超能力ロボハチ五郎シリーズ
ハチ五郎と龍の伝説(4)


 

第107話
投稿者: 氏照

ワァァ ワァァ
「さあ、ついにやってまいりました最終戦。
チームハチ五郎は大将のハチ五郎でしょうが……対するモンスター軍は一体?」
「そうですねぇ、もう主要な敵キャラは残っていないでゴクアク。
今更ヒットマン波多野あたりが出てくるとは思えませんでゴクアク」
「なるほど、そーなると新キャラでしょうか?」
「おそらくそうでゴクアク」
「おおっと、ゲートからさっそくモンスター軍の選手が登場だァッ!」
ワァァ ワァァ
ゲートからはぞろぞろと四体のロボットが現れる。
それらはみな、だれかに似ていた。
「ん!? これはみなハチ五郎か!? 観客もざわついております!」
「ハチ五郎のコピーというわけでもなさそうでゴクアクですねぇ」
背格好はほぼ同じだが、色や顔つきがまちまちである。
ハチ五郎も、あわてて問いただす。
「お、お前たちは一体何者ロボ!?」
四体のロボットは声を揃えて笑い出す。
「ワハハハ。我々は『ハチ五郎四人衆』貴様の命をもらい受けに来た!」
「ハチ五郎スリー!」
「ハチ五郎フォー!」
「ハチ五郎ファーイヴ!」
「ハチ五郎シックス!」
「四人衆、推参!!!!」
ワァァ ワァァ
「どうやら解説の極悪さん以前に作られたハチ五郎の後継機のようだァッ!」
「はい、それぞれに特徴がありますねぇ、ゴクアク。
三号機は特殊セラミックス製。
四号機は木製。
五号機はプラモデル。
六号機はペーパークラフト。
ソレナリニ博士の考えることはよくわからないでゴクアクですねぇ」
「ちゅーか、三号機と四号機以降に差があるように感じます!」
「まあ、ともかく。ハチ五郎選手、四対一では苦しいですねぇ、ゴクアク」
「確かにその通りですねぇ、しかし無常にもゴングがァッ!」
カーーーンッ!
ワァァ ワァァ
「ロロロッ! ロボォッ!!」

ついに始まった最終戦。
四体の歴代ハチ五郎に、我らがハチ五郎は勝てるのか!?
超能力は使えないが、どうやって戦うのか!?
以下次号!

つづけ

>>

第108話
投稿者: ピヴィ

「さぁ、始まりました。最終戦!!
ハチ五郎2世VSその後継機4体の戦いが始まりました。
期待のU世選手ですが、どうでるんでしょうねぇ」
「はい、超能力が使えないゴクアクから、
力でいくのではないかゴクアク。
あいてはセラミック、木、プラモ、紙ゴクアクから
金属ボディのU世には敵わないと見る方がいいゴクアク」
「しかし、あのソレナリニ博士が
そんな弱いロボットを送り込んでくるでしょうか?」
「そこが不気味ゴクアク……」
「さぁ、ゴングはなっておりますが、両者にらみ合ったまま。
一向に動こうとしません。
おーっと、しびれを切らせたのか、
ハチ五郎四人衆が一斉に飛び出した。
あわてるU世!!」
「いや、懐に何か隠し持ってるゴクアク!!」
びしゃ!!
「なんだ!! ハチ五郎U世4人に向かって何かを振りまいたぞ!!」
「ガ、ガソリンでゴクアク!!」
シュッ……ボッ!
「マッチだ。マッチを取り出した!!」
「これは見事な作戦ゴクアク。
しかし、骨身を削っているでゴクアク……
これが後半に響かなければいいゴクアクが」
「マッチからガソリンに引火し、闘技場内は黒煙と炎の地獄と化した!!
もだえ苦しむ3つの姿、
一瞬で灰となったペーパークラフトハチ五郎!!
自らも炎を発しながら燃え尽きていく木工ハチ五郎!!
どろどろと溶解していくプラモデルハチ五郎!!
悪臭を放っているぞ!!
勝負は一瞬で付いてしまったのか!!
しかし、まだ無事な者もいる!!
セラミックハチ五郎だーーーーーー!!」
「セラミックが動いたゴクアク!!」
「猛火の中、ものともせずに攻撃にでたセラミックハチ五郎!
強烈なパンチでハチ五郎U世のボディがぐしゃりとゆがんだ!!」
「ちょっと前からゆがんだ顔をしてたゴクアクが、
一段とおかしくなったゴクアク。」
「恐ろしい、セラミックパンチ。しかし、どうやらハチ五郎U世のボディは
先の炎の熱でずいぶんと柔らかくなっていたようです。
自らまいた種でいきなりピンチだハチ五郎U世!!」
「それに、あの量のガソリンは
ハチ五郎U世の燃料から取ったに違いないゴクアク。
そうすると、そろそろ奴は動けなくなってくるゴクアクかも……」
「極悪さんの言葉通り、ハチ五郎U世の動きがだんだん鈍くなってきた!!
繰り出すパンチも、堅いセラミックのボディには効果がないようだ!!」

さて、一気に3体倒しちった。残りに頑張ってもらうべや。
と言うわけで、次回に続く!!

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第109話
投稿者: べが

「セラミックハチ五郎、ここぞとばかりに攻める攻める攻める!!」
「ハチ五郎はさっきの攻撃で疲労困憊でゴクアク、
このままだと殺られるのも時間の問題でゴクアク!」
とそこに一陣の黒い影がリング上に舞い降りる。
「こ、これはいったいっ!」

つづく

とか言ったら怒られそうだなぁ〜。
恐いからやめておこう。

黒い影はリングへと舞い降りながら、その姿を変えていく。
「これはっっっっ!!」
お爺さんの姿から狼男に変身した洞穴研究所職員A。
「死ぬでわん!」
必殺の爪攻撃が唸りをあげる。
失敗。
「これでも食らえでぽん!」
すかさずT&T風の呪文を唱える職員B。
必殺のバグパイプが唸りをあげる。
ぷっぷっぷ〜。

あー、この辺から記憶が曖昧だなあ。

とにかく。
そんなこんなで、
突然現れた謎の二人組によってセラミックハチ五郎はボコボコのスカポンタンに
されたのであった。
「そ、そんなバカな・・・」
どかーん。
ずがががーん。
ぼんぼかぼーん。
爆死するセラミック。
「ありがとう謎の二人組でロボ」
駆け寄り、礼を言うハチ五郎。
「そんなことはどーでもいいでわん」
「早速、ワリト博士のところに行くでぽん」
必死の形相でハチ五郎を捕まえる謎の二人組。
「ちょ、ちょっと待つでロボ」
「問答無用でぽん」
両脇からがっしりと捕らえられたハチ五郎は、ずるずると二人に拉致されていく。
「こ、これはいったいどういうことでしょうか、極悪さん?」
「う〜ん、たぶん徹夜明けでヘロヘロだったマスターがでっち上げたシナリオだったのでは?」
「な、なるほど」
「そうとしか考えられないでゴクアク」

突如として現れた謎の二人組。
彼らはいったい何者なのか!
こんな感じでいいのか!
力の抜けきったまま次回へ!

つづく

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第110話
投稿者: 氏照

謎の二人組に拉致されたハチ五郎一行(ハチ五郎と極悪、オペレータのみ)は、
マッハで王都へと帰ってきたのであった。
そして、早速にもワリト博士によって謎の二人組とハチ五郎の修理・改修が行われた。
「ま、こんなもんだろう。あんまり材料がないんで完璧には直せんが、
代わりにファンタジー仕様にしてやったぞ」
ハチ五郎の全身は騎士の鎧風になっていた。腰には剣、背中に盾も身につけている。
「ファンタジー風でロボか……これからは『勇者ハチ五郎』でロボ!」
「とゆーか、見た目が変わっただけなんですか?」
「おう! まーなッ!」
「以外と大したことないでゴクアク……」
「いーだろー。お前らの服も揃えてやったんだぜ?」
そういって、オペレーターAには派手なピンクの服、極悪には緑色の胴着を渡す。
「……ぼくのこのピンク色の服は一体?」
「ん、それは『遊び人』だな。そのうち賢者になれるぞ」
「おでのこれは何でゴクアク?」
「お前は武器持ってないから……『武闘家』とゆーことで行きたい」
「びみょーにドラクエ風なんですね……時代を感じるなぁ」
「じゃ、改めて仲間を助けて鬼切り山に向かうぞ!」
「向かうぞ!って、博士も行くんでロボか?」
「おうよ、わざわざ馬車まで仕立てたんだぜ。ちなみに馬の名前はパトリシアだ」
「このメンバーで大丈夫でゴクアクか……!?」

新たにワリト博士をパーティーにくわえたハチ五郎一行。
だがさらに戦力は落ちた感じだ!
まだまだ先は長いのか!?

つづけ

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第111話
投稿者: ピヴィ

「なんで博士は商人ロボか?」
「最初は魔法使いかとも思ったんだが、
気が付けば魔法が使えん。
仕方がないので、鑑定役に回ったんだ。
ポストオペレーターAを狙っている!!」
「けっこうしょぼいロボね」

つんつん頭のハチ五郎は3人の仲間(弱い武闘家、生真面目な遊び人、
もともと役に立たない商人)を連れて、一路、岩窟城へ向かったのでした。
約4日の行程を経て、岩窟城へ着いた一行は、
速攻で残り3人の仲間を助け出した。
「博士、みんなの分も衣装を用意していたロボね。
けっこう用意周到ロボね」
用意された衣装は、魔法使い、戦士、力持ち。
残りの3人はポチ太郎、ノロ夫、アナウンサーB子の3人。
「なんで、戦士は女のしかないんだ!!
オレッちは男戦士がよかったのに!!」
「ポチ太郎は力持ちロボよね〜」
「戦士しか女の衣装がないってことはB子さんですか!!」
鼻血を垂らしながらオペレーターAが叫ぶ!
「わ、わたしは男の魔法使いが良いです!!」
すかさず、否定するB子。
期待が大きかっただけに、ショックで激しくズッコケるオペレーターA。
遊び人の熟練度が1上がった。
「ということは、ノロ夫が女戦士でゴクアクね」
ちゃっかり着替えを終えているノロ夫を一同直視することが出来なかった。

全員の職業が決まったところで、次回はオニギリ山に迫る辺りからか?
果たして、サブタイトルの「龍の伝説」はいつ生かされるのか!!
風雲急を告げたり、告げなかったりしつつ、次回へ続く!!!!!!

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第112話
投稿者: べが

「ガッデム! なぜあいつらを逃がしたのだッ!」
ボルボル伯爵は噛み煙草の汁を馬車から吐き出し、声を荒げた。
ここは岩窟城から2日ほど行った街道。
数十人の部下を引き連れたボルボル伯爵一行は、一路、鬼切山を目指していた。
「落ち着くアルよ伯爵」
「これが落ち着いていられる状況か、シン・オーツカ博士ッ!」
「そうは言っても逃げられてしまったものは仕方ないアル」
「連中は我々の計画を知っておるのだぞ!」
「連中があのバカ殿に密告する心配はないアル」
「なぜだ?」
「そうなる前に我々が超光石を見つけだすからアルよ」
「うむ・・・こうなっては致し方ない、連中よりも先に超光石を手に入れるのだッ!」
「その意気アル!」

一方その頃。
ハチ五郎一行は・・・。
「ホントにこっちロボか?」
「たぶん、こっちでいいはずでわん」
新たなに加わった自称・洞穴研究所職員AとBを引き連れ、
岩窟城の地下深くへ進んでいた。
「変な壁らしきものがあって、先に進めなかったような気がするでぽん」
「そのせいで元の世界に戻れなかったんですね?」
「その通りぽん」
二人の話によれば、彼らは洞穴を掘っているうちに、
いつの間にかこの世界に来てしまったのだという。
職員Aはよぼよぼのジジイ、職員Bは小学校入学前の子供だったので、
話に信憑性はなかったが、
取りあえずハチ五郎たちはその出発点である場所へと向かっていた。
「我々の上司の姿は見えるでわん」
「でも声は聞こえなかったでぽん」
「取りあえず、その人に会えばなんか分かりそうですね」
オペレーターが遊び人らしく根拠のないことを言った。
「超光石のこととか帰り方とか知ってるかも知れないしなッ!」
ポチ太郎が叫ぶ。
「と、ところで、な、なんで爺さんと子供なんだな?」
ノロ夫が素朴な疑問をぶつけた。
「なんでと聞かれても困るわん」
「プレイヤーも眠気に襲われてたということでぽん」
「なんか良くわからないけど、妙な親近感があるでゴクアク」
「ご、極悪さんと同じくらいの精神年齢だからじゃないかしら?」
B子が鋭いことを言う。
「そんなことより、そろそろ月の光を浴びないと電池が切れるわん」
「で、電池ってどういうことです?」
「ふむ、どうやらこやつらは改造人間らしいわい」
ワリト博士は知たり顔で頷いた。
「こっちのは月の光を、そっちのは薪を燃料にしておるようじゃの」
「いつまでも省エネモードでいるのも辛いわん」
「そう言えば、爺さんの方は狼男に変身してたロボね」
「最近は曇りの日が多いから、お肌も荒れぎ」
職員Aは見えない壁に激突していた。
カクカクと身体がめり込んでいくが、先には進めないようである。
「こいつが次元の壁ってわけかいッ!」
意味もなくポチ太郎が叫んだとろこで、次回へッ!

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第113話
投稿者: 氏照

「こーゆー時に超能力が使えればなぁ」
「そーでゴクアクね」
「……まだ使えんロボ」
ハチ五郎の超能力は相変わらず封印されたままである。
「それより、博士は何かわからないんですか?」
「知らん」
「いいかげんなヤツだぜッ! おッ、向こうにだれか見えるぜッ!」
次元の扉の向こうにぼろ切れを身にまとった婆さんが見えた。
ハチ五郎には見覚えのある人物である。
「あ、あいつはスパイ編の最後でおれをこの世界に連れてきたやつロボ!」
そう、怪しげな呪文を唱える謎の婆さんである。
婆さんは今回もまた不気味な声を震わし、長い長い呪文を唱えている。
すると、次元の扉がハゲシク揺れはじめ、さらに洞窟研究員たちが苦しみ出す。
「ごわわわ、苦しいでわん!」
「息が出来ないでぽん!!」
「な、なんか二人の姿が薄れてきてます!」
だんだんと輪郭がぼやけてきて、体も透けてくる。
「は、ハチ五郎さん、何とか出来ないのかな?」
「どーにもならないロボ……」
一段と揺れが激しくなり、途端にパンッ!と何かが弾けるような音が鳴る。
そして、その音と共に次元の扉と洞窟研究員の姿が消えていた。
「消えたロボ……」
「ゴーホームしたようだな」
「ちゅーか、やっかい払いですね」
「おでたちはまだ帰れないでゴクアクね……」
「ともかく、もうここには用はない。次に進むぞ!」

とーとつに展開しつつ、ファンタジー編第一部の完結は近いのか!?
鬼切り山ではどんな闘いが待っているのか!?
以下次号!

つづけ

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第114話
投稿者: べが

ひ、ひでえ。
新キャラ抹殺かい・・・。
それはともかく。
「いったい我々はここに何しに来たでゴクアク・・・」
「これがリレー小説の面白いところでんなあ」
「そうも言ってられないロボ、
これからあーしてこーしてと作者にも今後の展開というものがあったロボ」
「そそそれを言っちゃあ、おおおしまいなんだな」
「そういうこっちゃ、ま、あんまり深く考えこまんほうがええでー」
「それじゃ、ここにいても仕方ないですから、先に進みましょうか」
「それもそうロボな・・・とは言え、伯爵たちに追いつく手段がないロボ」
「それだったら問題ないです、私の魔法でひとっとびという算段です」
「そ、それはべべべ便利そうなんだなんだなんだな」
「そんじゃ早速頼むゴクアク、ちゃちゃっとやってくんなましでゴクアク」
「はい、それじゃ・・・」
「ってちょっと待たんかい、われぇっ!」
「わあ! な、なんでこんなとこに柄パンツ後醍醐がいるロボ!?」
「気付いててワザと無視しとったやろが!!」
「そんなことは全然これっぽちも爪の先っちょの垢ほどもないロボ」
「言えば言うほど嘘っぽく聞こえますね」
「あのー、この人、誰ですか?」
「そそそー言えば、しょしょしょ初対面なんだな」
「おっと、こりゃすんまへん、わいの名は柄パンツ後醍醐いいますねん」
「ところで、ワシの存在も忘れてはいまいか?」
「あ、そーいえば博士もいたロボね、すっかり忘れてたロボ」
「でも博士ってなんとなく忘れがちですよね」
「結構キャラは立ってると思うがのお」
「じじじ地味というわけわけでもないんだな」
「不思議ですね」
「むしろ、地味なキャラの方がこいつのことを書いてやろうって思うから、
必然的にインパクトが強くなって、
逆にキャラの立ってる方は大丈夫だろうという
安心感から忘れがちになるのかも知れませんね」
「さすがオペレーター、分析してるロボ」
「いやー、えへへへ」
「それにしてもさっきから台詞ばっかりで描写もクソもないですね」
B子が嫌なことを言った。
「あ、説明が入りましたよ」
「言われたらすぐやっちゃうってのも考えもんロボ、主体性のない奴と思われるロボ」
「そんなことより、魔法でパパッと行って欲しいゴクアク」
「それじゃ、いきますね」
「って待たんかいわれぇ! 同じボケがそう何度も通用する思うたらあかんでぇ!」
だがB子は既に呪文を詠唱し始めている。
「じゅげむじゅげむごこうのすりきれぱいぽぱいぽ・・・」
「じゅげむかいっ!!」
と柄パンが突っ込みを入れた瞬間、
まばゆいばかりの光を発し、ハチ五郎一行は消えてしまった。
「どないやっちゅうねんしかしー!!」
やっさんばりのじたんだを踏みつつ、柄パンの叫びは虚しく空に消えた。

一方その頃。
ボルボル伯爵一行は、鬼切山へ到着していた。
「こ、これが鬼切山か・・・」
兇々しいまでの怨念が山全体を覆っていた。
「こ、これは呪われてるアルね・・・」
「むう、どうしたものか」
「このまま行ったら、全滅確実アルよ、何が待ってるか知れたものじゃないアルね」
「よし、それでは先発隊を出して様子を見るとしよう」
「さすが悪代官の名を欲しいままにするボルボル伯爵アルね」
「フッ、悪知恵にかけては少しばかり自信があるからな」
「それじゃ、誰を先発隊として出すアルか?」
「ここで新キャラを出しても仕方あるまい、無論ドルカスとその仲間たちで良いだろう」
「お、おらがいぐだかぁ〜?」
「わ、わりと地獄耳アルね、こいつ」
「よし! ではドルカス、仲間を連れてこの山を探索して参れ!」
「う〜ん、う〜ん、わがっだぁ〜」
ぞろぞろと十数人の仲間を引き連れ、ドルカスたちは山へと入っていった。

果たして彼らの行く手に待つものとはッ!
そして、消えたハチ五郎たちは何処へッ!
さらに、柄パンツは何しに出てきたのかッ!
謎が謎を呼ぶ展開!
ファンタジー編、遂に佳境へッ!
次回
『だらだらムード満載』
お楽しみにッッッ!

>>

第115話「だらだらムード満載」
投稿者: ピヴィ

だら〜〜〜〜〜。
「も、もう何時間もだらだら山を登っているずら
え、お前は誰かって?
おらはドルカスずら。登りがきつくて、口調が変わったずら
それにしても、おらは何でこの山を登っているずら?
まったくわからないずらが、伯爵様の言うことは聞いておいた方がよかんべ〜
ちうこつで、山頂目指すちう寸法よ」
すでに、連れてきた十数人は影も形もなくなっていた……。

「は、早いロボ」
呪文が唱えられてから、二日ちょっとのことであった。
山頂には毛一本も生えておらず、茶色く荒れていた。
冷たい風が吹き、雲が間近に見え、
眼下には遙か遠くに地面があり、何か、空を飛んでいるような気分だった。
強い風に吹かれて、ひらひら系のB子と、きぐるみのポチ太郎は
大変なことになっていた。
「風が強くて、飛ばされそう!」
ここで転がり落ちたら下まで止まることなく降りることが出来るだろう。
ただ、その時の状態は保証しかねる。
「ここでピクニックは出来そうにないですね〜」
一人のんきな遊び人オペレーターA。

「もう山頂についちまったのか!! おれっち危なく寝過ごすところだったぜ!」
のんき者は一人じゃなかった。
ポチ太郎はばさばさとたなびく自分の外皮ことキグルミを力で押さえつけ、
何事もないかのように振る舞っている。
しかし、以外と顔は引きつっているように見えるのは何故だろうか?
「で、結局何とか石はどこにあるロボ?」
「それを探さんかい!!」
猛烈な博士のつっこみが入る。
しかし、トル○コではない商人の博士はつっこみ技能が低いため、
ハチ五郎は簡単に避けてしまった。
すか!!
「がーーーーん!!」
ショックのため、博士はしばらくお休み。
「ゴゴゴ…ゴヘッ! ゴク、ゴク、ごぼぼぼぼぼ……」
風と寒さで体がうまく動かないゴクアクもかなりやばくなってる。
かなり感じの良いだらだらムードが演出できたところへ、
下から上がってくる影があった。
「誰どぼ!! ごふっ!!」
ハチ五郎は舌をかんだ。むしろ作者が打ち間違えた。
「誰ロボ!!」
血の滴る舌を辛うじて使いこなし、ハチ五郎が誰何する。
「ぴゃまあ、ハチ五郎どんじゃなかんべか」
『ぴゃまあ』も打ち間違い。ほんとは『おやまあ』
「どるかす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
一同突然の珍客に驚きの表情を隠そうともしなかった。

山頂で鉢合わせしてしまったハチ五郎一行とドルカス。
果たして何とか石は見つかるのだろうか。
そして、ハチ五郎達は無事自分たちの世界へ変えることが出来るのだろうか?
じかいへつづく!!

>>

第116話
投稿者: 氏照

「んあ゛〜、はくじゃぐざまに言われてざぎにぎだんだなぁ〜」
よたよたとハチ五郎たちに近づきながらドルカスがそう答える。
「ひ、一人で登って来たロボか?」
「あ゛〜、ほがのみんなは高山病でばたばたとだおれでいっだんだな」
ドルカス自身もすでに三日も飲まず食わずであり、さすがに疲れていた。
「確かに、ここは標高五千メートルを超えていますからねぇ」
「ちゅーか、オペレーターAたちは大丈夫なんでロボか?」
その言葉を聞いて、待ってましたとばかりに博士がずずいと前に出てくる。
「ワハハハ。こんなこともあろうかとォ! 抜かりはなーい!
実は我々のこの服は惑星開発用の特殊スーツなのだ。
この程度の寒さや気圧の変化など屁でもないわ!
フフ、単なる趣味で作ったわけではないのだよ、君」
よく見るとスーツから特殊な力場が発生しているようである。
「だからぼくやB子さんは何ともなかったんですね」
「まぁ、そーゆーわけだ。
でも、ハチとポチ、極悪、ノロ夫の着てるのはただの服だけどな」
「オレたちのは違うロボか……」
「お前たちはロボットだから平気だろ」
「お、おいらは違うんだな。ろぼっとじゃないんだな」
「お前は大丈夫。たぶん、そーゆーキャラだ」
「さ、差別なんだな。ひどいんだな……」
「おいおいッ! それよりちょーこー石はどうなったんだよッ! 博士ッ!」
めずらしくまともなツッコミを入れるポチ太郎であった。
「おお、そーだったな。よし、お前たち、周りをよく見てみろ」
「ん、周りは石がごろごろと転がっているだけでゴクアクが?」
「実はこれが超光石だったりするとか?」
極悪とオペレーターはそれぞれそこらの石を拾ってみる。
「ふむ。まあ近からず遠からずだ。
確かにこの中にも埋まっているだろうが……それは屑石だ」
「……何か建物の残骸が混ざっているみたいです」
「さすがまほー使い。その通りだ」
「ヘッ! 遺跡かよッ! 博士ッ!」
ハチ五郎たちがよくよく調べてみると、確かに博士が言ったとおり、
どうやら山頂には何か建物が建っていたらしい痕跡があちこちにあった。
「最初にここを見たとき気付いたんだが……
この建物の残骸は我々の世界にある遺跡とよく似たものだ。
一万年以上昔に栄えていたと言われる機械文明のな。
そして、その文明の遺跡からは必ず『超光石』が見つかる」
「な、なんかアヤシイ考古学っぽくなってきましたね……」
オペレーターAが疑いの目を向ける。
「ふふん。確かに学界では認められていないがね。
俺の調べたところでは間違いないよ。その証拠も……研究所にある」
「超光石研究所ですか? 確かに地下にヒミツの部屋があったような……」
「議論はあとだ。ともかく、この遺跡の中に超光石が保管されていると言うことだ」
「じゃあ入口を捜すんでゴクアクね?」
「おそらく入口は隠されている。魔法で探した方が早いだろう」
そういってB子を促す。
「わかりました……だいたい目星はついています」
ガレキの一角に杖を向け、呪文を唱える。
すぐに魔法の効果は発揮され、ガレキの隙間から魔法の光が漏れる。
「そこの石をどかしてください。その下に扉があるようです……」
真っ先にポチ太郎が、続いてノロ夫がゆっくりとそちらへ向かう。
「ヘヘッ! やっと力自慢のオレッちの出番だぜッ!」
ポチ太郎はポイポイと大小さまざまの石を崖の下へ落としていく。
そして、ノロ夫が側に来たころにはその一角はすっかりキレイになっていた。
「よーしよし。こっからは遺跡の探索だ」
「なんか洞窟はイヤな思い出が……ロボ」
「グダグダ言ってねェで行くぜッ! オラ!」

日本にもあるという謎の文明の遺跡。
本当にそこに超光石が眠っているのか!?
深まる、博士の謎!
以下次号!

つづけ

>>