生来必殺―ボーン・トゥ・キル―

 限界の価値を0にする。
 奇跡の価値を1にする。

 バトル! バトル!! バトル!!! な今回。はっきりいって、伊藤隊長のバトル(&アクション)のシーンしか無い、って言っていい位です。だけど、その分、濃密なバトルアクションを味わえます。ここまでバトルに特化したのは、悪魔狩りでのミカエルVSラファエル戦以来かな?(でも、あっちは、マルファル、サルトル師匠のバトルも並行して描かれていたから、またちょっと違うか……)
 見開きの、鮮血の雨が降り注ぐ中を歩く伊藤隊長の外骨格……ゾクゾクさせて頂きました、はい。

 「5分もたせた」って……あの、それって普通は援軍がくるまで生き延びるってゆー事で、決して、自分だけで殲滅させるっつー意味ではないんですが。隊長。しかも、殆どが例のブレードによる斬撃だし……(冷や汗;;)
 一服してそうな雰囲気で座り込んでいる外骨格のコマを見た時には、まぢで顎が外れそうになりました。つーか、いくら雑魚相手でも一機で殲滅できるとは……さらにパワーアップしたシャヘルがきたら大変だぞ。

 伊藤隊長の激しい戦いっぷりに「……美しい……」と呟くミスラさん。何故か目にハートマークが浮かんでいるように思えてしょうがない……あほなネタですいません。

 とはいえ、隊長一人で戦っているわけでもなく。
 はがくれの主砲や、乃木兄貴達と568さんの射撃があってこその殲滅戦で。この辺りのシャヘルの爆発描写は滅茶苦茶迫力があって、紙面から爆風が飛び出してきてるんじゃないかって思えてしまう程、皮膚が震えてました。
 そんな中、たけちー君、何気に初めてのキルマーク。568さんのピンチを救うとは、なかなかにポイントを抑えております。
 「せんそう……してるんだ……」の所、『戦争』が平仮名になっている分、恐怖で上手く思考が組み立てられなくなっているんだなというのが透けて見えて、読んでる自分も少しぞっとしました。

 気になることといえば、たけちー君のモノローグに出てきた「あの時」。これってやっぱり、長期入院するきっかけになった出来事でしょうかねぇ?

 乃木兄貴……伊藤隊長に突っかかっていたのは、自分と同じ匂いを――戦いに喜びを見いだす者の匂いを感じ取っていたからなんですね。
 だけど、伊藤隊長自身はそれを否定する。そこに乃木兄貴が苛つき、ちょっかいを出す。自分と同じ存在が、仲間が欲しいから。
 ……だとすると、乃木兄貴が、たけちー君に目をかけている理由って何だろう……? 前にいおりんへ言った理由のように、たけちー君の持つ無垢な雰囲気と理想に、自分には決して得られない理想に、どこか憧れているのかな?


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