狼煙―オープン・コンバット―

 覚悟はしていた、筈だった。

 ついにシャヘルとの戦闘開始! な今回。向こう側の目的は様子見とはいえ、実戦経験の無いたけちー君、当然の如くパニック状態に。
 映像を共有している仲間達も思わず「引き返そう」と言い出す程のビビりっぷりで、読んでるこちらもビビりが伝播してきました。
 ……本筋とはあんま関係ないけど、この隊の人達、エロ本とかBLものとか読めないですね……自分が見ているものを、誰が共有しているか解らないし。(まぁ普段は切断状態なんだろうけど。でなきゃプライバシーが無さ過ぎる……)

 一方、568さんは冷静に対処。初めてのシャヘル戦でも全く怯んでおりません。『親犬とはぐれて泣いている子犬状態』なたけちー君を叱咤激励しながら、突き進んでいきます。
 流石は中東帰り。たけちー君に剣道で負けて、泣いて逃げていった過去があるとは到底想像つきません。

 とはいえ、568さんだけでは限度もあり。
 乃木兄貴率いるスカウト部隊もすぐさま登場! 隊の中で唯一空を飛べる&危険な任務に率先して投下されていたとあって、突然の襲撃にも余裕綽々な様子で応戦していきます。……てか、あの中でパニックになっているのってたけちー君だけな気も……(汗) ……さすが他の部隊から選ばれてきた人達なだけありますね。
 ぶっきらぼうながら、さりげない優しさでたけちー君と568さんを誘導していく乃木兄貴に、益々惚れました。

 とはいえ、どんなに熟練した兵士でも、油断すれば死ぬのが戦場で。
 今回ついに、初の戦死者が!!
 梅津――――――っ!!! …………って誰だろう(コラ) いや、一番隊と隊長以外の面々で名前が判ってるのって、三番隊の双子しかいないし……。
 ただ、全員は画面に出ていたので、これ以降、画面に出てこなくなった人が梅津なんでしょうね。
 ……読者に名前を覚えて貰えぬ内に退場となった彼の冥福をお祈り申し上げます。

 そしてそして、忘れちゃいけない伊藤隊長!
 たけちー君と568さんを助ける為に、追加装備も持たずに単騎特効してくるその勇姿!!!
 前の喧嘩も忘れて乃木兄貴に「感謝するよ」と微笑むそのお人好し!!!
 二人の元へ飛び込んできて、見開きでシャヘルを切り捨てる一連の流れは、さすが戸土野先生! 紙面から溢れ出る迫力に、心臓が鷲掴みにされました。
 前作の悪魔狩りでも幾度となく出てきたこの展開、「戸土野節」と呼んでも差し支えないですよね?

 でも、乃木兄貴のあの台詞。「判ってるだろうが…お前は助けねぇぜ…?」これって、「お前は、俺が助ける必要ないだろ」って意味合いで言っているような気がするのですが、どうでしょうかねぇ?
 あの2コマの間に漂っていた雰囲気――『漢の友情』には、緊迫したシーンなのも忘れてほのぼのしてしまいました。(あ、でも、別に801とかに転んだ訳じゃないですよ。あくまでも、個人的には『漢の友情』としてプッシュしたいという事で)
 


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