3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!
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発売元:チュンソフト
発売日:2004/06/24
評価:ラック行き

 古くから伝わる言葉に「キャラゲーに良作無し」という言葉があります。 つまりアニメやマンガのゲーム化をしても、 そのアニメ・マンガの本当の面白さを知らない人間がそれを題材にゲームを作っても面白いものはできないのです。 例えとして、過去には山岡さんが「アンキモ、アンキモ」と叫んだり、黄門様が何故かアメリカ西部に行ってしまわれるなど、 キャラクターが奇行に走るケースが多くありました。 最近では流石にそのようなことは無くなってきましたが、それでもキャラゲーに対する偏見の目は消えません。 そういえばこの間も、「原作の謎が全て解ける!」と銘打ってキャラごとにAI付けて世界観を忠実に再現したゲームがありましたが、 結局できたものは「オシッコ我慢すると世界が滅ぶゲーム」でした。やはり最初にキャラありきでゲームを作るのは難しいようです。

 そんなわけで1ヶ月前まではこのゲームのレビューを書くなんて想像もできませんでした。 だって金八先生のゲーム化ですよ?それだけで明らかにダメなゲームの予感がするじゃないですか!しかし意を決して買ってみてビックリ。

 面白いよコレ!

 それどころか、むしろ「金八先生」の名前が足かせになってるよ!

 ストーリーは、ある日突然1年間の入院生活を送ることになってしまった金八先生の代わりとして、 金八先生直々の推薦を受けたプレイヤーがサクラ中学3年B組(以下:3-B)を受け持つことから始まります。 プレイヤーの目標は「3-Bの生徒全員を無事に卒業させること」パッと見簡単そうですが、そこはサクラ中学3-B。 一癖も二癖もありそうな生徒が揃ってます。しかし、 金八先生が受け持ってきた歴代3-Bに比べればティラノサウルスとチワワくらいの力の差がありますので、 いきなり集団で殴りかかってきたり、窓ガラスに向かって椅子を投げ込んだりする生徒はいません。やんちゃ度合いが常識の範囲内なので安心して教師生活が送れます。

 主人公としてプレイヤーができるのは1話ごとに起こる1つの問題を頼りにその関係者や 問題となっている生徒から情報を得、時には金八先生にアドバイスを貰いながら生徒の悩みを解消に導くこと。 1話ごとにテーマは異なり、思春期にありがちな恋や親への反抗、登校拒否から果ては熱血スポ魂モノやSFまで。 ちょっと現実とかけ離れ過ぎててやり過ぎ感はあるものの、どのストーリーも各生徒に焦点を当てた面白いものになってます。

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