10月24日 店主 緋賀
本日よりすめらぎ亭の開店準備を始める
これからどんな宿泊客が、ここを訪れるかはわからないが一抹の不安が残る
すでに、人斬りの長期宿泊が決定していることが私を不安にしているのだろうか?
なにはともあれ、このまま無事に開店できるか、経営不振で潰れるか全てはこれからだろう
とりあえず、何があってもいいように愛刀の手入れは忘れずに・・・・・
10月25日 吟遊詩人 月夜
冒険者の宿泊の予定が立ったと緋賀さんから連絡がきた
まだ、どんな方が宿泊されるかはわからないそうだけどすめらぎ亭に来て欲しいという
それならば、新しい歌を紡ぐために訪れようと思う
結果なんてまだわからないんだから・・・・・
10月26日 店主 緋賀
今晩、新しい宿泊客の予約が入った人数は四人どんな奴らかはまだわからないが、今晩戻ってきた月夜はどんな歌ができるのか楽しみにしている
これで少しはここも賑わう事だろうと、私も密かに楽しみにしている
今週の週末からここに宿泊予定だった人斬りからは宿泊開始日が伸びたことが手紙で送られてきた
これはこれで、ひとまず安心かもしれない
10月29日 吟遊詩人 月夜
やっと、<鯨亭狂想曲 序章>の編曲が終了した
鯨亭に集まった冒険者たちはこれからどんな冒険をするのだろう?
私に可能な限り、彼らの活躍を詠っていこうと思う
11月16日 店主 緋賀
今日、奇怪なグラスランナーこの宿を訪れた
その瞳に知性の輝き写すそれは自分の名をMr.ドレイクと名乗った
彼は悩んでいるようで私に相談を持ちかけた
「マスター、我輩はそんなにグラスランナーとかけ離れているのか?
いや、確かに私の服装は他の者達にはない洗練されたセンスだ
やはり、他の者とかけ離れたこの知性がいけないのだろうか?」
英国紳士を彷彿させるその服装と、メイジスタッフを持つグラスランナーは他にはいないと思った
そして、付け髭をつけその髭をなでるのが癖のグラスランナーなのどいないと確信した
その日、私は一晩中彼の相談に乗って夜を明かした・・・
なかなかに有意義な酒を飲めた気がする
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