ま〜くんとしおりんの馴れ初めストーリー

こんにちは、高橋(旧姓・藤崎)詩織です
ここではま〜くんと私の馴れ初め話をしたいと思います
なお、あくまでもこの話はフィクションです。
それじゃあ、あとはま〜くんよろしくね


――――――さて、これは1988年9月1日のことであった。この日は、僕は熊本からきらめき市内に転校して来た日であった。
そして、僕が詩織ちゃんと初めて出逢った日でもあった。―――――――――

小学校の先生「さて、皆さん。今日から新しいクラスメイトが転校してきました。じゃあ、自己紹介してください。」

ま〜くん「はじめまして。ぼくは熊本から転校してきた高橋まさひろです。よろしくお願いします!」

先生「はい、じゃあ、みんな高橋君と仲良くしてあげてくださいね。」

クラス一同「は――――い!!」

先生「じゃあ、高橋君の席は・・・・あそこの藤崎さんの左隣が空いてるわね。」

――――――僕が席に着くと、右隣から女の子が話しかけてきた。その女の子が詩織ちゃんだったのだ。
女の子の前ではあがってしまう僕は、顔を赤らめたままで彼女と話し始めた。――――――

藤崎詩織「はじめまして。わたしのなまえはふじさきしおり。よろしくね、たかはしくん

ま〜くん「うん、よろしく、しおりちゃん。」


―――――そして、僕はしばらく彼女と話し続けた。・・・・・さて、月日は過ぎて、1997年2月、高校卒業前の話である。
僕は小学校6年生ぐらいからだんだん詩織ちゃんをただのクラスメイトだとか、お友達だとかじゃなくて、1人の女の子として見つめるようになっていった。
そこで、高校卒業を機に詩織ちゃんに自分の想いを伝えようと決意したのである。
さて、話はある日の下校時に公園に立ち寄ったところから始めよう。――――――

藤崎詩織「ねぇ・・・その、今日・・・・・ね・・・、私、ある男子生徒に『付き合ってくれ』って言われたの・・・。」

ま〜くん「・・・・うん。」

藤崎詩織「・・・・ねぇ、まさひろ君は如何したらいいと思う・・・?」

ま〜くん「・・・・・取り敢えず、断って・・・・。」

藤崎詩織「・・・・・うん、分かったわ・・・・。明日、ちゃんと断るね・・・。」

ま〜くん「・・・・ところで、詩織ちゃんは僕のこと、如何思う?」

藤崎詩織「え?如何・・・・って、・・・・・『仲のいいお友達』・・・・・かなぁ・・・・・。」

ま〜くん「(『仲のいいお友達』・・・・か・・・・・。」

藤崎詩織「ねぇ、まさひろ君・・・・・これからも・・・・・。」

ま〜くん「・・・・?」

藤崎詩織「・・・・・仲のいいお友達でいようね・・・・・・。」

ま〜くん「・・・・・・・う、うん・・・。」

―――――そして、その翌日の放課後、僕は好雄と話をしていた。―――――

早乙女好雄「・・・・で、結局お前は告白できなかったのかよ。」

ま〜くん「・・・ああ。」

早乙女好雄「お前は何時までも優柔不断じゃダメだぜ。勇気を出せよ。詩織ちゃんのこと、好きなんだろ?!」

ま〜くん「・・・・・ああ。」

早乙女好雄「頑張れよ!『人間はみんな弱いけど、夢は必ず叶う』んだろ?!」

ま〜くん「・・・・・・・そうだよな、うん。分かった、ありがとう、好雄。」

そして、さっさと教室を出ていく好雄とすれ違うように、詩織が教室に入ってきた。

藤崎詩織「・・・・まさひろ君?」

ま〜くん「あ、し、詩織ちゃん・・・・・。」

藤崎詩織「如何したの?」

ま〜くん「あ、う、うん・・・・・。・・・・・詩織・・・・ちゃん・・・・?」

藤崎詩織「・・・・何、まさひろ君・・・・?」

ま〜くん「(ドキドキするけど、勇気を出さなくちゃな・・・・)・・・・・お、俺、詩織ちゃんのことが・・・・・。」

藤崎詩織「・・・・・・・・?」

ま〜くん「・・・・・その・・・・・す、好き・・・・・なんだ・・・・。」

藤崎詩織「・・・・・え・・・・・っ・・・・?!」

ま〜くん「今までずっと言えなかったけど、もうはっきりと言うよ。詩織ちゃん、俺、詩織ちゃんが好きだよ!」

藤崎詩織「・・・・・まさひろ君・・・・私・・・・突然貴方に告白されたからビックリしちゃった・・・・。
『好きだ』って言ってくれる気持ちはうれしい・・・・・けど・・・・、今ははっきりとした答えが出せないの・・・・。
だから、少しだけ、考えさせて欲しいの・・・・・。本当にごめんなさい・・・・・。」

ま〜くん「・・・・・詩織ちゃん・・・・。」

――――――そして、詩織は顔を赤くしたまま教室から走り去ってしまった。
僕は、如何する事もできないまま、また1人で帰宅してしまった。
その夜、詩織は1人でうつむいたまま、ずっと考え事をしていた。
僕も、1人で部屋でうつむいたまま、眠ることはなかった。
そして、翌日―――――

早乙女好雄「よぉ、如何だった?告白したんだろ?!」

ま〜くん「・・・・・・・。」

早乙女好雄「・・・・・如何したんだよ。まさか、フラれたんじゃあ・・・・・?」

ま〜くん「・・・・・・・・・。」

早乙女好雄「フラれたのか、おい?!」

ま〜くん「・・・・・・・済まない、1人にしてくれないか・・・・?」

早乙女好雄「・・・・・・・・如何してだ?」

ま〜くん「・・・・・・如何してもだ。」

早乙女好雄「・・・・・・・分かったよ・・・・・。」

ま〜くん「・・・・・・・・・。」

(「――――――少しだけ、考えさせて欲しいの・・・・・・。」)

ま〜くん「(・・・・・・・・・・・詩織ちゃん・・・・・・。」


――――――結局、ずっと僕はうつむいたまま何もしゃべることはなかった。
詩織も、この日はずっと沈黙を保ちつづけていた。
そして、何の進展もないまま、僕等は卒業を迎えることになった。
さて、その翌日3月1日の午前11時、卒業式も何もかもが終わり、僕は3年間の想い出に耽っていた。
そして、誰とも顔を合わさぬまま僕は教室を後にしようとしていた。・・・・その時である。
僕は机の中に入っている1枚の手紙に気付いた。
「・・・・・・誰だろう・・・?」そう思いながら、僕は無言でその手紙を読み始めた。

―――――校庭の隅の、大きな樹の下で待ってます。・・・(以下略)―――――

名前は書かれていなかった。女の子からの手紙である事は間違いないが・・・。
とにかく、僕は校庭の隅にある1本の樹の下に向かう事にした。

さて、僕は校庭の隅の1本の大きな樹の下にいた。だが、そこには誰も居なかった。
「あの手紙、一体誰が・・・?」と考えながら待つこと10数分、そこに1人の女の子がやって来た。――――――

ま〜くん「・・・・し、詩織ちゃん・・・。」

藤崎詩織「ごめんなさい、こんな所に呼び出したりして・・・。今日、如何しても話したい事が有って・・・。」

ま〜くん「話したい事って?」

藤崎詩織「うん。ねぇ、まさひろ君はこの樹の伝説って知ってる?」

ま〜くん「伝説?何、それ?」

藤崎詩織「『卒業の日に、この樹の下で女の子から告白して生まれたカップルは、永遠に幸せになれる』って言う伝説があるの。」

ま〜くん「へぇ、それで、詩織ちゃんは僕をここに呼び出したんだね。でも、一昨日に学校の教室の中で詩織ちゃんに告白したじゃないか。
詩織ちゃん、覚えているかい?僕は君のために勇気を出して告白したんだよ。
でも、あの後詩織ちゃんは真っ赤な顔をしてさっさと走り去って行ったんだよね。」

藤崎詩織「うん、覚えてるわ。あの時は、告白されて凄く恥ずかしかったの。だから、慌てて走って行ったんだけど・・・。
でも、あの日の夜、ずっと考えてたの。『せっかく、まさひろ君が勇気を出して告白してくれたのに、私はそれに応える事ができなかった・・・。でも、卒業の日にはハッキリと言おう・・・。』って・・・。」

ま〜くん「でも、如何して今日まで黙ってたの?」

藤崎詩織「まさひろ君は『卒業の日に、この樹の下で、女の子から告白して生まれたカップルは、永遠に幸せになれる』って言う伝説を知ってる?」

ま〜くん「いや、知らなかった・・・・けど、その伝説を信じてたから、今日まで黙ってたんだね。」

藤崎詩織「・・・・・うん・・・。でも、本当はもっと前から好きだったの・・・・。」

ま〜くん「え?何時頃から?」

藤崎詩織「1年のときの夏頃から・・・・かな。確か、雨の日に傘が無くて困っていた私に傘を差し出して、『入らない?』って言ってくれた時・・・だったと思うけど・・・・。私、その時『まさひろ君があれほどまで私のことを想ってくれているなんて・・・・』って思って、それで・・・。」

ま〜くん「そうか・・・・。・・・・詩織ちゃん・・・・?」

藤崎詩織「は、はい?」

ま〜くん「・・・・僕と・・・・付き合って・・・・くれる・・・・?」

藤崎詩織「・・・・・・・はい・・・

ま〜くん「・・・・ありがとう、詩織ちゃん・・・・。」

藤崎詩織「ううん・・・・、まさひろ君の方こそ、私のことを好きになってくれてありがとう・・・・・・。」


そう言って、僕は詩織をそっと抱きしめて僕とマウストゥマウスのキスをした。詩織も僕の背中に手を回してそっと僕を抱きしめた。


ま〜くん「詩織ちゃん、愛してるよ。絶対に君を離さない。」

藤崎詩織「私も、まさひろ君の事、愛してる・・・・。」

ま〜くん「なぁ、これで僕達幸せになれるかな?」

藤崎詩織「うん、きっと幸せになれるわよ・・・・・。きっとね・・・


―――――こうして、僕等は恋人同士になることができた。二人は別々の大学に行くことになるが、
翌々日、二人は同棲生活をすることを決めたのであった。
さて、それから4年ぐらいが経った。とうとう僕は詩織ちゃんにプロポーズをすることとなった。
自宅近くの河川敷の芝生の上に2人きりで肩を寄せ合って座りながら、
久々のデートで2人で想い出話に耽っていた。

ま〜くん「僕達って、もう出会ってからどれだけになるのかなぁ?」

藤崎詩織「そうねぇ、初めて出会ったのが小学校4年生の2学期だったから、もう10年以上も前のことじゃないかしら?」

ま〜くん「もうそんなになるんだね・・・・。今まで色んなことがあったよねー。」

藤崎詩織「そうね。初めて出会った時は、まだお互いの事を知らなかったし・・・・・。」

ま〜くん「まだ中学入る前だったから、すごく照れくさい顔してたしね。」

藤崎詩織「でも、中学からず――――っとま〜くんは私にとっても優しくしてくれたじゃない。やっぱり、私のことが好きだったから?」

ま〜くん「・・・・うん。今改めてその話を聞くと何だか照れちゃうなぁ。ただ、こっち(東京)に来る前にも好きな女の子がいたんだよ。」

藤崎詩織「ふぅん。で、その女の子ってどんな娘なの?」

ま〜くん「え?いやぁ、覚えていないなぁ。もう10年も前の話だし――――・・・。」

藤崎詩織「で、その女の子には告白したの?」

ま〜くん「しなかった。いや、むしろ『できなかった』と言った方が的確かな?」

藤崎詩織「如何して?告白するのが恥ずかしかったの?」

ま〜くん「うん。」

藤崎詩織「でも、私の時ははっきりと告白してくれたのに?」

ま〜くん「そりゃあ、3年も過ぎれば勇気も湧いてくるし――――・・・。」

藤崎詩織「ふぅん。でも、私に告白して正解だったじゃない。」

ま〜くん「そうだね。よかったと思う。うん。でも、まだプロポーズはしていないんだよ。」

藤崎詩織「じゃあ、ここでしてみる?」

ま〜くん「冗談でしょ?」

藤崎詩織「本気よ。だって、私はま〜くんと早く結婚したかったから・・・・。」

ま〜くん「ははは・・・(苦笑)。」

藤崎詩織「ねぇ、ま〜くんも私と結婚したいんでしょう?」

ま〜くん「――――――夕日、綺麗だね・・・(反対方向の夕日を見ながら)。」

藤崎詩織「こら、誤魔化さないで!」

ま〜くん「ああ、ごめんごめん。でも、こういうプロポーズとかってムードが大事でしょ?」

藤崎詩織「それはそうだけど・・・・。」

ま〜くん「うん。じゃあ、・・・・・・・・・・し、詩織ちゃん?(超緊張しながら)」

藤崎詩織「はい?(同じく超緊張しながら)」

ま〜くん「・・・・・僕と、結婚してくれますか?(まだ緊張している)」

藤崎詩織「・・・・・・はい・・・

ま〜くん「・・・・物凄く緊張したけど、何か笑えるよね。僕らしくなくて。」

藤崎詩織「そうね。・・・・あのね、ま〜くん・・・・実は、私も話があるの・・・。」

ま〜くん「ああ、いいよ。話してごらん。」

藤崎詩織「あの、その、実は・・・・・・出来ちゃったの・・・

ま〜くん「何が?・・・・・・・あ!ひょっとして、妊娠したとか?!」

藤崎詩織「う、うん・・・・・

ま〜くん「で、それっていつ頃分かったの?」

藤崎詩織「つい最近なんだけど、病院で『もう妊娠してから2ヶ月近くになりますね』って言われたの。」

ま〜くん「そうかぁ・・・。なるほど、分かったよ。うん。」

藤崎詩織「で、男の子と女の子と、どっちだと思う?」

ま〜くん「さあ?でも、理想としては、いや、絶対女の子がいい!!」

藤崎詩織「如何して?」

ま〜くん「男の子だと俺に似てしまうから(笑)。女の子だと君に似ると思うから、きっと可愛い子になるんじゃないかな?」

藤崎詩織「そうかぁ・・・・。私も出来たら女の子がいいな。」

ま〜くん「うん、そうだね。」

藤崎詩織「ねぇ、私達、幸せになろうね

ま〜くん「うん。でも、もう十分幸せだよね?」

藤崎詩織「・・・・そうね


こうして、僕と詩織は結婚する運びとなった。とても長くなってしまったが、
これが僕と詩織ちゃんの馴れ初め話である。――――――


どうも、高橋(旧姓・藤崎)詩織です
如何でしたか?長くて読み辛かったと思うでしょうけど・・・・(爆)。
なお、このストーリーは「もっと恋しよう!オリジナルショートストーリー」から借用しました。
それじゃあ、また会いましょうね