前回『DreamSNES』にてスーパーファミコンをドリキャスにて動かしたので、今度はもっと動作が良いと言われるファミコンエミュレータの『NesterDC』を動かしてしまいたいと思います。基本的には『DreamSNES』と焼き方は同じなので『DreamSNES』が焼けた方には何の問題も無く焼けると思いますよ。動作はさすがにファミコンなだけあってほぼ完璧。ROMを所有している方は吸出し機を自作して動かしてみましょう!余談ですが、古いVerの『NesterDC』は日本語ROMに対応していないことが多々あったそうなのですが、それを『Takayama Fumihiko』という方が改良をしていました。現在はオフィシャルの『NesterDC』の開発を引き継いでおられます。なので現在の『NesterDC』は日本語ROMにほとんど対応しているそうです。


手順1・準備

まずは作成のために必要なものをばあっと集めていただきます。あとで『ではここで、これをダウンロード』なんて言っていると、いちいちその段階でネットを開かなくちゃいけないですからね。あ、前もって言っておきますが、作成方法はいくつもあります。ここで紹介するのはボクが実際に行った、もっともわかりやすいと思われる方法です。それと過去にボクのHPを参考に『DreamSNES』を作成した人で、その際のファイルを取っておいてある方はもっと簡単な方法をこのページの下のほうに記すので、そちらを参考にしてください。ファイルなんて全部捨てた!と言う方は仕方ありませんが、また最初からお付き合いくださいな。

用意1・MIL-CD対応のDreamcast

MIL-CDって何?って方に。ドリキャスは未来のためにパソコンなどで作成したソフトを動かせるようにしていたのです。本来の計画では、ある音楽CDをドリキャスで立ち上げると、専用のゲームが出来たり、隠しコンテンツが見れたり、などなど。だから『コピーガード』もついていません。なんと言ってもドリキャスは『GD-ROM』ですから。のでこれを利用してDreamSNESなどのエミュレータソフトは動いているのです。これが大流行りしたために、セガが『こりゃいかん』とMIL-CD非対応のドリキャスを出したのが2000年10月。箱があれば『MIL-CD対応』と書かれているものなら大丈夫です。本体だけの場合、裏のバーコードと共にあるシリアルナンバーの前から3番目が年数を表しており『8か9』は完全に対応しています。難しいのが『0』の表示のもの。前にも書きましたように2000年10月以降は対応していません。なので、ここで博打を打つかどうかは貴方次第です。しかし実は非対応の物でもハンダ着けが出来れば、改造は可能です。『DreamCast MIL-CD 改造』とでも検索かければでますよ。改造は自己責任で願います。

用意2・焼くための環境とソフト

具体的にあげればCD-Rの焼けるドライブ、CD-Rメディア(RWは不可、改造すれば読めるようになるけど、めんどい)、それと空き容量のあるHD。大体1.5GBあれば十分です。次にソフトです。ダウンロード先を指定しようと思ったのですが『これをこのフォルダに入れて〜』なんて説明するのが大変めんどくさいのでここからダウンロードしちゃってください。もし見つかったら即効で消えます。なんてったって会社を相手にケンカを売っているようなものですから。
次にNesterDCをダウンロードしましょう。ここの『Plain Files Ver.7.1』ってのをダウンロードしてくださいな。これはわかりますよね?ちなみにここにある『Nero』『DiscJuggler』のものをダウンすると、ロムは入れられませんが、大変簡単にNesterDCを起動させることが出来ます。まあ、Nero、DJを持っていると言うのが絶対条件ですが。
そして最後にファミコンのROMイメージ。これは各自で用意してください。自分で所有していないROMのイメージの起動は法律違反なので絶対に止めましょう。ROMの吸い出し方はGoogleで『ファミコン 吸出し』とでも打てば解説HPが出ますよ。ところで、とあるHPで『自分で所有していないROMの使用が法律違反で、所有しているROMのダウンロードは合法だ』という話を読みましたが本当なのでしょうか?

用意3・環境を整えよう

ではボクと一緒に順を追って作成のための環境を整えていきましょう。まずはダウンロードした『DreamEmulator.zip』を解凍してください。解凍についてはソフトの部屋でもご覧になってくださいね。そうすると

といった感じで解凍されません?されるでしょ?されないと困ります。続いて、ダウンロードした『nesterdc-7.1.zip』を解凍。そうすると

なんて感じに出てきませんか?そしたら『files』を開いてみてください。そうすると

という表示になるはずです。この『IP.BIN』を『DreamEmulator』の中に入れてください。その後、この『files』フォルダも『DreamEmulator』へ移動し、名前を『data』に変更します。ちょっとややこしいですが

となっていれば完璧です。あとは『data』フォルダの『games』にROMイメージを入れていっていただければよろしいかと。『NesterDC』はフォルダ分けに対応していますので、『games』フォルダの中に新しいフォルダを作成し、名前を好きに付けてその中にROMを入れていけば簡単にROMイメージの管理が出来ます。一つのフォルダで1024個のROMが入れられます。ファイル名は半角英数で27文字までです、たしか。余談ですが、ディスクシステムのROMイメージを起動させたい場合はディスクシステムBiosイメージを『disksys.rom』という名前にして『games』フォルダへ入れて置いてくださいね。他のフォルダはチートと起動の際の絵です。自分で差し替えられるのでご自由に。わからない人にはさっぱりわからない話ですね。

はい、お疲れ様でした。これでファイルの設定は終了です。後は焼くだけ。といってもここからが2つ目の難関。ちょっとお茶でも飲んで一息つかれたらいかがでしょう?

手順1・第一セッションの焼きこみ

『DreamEmulator』のフォルダに移ってください。そこに『scanbus.bat』というファイルがありますね。それをダブルクリック。するとコマンドプロンプトが開いてよくわからない英語が出て、勝手に消えてしまいましたね。それで結構です。すると同じフォルダ内に『scanbus.txt』というものが新しく作成されていませんか?それを開くと

こ〜んな感じで書かれていると思います。これはボクの環境であって、人によって絶対に違います。ではここで『自分が焼くために使用するドライブ名』の左にある3桁の数値をメモしましょう。ボクは『'MATSHITA' 'UJDA740 DVD/CDRW'』を使用するので『0,1,0』です。『自分の使いたいドライブ名がどれだかわからない』なんて人はこんなめんどくさいことするな、と言いたいところですが、NeroInfoToolでも使用して確認してくださいな。

続いて『audio.bat』を編集します。『audio.bat』を右クリックから『編集』。すると

cdrecord -dev=0,0,0 -speed=12 -multi -audio audio.raw

なんて表示になっていると思われます。ここの0,0,0(ピンクの数字ですね。実際には色はついてません。わかりやすくするためです)を先ほど『scanbus.txt』でメモした数値に置き換えます。それと赤で表示した数値はCDの書き込みスピードです。ドリキャスがどれだけCDの読み取りが優秀か知らないので、心配な方は2か4をお勧めします。ちなみにボクの環境では

cdrecord -dev=0,1,0 -speed=4 -multi -audio audio.raw

としてあります。書き換えたらちゃんと上書き保存してくださいね。

次にまいります。CDドライブに空のCD-Rを入れましょう。そのさい、なんのプログラムも立ち上がらないことを確認してくださいね。その他も出来る限りプログラムは終了させておいた方がよろしいかと。あと忘れがちですが、電源の管理や、スクリーンセイバー、タスクなんかも万が一のことを考えて切っておきましょうね。そうしたら先ほど書き換えた『audio.bat』をダブルクリック。するとコマンドプロンプトが表示され、英語でなにやら書かれています。簡単に訳すと『本当に焼いても良い?駄目だったら40秒以内に何か押してね?』と言われているのです。なので、そのままほっておきましょう。コマンドプロンプトが閉じたら焼きこみ終了です。

手順2・イメージの作成

『msinfo.bat』を編集します。

cdrecord dev=0,0,0 -msinfo > msinfo.txt

とデフォルトでは書かれていると思うので先ほどと同じようにピンク色の数字を書き換えます。ボクの環境では

cdrecord dev=0,1,0 -msinfo > msinfo.txt

とします。それでは上書き保存をしてください。そうしたら編集したばかりの『msinfo.bat』をダブルクリックしてください。そうすると同じフォルダ内に『msinfo.txt』というファイルが作成されたはずです。中を見てみましょう。『0,11700』か『0,11702』と表示されていると思います。ではこの数値もメモしましょう。

『mkisos.bat』を編集します。

mkisofs -C 0,11702 -V DreamSNES -l -o image.iso data

とデフォルトで書かれていると思うので、もし『0,11700』だった方はピンク色の数値を書き換えましょう。ちなみに赤の『DreamSNES』の文字列はCDのボリュームラベルになるので、好きに書いてください。ドリキャスで動かしている間はボリュームラベルは一切表示されません。

では『mkisos.bat』をダブルクリックしてください。NesterDCのisoイメージが作成されていきます。全体の容量によってイメージ作成の時間は変わりますので、ドリキャスでもしながら待っていてください。コマンドプロンプトが閉じたら作業終了です。フォルダ内に大きめのサイズの『image.iso』というものが作成されたと思います。

手順3・第二セッションの書き込み

『ippatch.bat』をダブルクリックします。するとコマンドプロンプトが立ち上がり、わけのわからない表示が出てすぐに閉じてしまいます。それで結構です。
そしたら続いて『cdrecord.bat』を編集します。

cdrecord dev=0,0,0 -speed=12 -xa1 image.iso

とデフォルトでは書かれているのでピンク色の数字を書き換えます。赤の数字はCDの書き込み速度です。ボクの環境では

cdrecord dev=0,1,0 -speed=4 -xa1 image.iso

となります。書き換えたら上書き保存をして終了です。

『cdrecord.bat』をダブルクリックします。そうするとコマンドプロンプトが表示され以前と同じような画面が出ますので、放って置きます。すると40秒後にCDへの書き込みが開始されます。これは自分で指定した速度での焼きこみなので、気長に待ってください。ちなみに4倍で600MBだと15分くらいですね。コマンドプロンプトが閉じたら終了です。

手順4・ドリームキャストにセット!

ではドリームキャストにセットしましょう!すると『コピーはいけないのよ?』とかいう警告文と、広告が表示されますね。待っているとDreamSNESの画面が!…でました?出ていたら成功です。あとは各自良いように遊んでくださいな。お疲れ様でした。


前回の設定ファイルを持っている方は

『selfboot.bat』をダブルクリックするといままでセットしたことを全て自動で行ってくれます。なのでCDを使用するドライブにセットし、本体とROMイメージを『DreamEmulator』フォルダにコピーして『selfboot.bat』をダブルクリックするだけで以上のめんどくさい手順を全て行ってくれます。ただそのままだとボリュームラベルが『DreamSNES』のままになるので、気になる方はそれだけ編集してから『selfboot.bat』をダブルクリックしてください。

余談ですが

Yahooオークションで『DreamSNES』や『NesterDC』を焼いたCDを1500円で販売している方がいらっしゃいました。こんなところで言ってもしょうがないのですが、いかにフリーソフトと言えどそのソフトを商法目的で販売するのは作者が禁止していれば違法行為です。これだけ素晴らしいソフトをフリーで公開してくださっている作者様の意図を少しは考慮していただきたいものです。それにですね『ROMは各自で用意してください』とありましたが、これぐらいのネタを自分で検索、作成できない人に吸出し機を作成しろと言っても無理な話だし、これはあくまで想像に過ぎませんが、最終的には『Winnyというソフトで落とすことも出来ますよ?』という『Yah●oBB』の勧誘みたいなことを教えるのではないでしょうか?