<Episode30―寂滅の聖頌歌―>

 世界に響き渡れや、神の歌。
 全ての命が、彼に気付き、空を仰ぎ見るように……。

 ついにきました、最終章!
 おなじみ冒頭の詩は、ラスト数行が第一巻のと同じ詩で、まさに終わりを予感させます。
 少し寂しいけれど……完結してこその物語なんだと思うので、ここはぐっとこらえてと。

 今回、意外だったのは、今までのサブキャラ総出演! ですかね。
 いやはや、まさか単行本未収録の第一話に出てきたカール君と軍医まで出てくるとは……(^^;) 見た瞬間に、「おおっ!」と、顔が綻んでしまいました、はい。

 個人的には、アガレス祭の時の飴屋さん(+子供達)が再登場してきてくれたのが嬉しいです。良かった、無事だったのね……あれだけの大惨事だったから、街の人全員皆殺しにされたと思ってたので、すごくほっとしました。

 ラファエルの同僚二人も出てきたのも、嬉しかったです。ナベリウスの一件以来、彼等がどうしていたのか結構気になっていたので。
 協会でお留守番……という事で、変わり果ててしまったラファエルと再会しなくて良かった……と、思ったりも(だって、今再会したら、速攻で切り捨てられそうだし……)

 それとそれとっ、マギミカ派としては外せない、お姫様抱っこ!! しかも天使の羽根付きだっ!!!
 お、おおおいしいです。単行本第5巻P174・175の見開き並においしいです!!
 これで、マギーが起きていたら言うことなかったんだけど……(しくしく)
 「み、ミカエル?!」って、恥ずかしがるマギーさんが見たかった……(無茶ゆーな)

 後は、ガブリエルの心情が描かれているのが、印象に残りました。
 今まで、片鱗しか見えてなかった彼の心の闇が、どこで生まれて、どこへ行こうとしているのか……こうしてはっきりと描かれた分、これからやってくる最終決戦……彼がいつもの問いかけを行うシーンを想像するだけで、胸が高鳴ってきます。

 でもまぁ、その前に、ラファエルとの対決がひかえているんですが……。
 うう……要塞から落下→生死不明→トビアという名の男の子と出会う……ってオチはないですかねぇ>ラファエル
 もし、このまま彼の人生が終わってしまうのなら、それはとても寂しい事だと思う……。

 それと……皆が、「マギーが死亡したと『思っている』」所に、引っ掛かりを感じました。
 ミカエルの沈痛な表情もそうですが(ありゃ絶対「俺のせいで……」と、後悔していると見た!)、ルッカの「マギー……」と呟く所とか。
 まぁ、ミカエル覚醒の瞬間は読者以外はみてないんだから、そう勘違いするのも当たり前なのですが……。


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