超能力ロボハチ五郎
多分最後
| 第200話 投稿者/氏照 投稿日/2005年4月7日(木)23:32 200話突破記念 すげえいいかげん時代劇 【幕末凶刃録ハチ五郎】 時は幕末、佐幕派と尊皇派が火花を散らし、 時代が大きく動こうとしていた。 江戸に住むハチ五郎たちにも一大転機が 訪れようとしていた。 「館長ーッ! 大ニュースロボ!」 江戸、赤塚のシェー館に飛び込んできたのは 残念無念流目録の永倉ハチ五郎。 どんがらがっしゃん! 勢い余ってと水桶をひっくり返す。 「どうしたんですか? ハチ五郎さん……。 静かにして下さい……殺しますよ?」 出てきたのは山南B子。 ハクション一刀流の皆伝である。 「そ、それだけは勘弁ロボ……。 それより伝通院で浪士組が結成されるって話ロボ!」 「それならもう、 館長たちが清河傷男の元へ話を聞きに向かってます」 「えー! お、オレも行くロボーッ!」 そのころ、清河傷男の庵には 江戸は赤塚、シェー館の猛者たちが集っていた。 ここで一行を紹介しておこう! 近藤おさみ:館長、『新鮮!天然流』の4代目。 沖田極悪:師範代ではあるが最弱の呼び声高い。 土方ハム四郎:高速剣を使う二枚目剣士。 井上オペレーターA:シェー館の最古参、事情通。 斎藤霞:一刀流の剣士だが、柔術が得意。 原田ポチ太郎:妄想院流槍術の達人。でも犬。 藤堂亮太:ハクション一刀流の剣士、忍術使い。 以上である。 傷男の話によれば、 浪士組を結成し将軍を京都まで護衛するとのこと、 名をあげるチャンスとばかり、 シェー館の一党もこれに加わることにするのだった。 そして二月一日、 伝通院には各地の猛者が集ったのであった。 つづく 次回『その男、カモ』 真実は、見えるか! 第201話 投稿者/ベガ 投稿日/2005年4月8日(金)20:38 【その男、カモにつき】の巻 「ふしゅるしゅるしゅる、 燃えるでごわす! もっと燃えろという噂でごわす!」 巨大な人影が大声を張り上げ、不気味に踊る。 その目前には業火が燃え上がり、夜空を舐め上げていた。 ここは江戸から京へと登る途中にある旅篭町。 京へと向かう浪士組の第一日目の宿泊場所であった。 だが、その宿の一軒が業々と燃え上がり、今にも崩れ落ちようと している。必死に逃げ出した泊まり客たちが、その周りで呆然と 立ち尽くしていた。 「も、もっと焚き木が欲しい、と、ところなんだな。こ、今夜は、 と、とても冷えるんだな」 「その通りという噂でごわす! ノロ夫君、隣の宿屋を破壊して焚き木にするでごわす!」 「さ、さすがは武蔵坊カモ先生なんだな。ち、ちなみにボ、ボクは 新見ノロ夫なんだな。お、おにぎりが好きなんだな」 「ちょっと待つロボ!」 永倉ハチ五郎が、ランニングに短パン姿のノロ夫の前に立ち塞がる。 「な、なにかな、邪魔しないで欲しいんだな」 「何故にこんなことするロボ!? 宿は改めて、我ら赤塚シェー館が用意したロボ!」 「だが、宿の手配をすっかり忘れていたのは、おんしら手配係の 手落ち! 我らは野宿するため焚き火しているだけでごわす!」 「だ、だからそれは謝ったロボ! おとなしく宿に泊まるロボ!」 「いらぬ世話でごわす! ノロ夫君、焚き木を集めるでごわす!」 「りょ、了解なんだな」 「こ、この〜…」 「待て」 一触即発の雰囲気の中、凛とした声がハチ五郎を止めた。 「こ、近藤さん……」 「カモ先生、手落ちの責任は不肖この近藤おさみの責任。 願わくば私の顔を立て、ここはお怒りを静めていただきたい!」 言うなり、その場で土下座をするおさみ。 仮にも一道場の主である人間が、土下座までしているのである。 「ぬぅ〜〜…」 さしもの武蔵坊カモの顔にも、当惑の表情が浮かぶ。 「お願い致す!」 「…ならば」 にんまりと武蔵坊カモの顔に下卑た微笑が浮かんだ。 「ならば、天宇受売神が天照大神の怒りを静めたように、 この場で裸踊りのひとつも見せてもらわねばならんでごわすな!」 「なッ!?」 途端に顔を真っ赤にし、近藤おさみが面を上げる。 「なんてこと言うロボ!! 近藤さん、こんな奴の言うことを聞くことないロボ!」 「そうでごわすか、できないでごわすか。 それっぽちの覚悟でごわすな。いいでごわす。ノロ夫君!!」 「(もぐもぐ)な、なんなんだな?」 「飯を喰ってる時ではないでごわす! 宿を破壊するでごわす!」 「や、野郎!!」 遠巻きに見ていた土方ハム四郎が、腰のダンゴ串丸の鯉口は切り、 おさみのピンチに駆けつけようとする。 だが、 「待ちなさい」 その肩を掴む者があった。 「山南B子さん…」 「今出て行っては、この浪士組に未来はないでしょう」 土下座のおさみをじっと見つめながら、B子が淡々と語る。 「…どういうことだ?」 「有象無象の集団である浪士組を誰が統括するか。それが今、 試されているのです」 「だが! 裸踊りだぜ!? うちの大将にそんなことさせられるかってんだッ!!」 「これほどのことを処理できないなら、それまでということ」 「……あんた」 突き放した口調とは裏腹に、 B子の視線はおさみを真剣に見つめていた。 「…………判ったよ…だが、あんただったどうする?」 土方ハム四郎もまた、真剣な眼差しでおさみを見つめながら問うた。 「土方さん…」 「……」 「私なら、殺します…」 B子の横顔に、薄っすらと微笑みが浮かんだ。 その微笑みにハム四郎は戦慄し、思わずチビってしまうのだった。 つづく Next characters:ワリト鉄舟ハカセ 第202話 投稿者/ピヴィ 投稿日/2005年4月13日(水)23:48 もっといい加減設定じゃないとやりにくいんだが… 「さー京都に行くぞ!!」 「おー」 「ロボ」 「ごわす」 「な、なんだな」 一行はずんずんと歩いて行くのでした。 「よし、まずはパーティリーダーを決めよう」 的な話が前回あった気がした。 「民主主義らしく多数決で決めるロボ」 結果、武蔵坊カモやんがパーティリーダーになった。 近藤おさみ:自分 沖田極悪:自分 土方ハム四郎:自分 井上オペレーターA:B子 斎藤霞:自分 原田ポチ太郎:自分 藤堂亮太:自分 永倉ハチ五郎:自分 山南B子:自分 武蔵坊カモ:自分 新見ノロ夫:カモ になった。 しばらく歩いていると海に出た。 「海だ! 船だ! キャプテンの決定多数決じゃー」 リベンジに燃えるおさみは密かに裏工作を始めた……。 近藤おさみ:自分 沖田極悪:おさみ 土方ハム四郎:おさみ 井上オペレーターA:B子 斎藤霞:自分 原田ポチ太郎:おさみ 藤堂亮太:おさみ 永倉ハチ五郎:おさみ 山南B子:自分 武蔵坊カモ:自分 新見ノロ夫:カモ 圧倒的な票差でおさみがキャプテンに選ばれた。 一行は海の人となった。 そして気が付いた……「将軍忘れた!!」 次回:スクープ!! 将軍はコロッケだった!!! つづく 第203話 投稿者/氏照 投稿日/2005年4月16日(土)02:03 「お前たち、つまらん争いはやめろ」 そう言って出てきたのは浪士組を率いる幕臣、ワリト鉄舟である。 「ふしゅるしゅる、勝負は預けておくでごわす」 そんなこんなあったが、一行は無事京都へたどり着いた。 早速、清川傷男が皆を集め持論を展開する。 「今回の私の真の……ブグハッ!」 たちどころに一刀両断される傷男。 犯人は当然、あの男である。 「だ、黙れなんだな。 こ、これからはカモ先生が浪士組の頭なんだな」 「そう言うことでごわす。 クソ尊攘派の言いなりにはならんという噂でごわす」 清川傷男の企みが発覚したことにより、 浪士組は江戸に帰還させられたが、 おさみ以下シェー館のメンバーと 武蔵坊らの一派はそのまま京都へ残留することとなった。 おさみたちは壬生のシン・オーツカ研究所を とりあえずの宿舎とした。 「それでこれからどうするロボか?」 「うむ、そのことについてだがカモに何か策があるらしい」 「ヘッ! あの図体ばかりの馬鹿コンビにそんな知恵があんのかよッ!」 「ふしゅるしゅる、犬は黙っていろでごわす」 「そ、そのとおりなんだな。 わ、我々はインテリなんだな、多摩の田舎侍とは比較にならないんだな」 「何だとテメェッ! オレッちの槍が唸りまくるぜ!」 「待て、ポチ太郎。 とりあえずコイツらの話を聞いてみるんだ」 「俺様の舎弟が会津藩の公用方にいるでごわす。 ヤツを通じて会津公に俺様たちの腕を売るでごわす」 早速、おさみと武蔵坊が会津公と面会するという段取りを 整えたのであった。 「私が京都守護職、松平美里です。 私の下僕になりたいというのはあなた達ですか?」 「我々を会津藩預かりとして、京の治安維持に使ってほしいのです」 「ふふ、いいでしょう……私の大願成就のためにも お前たちのような腕の立つ者が必要になります。 よくよく、励みなさい」 ひとまず、京都での足場を固めたハチ五郎たち。 次回、誰を局長にするのかでモメまくるのであった。 つづけ 第204話 投稿者/ベガ 投稿日/2005年4月17日(日)23:42 「新鮮組、出動ロボ!」 「や、やぶからぼうになんだってんだい八ちゃん?」 ここ京・壬生の「シン・オーツカ研究所」の居間では、浪士組隊士 となった面々がダラダラとしていた。 「だから新鮮組出動ロボ!」 「ねえねえ、その新鮮グミってなに? おいしいの? あ〜、ボク なんかお腹空いてきちゃたよ」 無節操にぐぅ〜ぐぅ〜と腹を鳴らす斎藤霞。 「会津藩預かりになったからもう浪士組じゃないロボ。これからは 新鮮組と名乗るロボ!」 「ふっ、とてもナウくないイモい名前ですね。でも骨董好きの 僕としては気に入りましたよ」 ハクション一刀流の使い手、藤堂亮太がうそぶく。 「俺としてはちょっとばかしセンスのなさを感じるぜ。龍閃組とか いろいろあるだろうに」 「名前は私が決めた」 すっと居間に入ってくる近藤おさみ。 「こ、近藤さん!?」 「我が流派、新鮮天然流より取ったものだ。何か文句があるのか、 ハム四郎?」 「い、いや、そういうわけじゃねえけど…」 「俺っちはどうだっていいぜッ!」 目の前の庭先で、槍をブンブン振り回しながら叫ぶ原田ポチ太郎。 「ねえ、お腹空いたよ〜」 腹を抱えてぐずる霞。 まったくまとまりのない連中である。 まるで昨今のG・SNKを(略)。 「名前など、どうでもいいでゴクアク。それよりもなにかあったで ゴクアク?」 「……」 極悪ごときにまとめられ、若干頭に来るハチ五郎だったが、 そこは明治まで生き残ることを考えて我慢する。 「そうだったロボ! 実は…」 「それは僕から説明しましょう! 実は、カモさんが大変なことに なっているんです!」 ここぞとばかりに、ずいと前へ出る井上オペレーターA。 おかげでハチ五郎の出番が失われた。 「カモの大将が!? いったいどうしたってんだ?」 「正確にはカモが大変なのではなく、カモが大変なことを しでかしているのだ」 近藤おさみが淡々と事の次第を語った。 「わーはっはっは! もっと撃ち込めという噂でごわす!」 「ら、ラジャーなんだな」 「アームストロング砲、発射でごわす!」 轟音が鳴り響き、京・市中の商家に大砲が撃ち込まれる。 吹き飛ばされた壁がばらばらと木片となって散った。 「や、やめてくれ〜、頼む! このとおり、後生だから!」 商家の主と思しき初老の男が、武蔵坊カモに泣きつく。 周りでは見物人たちがそれを遠巻きに見つめていた。 「いいや、やめないでごわす!」 男の手を振りほどき、カモが一喝する。 「京市中を護衛するための我らに金も貸せぬというのは、怪しいで ごわす! 長州の密偵を囲っているに違いないでごわす!」 「そ、そうなんだな。み、身の潔白を明かしたいなら、せ、せめて 千両は出してみせるんだな」 大砲用の火種をフーフーしながら、新見ノロ夫が呟く。 「そ、そんな無茶苦茶な!」 「よし! ノロ夫くん、もう一発お見舞いしてやりたまえ!」 「わ、わかった! わかったからもうやめてくれ!」 「…ほ〜、なにがわかったのでごわす?」 「千両払う…それでもう勘弁してくれ…」 がっくりとうなだれ、男が呟く。 それを見つめ、カモの顔がにたりと歪んだ。 「ダメでごわすな」 「なッ!?」 「易々と大金を払うというのが、 さらに胡散臭さ爆発でごわす! ノロ夫くん!」 「ら、ラジャ〜なんだな」 再び轟音を響かせ、大砲が火を噴く。 巨大な弾丸が商家の屋根を吹き飛ばし、瓦を天高く舞い上がらせた。 そのとき、 「ギャアァアァアァアァアァアスッッ!!」 耳をつんざく断末魔のごとき絶叫……いや獣の咆哮が鳴り響いた。 「な、なんなんだな?」 もうもうと立ち上る白煙の中から不気味な影が立ち現れる。 「とてもとても痛いデーーース!!」 そこには、頭にタンコブをつけた巨大なタコ型星人が、 憤慨しつつ天井から出てくる姿があった。 「……やはり、長州の間者を囲っていたでごわすか…」 カモが、ぽつりと呟いた。 つづく Next character: 桂“ガンバレバイツカキットムクワレル星人”小五郎 第205話 投稿者/ピヴィ 投稿日/2005年4月22日(金)13:46 元ネタがあるだけに終わりが見えないな… 暴れるジャイアンとスネ夫風の二人を止めようと、 一同は商家のまえにやってきた。 「私の銘刀練馬高野台ポン太の錆にしてくれる〜」 おさみは腰からすらりと獲物を抜いた。 見事なドライバーが陽光に輝く。 皆はその眩さに圧倒され、町中であることも忘れ それぞれの腰から刀をぬいた。 何人かは、紙粘土だったり、何だったりするわけだが……。 「カモを討ち取った奴が局長だからな〜」 と、言うがはやいかおさみは家の中へと駆け入った。 入ったとたんおさみは壁にぶつかった。 いや、めりこんだ。 牛のおけつに頭が入ってしまった人の衝撃映像のように おさみはカモのおけつに顔からつっこんんでしまった。 「う」 と、カモがうめいた瞬間。 どかーーーん 衝撃音とともにおさみは半町さきまでふっとんだ。 つづいてあたりにプーンと異臭が漂う。 出てきたばかりの 『桂“ガンバレバイツカキットムクワレル星人”小五郎』窒息死!! 残念でした、また来週。 「がんばっても報われないことがよくわかったロボ」 「それにしても強力な屁でゴクアク」 r25+5/Lv内の対象に即死(頑健ST30)。 成功した対象には5D6ダメージ。 嗅覚のないものには効果なし。 「立っているのは三人だけロボ……」 「そ、そうだゴクアク……」 とまどう二人の前に、カモっちが立ちはだかった。 次回に続く。 第206話 投稿者/氏照 投稿日/2005年4月27日(水)14:43 「仕方がないロボ……オレの残念無念流の剣の冴え、 見せてやることにするロボ」 「おでもやるでゴクアク!」 「ちょおりゃァァッッッ!!!!」 奇声と共にカモに斬りかかる二人であったが……。 「ごわす」 どっぱーーーんッ!! 壬生、オーツカ屋敷。 カモの前に醜態をさらす結果になってしまった シェー館一派。 いかにして復讐してやろうかと作戦会議中であった。 「し、しかし内部分裂はマズイんじゃないですか?」 「心配するな、 すでに美里卿から内々に始末せよと言われておる」 「なんでェ!? いったいどーゆーこった?」 「先日面会した時……」 −京都所司代− 「おさみ、カモを始末しろ」 「は……、何故でございましょう?」 「え? 決まっているじゃない、わからないの?」 「先日の押し入りの件でございましょうか?」 「違うわ……醜いの」 「……?」 「あのように醜いブタ野郎は私の下に不要、 故に始末なさい」 「し、しかし……」 「構いません、醜き者には『死』あるのみです」 「仰せの通りに……」 「と言うことがあったのだ」 「お、恐ろしいロボ……」 「おでも消されかねないでゴクアク……!」 「ともかく、大儀は我らにある。 第一にまず、新見ノロ夫を消すッ!」 つづくわ 第207話 投稿者/ベガ 投稿日/2005年4月29日(金)02:39 「しかし困ったデース。あのクサイクサイ 放屁からは逃げ切りましたが、道に迷ってしまったデース」 「おや、そこにいるのは桂さんじゃないですか?」 「おお、キミは高杉晋作くん。相変わらず目がつりあがってマース」 「いえ、つり目なのは生まれつきなんで… それよりも桂さん、今日は文久3年8月18日ですよ」 「ホワッツ? それがどうしたデース?」 「え!? 知らないんですか!?」 「つ、つりあがった目をさらに見開いて…そんなに衝撃的デース?」 「衝撃も何も…8月18日と言えば政変ですよ! 政変!」 「セイテン? 斉天大聖・孫悟空ですか? じゃあワタシはピッコロ…」 「違いますよ! 政変、七卿落ちですよ!」 「おおう! そんなタイトルの新しいアニメが…ごふッ!」 「……」 「な、なにしやがるデース!? 鞘のさきっちょは駄目デース!」 「…あんた、本当に桂さんですか?」 「ギ、ギクー! ノ、ノ〜、ワタシ、桂ですヨ? マイネームイズ桂、ね?」 「いや、ね? と言われても…なんか前に会ったときよりもヌメり が増しているような…それに体つきもタコっぽい感じだし…」 「こ、これは前からソーネ、全然、全然怪しくナイネ(グネグネ)? 全然、ぜーんぜん、宇宙人とかじゃないヨ(ドロドロ)」 「あ、怪しい……」 「そ、それより高杉くんは御所に行かなくていいデスカ?」 「おっと、そうだった。今、会津・薩摩の連合軍が 御所を守っていて、長州勢との睨み合いが続けているんです」 「それは大変デース」 「じゃあ、僕はもう行きますね。桂さんはどうします?」 「ワタシ? ワタシは逃げの小五郎と呼ばれた男デース」 「は、はぁ? じゃあ僕はこれで」 「ガバテクダサーイ…………フゥ、危なかったデース。 危うくワタシが桂小五郎に成りすまし、長州の尊王攘夷派を煽って いる宇宙人であることがバレるところだったデース」 「あ、宇宙人だ」 「なんだこのガキャ!! シャー!!」 「ヒィイ! た、助けてー!」 「…やれやれ、今後は慎重な行動が賢明デース」 このとき、京・御所では大事件が勃発していた!! 説明は面倒なので割愛するが、 世に言う8月18日の政変、別名、七卿落ちと呼ばれる事件である! 「通すロボ! 我らは会津藩主・松平美里卿預かり新鮮組ロボ!」 「ダメでごわす! ここは我ら薩摩藩精鋭部隊が守る蛤御門! なんぴとたりとも通すわけには参らんでごわす!」 「ごわすごわすってうるせえってんだい! おめえらゴワス教の信者かってんだよおお!!」 「やめろ、ポチ太郎」 「お、おさみチン…」 「誰がおさみチンだ、誰が。 まあ、いい。とにかくここは冷静に話し合う必要が…」 「どけどけぇーい! 邪魔だという噂でごわす!」 「あらあら、ゴワスがまたひとり増えたようですよ」 「…山南さん、目から殺気が滲み出てますよ」 「ええ、おさみさん。私、醜い男きらいですから」 「……」 「おいどんは新鮮組局長、武蔵坊カモでごわーーす! おんしらもゴワス教の信者なら、そこを通せという噂でごわす!」 「な、なにー!? でごわす。いくら同じ信者でも ここを通すわけにはいかないでごわす!」 「ならば、この鉄扇を喰らうでごわす!」 「ぐはッ!」 「な、仲間がやられたでごわす! 皆の者かかるでごわす!」 「おっしゃー! わいらに任せときや!」 「だ、だれでごわす!?」 「わいは柄パンツ龍馬いいますねん、 大阪から力士の皆さんを連れてきましたでー!」 「おお、それは頼もしいでごわす!」 「ほなら力士の皆さん、ぼてくりまわしたってください!」 「どすこいでごわす!」 「こしゃくな! ナマス切りにしてやるという噂でごわす!!」 「ま、まずいロボ。ゴワスな展開に俺らの出番がないロボ!」 「ほんまやな〜、ハチ五郎はん」 「ぬお!?」 「わいら出番少なすぎるわ〜」 「ちゅーか、なんで柄パンツが龍馬なんだゴクアク?」 「お、カモはんの戦闘も大詰めらしいわ。ほな、わいはこれで」 「…行ってしまったロボ…やつはいったい何しに来たロボ?」 ただの顔出しだった。さて… 「ちぇすとぉおぉおぉおぉおぉ!!」 「ぐぎゃああぁああぁ!!」 最後の幕内力士を切り刻むカモ。 その後ろには累々と相撲取りたちの骸が倒れていた。 「わーはっはっは! 天下の往来に力士とは片腹痛いわ!」 意味不明な事を高らかに叫びながら、蛤御門を蹴破り、カモが行く。 その行く手を阻む者はもう誰もいなかった。 この事件をきっかけに、新鮮組の名は世に知れ渡ることとなる。 それと同時に、改めてカモの超人的強さを知り、 一筋縄ではいかないことを思い知った新鮮組の面々であった。 「やはりカモ一派の腹心、醜さ爆発のノロ夫さんから殺りましょう」 山南B子が嬉しそうに呟いた。 つづく 第208話 投稿者/ピヴィ 投稿日/2005年5月1日(日)01:32 「ハチ、こいつぁ刀傷だな…」 「へい、おさみ親分。てぇした手練れの仕業でさぁロボ」 ある朝、川原に転がっていた死体は背中から袈裟に ばっさりと切り裂かれていた。 「身元はわかったかい?」 「へい、こいつは例の新鮮グミの……」 前夜 「ノロ夫の野郎はこの宿に入り浸っているようですぜロボ」 「オレッちの鼻もそういってるぜ!!」 京都の巨大チェーン店服部屋の旅館『かんぞう亭』を 取り囲む近藤おさみ一派。 宿の中からはノロ夫の歌う『がまん坂』が聞こえてくる。 「お、おとーこーなんだ〜なーかーぜがふくーな、なんだなー♪」 だいぶ歌詞も違う気がするが… 「よし、油断しているな…一同、突撃だ!!」 おさみのかけ声とともに、ハチ五郎とポチ太郎はかんぞう亭へ 乗り込んだのだった。 何も進んでないが、もう限界… 次回に期待! 第209話 投稿者/氏照 投稿日/2005年5月4日(水)00:36 【期待はいつも絶望に】の巻 ともかく、新見ノロ夫を抹殺したシェー館一派。 次に狙うは本丸のカモである。 「ようし、カモのヤツも早いとこ殺っちまうロボ!」 「しかしよはっちゃん、カモのヤツは一筋縄じゃいかねェぜ?」 「ビビんなよハムッチ! あんなヤツおさみセンセーにかかれば……ッて!?」 しかし、おさみは先のカモの放屁攻撃により、 未だ機能不全に陥っていた。 「仕方ありませんね、 こうなったら師範代の極悪さんが何とかしないと……」 「な、何を言ってるでゴクアク! おでは剣の腕はからっきしでゴクアクよ! それより軍師の武田ムシ丸斎に何か考えさせるでゴクアク」 「ニンニン、拙者に策ありでござ……ひでぶっ!」 刀の閃きと共にムシ丸斎の脇腹が切り裂かれ、 でろでろと内蔵が流れ出す。 「ニンニン……何をするでござる健一氏……!」 それは参謀・山南B子であった。 「黙りなさい蛆虫。 あのようなブタを殺すのに剣など無用、 私に任せてもらいますよ」 その夜、カモ一派は例によって飲んだくれて帰路にあった。 「ふしゅるしゅる、ノロ夫を殺るとはッ! あのヘタレ共には 一度ヤキを入れてやる必要があるでごわす……!」 「ヒックッ! その通りですよしぇんしぇーッ!」 「む、あんなところに小判が落ちているでごわすよ?」 カモたちの目の前には確かに小判が落ちており、 それは点々とどこかへと続いていた。 「これもおいの日頃の行いが良いとゆーことでごわす」 素直にそれを拾い、辿っていくカモたち。 いつの間にか都の郊外の荒れ地に着いていた。 そこには果たしてB子がいた。 「ずいぶんとまあ、簡単に引っかかったものね……」 「何だとでごわす、この小判はおいのモノでごわす」 「よく見てみなさい、それを」 カモの手下たちがそれをよく見ると 『子供金座鋳造』と刻印されていた。 「偽金でごわすか!? いったい何のマネでごわす!」 カモが叫ぶと、待ちかまえていた隊士たちが一斉に現れる。 最新式の洋式銃を持った兵たちが寸分の隙もなく カモたちを取り囲んでいた。 「いつの間にこんなモノを集めていたでごわす!」 「ふふふ、お忘れですか局長、 あなたは巻き上げた金で御禁制の洋式銃を密輸していたんですよ? それに飽きたらず偽金まで鋳造していたなんて、 なんて恐ろしい姦賊……。 ですから、この私がおさみ局長に代わり あなたを成敗しに来たのですよ。 惨たらしくハチの巣になりなさい……」 「は、謀ったでごわすなッ! おいは巻き上げた金はみな遊郭で使ったでごわす」 「死人に口なし…… ブタはブタらしく主人のために死になさい」 「てーーーッ!!」 100挺の連発式洋式銃が一斉に火を噴く。 たちどころに地煙が舞う。 それが引いた時、 跡にはかつてカモたちであった肉塊が残されていた。 「ふふ、一件落着……。 さあ皆さん、この押収品は我らでありがたく使わせて もらいましょう」 こうして、 浪士組はシェー館一派が実権を握ることになったのである。 つづくッス 意外と進まんな……。 第210話 投稿者/ベガ 投稿日/2005年5月5日(木)03:14 「オラオラッ! さっさと吐いちまえってんだよッ!」 ピシバシ! ポチ太郎の木刀が唸りを上げ、打ち込まれる。 「ぐはぁ! うぅ…」 ここ、新鮮組屯所・地下250階では、 今まさに、厳しい取り調べが行われていた。 「うぅ…決して…決して同士たちのことは喋らぬぞ…」 ポチ太郎の前には、後ろ手に縛れた男が横たわっていた。 この男、名を古高俊太郎という。 旅籠「枡屋」の主人であったが、 京の町に放たれた新鮮組の密偵たちの働きにより、 幕府にたてつく長州勢のつなぎ役であることが露見。 ただちに捕縛となったのである。 「この野郎ッ! とんでもなく強情な奴だぜッ!」 「捕らえてから5日…なかなかにやるな」 「近藤さん、ここは俺に任せてくれ」 「ハム四郎、何かいい策があるロボか?」 「へっへ、こう見えても俺はちぃとばかし尋問は得意でな、 おい、ムシ丸斎! 武田ムシ丸斎はいるか!?」 「なんでござるか、健一氏? いま拙者、エロ画像を落とすのに必死でござるよ、ニンニン」 「(必死?)ま、まあ、いいってことよ。おい、古高」 「う、うぅ…」 「実はこのムシ丸斎はな、衆道の気がある。 判りやすく言えば、男色だ、BLだ」 「ぶひっ! ななななにを言うデござるよ!」 「ま、まじロボか…」 つつっと皆がムシ丸から一歩退く。 ざわざわ……ひそひそ…… 「な、おまっ…! ち、ちが! 違うでござるよ!」 「でだな、今からコイツとオマエを二人っきりにする」 「な、なんだと…?」 「なにがあっても俺たちゃ知らぬ存ぜぬだ」 「え…? ホントでござるか?」 「なッ! ま、待ってくれ! なんでコイツ、頬を染めてる!? 目を輝かせている!?」 「いやはや、ニンともカンとも…困ったでござるなぁ〜」 じゅるる。 「ヒ、ヒィ! 話す! なんでも話すから!!」 「ほお、それは良かった。で、何を教えてくれるのだ?」 それまで、車に潰されて死んだカエルを見るような目で ムシ丸を見ていた近藤おさみが言った。 「じ、実は…今夜、京の町を揺るがす大事件を起こす計画がある」 「なんだって!?」 「それはいったい、どのような計画だ?」 「…御所を襲い、孝明天皇をお連れし、その後… 京の町に火を放つのだ……」 「なんてこったッ! そいつぁ大事件ンだぜッ!」 むしろ尻尾をちぎれんばかりに振りながら、ポチ太郎が吼える。 「して、それは今夜、どこで行われるのだ?」 「それだけは! それだけはこの口が裂けて…」 「古高ゲットだぜ! ニンニン!」 「なッ!?」 何を勘違いしたのか、突如としてムシ丸が古高に向かって跳躍した。 ―閑話休題― 「きゅぅ〜」 部屋の隅には、ムシ丸と古高俊太郎の骸が転がっていた。 「ふぅ〜、 勢い余って古高も一緒にボコボコにしてしまったが…」 「お、おさみはやりすぎロボ、劣化ウラン刀は約定違反ロボ」 「そうだぜ、おさみチン、 いくらBLとは言え、やつも一応は人の子、俺たちの仲間だぜ」 「そ、それはそうだが、 やつがいきなり全裸で飛び掛ってくるのが…」 「まあ、それはもういいロボ。それよりも、 古高亡き後、どうやって長州の計画を潰すロボ?」 「フン、けがらわしい…ぺっ」 ムシ丸の骸に、山南B子が唾を吐き捨てる。 「それならば簡単です。連中が集まりそうな京市中の旅籠を 軒並み調べれば良いだけのこと」 「な、なに言ってるロボ? いったいいくつ旅籠があると…」 「おだまんなさい、この働きもしない豚が!」 ドカ! 「ヒ、ヒィ!」 「さあ、働くのです! 二手に分かれ、 市中の旅籠を隈なく探すのです。 働かない者は局中法度により斬首ですよ!」 B子の無茶苦茶なローラー作戦により、 新鮮組の面々は京の町を奔走することになったのだった。 つづく 第211話 投稿者/ピヴィ 投稿日/2005年5月11日(水)17:36 京都を奔走している新鮮組隊員達の間で労咳が蔓延していた。 「うう…熱が40度もあるロボ……」 「まったくだ、関節まで痛むぜ」 「オレッちも、もう動けない」 「オレは本当に労咳でゴクアク〜」 近年まれに見る症状にテレビすら見ることができなくなった一同。 決して走り回るのがいやになったとかそういうことではない… たぶん……。 「ええい、なさけないやつらめ!!」 一人激昂するB子。 そんなとき、 プルルルルと最近手に入れた携帯電話という奴が鳴った。 「わたしだ…」 『こんどーです』 「正臣の真似は良いですから…」 『池田屋という旅籠があやしいぞ、 っていうかもう主人殴っちゃった。 山南さんも早く来てくれ』 「え。わたしほら、もうお嫁に行けない体だし…」 ピッっと誤魔化すよう早々に電話を切ってしまった。 そして屯所で寝ているハチ五郎達に振り返ると 「くおら、てめぇら! さっさと近藤さん助けにいかんかー!!」 蹴り出されるようにハチ五郎達は池田屋に向かうのだった。 つづく。 第212話 投稿者/氏照 投稿日/2005年5月20日(金)14:54 池田屋では主立った尊攘派が集まり、謀議を交わしていた。 「た、大変ですッ! 新鮮組の奴らがッ!!」 「そら見たことかデース。 ここは危ない危ないデース、逃げるが勝ちなのデース」 桂・タコ星人・小五郎は、 とっとと屋上に停めたUFO(アダムスキー型)で逃げ出す。 「ああッ、桂さんッ!!」 「ええいッ! 放っておけッ!」 「どうします、宮部先生ッ!」 「落ち着けッ! 諸君。 ここは吉田君に出てもらうッ!」 「し、しかし吉田さんは京都炎上計画の要……」 「いずれにせよ新鮮組とは戦わねばならんッ!」 奥の襖を開け、吉田稔麿が現れる。 その手には某『鉄人』風のリモコンが握られていた。 「おおッ! 吉田君、勇ましいぞッ!」 「私と『機神・ブラック松陰』の力があれば新鮮組などッ!」 颯爽と屋根の上へと駆け上がり、ブラック松陰を呼ぶ。 「飛び立て! ブラック松陰! 辛気くさい京の街を焼きつくせッ!!」 その呼びかけに応じ、商家の土蔵を破って漆黒の巨人が現れる。 ガンダーラ仏像っぽいブラック松陰は眼から怪光線を発する。 それを浴びた建物がたちまちに蒸発する。 「と、とんでもないモノが出てきたロボ。 どーするロボ、ハムちゃんッ!」 「オレに聞くなよッ!」 「オレッちの槍でッ!槍でッ!槍でーーーッ!!」 つづく うーむ、すげえテキトー。 限界です。 第213話 投稿者/ベガ 投稿日/2005年5月23日(月)01:51 一斉に池田屋から飛び出す新鮮組の面々。 だが、その中にひとり、 敢然と巨大ブラック松陰に立ち向かうひとりの若者がいた! 「ふっ……ここはこの僕、藤堂亮太がフゴォッ!!」 藤堂亮太はブラック松陰に踏んづけられた。 「うわぁ…これはひどいロボ」 「うぅ……じゃよぅ…め、さつ…」 近所の人々の助けにより、運び去られていく藤堂亮太。 「ハァーハッハッハ! 怯えるがいい! 怖れるがいい! 京の町を焦土と化すのだ! ブラック松陰!!」 屋根の上で、高らかに笑う吉田稔麿。 その手に握られたリモコンをガチャつかせると、 ブラック松陰の頭部から業火がだだ漏れ、 近隣の建物を火焙りにし始める。 「うわっち! オレっちの尻尾に火が付いちまったぜ!」 ポチ太郎が大地を転げ回る。 「おのれ〜、長州のカラクリ人形めぇ〜〜」 おさみがギリギリと歯を噛み締める。 「ふふふ、こんなこともあろうかと、 秘密兵器を用意してあるんですよ、近藤さん」 「山南さん! いつの間に…」 「これです」 山南B子は、 吉田稔麿が持っているのとそっくりのリモコンをおさみに渡した。 「こ、これは?」 「私を信用して、スイッチを押してみてください」 「……」 いまいちB子を信用できないおさみではあったが、 取りあえずボタンらしきものを押してみる。 「お? おぉ! な、なんでゴクアク!」 突如として自らの意思とは関係なく、極悪がよたつきだす。 「ふ、ふふふ、 これぞハクション一刀流奥義! 変身極悪ロボです!」 「な、なんと!?」 おさみがリモコンがガチャつかせると、 極悪がよたよたと右へ左へ右往左往する。 「ちょ! ちょっと待つでゴク…おォおッ!?」 さらに極悪の体がミシミシと音を立て、巨大化しはじめる。 「す、すごいロボ! これが噂に聴くハクション一刀流の奥義かロボ!?」 「おで! はで! ハンガー!!」 赤紫色に膨れ上がった極悪の体は、 いまやブラック松陰と同等か、それ以上に巨大化していた。 二階建ての旅籠、池田屋を挟み、 それ以上に巨大な二対のカラクリ人形が、対峙する。 夜空を背景に、その姿はさながら妖怪大戦争の様相を呈していた。 「おのれ、幕府の新兵器か!?」 驚愕に目を見開き、吉田稔麿が巨大極悪ロボを睨みつける。 「ふっふっふ、あーはっはっはっは! さあ、近藤さん! あの極悪を操って、幕府にたてつく外道どもを倒すのです!」 妖しく目を輝かせ、B子が叫ぶ。 「待つでゴクアク! おでは労咳ォオォオ!?」 必死に訴える極悪を無視し、おさみが極悪を縦横無尽に操る。 「喰らえーー!」 巨大な拳を振り上げ、巨大極悪がブラック松陰に迫った。 「ぬう!?」 ゴイィンッ!! 鈍い音をたて、極悪の拳がブラック松陰の胸元に叩き込まれる。 「お、おのれ、幕府の犬め!」 ブラック松陰の巨体が、ぐらりと揺れた。 「い、行ける! これならばあの巨大カラクリ人形と対等に…!」 だが、 「げはぁあッ!」 いきなり血反吐を吐き散らす巨大極悪。 そのまま大地に片膝を付いてしまう。 「な、なんだと!?」 急激なストレスが労咳の症状を早めたのだった。 「こざかしいわ!」 さらに吉田稔麿の操るブラック松陰が、派手に極悪を蹴り飛ばす。 ガゴォオォン!! 吹っ飛ばされ、近隣の住宅の上へと薙ぎ倒される巨大極悪ロボ。 「あぁ! わてらの家が! 家がぁあ!!」 近隣住人の悲痛な叫びがこだます。 「ぎゃあ! 死ぬ! 死ぬるでゴクアク!!」 同時に巨大極悪のぎゃーぎゃー言う叫びがこだます。 「お、おのれ〜!」 おさみがリモコンのレバーを無駄にガチャつかせる。 「立て! 立つのだ! 極悪ロボ! ビームだ! ビームを放つのだ!」 「そ、そんなもん出るわけないでゴクげはぁッ!!」 むしろさらに吐血する極悪ロボ。 既に彼の紙粘土製ボディは、ボロボロであった。 「とどめだ! 新鮮組!!」 そこへ、ブラック松陰が頭から業火を吐き出しながら迫る。 どうする極悪ロボ!? どうなる新鮮組!? 次回「合体! 超極悪ロボMAX!」 お楽しみに! 第214話 投稿者/ピヴィ 投稿日/2005年5月23日(月)23:30 「こ、こんな時は超能力だロボ!!」 ちゃららちゃっちゃちゃーーん 「いつでもどこでも階段拳〜」 永倉ハチ五郎が叫ぶと、どこからともなくでかい階段が現れた。 「ふっふっふ、悪役ならこの階段を見て体がうずくに違いないロボ」 うずうず うずうず ハチ五郎はどこでも階段拳の呪文を使った。 あたりの空気が変化した。 「なんだか雰囲気が変わったぜ!」 「悪役○会の皆さんの目の色が違う…」(←だれ?) おまえいけよ、いやおまえが……的な会話が交わされる中で 一人、階段めがけてダッシュする姿があった。 「み、宮部先生!!」 慌てた吉田くんはリモコンを放り投げて 階段から転げ落ちようとする宮部鼎蔵にだきついた。 しかし、もつれたり、くんずほぐれつするあいだに 二人仲良く階段から転げ落ちていったのでした。 「ぐぎゃぼげほんぐわしー!!!!!」 二人は仲良く昇天してしまったのだった…。 「ふっふっふ、これぞ主人公の威力ロボ!」 えばるハチ五郎。 「悪は去ったぞ…我々は勝ったのだ!!」 つべく |