−1−
適当に町内を一周して後、僕らはコンビニへと向かった。
「にゃあにゃあ〜」
マユミに会ったのが嬉しいのか、アスカはとても元気だ。
彼女に
「ちょっと待っててね」
と声をかけて、コンビニの中に入る。
明日の切らしていたシャープペンの芯と、アスカ用の猫缶を買って用事終了。
後は、帰るだけだ。
−2−
家に帰り付くと、今度はご飯の時間だ。
もう夕食を作る気力が無いので、僕はカップラーメンで済ます。
アスカに猫缶を出すと、美味しそうに食べ始めた。
人間用のご飯を二人前作るのと、アスカに猫缶を買って食べさせるのじゃどっちが得か?なんて事を考えながらラーメンをすする。
明日は、猫用品を買わなくっちゃな。
そういえば、アスカを拾った夜もそんな事を考えていた気がする。
・・・猫用品って、値段はどれくらいするんだろ?
財布にあんまりダメージが来なきゃいいけど。
ご飯を食べ終えたアスカは、コンビニのビニール袋にじゃれついていた。
「にゃあ!」
がさがさ
「にゃあにゃあ!」
がさささ
ビニール袋を引っかいた時の音が気に入ったらしく、彼女は何度も繰り返す。
一心不乱に遊んでいるアスカを見ていると、のほほんとした気分になる。
そんなアスカを観察しているウチに、僕は布団も敷かずに眠ってしまった・・・
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