第4回 経済と物流

◆通貨

 W$(ワールド・ダラー)が共通単位です。
 一日の生活費(食費・住居費等)がおよそ$100かかります。残金には注意して仕事を探しましょう。
 1$=100円程度の感覚で構いませんが、物品によっては現在と異なる価値観を持つものも多いので、一概には換算できません(後述)。
 銀行口座へは24時間アクセスが可能で、電子決済も一般的です。
 ダウンタウンやブラックマーケットでは、ドラッグや電子部品、金などの貴金属が貨幣の代わりに通用することもあります。
 ハンターへの報酬は基本的にW$で支払われますが、欲しい情報やアイテム等がある場合、現金の代わりにそれらを報酬として受け取ることも可能です。また、ハンターの側から情報屋などに支払いをするときも同様です。換金しやすく足のつかないものをさっと渡してやれるようだと恰好良いですね。むろん、飲食店や雑用へのチップは現金($10くらいかな)の方が喜ばれると思いますよ。

◆メガ=シティの経済

 各メガ=シティは完全自給自足可能な生産体制を有しています。
 特に北米三都市間では、全面戦争ではないものの紛争が続いており、エネルギーや食糧を自足できないようでは勝負にもなりません。
 もっとも、すべての分野で品物が過不足なく調達できるかと言えばそうではなく、都市を運営している企業の得意分野では製品に余剰が出、そうでない分野の品物は品薄=高価になります。
 余剰品を他都市に輸出することも可能ですが、どの都市も、自社製品保護のため輸入品には高率の関税を課しています。ハンターは時としてこの余剰品を他都市のブラックマーケットへ密輸することで報酬を受け取ります。そういった活動がシティの住民やダウンタウンの生活を成り立たせているのは事実です。

◆価値観の変化 

 科学技術の進歩により、サイバー手術や兵器などは現在よりも安価になりました。その一方で、著しい環境破壊により、天然資源(食糧、素材等)はとても高額になっています。ハイチョバム装甲板より、木製のベニヤ板の方がはるかに高額な世界なのです。ちなみに都市の公園にある草木はすべて偽物です。

◆天然資源と合成食材

 純粋な天然資源(埋蔵物を除く)は、比較的環境汚染度の低いオーストラリアや海洋、厳重に保護された一部の森林でのみ生産されています。
 また、宇宙のコロニーや地上生産プラントでも、バイオ工学を利用した天然素材の人工栽培が行われています(クローン肉とか水耕栽培とかです)。
 どちらも手間と資金がかかり、一般市民の手にはめったに届きません。
 建材や食糧として一般的に利用されているのは、合成素材です。
 食材には栄養ドリンクのようなものから、本物を模倣した合成蛋白食、食用ミュータントの肉までいろいろあります。ゲームには直接関係ない食事シーンですが、普段どんな食生活を送っているかで、意外とキャラクターの性格が見えてきたりもしますよ。

  >>>第4回おわり。