ひぐらしのく頃に
発売元:07th Expansion
発売日:現在進行中
評価:ラック行き

※以下のレビューにはネタバレはありません。

 最初に断っておきますが、このゲームは「テレビゲーム」と分類されるゲームではありません。 ジャンルとしては「かまいたちの夜」などと同じサウンドノベルに分類されると思いますが、「かまいたちの夜」と違い、 選択肢も無ければ、分岐シナリオもありません。プレイヤーは製作者から提供されるテキストを進めるため、ただマウスをカチカチとクリックするだけ。 では、何故ここで「ゲーム」として扱うのか?それはこの「ひぐらしのなく頃に」(以下:ひぐらし)はプレイヤーの推理力を試す、「推理ゲーム」だからです。

 「ひぐらし」を「クリアする」ということは物語に見え隠れする謎を解き明かすこと。 舞台は昭和後期。某県鹿骨市雛見沢村。この村ではここ数年、 1つの殺人事件と1つの失踪事件が毎年同じ日に起きています。奇しくもその日は村で古くから伝わる祭事の日。 果たして、これはタタリによるものか?それとも何かの陰謀なのか?そして、今年は――――――

 「ひぐらし」のストーリーはおおまかに言うと以上の通りですが、 現在発表されているのは「鬼隠し編」「綿流し編」「祟殺し編」「暇潰し編」の4つ。 「暇潰し編」を除く3つは同じ時間軸、同じ登場人物で物語が進みます。つまり3つの物語はスタート地点は同じなのですが、 3つの結末はそれぞれ異なり、3つとも読み終えることで他の編で謎だった部分の回答や、新たな謎が生まれたりと、それぞれ複雑に絡み合っているのです。

 現在発表されている4編でひとまず雛見沢村で起こる事件に関する全てが公表されました。 次回以降は物語の中で浮上した謎に対する解答が徐々に明かされていきます。 つまり、この物語の謎を心ゆくまで吟味できる時間は今しかありません。独特の絵と同人作品にありがちな行き過ぎたネタが人を選びそうな気もしますが、 ミステリーやオカルトものが好きな人には是非とも挑戦してもらいたい作品です。

 ……と、ここまで書きましたが正直、頭カチカチの私では謎なんてサッパリわかりませんのでとっくの昔にサジを投げてしまいました。 自分が「ひぐらし」に最も心動かされたのは恐怖演出!まさか、この歳で怖くて眠れないという状況に陥るとは思いませんでしたよ。 あの日常生活から一気に突き落とされるフリーフォールのような感覚、主人公の普通の生活が絶妙なバランスで保たれているあの緊張感は もう1度味わってみたいような、味わいたくないような……

シナリオ別レビュー


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