十一心―ハッピーピルグリム―

 

当たり前すぎて忘れていた事。
 幸せって、何だっけ?

 ――乃木兄貴を拝むことです!

 主要キャラ総出演な今回。ここから読み始めた人でも大丈夫! しかし、簡潔な文章の中にも深い設定が色々ちりばめられて、前々から読んでいる自分にとっても新鮮な発見の連続でした。

 568さんのバスト88……という事は、残り2つの数値には、「5」と「6」が入っているのかなぁ?(ニヤリ)

 幸せって何? と聞かれた時の皆の反応が両極端(すぐに断言orひたすら迷う)なのも、読んでて楽しかったです。けど、「他人の不幸は蜜の味(はぁと)」ないおりんの表情は……怖かったとです……。

 後、円さんの出番が多かったのが嬉しかったです。伊藤隊長とバカップルしているところは思わずニヤけてしまいました。バカップルは苦手だけど、この二人のイチャイチャは見てて不快じゃないです(むしろ「もっと見せてくれ!」てな気分です)。

 しかし円さん……そんなに三番隊の人員不足は深刻なのか……? 個人的には、たけちー君より伊藤隊長の女装姿の方が見てみたいなぁと。だって、この作品の中で、誰よりもヒロインしているたけちー君が女装したって、何の変化も無いですよ!! (せめて犬耳を付けてくれたら……げふげふ)

 神永一佐の断言には大笑いさせて頂きました。あからさますぎず、分かり易く、そして微妙にエロいわで(笑)
 とはいえ、さすがに年の功。真面目な切り込み方もしてて、「進化」云々のくだりでは、目から鱗でした。
 毎回読んでて思うけど、戸土野先生の描くオヤジキャラは素敵です。自分をしっかり持っているけど、それを自分からひけらかす事は決してしない。……素敵です。

 そしてそして、素敵と言えば乃木兄貴!
 今回も目立って、というよかメインで!! 8ページにもわたるたけちー君とのやりとり!! 見開きもあるしで、もう幸せです!!!
 「イレブンソウル」の真の意味も、乃木兄貴が「志」の文字を掲げている理由も語られて、読んでいる最中は、まさに至福の一時です(うっとり)
 たけちー君も、すっかり乃木兄貴に懐いちゃってるのにはウケました。当たり前のように話を聞きに行っているし……。

 一を聞いて十を知る、はよく言われていますけど、逆の意味合いの言葉は初めて聞いたので、とても新鮮でした。
 けど、その通りなんだなぁとも納得したり。

 戸土野先生の作品もそうですが、「この作者、とんでもない知識を持っているなぁ」って思わせる作品って色々ありますからねぇ。表に出ている訳じゃないのに、紙面の向こうから立ち上ってくる気配、というのでしょうか。語られている事柄だけじゃない。登場キャラクターや世界観の中に隠された沢山の要素……それを感じさせる匂い。それがきっと「十の経験を一に帰結させた」結果なんでしょうね。そしてそれが、戸土野先生の掲げる姿勢なのかもなぁと。


各話感想に戻る

具その1b−イレブンソウルに戻る
トップページに戻る