第10回 判定
今回はゲーム中の判定についての解説です。大別して、「能力値判定(アビリティロール)」と「技能判定(スキルチェック)」の2種類があります。
◆能力値による判定
キャラクターの能力値には「STR(筋力)」「反応力(REF)」「器用度(DEX)」「INT(知識)」「EDU(教養)」「PER(知覚力)」「SYM(共感度)」「WIL(意志力)」があります。もうひとつ「LUC(幸運度)」という項目がありますが、これは能力というより、ゲーム展開を有利に進めるためのポイントと見なした方が分かりやすいでしょう。
これらの能力値はキャラクター作成時に3D6で決定されます(GMの裁量で振り直し等の判断はしてください)。基本能力値の上限は18、サイバー化等による上昇の上限は40です(ドラッグの一時効果を含む)。DEX、SYM、WIL、(LUC)はサイバー化では上昇しません。
能力値の数値の10を超えた差分はボーナス、10を下回る分はペナルティとして技能取得時の修正になります。
| アダムの《DEX》は14、《PER》は元値16にサイバー化で+8して24、《INT》は 8です。修正はそれぞれ、+4、+14、-2となります。 |
能力値による成否判定(アビリティ・ロール、あるいは単にチェックといいます)は該当能力値+2D6の目が、GMが設定した難易度とどれだけ差があるかで決まります(超えれば成功、未満なら失敗)。差が大きい程、大きな効果となります(失敗は失敗なりに)。
1ゾロが出たら能力値のいかんに関わらずチェックは失敗、6ゾロが出たら難易度のいかんに関わらずチェックは成功です。6ゾロが出た場合、該当能力値を1上昇させることができます(上限に抵触しないかぎりにおいて)。これによって発生するボーナス/ペナルティの変動は関係するすべての技能に波及します。また、ゲーム終了時に消費していたLUCポイントを1回復させることができます。
◆技能による判定
キャラクターの初期技能は、ハンタークラス別の技能(講義8で言及済み)と、キャラクターの《INT》×10ポイントのフリーポイントを割振ることで決まります。1ポイントでも技能を割り振った技能(【万能】を除く)は能力値による修正を加えます(どの能力が関係するかはキャラクターシート参照)。
| アダムはハスラーなので最初から【小火器】30%、それに関する《DEX》と《PER》の能力修正(4+14)を加えて48%の技能を持っています。 また、アダムの《INT》は8なので8×10=80ポイントを自由に割り振ることができますが、【ブービートラップ】にこのポイントを10使ったとしたら、関係する《DEX》と《INT》の修正(4-2)を加え12%になります。 |
技能の判定は、D100でその技能%以下の数字が出せれば成功になります。
◇戦闘(+イメージファイト)技能以外の場合 = 01〜05は「大成功」、96〜00は「大失敗」になります。技能値が0%でも、「大成功」の確率だけは保証されています。
チェックに成功したら、ゲーム終了時に該当技能を成功回数%上昇させることができます。「大成功」が出た場合は、ゲーム終了時に消費していたLUCポイントを1回復させることができます。
◇戦闘(+イメージファイト)技能 = 1の位が0のときはファンブル、判定が成功していた場合に限り1の位が1のときはクリティカルとなり、それぞれクリティカル/ファンブル・チャートに則って処理を行います。「大成功」「大失敗」はありません。
クリティカルの回数×5%の該当技能をゲーム終了時に上昇させることができます。また、ゲーム終了時に消費していたLUCポイントをクリティカルの回数ポイント回復させることができます。
戦闘時の命中ダイスの出目はそのまま火力判定に使用しますので、いちいち記録しておきましょう。フルオートで何発も撃つからといって出目を忘れないように。
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アダムはLMGで攻撃。射撃方式は無論、フルオートです(LMGは他に射撃モードがないので)。LMGの使用技能は【重火器】でアダムは60%。LMGオート射撃の判定は5回で、出目は35、12、86、41、50でした。 格闘の場合は命中判定に成功したら《STR》のボーナス+武器の火力(ものによってはENC)でダメージを算出します。ただし、相手が【格闘回避】で避けてしまったらダメージは無効です。 |
この他、障害物の有無や目標の大きさ、速度、距離などによって基本命中率に修正が加わります(その辺の修正はGMがその都度、指示してくれるはずです)。
◆難易度
状況によって、判定の難易度は変化します。GMから「1/2で判定してください」と指示されたら、該当能力値の半分(端数切り上げ)で判定することになります。
《LUC》を1ポイント消費することで難易度を1段階戻す、もしくは上昇させることが可能です。
また、自分の方から難易度を申請することもできます。
【ブービートラップ】を技能1/2で申請して成功した場合、これを解除とようとする相手は難易度1/2で技能判定しなくてはなりません。