だから・・・


う…ん…もうお昼…?
今日はすごく良い天気だ。
「お腹すいた。」
「ルームサービス取りますよ。」
「甘いものが食べたい。…そうだこの近くに大きなレストランがあるんだ!」
服を着終えた邑輝がわざわざ外まで行かなくても…と言った。
「いいから、行こうよ!久しぶりに一緒に出かけれるんだから!」


喫茶店にて
「そんなにガバガバと…本当に甘党なんですね。」
都筑がココアに砂糖を大量に入れてるのを見て邑輝があきれてる。見てて胸がえずきそうなほどの量だった。
「ね、ケーキもう一つ注文していい?」
「いいですよ、お好きなだけお食べなさい。」
「…(おお…あれはぁ…)」
「………なんならパフェもついでに頼んでいいですよ…クスクス」
都筑が通り過ぎるウェイターの運んでいる特大パフェを見てほぉ〜っとしてるのだ。
「やったぁ!すいませーんメニューもっかい見せて欲しいんですけどぉ〜♪」
注文する都筑の嬉しそうな顔を見て邑輝が微笑む。
今日は久しぶりのデートなのだ。
邑輝が、出張で日本を離れていたためここ2ヶ月二人は全く会えなかった。
昨日、空港まで迎えに来た都筑とようやく再会して今日に至る。
「あ、お前も何か注文する?コーヒーしか飲んでないじゃん」
「…じゃぁ、もう一杯頂きますよ」
どうせ払うのは自分なのにおかしな会話だ、と思って笑ってしまう。
「何?なんで笑ってんだよ?」
「いいえ、別に…」
「なんだよ……あ、俺のおごりでもないのに…そっか…変だよな…」
「いえいえ私が払って当然なんですから。」
都筑が財布を出そうとごそごそした。
「たまには割り勘しないとな…いっつもおごってもらってばっかだし…今日は…お金ないけど。次の時は…(汗)
」 「いいんですよ、そんなの。」
「だけど…」
「わたしは貴方から最高の料理を頂いてますからね…昨夜だって」
都筑の耳元に近づいて邑輝が小声で囁いた。
都筑がかぁーっと赤くなった。
「…なっ…そんな…ストレートに言うなって……」
「昨夜は素晴らしいディナーをありがとうございました。(くす)」
にっこりと邑輝が悪戯に微笑む。
2ヶ月会えなかったのだ…離れていた時間を取り戻すかのように愛し合った。
「そ、そういうのを…カラダで払うっていうようなものなんだぞ…伯爵みてぇ…(ぼそっ)」
「なんなら永遠のものにしませんか?」
「へ?」
「ずっと一緒に居たらいいことじゃないですか。私の家へいらっしゃい。」
「家って…それって…」
「だから…」
――――だから…
ガヤガヤとした店内…この二人の空間だけは違った空気が溢れていた…
陽に睫がうっすらと映える。幸せそうに微笑む最愛の人…その手を強く握り締めてくれるもう一人…
暖かい午後のひとときだった…
――――――だから、一緒に幸せになりましょう…

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