第6回 乗り物あれこれ
サイバーアクションといったら銃撃戦とハッキング、そしてカーチェイスでしょう!
カーチェイスはしない、工学系は苦手だ、という方でもネオ=アップルに暮らしていれば、道路を走る様々な乗り物を見かけるはずです。メタルヘッド世界の風景のひとつとして、メカニックな部分の雰囲気を掴んでもらおうと企画したのがこの講義です。
本当はビジュアルをたくさん掲載すればもっとわかりやすいんですが、ホバイクの実物写真なんてないしね(仮にあっても版権が…)。イラストも描けないもので例によって文字だけですみません。
◆エネルギー
メタルヘッド世界では、石油燃料は環境汚染を助長するものとして使用が禁止されています。一般に乗り物の動力として使われているのは電気または水素エンジンです。
◆サイバーリンク
ネットライナーがジャックイン・システムでサイバースペースに入り込むのと同様に、サイバーリンク機能のついたメカはドライバーの意志との直結が可能です。
サイバーリンクすることにより、操縦者はアクセルやギアを手動で操作しなくてもヴィークルを運転することができますし、攻撃を回避することもできるようになります(リンクしていないと装甲だけが頼りです)。
ただし、バイクやCSなど、一部のメカではサイバーリンク取り付けが不可能なものもあります(これらの機体は別に回避性能を持っています)。
また、通常の運転では、搭載火器はひとつしか使用できませんが、ドライバーがサイバーリンク端子を複数インプラントしてあれば、その本数だけの火器を同時に使用することができます。
◆メカの性能(販売されているメカニックのデータ)
REF 機動力。戦闘時の攻撃順をこれで決定する。駆動系にダメージを受けると減少してゆき、0になったら停止。
MV 1戦闘ラウンド(3秒)で移動できる距離。ちなみに北米でも、単位はメートル法。
HP 車体の耐久度。0になったらスクラップ。燃料によっては爆発の可能性も…
重量制限 武装・装甲・貨物等の最大積載量。
乗員 ドライバーを含む、可能な搭載人数。ものによっては改造して座席を増やすことができるものもある。
装甲 A80/50% のように表記される。50%の確率で受けた火力-80の効果、の意味。
細部被害表 メカの形態によって攻撃を受けやすい部分が違います。
搭載火器 基本でついてくる火器。改造して積み替えることも可能。
価格 平均的な値段。オプションの有無や交渉等で多少変動します。
◆乗り物の種類
冒険の様々なシーンや日常生活で登場する乗り物(要エンジン)の一部を小さい方から紹介してゆきます(自転車に乗りたければGMに申請してみてください(^^;)。
予算とタイプさえ決まっていれば、自分でエンジンからフレームからタイヤから、すべてを選択してオリジナルメカを作ることが可能です。ただし、作成には(実際のデータ処理の)時間がかなりかかりますので、先にGMに相談しましょう。また、例によって、お好きな車やバイク等の外見と名称だけを、既存のデータを流用して使うことも可能だと思います。これもGMに申請してみてください。
住んでいる都市とあなたの趣味にもよりますが、ネオ=アップルでキャラクターが操縦する可能性があるのはバイク・コミューター・戦闘バギー・野戦ワゴン・シェルキャリア・CSくらいでしょう。以下の各説明は面倒だったら飛ばしてください(^^;)
・モノ オートジャイロ・システムでバランスをとって走行する一輪車。機動力に優れているが、防御力は低い。主に偵察用や狭い場所で使用される。軽いものなら武装取付可能。当然、一人用。サイバーリンクの取り付け不可。ハイテクなので案外高価。
・バイク/モーターサイクル スクーターからリッターバイクまで各種あり。機動力に優れているが、防御力は期待できない。一撃離脱をモットーとすべきだろう。軽いものなら武装取付可能。基本的には一人用(タンデム仕様もあり)。サイバーリンクの取り付け不可。
・ホバイク 空気圧で上昇・推進する無輪バイク。どんな悪路でもものともしない。かなりスピードが期待でき、水上も走行可能だが、操作が難しいのと高価なのが難点。軽いものなら武装取付可能。防御力は期待できない。一人用。サイバーリンクの取り付け不可。
・スノーモービル 前輪が橇、後輪がキャタピラ仕様。ネオ=アップルは寒いので雪は降るが、これを使う機会はあるかどうか…。防御力は期待できない。軽いものなら武装取付可能。サイバーリンクの取り付け不可。
・トライク 前一輪後二輪を持つ軽車両。防御力はあまり高くない。1〜2名の乗員を乗せることができる。荷物はあまり乗らない。
・コミューター タウンユースの一般車。市民の自家用車であり、装甲は0に等しい。戦闘時に乗っていってはいけない。車輪を利用しないホバー仕様のものもある。
・戦闘ホバー 空気圧で上昇・推進する無輪ヴィークル。どんな悪路でもものともしない。ホバイクほど操縦技術を要求されないが、その分、スピードは劣る。武装および貨物積載可能量が少ないのも難か。
・戦闘バギー オフロード走行にも耐えられる武装車両。チームの人数がそれほど多くないなら、このタイプを使うことが多いかもしれない(2〜4人用が主流)。走行性能・積載能力は高いが、元来が装甲車両ではないので多少、頑丈さに欠ける。
・野戦ワゴン ワンボックスタイプの戦闘車両。6〜8人用が主流なので、人数の多いハンターチーム向き。ものによってはCSの搬送も可能である。
・シェルキャリア CSの輸送およびメンテナンスのための車両。兵装はない。
・装甲リムジン VIP用の防弾仕様車。迎撃用に武装も可能。ホバー仕様のものもある。
・ガンドッグ 二脚仕様の移動式砲台。キャタピラやタイヤより段差踏破の性能に優れるが、乗り心地は最悪。基本的には一人用(タンデム仕様もあり)。
・ポケットタンク 小さなボディに高出力エンジンを搭載したミニ砲台。歯車のような独自の車輪で動く。乗員は1〜2名程度で居住・貨物積載空間は狭い。戦車であるので装甲は厚く、また小回りやスピードも期待できる。密閉式なので水中での活動も可能。燃料があまり積み込めないため、稼働時間はさほど長くなく、主に市街戦に投入される。
・インセクター 多脚型戦闘メカ。4脚、または6脚の関節つき脚部を持つ。基本的には一人用(タンデム仕様もあり)。脚が破壊された場合はトラベルホイールという特殊車輪で移動が可能。高い火力と防御力、移動力が期待できるものの、操縦とメンテナンスは重労働だ。おまけに高価。
・コンバットシェル(CS) 人間が中にすっぽり入って操縦するタイプの大型パワードスーツ。体高3〜5m程度。ダッシュローラーやロケットブースター等を装着することで高機動ができ、短時間なら空を飛ぶことも可能。その機動性のため装甲はそれほど厚いとは言えず、扱いにも経験を要する。CS乗りのハンターを「ブロックバスター」と呼ぶ。燃料があまり積み込めないため、稼働時間はさほど長くない。戦闘時以外はシェルキャリアで運んだ方が無難だ。主に野外戦闘で活躍する。体高5〜7m程度の重コンバットシェルや、移動時はタンク等に変形可能なものも開発されている。サイバーリンクの取り付け不可。
・アクトポッド 人型をしていないCS。乗り込めないので、AIIF(アクション・イメージ・インター・フェイス)を使って操縦する。
・戦車 キャタピラで移動する砲台。鈍重で側面装甲は非常に厚いが、上部装甲が弱いのが欠点で、そこをヘリやCSに狙われることが多い。水中移動(水深10m程度)も可能だが、水中から攻撃はできない。
・ホバータンク 戦車のように重いものをよくホバーで浮かしてみようなどと考えたものだ。非常に高価だが、信頼できる装甲と武装が可能で、貨物・兵装積み込みスペースも広く、乗員4〜6人程度を乗せることができる。
・トレーラー 荷物積載用のカーゴを連結したトラック。バギーやワゴンを積み込むことも可能で、移動基地(住居)代わりにもできる。荷物スペースにすべて武器を埋め込んだバトルトレーラーというものもある。
・リニアカー メガ=シティに敷設されている市民の足。電磁レールの上を走行する。
・ヘリコプター 垂直離着陸の可能な回転翼機。一人乗りから兵員輸送用まで様々なタイプが存在する。
・エアクラフト/ガンシップ 飛行機。異常気象の多発する2150年世界ではあまり利用されないが、自然災害の比較的少ない地域では軍が所持していることもある。攻撃に特化したものをガンシップと呼ぶ。
・ボート レジャーボートから海洋用艦艇まで様々なタイプが存在する。
・亜空間シャトル 大気圏外に出た後、再突入するシャトル便。メガ=シティ間の早くて安全な移動手段。ただし利用は高額。
・宇宙船 低軌道上の攻撃衛星も含まれる。食糧生産用コロニーは多数打ち上げられているが、基本的に人の住むものではない。
>>>第6回おわり。