第1回『TRPGとは?』
GM「TRPGっつーのは……たとえば」
マリア「たとえば?」
GM「今、巷で話題になっているFF9があるでしょう?」
仁「ん? ああ、俺も買ってやってるぜ☆」
マリア「でも、それが何か関係あるんですか?」
GM「大有りだよ。TRPGっつーのは、FF9みたいなコンピューターゲームを、複数の人間が集まってやるゲームなんだ」
マリア「複数の人間で……コンピューターゲームを?」
仁「つまり、『ボンバーマン』とか、多人数で遊べるソフトを、皆で遊ぶって事だろ? 簡単簡単」
GM「ちゃうちゃう」
仁「へ?(何で?)」
GM「TRPGっつーのは、コンピューターとかを使わないで、FF9のようなロールプレイングゲームを遊ぶの」
仁「え?! コンピューター無しで、どうやって遊ぶんだよ!」
マリア「そうですよ。イベントが起きて、進行していくのを遊ぶのがゲームでしょう? それがなければ…………あ!」
仁「? 何だよ、マリア。いきなり大声なんかあげてよぉ」
マリア「……もしかして、コンピューターの代わりに、人間がイベントを進行させていくんですか? ゲームマスター」
GM「その通り! その役目をする人間を、一般には『GM(ゲームマスター)』と呼ばれてます。今回の私のように、たいていは1人でやります」
仁「でもよぉ、1人でそれやったってつまんねぇだろ?」
マリア「アンタ、最初の説明覚えてないの? 多人数って言っていたでしょ!(ばこっ)」
仁「痛ってーな! なにすんだよ!」
GM「はいストップ! 喧嘩は、ここでなく別の所でやってね。でなきゃ、君達から、他の人達に進行役をチェンジしてもらうから(にっこり)」
仁「……ちっ(ぶつぶつ)」
マリア「じゃあ、GM以外の人は、どういう事を行うんですか?」
GM「GM以外の人間は、『プレイヤー』という役になります。丁度、今の君達だね」
マリア「プレイヤー……」
仁「そのプレイヤーとやらは、何をやるんだよ?」
GM「プレイヤーっつーのは、キャラを演じます。たとえば、コンピューターゲームで、自分が動かすキャラがあるじゃない? それをやるの」
仁「そっか、プレイヤーは「主人公」になるのか!」
GM「そう。1人1人が、自分が演じたいキャラクターになりきるの。これが、プレイヤーの、いやTRPGの最大の魅力です☆」
仁「へぇ〜……」
GM「プレイヤーが演じるキャラクターを「プレイヤーキャラクター(PC)」って言いまして、最初から最後まで同じキャラクターを演じ続けます。この講座では、これ以降はPCと明記していくからね」
マリア「じゃあ、敵役とか、GMが演じるキャラクターは、「ノンプレイヤーキャラクター(NPC)」ってトコかしら?」
GM「その通り! ノンプレイヤーキャラクター……これ以降はNPCって明記するからね……には、敵役の他にも「ただの通行人」なんかも含まれます」
仁「一人で何人もの人間を演じるのか?」
GM「そうだよ」
仁「NPC同士が会話する場合は?」
GM「……勿論、交代で演じるんだよ」
仁「一人漫才だな(笑)」
GM「(悪かったなぁっ!)」
マリア「聞いていると、なんだか、即興劇みたいね」
GM「うん、それに近いかも」
仁「じゃあ、好き勝手に行動していいって事だよな? んじゃ俺は……」
マリア「待ちなさい、仁! いくら好き勝手に行動していいって言われたって、一定のルールはあるでしょーがっ!」
GM「その通り! いくら好き勝手出来るからといっても、ルールがなければ、ただの馬鹿騒ぎ。TRPGでは、ルールの事を『システム』って呼んだりもします。この講座でも、これ以降はシステムって呼んでいくからね」
仁「何で、そう御大層に呼ぶんだよ」
GM「TRPGでは、規則(ルール)が、世界そのもの(システム)を構築する柱になっている事がほとんどなのよ。つまり、『世界に魔法が存在しているから魔法を使うルールがある』って事」
仁「じゃあ、魔法を使うルールがなければ、魔法は存在しないんだ」
GM「そう。キャラクターもまた、システムにのっとって作られます。それについては次回以降で説明するとして、とりあえず、今日はここまで」
仁・マリア「はーい」
GM「今日の要点は、下にまとめてみたから見てね」
○TRPGとは、複数の人間が集まって行なうゲームです
○1人がGM(ゲームマスター)と呼ばれる役になり、その他の人間がプレイヤーと呼ばれる役になります
○GMは、コンピューターゲームのコンピューターに相当する部分を担当します
○プレイヤーは、キャラを演じます。コンピューターゲームで「自由に動かせるキャラクラー」だと思ってください
○プレイヤーが動かすキャラを「PC(プレイヤーキャラクター)」
GMが動かすキャラを「NPC(ノンプレイヤーキャラクター)」と呼びます。
○プレイヤーやGMは、ある一定のルールにのっとって行動していきます。
そのルールを「システム」と呼びます
GM「とりあえず、次回はキャラクターについて。仁、マリア、君達のデータをシステムに直しながら説明していくから覚悟するよーに(ニヤリ)」
仁「えぇ〜っ!」
マリア「(大丈夫かしら……)」