっといてね。
ラルフ :護衛用には俺たちのバキーを使うことになるかな。
レイファ:バキーに武器を積み込んでおくわ。
GM  :エンジュは出発前に一仕事ある。ガソリンは禁制品になるから、
     メガ=シティから運び出すとき捕まらないようにしなくてはならない。
     ランドブラスターによる生活必需品の密輸*も頻繁だから、査察も
     それほど厳しくはないが、ゲートキーパーの中には賄賂を要求する者も
     いる。どの時刻、どのゲートなら抜けやすいか、ネットで調査して
     おいた方がいいだろう。
エンジュ:任せて。

 シーン7  荒野

GM  :では、ジェリ缶100本分*のガソリンを積んで出発だ。囮役の
     ジョーカーたちは既に昨夜のうちにテキサナに向かって出発している。
エンジュ:○番のゲートに回って。そこは警備が甘いんだよ♪
アビス :ネットライナーのサポートがあると楽だな。
センゴク:オレたちの場合、いつも強行突破しかしないもんな(笑)
GM  :それは問題だと思うぞ。ともあれ、ゲートは順調に抜けた。
レイファ:出発、GO! わたしはバギーの助手席に乗るわ。
ラルフ :運転の方はトレーラーとバギーを俺とホークとアヤコで5時間2交替の
     シフト。一日500キロを走破して10日でサン=アンジェルスを目指す。
アビス :CSはトレーラーに積んで、コックピット解放。
     ひとりがCSの側に、もう一人はトレーラーの砲台で警戒に当たる。
エンジュ:とりあえず僕はお休みだね。
ラルフ :飯でも作ってろ。
エンジュ:僕、簡易固形食糧*しか出せないけど。
レイファ:そんなの食事じゃないでしょ。
     今度、中国四千年の味を教えてあげるわ。
GM  :レイファは料理得意だったのか。意外な才能だな。
アヤコ :豪快な作り方しそうだけどね(笑)
レイファ:なんか言った?
GM  :その日は特に事件はなかった*。夜営の準備をしてくれ。
レイファ:夜の見張りはわたしとアビスとセンゴクで2時間ずつ受け持ちま
     しょう。
エンジュ:ええー、6時間睡眠でいくの? 僕、8時間は寝ないと…
ラルフ :うるさいガキだな。
エンジュ:いや、ルール的に、8時間寝ないとジャックインで消費した
     《WIL》*が回復しないんだ。
ラルフ :それじゃあ、さっさと寝てろ。
エンジュ:ジョーカーに定時連絡したら寝るね。
レイファ:わたし、先に見張りをやらせてもらうわ。一旦、寝たら朝まで起き
     られないから(笑)
GM  :何事もなく夜は明けた。出発してくれ。
     午後になって、砂塵を蹴立てて追ってくる者がいる*
     トライク3台に戦闘バギー1台。典型的な分隊構成だ。
ホーク :敵襲!
レイファ:ホーク、バギーを敵に近づけて!
センゴク:スクランブル発進。起動は…成功。ははは、危うく落ちるところ
     だった。
アビス :CSに乗り込むが、跳ぶのはやめておこう。この場所から射撃だ。
アヤコ :トレーラーは鈍いので先を急ぐよ。
レイファ:敵までの距離は?
GM  :先頭のトライクは100m以内に来た。
レイファ:LMG(ライトマシンガン)なら距離修正なし。フルオートで撃つ。
センゴク:頼むから巻き込むなー(笑)
GM  :LMGだと、対物ダメージは高くない。
     ドライバーを狙うなら判定1/2。
レイファ:フルオートだと5回命中判定ができるのね。
     外れ、クリティカル、クリティカル、命中…
GM  :クリティカル2発でカタがついてると思うが…
     先頭のトライクは撃破された。
アビス :サイボーグライフル。トライクの方を撃つ。
     こっちもフルオートでいこう。2発当てた。
GM  :基本火力70だもんな…それも終わっている。
ラルフ :俺はファンブルだ。判定は「弾詰まり」
GM  :【小火器】判定に成功するまでその銃は使えない。    
     こちらの反撃ゆくぞ。
     残っているのはトライクとバギー、それぞれ1台だ。
     まずはトライク搭載のLMGで掃射。アヤコはサイバーリンク*
     持っている? あれば、車両での回避チェックが可能だけど。
アヤコ :リンクしてます。
GM  :では、アヤコは車両のセンサーを自分の知覚のように感じ、駆動を
     手足のように操ることができる。
センゴク:手放し運転できるのな。
アヤコ :でも、回避は失敗。
GM  :装甲効果判定(D100)をしてください。シート装甲の表示の後に
     記されているふたつの数字のうち、%と書いてある数字より小さい
     値が出れば成功です。
アヤコ :失敗しました〜
GM  :命中部位はこちらで判定。車体に軽微なダメージ。
アヤコ :いやいや。痛い〜
エンジユ:車が首振ってるよお(笑)
GM  :ううむ。着弾衝撃はともかく、車体に痛覚センサーはないと思うが。
     続いて、バギーの行動。攻撃はない。
     ATMランチャーが積んであるのがわかるよ。
ホーク :うわ。誰かチャフ持ってる?
レイファ:チャフ…?
GM  :(ううむ。女性陣は知らないか)ATMは「アンチタンクミサイル
    (対戦車ミサイル)」の略。一撃で戦車を破壊できると定評の武器だ。
     ゲーム的には1ターン使って目標をロックオンし、次のターンで
     発射する。照準を狂わせるには電波を乱反射するチャフやECM
    (妨害電波)が有効だ。
アヤコ :そんな装備見当たらないけど。
GM  :誰も準備しませんでしたね(まあ、チャフが何かを知らないんじゃあ
     無理な要求か…)。
エンジュ:僕に妨害電波を出すことできるかな? 衛星通信機とかあるけど、
     どう?
GM  :ネット接続用だろ? さすがにそれは無理。
レイファ:次のラウンドまでに壊しちゃえばいいんでしょ。
センゴク:へへえ、その通りでやんす。
レイファ:行くよ。LMGフルオート。
GM  :トライクみたいに乗員剥き出しじゃないからな。装甲で耐えた。
センゴク:ホバーで20m以下まで接近。間に合うね?
GM  :対戦車用兵器CSの本領発揮だろう。
センゴク:斜め上空から攻撃*。火力125。周辺被害効果65。
GM  :爆発物か?
センゴク:うんにゃ。ジャイアントショットガン*。対人も対物もOKよ。
GM  :それはすさまじい。バギーは穴だらけになって戦闘続行不能だ。
     ミサイルは発射されない。さすがにトライクは逃げを打つよ。
レイファ:ホーク! 追いなさい!
ラルフ :護衛対象から離れるなよ。
レイファ:すぐ戻るわ。
ラルフ :これだから…
アヤコ :戦闘終わったし、トレーラー止めて待とうか?
センゴク:おう。止めてくれぃ。
     発進はともかく、着陸は止めてもらわんとな(笑)
GM  :逃げるトライクが反撃。命中部位は車載武器。
ホーク :ああ、まだ使ってない搭載火器が(泣)
レイファ:ちゃんと運転してなさい。こっちの攻撃行くよ。LMGは弾を撃ち
     尽くしたので、SMG。ふふふ〜クリティカル〜♪
GM  :トレーラーの皆さん。向こうの方で爆発が起きてます。
センゴク:おー。派手派手。
ラルフ :思いっきり、俺たちの居場所、バレてるぞ。
アヤコ :それじゃあ、CS積み直して行きますか。
エンジュ:僕はジョーカーに連絡。
     「インフルエンザが蔓延してる」
レイファ:なにそれ?
エンジュ:暗号コード。衛星通信使うからさ、傍受されないように気をつけ
     てって言われたんだ。通信時間も短くってね。
GM  :エンジュの報告を受けたジョーカーは不審そうです。
     「それはおかしい。鴨はデコイ*に食いついていますが」
エンジュ:えー、でも嘘じゃないよ。
     ショック療法であっと言う間に直ったけど(笑)
GM  :「それはおそらく《組織》ではありませんね。郊外に出現する
     バンデットの類いでしょう」
アビス :まあ、積み荷の内容を知ってたら、ミサイルランチャー撃ち込む
     なんて真似もしないだろうな。
GM  :「お手持ちの薬では効きすぎたんじゃありませんか?」
レイファ:なんのことかしら(笑)
GM  :「では、あと8日ですね。その調子で頑張ってください」
エンジュ:そっちも気をつけてね〜

 シーン8 ミュータント

GM  :では三日目。
     夜営をしようと車を止めたとき《PER》25以上のチェック。
     成功した人は、かすかな振動のようなものを感じる。
アヤコ :揺れてる。地震?
センゴク:日系人はすぐ「地震」って言うなあ。
レイファ:名前からしてあんたも日系人じゃないの? 黒髪だし。
アビス :CSに日本刀持たせるとか言ってるしな。
GM  :そんなことを言っていると…砂の下から出て来る。
     サンドワームが2匹。環境汚染のせいで遺伝子の暴走を起こした
     荒野のミュータントだ。
レイファ:巨大ミミズ?
ラルフ :ビジュアル的には爬虫類っぽい部分もあるな。
GM  :距離は至近。明らかに君たちを「食い物」として認識しているよう
     です。
レイファ:逆に料理してあげる。SMGでフルオート。
エンジュ:うわっ。逃げる〜
アヤコ :どっちから?(笑)
センゴク:ホバーは無意味だな。今回はオレもアビスのいつもの戦法。
     CSを砲台にする。ジャイアントショットガン。
ホーク :ああ、ようやく戦闘に参加できる。SMG。
レイファ:外れ、命中、クリティカル。
GM  :なんでそんなに頻繁にクリティカルが出るんだ…1匹はレイファ
     ひとりにやられたな。粘つく体液を撒き散らして死ぬよ。
レイファ:ちょっと食べたくないわね。
アビス :サイボーグライフルで2発当てた。基本火力70。
レイファ:CS用火器って攻撃力あるのね。今度、操縦させてよ。
アヤコ :さらにパワーアップする気だわ(笑)
GM  :他人のCSなんか乗るもんじゃない。
センゴク:汗臭いぞ〜(笑)

 一行(正確にはレイファとアビス)は瞬く間にサンドワームを倒した。
 ここはサンドワームの群棲地らしいと知り、慌てて別の夜営地へ移る。
 翌日は何事もなく経過。メガ=シティから随分と離れたこともあって、
 既に人の生活している痕跡もなく、不毛の荒野が続いている。

GM  :では5日目。
ラルフ :ようやく半分か。
GM  :ラジオでメタルストームの注意報が流れている。
アヤコ :例の磁気嵐とかいうやつ? 
エンジュ:ジョーカーと連絡がとれなくなるのはイヤだなあ。
GM  :いや、メタルストームは磁気嵐とはまた別物だ。飛蝗だよ。
センゴク:あちゃ〜、バッタ集団か。
GM  :ミュータント化したイナゴの群れです。薄い鉄板くらいは食い破る。
     それが、五大湖付近で発生して、あらゆるものを食いつくしながら
     移動中。
アヤコ :この世界、まっとうな動物っていないの?
GM  :なんとか人間が生存可能な空間として造られたのがメガ=シティだ。
     そこでさえも細菌霧*が出たり、赤い雨が降ったりすることもある。
     奇形児、つまり人間ミュータントの出生率や幼児死亡率も高い。
     まして、環境汚染度の高い荒野では、我々が馴染んでいるような
     生き物は皆無と思ってくれていい。
アヤコ :もしかして、この仕事ってすごくお肌に悪いのでは…
レイファ:UVカット化粧品は必需品ね。 
GM  :冗談でなくそうなんですが。 
アヤコ :先に言ってよ〜(笑)
アビス :で、蝗はこちらに向かってきているのか?
GM  :このまま進むと遭遇の予定。少し遠回りになりますが、回避する
     よう進路変更するしかないでしょう。
センゴク:他に方法もないわな。アヤコさん、頼むわ。
GM  :それではメタルストームは回避。距離のロスは100キロほどかな。
アヤコ :飛ばせば一日で取り戻せるわね。

 しばらく、遭遇チェックに引っ掛かってくるミュータントもなく、
 7日目となった。

エンジュ:ジョーカーに定期連絡を入れるよ。
GM  :「敵が、こちらは囮だと見破ったようです」
アビス :いよいよだな。
ラルフ :もってくれた方だよ。
GM  :「支援用のバギーを先発させて、私も武装トレーラーで追います。
     もうしばらく持ちこたえてください」
ラルフ :どうする? 昼夜連続走行で距離を稼ぐか?
センゴク:焦ったって来るもんは来るでしょう(笑)
レイファ:ちゃんと休んで迎撃態勢を充分に整えといた方がいいわ。
エンジュ:僕も夜の見張りに加わろうか? この分だと、向こうに着くまで
     サイバースペースにダイブする必要もなさそうだし。
レイファ:じゃ、それは頼もうかしらね。これまでより警戒を強める意味で、
     見張りは二人組で深夜交替。受け持ち3時間ね。わたし、前半。
センゴク:じゃ、オレが組むわ。アビス、後半よろしく。
GM  :遭遇チェック…さっそく、夜半前。《PER》チェック。
レイファ:気づいた。何?
GM  :コヨーテの群れだ。むろん、ミュータント。
     火は焚いてなかったよな?
ラルフ :敵に見つかりやすいからな。
アヤコ :寝るのはトレーラーの中だろうし。
GM  :では、コヨーテの群れが包囲を狭めてくるよ。
レイファSMG掃射!
センゴク
:いきなりかい(笑) オレは耳塞いどこう。
GM  :1D6で5以下の目を出した者は轟く銃声にたたき起こされる。
ラルフ :レイファっ。何のための見張りだ。
ホーク :寝てます…また戦闘に参加できないのか(泣)
GM  :コヨーテは銃声に驚いて逃げ去りました。
レイファ:危険は去ったわ。
アヤコ :残ってる残ってる(レイファを指さす)
アビス :超危険(笑)

   翌日も遭遇はなし。

ラルフ :明日には目的地に着く。襲撃があるとしたらそろそろだろう。
GM  :ご期待に応えて、空気をかき乱すローター音が近付いてくる。
センゴク:空かい。
エンジュ:ええっ? 飛行機は使えないって言ってなかった?
GM  :成層圏まで行くようなやつはな。低空・近距離を飛ぶ、ヘリの類い
     なら問題ない。
レイファ:銃弾の届く高さなの?
アビス :向こうも機銃で仕留めるつもりだろうからな。
GM  :(それはどうかな?)太陽の中から戦闘ヘリが姿を現す。
     機体にはコウモリ翼の魔人がペイントされ、《ナイト・ゴーンツ》と
     書かれている。
エンジュ:ビジュアル的にこのシナリオのボスだと主張している(笑)
ラルフ :《組織》のお出ましだな。
センゴク:別にどこの奴でも構わんね。向かってくる奴は叩っ斬るだけだから。
アビス :CS起動。ロケットブースターで跳ぶぞ。
センゴク:《センゴク》はロケットブースター装備してないからな…
     真上にショットガンっていうのも危険だし。斧で戦うか*(笑)
ホーク :斧で?!
センゴク:馬鹿、おまえ、斧は使えるんだぞ。
アビス :鉛筆削ったり。
センゴク:魚を三枚におろしたりな。
ホーク :嘘だ〜!
GM  :おまえらのCSは曲芸用か? こっちは距離をとって両翼の
     203mmロケットパックでトレーラーを狙う。
アヤコ :《組織》なら積み荷が何だか知ってるでしょうに、ミサイル撃ち
     込むなんて。
ラルフ :おめおめと売りさばかれるよりは殲滅してやれってことだろう。
ホーク :トレーラーから離れていた方が利口かな(笑)
アビス :ヘリと同じ高さまで跳ぶぞ。【空中機動】は成功。
     4ターン滞空可能。
GM  :そうだな。実質、ここでヘリと対等に渡り合えるのはCSくらい
     なものだろう。
     ヘリはロケットパックを一斉発射。
     4発飛ぶが、命中精度はよくない武器でね*、2発は荒野に
     のめり込んだ。残り2発がトレーラーに行くぞ。
センゴク:待てぃ。着弾する前にミサイル迎撃。
GM  :インターセプトミサイル*持ってないだろ?
センゴク:ンなものはない。
GM  :じゃあ…ルールブックにはないが*、【重火器】1/4で判定して
     もらおう。
センゴク:《LUC》2ポイント使っておく*
GM  :では通常の判定になる。
センゴク:手堅く成功。
GM  :では、1発は軌道を逸らされて落ちる。
アヤコ :ありがと〜
GM  :でも、あと1発分は覚悟してね。
アヤコ :回避は失敗。
GM  :詳細命中部位*は…積み荷。
アヤコ :つ、積み荷ってガソリンに引火するわけ?!
GM  :現在、トレーラーに積んでいるのはガソリンと生活物資と
     《センゴク》だな。どれに当たるか再度、ダイスで決めよう。
アヤコ :ガソリンにだけは当たるなよー。
GM  :うむ、その祈りは通じた。《センゴク》に命中。
     トレーラーから落ちた。
センゴク:おいおい(笑) 装甲チェックは成功しているから中規模破損*
アヤコ :ごめんっ。修理代出すわ。
アビス :50m以下までヘリに接近。30mmバスターライフル。フルオート。
GM  :戦闘ヘリの装甲値は160あるんだが、対装甲ヘビーマシンライフルの
     火力100は痛いなあ。ヘリはバランスを崩した。
レイファ:落ちてくるのね。LMGをぶっ放す!
アビス :装甲値160の奴に火力30のLMGでは通用しない。
     せめて、サイボーグライフル*くらいでないと。
ホーク :それならバギーに積んであるよ。
レイファ:【搭載火器】判定でなくていいの?
アビス :サイボーグライフルは【重火器】だ。
レイファ:それにする!
アビス :ただし、20mまで近付かないと距離修正マイナスだからな。
レイファ:ホーク! 寄せて!
ホーク :ああ、また運転係かぁ〜
レイファ:よし、いくわよ。外れ、外れ、外れ…最後も外れ! なんでえぇ!
ラルフ :今までが命中しすぎてただけだ。
センゴク:やっぱ生き物を撃つんでないと奮わない?(笑)
ラルフ :狙撃でローターをねらえる?
GM  :弾かれるかもな。命中判定1/2でトライしてくれ。
ラルフ :ちっ、難しいか…
アビス :これで最後の弾だ。両方当てた。
GM  :それはキツいな。装甲チェックに失敗したら戦闘ヘリでも危ない。
     ヘリは傾ぎながら逃走を図る。
アビス :こちらは弾切れだ。センゴク、追えるか?
センゴク:男のケツ追う趣味ないんだけどよ。
レイファ:攻撃してよ。攻撃攻撃。
センゴク:じゃあ、1回だけな。ヘリはアビスから離れたんだよな。
     ジャイアントショットガン。
GM  :射程は50mまでだろう?
センゴク:この位置で無理ならホバーで追うさ。
GM  :では、命中判定を。
センゴク:あ、やっちまった。クリティカル(笑)
GM  :落ちた(泣) おまえらのチームは攻撃力高すぎだ。
ホーク :戦闘ヘリを瞬殺…
レイファ:CSっていいわね。本気で転職考えようかしら。
GM  :CS3機ってどういうハンターチームだ(笑) 
     傭兵隊の間違いだろ。
センゴク:落ちたヘリから何か回収できない?
GM  :爆発炎上している。近づくことさえできないね。
センゴク:砂かけとくか。
アビス :証拠隠滅?
センゴク:おいっ。オレは真面目に消火活動してるつもりだったんだが(笑)
ホーク :次の奴が来ないうちにとっとと行こう。
レイファ:OK。で、どこへ行くんだっけ?
アヤコ :……この人、何しに来てたの(笑)

 シーン9 到着

GM  :サン=アンジェルスは目前だ。
     出発時と同じく、どのゲートが通過しやすいか調査してくれ。
エンジュ:僕、このシティに来るのは初めてなんだよなぁ。わかんないや。
GM  :では、通過させてもらうためにはワイロが必要だね。
     ひとり$100だ。
ホーク :わかった。
GM  :(おや、交渉はしないのか)
ホーク :これも必要経費だから。
アヤコ :ジョーカーが払ってくれるよね(笑)
エンジュ:ジョーカーに到着を報告するよ。
     敵のヘリに襲われたけど、やっつけた。
     今、サン=アンジェルスに入ったところ。後はどうするの?
GM  :「無事で何よりです。私も両日中にそちらへ着くと思いますので、
     ◇◇という宿で落ち合いましょう。
     荷物は◇◇の倉庫に預けてください」
エンジュ:わかった。ジョーカーも気をつけて来てね。
GM  :では、指定されたモーテルへ行きます。
アヤコ :これで任務完了ね。あとは自由時間でいいの?
GM  :ジョーカーが着くまでにしたいことはある?
レイファ:アーヤ、シャワーを浴びに行きましょう。
アヤコ :そうね。
センゴク:…じゃ、そろそろオレたちも行くか。
アビス :整備工場か?
ホーク :酒場? 馴染みの店でもあるの?
センゴク:おまえら、今の会話を聞いてなかったのかっ?
     姉ちゃんたちが風呂入ってんだぞ(笑)
アビス :おまえ…
ラルフ :自殺志願者だな。
GM  :まったく。 やがて、ジョーカーが到着して、この町のブローカー
     にガソリンを売ってきたようだ。相場とジョーカーの交渉能力を
     加味して…(ダイスを振る)なかなかいい値で売れた。
     君たちの仕事料にひとり10,000+ボーナス3,000ゴールドくれる。
アビス :ゴールド?
GM  :あ、間違えた。通貨単位はドル。
アビス :それにしても、なかなかいい額だな。
エンジュ:この世界では$1=20円とか?
GM  :いや、100円計算。もっとも、現在とは物の価値そのものが違う
     から*あまり参考にならないけどね。
     それと、このゲームでは生活費や維持費がシビアに減ってゆく。
     食費・住居費はもとより壊れた武器やCSの修理も必要だし、サイ
     バーボディなんかだと毎週、リンゲル液を交換しないと人工筋肉の
     稼働率が落ちる。
     ハンターは一度の仕事の実入りが大きい分、毎日仕事にありつける
     わけでもないから残金には注意しておいた方がいい。ハンターに金を
     貸す人はまずいないからね。
     ボーナスの方は君たちと今後も付き合ってゆきたいというジョーカー
     の意志表示だろう。望むなら、ここでジョーカーと契約を結んでおく
     こともできる。
アヤコ :ジョーカーの頼む仕事しかできないの?
GM  :いや、そうではない。自分で仕事を見つけてくる分には構わないよ。
     ブローカーは様々な依頼を引き受けて、それにふさわしいハンターを
     紹介して仲介料を取る。
     いちいち、仕事の度にハンターを探すより、あらかじめ契約という
     形で登録しておいてもらったハンターの中から適材を選んで仕事を
     回す方が効率的だ。ハンターを多く抱えているブローカーほど、
     請け負える仕事の幅や量が広がってくる。優秀なハンターとはできる
     だけ契約しておきたいのさ。
ラルフ :長く付き合えるブローカーを探していたところです。
     契約しましょう。
レイファ:ラルフとは共同出資してるしね。わたしも登録するよ。
アヤコ :他にネオ=アップルにツテがあるわけじゃないし、これも何かの
     縁かしらね。
レイファ:アーヤ、これからも仲良くしましょうね。
アヤコ :いいわよ。
エンジュ:ジョーカーなら情報系ハンターのやり方もいろいろ教えてくれそう
     だから、契約しとこう。
アビス :おれは元々その予定でセンゴクと来たんだしな。
GM  :「では、どうぞよろしく」
レイファ:今夜はパーティよ。契約記念。
     お金も入ったし、パア〜っとやりましょう!
GM  :どういうことになるか、だいたい予想がつくな(笑)

 かくして、サン=アンジェルスに日は暮れる。

   ◆MISSION  CLEAR◆ プレイ日 1995/3/26


 次回予告

 背徳の街ネオ=アップルに巣食う欲望と暴力。ここは現代に蘇ったソドム。
 血の色の粉末と共に、悪徳と野心、退廃と渾沌をコンクリートミキサーにかけてぶちまけた、ここは北米のゴモラ。
 堕ちると知りつつ、深みにはまるのが人の業か。
 次回、『BLOODY HURRYCANE』。
 血煙の街に、天狼が吠える。


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