GM:早いもので、この講座も5回目となりました
マリア:ここまで順調にこれたのも、ひとえに、皆さんの応援のお陰です
GM:これからも……
仁:宜しく頼むぜ!
GM:だぁぁ、最後まで言わせてなぁぁ〜!
仁:いいじゃん、いいじゃん
GM:しくしく……
《第5回・技能〜あなたの得意技はなんですか?〜》
GM:さて、今回の講座は、技能についてです
仁:待ってました! ……で、そのギノーって何だ?
GM:だぁっ!(こける)
君は、前回の自分の発言を忘れたのか〜〜!
仁:???
マリア:前回、あたし達の判定の目標値が低かったじゃない。だから、目標値そのものを上げる方法を、今回教えてもらおうって事になったの、忘れたの?
仁:ん? ああ、そっか! 思い出したぜ!
GM:説明並びにあらすじ解説、どうもありがとう、マリア
マリア:どういたしまして
仁:あ、あらすじ?! じゃあ、また俺が試練に会うのかよ!
GM:いや、今回は残念ながら無いだろうねぇ(はぁ)
仁:……そのため息は何だよ
GM:ま、それはおいといて始めよっか☆
『技能』って言うのは、ある特定の専門分野に関する知識や経験の事でして、ガープスにおいては、能力値・特徴と並んで、重要な存在です。
マリア:どうやって使うんですか?
GM:何か判定を行う時に使います。
例えば、前回、マリアが仁のテストを捜した場面があったでしょ? あの時は、技能が無かったから、知力に−4での判定だったけど、もし、隠されたものを捜し出す技能があれば、それを使って判定出来たんだ
マリア:つまり、目標値を、もっと高く出来るんですね!
GM:その通り☆
内容は、「どんなものが得意なのか」を示す『技能名』と、「それがどの位上手なのか」を示す『技能レベル』に分れています。
例えば、同じ運動選手でも、野球選手とサッカー選手じゃ得意技も違うし
仁:アマチュアとプロじゃあ、技術のレベルが違うってか
GM:ぴんぽ〜ん☆
で、技能は2種類ありまして、スポーツや格闘などの体を動かす奴は『肉体技能』、学問などの専門知識は『精神技能』と呼びます
仁:じゃあ、サッカーは肉体技能だな。
……でもよぉ、別にわざわざ技能とかを設定しなくても、能力値で判定してもいいだろう? いちいちやってくのって、面倒だよ
マリア:仁、前回の講座で、「物を隠す技術に長けて無いから」目標値が9になっちゃった事、覚えてないの?
仁:あ。じゃあ、サッカーでも、技能がないと、目標値が下がるのか?
GM:うん。技能がなければ、その経験が無いという事で、目標値が下がるよ。
サッカーの技能を持ってないキャラが、サッカーを行う場合は、敏捷力に−5した値で判定します。これを「技能無し値」と言います。これは、技能ごとに設定されてますが、希に、無いものもあります
マリア:ないって事は、技能を持ってないと判定出来ないって事ですか?
GM:うん
仁:サッカーの技能無し値は敏捷力−5……俺の敏捷力は13だから、技能無しの場合だと、目標値が8になるのか。サッカーってスゲェなぁ
GM:技能無し値は、この位平気で行くよ
仁:げげ! じゃあ、技能がなけりゃあ、何にもできねーって事か?!
GM:出来ない、って訳じゃないけど、成功しにくいのは確かだね。
でもさ、何でもこなせるパーフェクト人間なんて、いるかなぁ?
マリア:いないと思います。あたし達だって、独りで戦っているんじゃなく、周りの皆に助けがあるから、ここまでやれたんだもの
GM:TRPGもね、基本はそれなのよ。プレイヤー同士が、それぞれの長所を駆使して、問題を解決していくの
マリア:だから、キャラクターの得意技をハッキリさせる技能が重要になってくるんですね。技能の習得方法は、やはり、定められた値分のCPを消費して獲得するんですか?
GM:うん。ただね、特徴と違って、技能はCPを消費するだけです
マリア:つまり、「これこれの分野は下手くそだから」と言っても、CPは獲得できないんですね
GM:その通り。能力値や特徴と違って、技能は、CPの消費量で上手下手が決められるから
マリア:つまり、消費量が多ければ多いほど、その分その技能を扱うのが上手になるんですね
GM:その通りだよ
仁:消費量で決まるとすると、どの位消費すればいいんだ?
GM:それは、判定の時の目標値が、どの位欲しいかによって決まってきます。
じゃあ、まずは実際にやってみようか
仁・マリア:はいっ!
「1:能力値の確認」
GM:まずは二人共、自分の知力と敏捷力、あと生命力をチェックして頂だいな
マリア:はい。知力13の敏捷力12、生命力11です
仁:生命力12の敏捷力13……それに知力9
GM:それはメモってあるよね?
マリア:はい。ですが、これって技能の拾得と関係あるんですか?
GM:実はね、技能レベルを設定する時に、能力値が基準になるんだ。
例えば、小さな子供と大人が、同じ時間だけ練習しても、同じレベルにはならないでしょ?
仁:まぁな
マリア:じゃあ、能力値が高いと、技能のレベルも、簡単に高く出来るんですね
GM:その通り! まぁ、技能にCPつぎこめば、たとえ基本の能力値が低くても、高いレベルに出来るけどね。『肉体技能』は敏捷力、『精神技能』は知力を基準に設定します。が、ごく希に生命力を基準とする技能もあるので、注意してねん☆
仁:っつー事は、俺、頭を使う技能は、拾得しても身になりにくいのか?!
GM:その代わり、肉体技能が高レベルで取れ易いんだからいいじゃない
仁:とほほ……
「2:技能の設定」
GM:じゃあ、次は、自分の取りたい技能を1人ずつ言って頂だい☆
マリア:あたしは、仁がまたテストを隠した時に備えて、「隠されたものを見つけだす」技能が欲しいです。どんな技能がありますか?
GM:えっとね(パラパラとルールブックをめくる)精神技能の中に、『探索』っていう名前であったよ。マリアの望みどおり、隠されたものを見つけだす技能☆
マリア:じゃあ、それを習得します。精神技能という事は、知力を基準にしていいんですか?
GM:うん。仁は?
仁:俺……学問系は拾得しても、あまり役にたちそうにないんだよなぁ……
GM:いや、使えるレベルにする為に、CPを多く使うだけで、役にたたないとは限らないよ
仁:でも俺、長所を伸ばす方がいいや。やっぱ、ここは「サッカー」だっ!
肉体技能だから、敏捷力で設定できるし
GM:ほいさ。じゃあ、次いってみよう!
「3:技能レベルの設定」
GM:次は、どの位技能に精通しているかのバロメーター、技能レベルです
マリア:どうやって設定するんですか?
GM:まずは、ルールブックに記載されている技能の部分をチェックして(と、ルールブックを開いた状態でマリアに手渡す)
マリア:えーっと……あ、あったわ「探索」。やっぱり、技能がないと知力−4で判定しなきゃいけないのね……あら?
仁:? どーしたんだマリア?
マリア:GM、精神って書かれた後にスラッシュ(/)で「易」って記述があるんですが、これは何でしょうか?
GM:これは、技能の難しさを示してます。
例えば……今回、たとえが多いなぁ……同じ学問でも、小学校で習う理科と、遺伝子工学じゃあ、全然難しさが違うでしょ?
マリア:はい
GM:ガープスでは、難しい技術程、拾得が困難という事で、多くのCPを消費するようになってます。
難しさの段階は、「易」「普通」「難」「至難」の四段階です
マリア:右に行けば行くほど、消費CPが多くなるんですね
GM:そう☆ でもね、「至難」レベルは精神系のみで、肉体系は、「易」「普通」「難」の三つだけです
仁:じゃあ、肉体系技能は簡単に拾得できるんだな☆
GM:その代わり、肉体技能は、技能レベルを高く上げていくので、多くのCPを使うけどね。習得しにくい(のもある)けど、伸ばしやすいのが精神技能。習得しやすいけど、伸ばしにくいのが肉体技能なんだ
仁:うぐ……
GM:話を元に戻そう。マリア、探索の技能レベルは、どれくらい欲しい?
マリア:そうですね……あたしの知力が13だから、13にしたいです。判定の成功率も、83.8%ありますし
GM:じゃあ、能力値そのままの技能レベルだね。
精神技能で拾得難易度は「易」だから、1CP消費だね。マリア、メモっといて
マリアはい。技能の名前とレベル、それにCP消費量を記入しておけばいいですね?
GM:うん
マリア:『探索』『13レベル』『1CP』っと(かきかき)
GM:じゃあ、次は仁
仁:俺は、サッカーが好きだし得意だから、技能レベルもそれなりに上げるぞ〜
GM:いくつ?
仁:20! ……と言いたい所だけど、まけにまけて、14!
マリア:それでも、仁の敏捷力は13だから、元の能力値より高いわね。GM、こういうのっていいんですか?
GM:うん。むしろ、技能レベルは、能力値より高く設定する事が多いよ。勿論、低くてもいいけどね
仁:じゃあ、決めた。いくつ消費するんだ?
GM:サッカー技能の拾得難易度は「並」、で、技能レベルを「基本の能力値+1」にするから、4CP消費。メモっといてね
仁:おう。「サッカー、14LV、4CP」っと(かきかき)
GM:ま、こんな感じで拾得していきます
マリア:GM、あたし、他にも取りたいのがあるんですが
仁:あ、俺も俺も
GM:じゃあ、マリアはあと19CP、仁は16CP分、自由に使って技能を設定していって
仁:えーっ、何で俺の方が少ないんだよ(不満)
GM:今、サッカー技能で4CP使ったでしょーがっ!
マリア:あ、じゃあ合計で20CP分、技能につぎこめるんですね
GM:そう
仁:なぁ、もうちょっとくれよぉ〜
GM:だーめっ!
仁:ケチ〜!
GM:ケチじゃあない。ガープスでは、キャラを作った時は、「キャラの年齢の二倍」までしか、技能にCPを使えないんだ。君達は10才でしょ? だから、その倍の20CPまでって事。勿論、ゲームを始めれば、制限は無くなるんだけど
マリア:じゃあ、それまでに、今とりたいものを決めちゃおっと☆ えーっと、絵を描く技能はっと……
仁:あー! 一人でズリぃぞ! 俺も俺も……
GM:その前に、今回のまとめにいこうね
○ガープスでは、ある専門分野に関わる経験や知識の事を「技能」と言います
○技能は、技能名の他に、それの熟練度具合を現す「技能レベル」によって現します。
○技能は、CPを消費する事によって獲得します。
○技能が無い場合は、技能ごとに設定されている「技能無し値」で判定します。
ただし、「技能無し値」が無いものもあります。その場合は技能がないと判定出来ません。
○スポーツなど、体を使う技能を「肉体技能」
学問など、頭を使う技能を「精神技能」と呼びます。
○技能の拾得難易度は「易」「普通」「難」「至難(精神系のみ)」の四つです。難しいものほど、CPを多く消費します。
○肉体技能を拾得する際は、敏捷力を基準に。
精神技能を拾得する際は、知力を基準に、技能レベルを設定します。
ただ、希に生命力を基準にするものもあります。
GM:ううう〜……今回はまとめの項目が多いなぁ(心配)
二人共、分かった?(おそるおそる)
仁:この技能は、もうちょっとレベル高くしてぇなぁ
マリア:じゃあ、この技能のレベルを一つ下げて、浮いたCPで取るのはどうかしら?
仁:成るほど。じゃあ、ここはこうしてっと
GM:……結構ハマってるねぇ(嬉)