超能力ロボハチ五郎シリーズ
ハチ五郎と龍の伝説(5)


 

第117話
投稿者: べが

一方その頃、
ボルボル伯爵一行は帰りの遅いドルカスに痺れを切らせていた。
「まったくあの子ったら! こんな時間までどこをふらついてるのかしら!」
「伯爵、伯爵。それではまるで人の良いお母さんみたいアルよ」
「フッ、たまに私がボケてみるのも一興であろう、シン・オーツカ博士」
「部下たちが怯えているアル」
「斬首!」
5人の部下の首がただちに切り落とされた。
「さて、そんな座興はさておくとして・・・」
「さておくアルか・・・人でなしアルね」
「伯爵だからな」
「意味がわからないアルよ」
「それにしてもドルカスの奴、おっせぇーなー」
伯爵は首の後ろで手を組み、小石を蹴飛ばした。
「そうやってキャラをコロコロ変えるのは悪い癖アルよ」
「だってぇー飽きるしぃー」
「本人が飽きてどうするアル」
「こうなっては致し方ない。
このままここで漫才を繰り返してるわけにもいかぬしな」
「確かにそうアルね、
このままだとストーリー上の展開とかで抹消されかねないアルよ」
「研究員の例もあることだしな」
「誰アルか、それ?」
「気にするな、強者どもの夢の後だ」
伯爵はそう言って遠くの空を見つめた。
「それよりどうするアル?
行くのはいいとしてもドルカスがどうなったかわからないのは不安アル」
「うむ。便りがないのは良い便りとも言うしな、全軍出動!」
「不安だと言ってるアルよ! ちょっと待つアル!」
だが、伯爵の部下たちはただちに出発してしまった。
その数、3百。
ドルカスを待つ間に集められた伯爵の部下たちである。
そのほとんどは近隣の農民たちが無理矢理連れて来られたのであった。
さすが伯爵。
その人徳のなさを補っても余りある嫌な奴度の賜物である。
それはさておき、
3百人の人だかりが山へと入っていく様は、まさに山狩りの様相を呈していた。
「進め、進め、兵隊進め!」
その先頭で一人、奇声を発する伯爵。
嬉しそうである。

遂に動き出したボルボル伯爵一行!
その真の力を発揮する刻は近い!
つうか、別にダンジョン話が面倒臭そうだったから逃げを打ったわけじゃないぞ!
次回
『俺の明日はどっちだッ! いやマジでッ!』
お楽しみに!

>>

第118話
投稿者: ピヴィ

ガレキだらけの遺跡の中はとても暗く、じめじめしていて、
決してロボットにとって良い環境とは言えなかった。
いくつもの分かれ道、曲がりくねった通路、永遠とも思える階段
そして、数々の魔物との戦いが繰り広げられた……と思いねぇ。

「50話も近くなって、手が抜かれてきたロボね」
「も、もうじき1話から消えていきそうなんだな」
「掲示板で見たい人は急ぐロボ!!」
「オレッちは出てないから良いけどな!!」
「このシリーズも、すでに5つ目のファイルにはいるらしいですよ」
「まとまってから見た人には遅い情報ロボ!!」
「長いんでゴクアクね(付いてきてる人がいるでゴクアクか?)」
「無駄話も多いがな」

一行はハチ五郎のボディに仕込まれた懐中電灯で、
辛うじて足下を照らしながら、カツカツと足音の響く通路を歩いていた。
もうずいぶんと下ってきたようで、
通路は地熱のためか蒸すような熱気に包まれていた。
「目が曇るロボ」
汗の代わりに何度も目の部分につけられたレンズを
雑巾で拭く姿が何人かのロボットに見られた。
湿気のためか、皆の体はびしょ濡れになっていた。
なかでも悲惨なのはポチ太郎だった。
もともと、もあもあの毛皮だったポチ太郎は、
水浴びをした犬がしばしばそうあるように、
毛が体に密着し、痩せ細り貧弱そうに見える。
何度か体をふるわせ、水を払うが、何度やってもすぐに元に戻るうえ、
水が飛び散ると博士に怒られるので、そのままで居ることに甘んじた。
しかし、ここにはそれよりも酷い状況の男が居た!!
その名は超極悪ロボハチ五郎Zこと極悪だった。
彼の紙粘土ボディは水に濡れることでぼろぼろと崩れ落ち、
彼は自分の体を拾いながら歩く羽目になっていた。
もっとも、都合のいいことに水で濡れているため、
再び元に戻すのも容易ではあったのだが。
そんなこんなで、どうやら目的地へとたどり着いたようだ。
そこは学校の体育館ほどの広さのホールのようになっていた。
そして、ハチ五郎達の目の前には光り輝くそれの姿が映し出されるのだった。

次回、『ドルカスはどこへ行った!?の巻』

>>

第119話
投稿者: 氏照

東京ドーム200分の1ほどの広さの部屋の中には台座があり、
その台座の上半分はガラスのケースになっている。
部屋の周囲の壁には幾何学的な線や図形が描かれていて、
それらは様々な色で塗り分けられている。
また、そのような模様は台座にも描かれている。
「東京ドーム200分の1ってどれぐらいロボか?」
「……まあ、そこそこ広いんでしょうかねぇ?」
「この部屋がおでの部屋より広いことは確かでゴクアク」
「おうッ! ゴクちゃんは部屋あったのかよッ!
野ざらしかと思ってたぜッ!」
「失礼でゴクアクねぇ、おでにも自分の部屋ぐらいあるでゴクアク」
「極悪の部屋は2畳ぐらいでロボ……ちゅーか、庭にある物置ロボよ」
「何でェゴクちゃん、あのオンボロ物置かよッ!
今時あんな木製の物置もなかなか無いぜッ!」
「そうなんでゴクアクよ、雨漏りがひどくて……。
それより、ポチ太郎こそ犬小屋は無いでゴクアクよ?」
「何言ってんだよッ! こー見えてもオレッちは室内犬だぜッ!
ちゅーか、オレッちはご主人様といつも一緒だぜッ!」
横で話を聞いていたB子が首を傾げる。
「ご主人様って……博士のことですか?」
「ああ、違うんですよB子さん。彼のご主人様っていうのは、
博士の妹さんのことなんですよ。」
オペレーターAが得意の説明をすかさず入れる。
「ポチ太郎さんは元々捨て犬だったところを妹さんに拾われて、
ずっと飼われていたんですが、病気で死にそうになったところを
ワリト博士にロボットに改造されて生き長らえたんですよ。
博士はボディガード代わりにって思ってるようですね」
「……それはよかったの……かしら?」
彼は恋愛SLGの脇役を遙かに凌ぐ情報量を持っているのである。
「そ、それって、す、すごいことなのかな?」
「と、トーゼンじゃないですかッ! そこらの探偵じゃあ相手になりません」
いいかげん飽きてきた博士がみんなの前に出てきて大きく両手を振る。
「ええーいッ! 脱線はそこまでだッ」
「そ、そーだったロボ。早く超光石を手に入れるロボ、博士」
「ちゅーか、お前らが騒いでる間にとっといたよ」
博士が持つ袋の中には真っ黒な炭のような石がたくさん入っている。
「ふーん、さすがに抜け目がないロボねぇ。どこにあったロボ?」
「あの台座の上だよ。ガラスのケースはなぜか勝手に空いた」
「そーゆー仕掛けじゃないロボか?」
「フツーは封印されているもんなんだがな、わからん」
「いやー、以外とあっけなく手に入ったロボねぇ。
とっとと帰るロボか、ハム四郎たちも待ちくたびれているロボよ」
と、振り返ったハチ五郎の前にある男の影が伸びる。
「お、お前はっ!でロボ!」
そう、見覚えのあるあの男であった。
謎の関西弁風のしゃべりのあいつである。
「みなさん、お久しぶり〜。シリーズ一の色男、柄パンツ後醍醐やッ!」
右手にアイスキャンデーを持ち、
左手で柄パンツ型の団扇をパタパタあおいでいる。
「あんたら、簡単には帰さへんで〜!?」

無事、超光石を手に入れたハチ五郎一行だったが、
目の前には魔王の手下柄パンツ後醍醐が立ちふさがる!
柄パンには何か秘策があるのか!?
ハチ五郎たちはこの危機を切り抜けることが出来るのか!?
以下次号!

つづけ

>>

第120話
投稿者: ピヴィ - 2002年05月09日

あー、話をまとめると、超光石を手に入れて、柄パンツが出てきたんだな。
それをどうするかってことだ。

「わいのじんづうりきをくらいなしゃれ!!」
ぴきぴきどっかーん
柄パンツの悲痛な叫びと、
ナハナハと言ってしまいそうな情けないポーズが決まると共に、
柄パンツ後醍醐の頭が大噴火し、
熱くだぎった男の血潮のごとき溶岩と、
噴煙に混じり吐き出された巨大な岩が、
ハチ五郎達に向かって放たれた。
「うわーロボ!!」
「ごげぐしゃどごー」
「きゃー」
「べちょ」
「きゃわんきゃわん」
「な、なんだな!!」
「なんと!!」
シニスターの4体の内、
2体が同じモンスターだったことに衝撃を受け、
部屋でのたうち回っていた作者のごとく
ハチ五郎達は崩れ落ちた。
凶悪な柄パンツ後醍醐の攻撃になすすべなくやられるのか。
「主人公ど根性ーロボ!!」
と、火事場の糞力のごとく立ち上がったのはハチ五郎。
さすが、超合金ロボは紙粘土より頑丈だ!!
しかし、ハチ五郎は決定力にかけていた。
まるで、ミドルキックを使わない武蔵のように
柄パンツとの間を縮めることは出来なかった。
その間に意識を取り戻したオペレーターAは、
B子を助けおこしていた。
「B子さん。僕に力を貸してください!!」
「オペレーターAさん!!」
二人の愛か何かわからない物が
その瞳を通じて交わされたとき、
魔女ッ子アナウンサーB子の力は解き放たれ、
光り輝く玉となって、
オペレーターAを包み込んだ!!
「おお、力があふれてくる!!
超能力オペレーター“A”カボチャパンツに替わってお仕置きよ!!」
なんと、オペレーターAはB子の力によって
32個の超能力が使えるようになったのだ。
「柄パンツ後醍醐!!
これ以上の暴挙はこの超能力オペレータ“A”がゆるさん!!」

新たなる変身ヒーローとして目覚めたオペレーターA。
ハチ五郎の代わりに柄パンツ後醍醐を倒すことが出来るのか!!
次回に続く!!

「オペレーターAさん。貴方の力は3日しか効力がないの。
次の人が5月12日までに書いてくれなければ
その力は消えてしまうわ!!
気をつけて、がんばってね」

>>

第121話
投稿者: べが - 2002年05月11日

「なんとか12日までに間にあったぜ!」
誰が言ったのかはわからないが、そんな叫びが聞こえた。
「よし! オペレーター、柄パンを倒すのじゃ!」
説得中の世間話のようなことを言う博士。
「行きますよ柄パンさん! 僕の力を見せてあげます!」
体中から正義のオーラを発しながらオペレーターが構えを取る。
「そうは言うても簡単には負けへんべ〜」
どこから取り出したのか、柄パンは巨大な団扇を構えて威嚇する。
「いっくでぇー!」
ブン! と唸りをあげ、巨大な団扇がオペレーターを襲う。
「危ないオペレーターさん!」
「大丈夫だよB子さん、僕には32の超能力があるんダギャッ!」
嫌な音がした。
肉の塊が踏み潰されるようなジューシーな音だった。
「お、オペレーター! 大丈夫ロボか!?」
そこには、よく田舎道とかで見かける
カエルの死体のようになったオペレーターの姿があった。
「うむ。手遅れじゃ」
駆け寄った博士がキッパリと断言する。
「は、はかない命だったんだな・・・」

オペレーターA、殉職。

「ゆ、許さねえぜ! 柄パンツ後醍醐!」
力強く握りしめた拳を振り上げ、ポチ太郎が柄パンに襲いかかる。
「そんなすっとろい攻撃ではわいは倒せんでぇ〜、おりゃあ!」
再び巨大団扇が舞い上がり、軽々とポチ太郎を吹き飛ばす。
「わんわん!」
壁に激突し、悲痛な負け犬の遠吠えをあげるポチ太郎。
「や、やばいでゴクアク、なんか多勢に無勢のはずが追い込まれてるゴクアク」
オペレーターの代わりに分析を始める極悪。
「は、博士! 何か奥の手はないロボか!」
「うむ! この超光石を使えばなんとなるんじゃないかと思う今日この頃」
「あ、アバウトなんだな・・・」
「この際なんでもいいロボ! 早くやるロボ!」
「うむ、それではまずこのオペレーターの残骸に超光石を詰めてっと」
「な、なにも尻から入れなくてもいいと思うんだな」
「そしてオーブンでチンじゃ!」
チーン。
「よし! 完成じゃ!」
「な、なにやら美味しそうな香りなんだな・・・」
「それでどうなったんだロボ!」
「う〜ん、う〜ん」
「あ、オペレーター! 蘇ったロボか!」
「オペレーターさん!」
すぐさまB子が駆け寄る。
だが、オペレーターの周りには兇々しいオーラがたちこめ始めていた。
「おで・・・はで・・・はんがぁー!」
お馴染みの叫び声を発し、オペレーターの身体が変容を始める。
肌が黒ずみ、身体が急速に巨大化をしつつあった。
「こ、これは一体どういうことロボ!」
「はーはっはっは! どうやら引っかかったようだなハチ五郎!」
その時、黒い甲冑を着込んだ人影がハチ五郎たちの前に現れた。

遂にファンタジー編、佳境へ!
ハチ五郎たちの前に現れた人物とは!
そして超光石の効力とは一体!
謎が謎を呼びすぎて何だかよくわからない展開!
次回
『崖っぷち人生』
お楽しみに!

>>

第122話
投稿者: 氏照

黒い甲冑にピンク色の髪の男がハチ五郎たちの前に立ちふさがる。
担いでいた巨大な剣をずんと目の前に突き刺す。
「我が名はバイソン柳生! あらゆる世界の支配者となる男だ!」
その巨漢の男は右手を高々と挙げてそう宣言する。
「バ、バイソン柳生!? バッファロー柳生の親戚ロボか?」
「ふ。バッファロー柳生は俺の兄、だが俺はあんなボンクラとは実力が違う」
柳生は、ギロリとハチ五郎を睨みつける。
「そ、その前におでにも疑問があるでゴクアク!」
極悪が手を挙げてみんなの前に進み出る。
「何で赤い髪じゃなくてピンク色でゴクアクか!?」
そう、彼の脳裏にはベ○ドと柳生○崇の姿が浮かんでいた。
「バカモノ! それじゃそのまんまだろうが!」
うそぶくバイソン柳生、だが動揺は隠せない。
「今さらそのまんまもへったくれもないと思うロボが……」
「ええい、うるさい! それより他に気にするところがあるはずだ!」
ビシッ! と、ハチ五郎たちを指さす。
「あの、確か『引っかかったな』とか言ってましたね……」
おずおずとB子が告げる。
「ふふん、そのとーりだ小娘よ」
「一体どーゆーことロボか? すっかり忘れていたロボが、
オペレーターAがあんな姿になったのはお前のせいロボか!?」
ハチ五郎たちの背後では変生したオペレーターAがのたうち回っていた。
「まさにその通りよ。貴様らは前回、
博士のセリフの語尾がいつもと違うことに気付かなかったようだなァ!?」
「ん、確かに前回は『〜じゃ』とか言ってたんだな」
ノロ夫がオペレーターAの代わりにスルドク解説する。
「よく見てみろ、ヤツはワリト・ソンナカンジノ博士ではないわッ!」
そう、オペレーターAのことを助けようとしたのはワリト博士ではなく、
久々に登場した『ナントナク・ソレナリニ博士』であったのだッ!
「儂じゃよお〜ハチ五郎U世よ。今度こそお主を地獄に送ってくれるわい」
下卑た笑いを浮かべるソレナリニ博士、
どんなキャラだったか作者もおぼえていないぞ!
「何とォッ! まさか柄パンツ後醍醐もぐるロボか!?」
カカカと高笑いで応える柄パンツ。
「当然や、柳生様のために闇野美里のことを利用しとったんや」
「どーゆーことロボ!」
「闇野美里の怨念の力を使ってハチ五郎はんの超能力を封じ、
邪魔なハム四郎、おさみ、霞を葬り去ってやったんや!」
「な、なんて汚いヤツロボ! お前の神通力じゃなかったロボか!」
「いやァ〜、あの女を乗せるのに苦労したんやでェ〜」
しみじみと遠い空を見つめる柄パン。
目尻にはうっすらと涙を浮かべている。
「ともかーく! ヤツもこのバイソン柳生様の手駒にすぎんということだァ!」
「その通りじゃ、バイソン閣下には逆らえん。お前さんたちもここで最後じゃあッ!
出ろォッ! はちごろーう! エーーイトォッ!!」
その言葉と共にどこからともなく新型ハチ五郎が現れる。
「今回はファンタジーっぽく、オリハルコン製の超強力ロボじゃ!」
「わいも相手になったるでェ〜!」
「はんぐわ〜ァッ!!」
三人はぐるりとハチ五郎一行を囲む。
「おわーッ、ピ、ピンチロボ!」
「オレッちの正義スピリットは負けないぜッ!」

迫り来る三体の強敵!
現れた真のボス『バイソン柳生』!
ボルボル伯爵はどうなった!?
そして闇野美里は!?
以下次号!

つづけ

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第123話「処理するモノが多すぎるんですけど……の巻」
投稿者: ピヴィ

どす黒く変色し、巨大化したオペレータA。
闇野美里の怨念を取り込んだ柄パンツ後醍醐。
えふえふのごとき早さで繰り出される新たなロボットハチ五郎8。
一瞬ピンク○ンサーかと思ったバイソン柳生。
いつの間にかワリト博士と入れ替わったソレナリニ博士。
四方を敵に囲まれ、傷つき倒れる仲間の中で
ハチ五郎U世はひいやりとした冷たい汗をかいた。
じりじりとにじり寄る変生オペレーター、柄パンツ、そしてエイト。
一瞬が永遠とも感じられる時間。
変生オペレーターの踏み出した足に当たった石ころが
ころりと音をあげた。
それを合図としたように、一同はハチ五郎へと襲いかかった。
わー。
うわー。
ぎょえー。
ぎょわわー。
ほっとけーき。
やさいおやさい。
いっぱーーーーい。
!!!!!!!!!!!!!!!!!。

あっという間の出来事、
3人とハチ五郎はすれ違うように互いの位置をずらしただけのように見えた。
しかし
変生オペレーター、柄パンツ後醍醐、8は順をなすように倒れていった。

「せ、説明するゴクアク。
ハチ五郎が敵と退治した瞬間、変生オペレーターは下剤を飲まされ
超光石を吐き出し、柄パンツはハチ五郎と闇野美里の秘密の愛によって
神通力を奪われ、8はオペレーターから吐き出された超光石を
ハチ五郎によって埋め込まれ、そのままショートしてしまったゴクアク」
相変わらず、早い戦闘の決着。
超能力が無くても、負けさせるのがめんどくさい主人公。
またしても勝利によって、窮地の一部を取り除くことに成功するのだった。

次回、そろそろ最終話も迫った。しかし、ノロ夫はどこへ行った!!の巻。

>>

第124話
投稿者: べが

「な、なんと・・・超能力が戻ったとでも言うのか・・・」
がはっと血ヘドを吐き、崩れ落ちる柳生。
「どうやら・・・そうみたいロボ・・・」
一番驚いているのはハチ五郎本人であった。
かれこれファンタジー編が始まって以来、すっかりチキン野郎になっていた彼は、
今、むんむんと沸き起こる正義パワーにむしろ戸惑いを感じているのだった。
「長い心理説明ですね」
「というより、ダラダラ説明されるとちょっと腹が立ちます・・・」
オペレーターAとB子のコンビが痛いところを突く。
「な、なんで生き返ってるんだな、お、オペレーターは?」
それはさておき。
「な、なんで」
それはさておく。
「な、なん」
それはさておくって言ってんだろ!
ノロ夫の首が無慈悲に弾け跳ぶ。
だがトカゲの尻尾よろしく新たな首が生えてくる。
「説明しましょう! それは」
とオペレーターがくだくだと説明を始めたが、さっきの恨みもあるので無視する。
「ハ、ハチ五郎さんッ!」
洞窟の入口に立つ人影。
それを見たハチ五郎が声を挙げる。
「み、美里!」
そこには紛れもなく闇野美里が立っていた。
二人はすぐさま駆け寄り、がっしりと抱擁し合う。
世に言う「喧嘩四つ」という古流に伝わる秘技である。
「よかった! 無事だったロボな! 本当に良かった!」
「ハチ五郎さんこそ! わ、私・・・とんでもないことを・・・」
「それはもういいロボよ、君が無事でいてくれたことの方がどれだけ」
「いいえ、そうはいきません・・・これ以上、ハチ五郎さんに迷惑を掛けるわけには」
「ていうか、なんで我々に恨みを持ってたのか知りたいでゴクアク」
「ぎくっ!」
最悪のタイミングで質問するのが極悪の極悪たる由縁である。
だが、露骨に動揺を走らせる美里。
「そ、それは・・・」
「ど、どうしたロボ、恨みと言ってもどうせ大したことない恨みロボ?」
「それは違うぜッ! ハチ五郎!」
「だ、誰ロボ!?」
突然、洞窟内に響きわたる声。
見ると、何百という武装した兵士が洞窟の入口を固めている。
そしてその中央には、かのボルボル伯爵の姿があった。
「ジャキーン! 遅ればせながらの登場だぜッ! とうッ!」
なぜかジャンプ一閃、洞窟の中央へ舞い降りる伯爵。
「騙されちゃいけねえぜ、子猫ちゃん。そいつの言うことは真っ赤な嘘っこだぜッ!」
なんだか全然違うキャラのように吼えまくる伯爵。
「ていうか、てめえこそ誰だってんだいべらんぼうッ!」
負けじと吼える犬野郎。
「わ、忘れたでござるか、このナイスガイを!」
「あーもう! キャラをコロコロ変えるんじゃないロボ!」
「そんなことは最早どうでも良いわ! 
その女はなあ、
自分の出番が欲しいばっかりに悪役に転んだという卑劣極まりない奴なのだぞ!」
「そ、そんなバカな、ロボ・・・」
「嘘ではない! 直接本人に聞いてみるがいい!」
「み、美里・・・そんな、そんなことで俺たちを殺そうとしたロボか?」
うつむく美里。
そして・・・。
「ぽっ」
「なんで頬を染めてるロボーーー!!」

てんやわんやのうちにオチも着いたところで次回へッ!
次回
『崖っぷちで反り返ってジャンプしたら崖側に落ちていったという悲喜劇』
お楽しみに! 
人生悲喜こもごもだぜ!
いや、泣いてねえし。

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第125話
投稿者: ピヴィ

「大体決着は付いたロボか?」
「そろそろ大団円にいけるんじゃないかゴクアク」
「ひ、126話で終わるとベストなんだな」

「で、結局超光石を手に入れることは出来たロボな」
何となく闇野美里を抱きしめながらハチ五郎。
彼の頭の中ではすべての決着が付いていた。
「これで、おさみ、ハム四郎、霞が蘇るでゴクアク」
近くの石の塊を抱きしめながら極悪。
彼の頭の中に解決という文字はない。
常に叩かれ、捻られ、引きちぎられる油粘土のように
混沌としているだけだ。
「や、やっと帰れるんだな」
ハチ五郎8の体を担ぎ、ノロ夫はすべてをやりきったような、
すがすがしい顔をしている。
「う、う……オレッち……」
どこかの壁にたたきつけられたままだったようなポチ太郎は
未だ起きあがっていないらしい。
「あの……」
B子は律儀にもその他大勢の方を省みる。
「せつめ……」
そう言いかけたオペレーターAは、ハチ五郎にはたかれ、
目を回して引きずられていく。
「いやぁ、めでたしめでたしロボ。早く帰るロボ」
「私も連れてってくれるんですね」
闇野美里はハチ五郎にくっつき意地でも離れない心づもりだった。
それはもう、小判鮫のごとく。
「…………」
洞窟の中央で、ボルボル伯爵の声が詰まる。
「あの、兵士の皆さんが……」
B子の声にハチ五郎は目の前をふさぐ兵士にやっと気が付いた。
「ふっふっふ、久々登場の超能力であっというまロボ。
超能力“私は関係ありません拳”
わざとらしく口笛を吹いて脇を通り過ぎ、
自分はあたかも関係のない振りをして相手の目を誤魔化すという
難易度の高い超能力ロボ!!
今回は超能力を拡大してパーティー全員にかけたロボ。
みんな、口笛を吹いてこっそり通り抜けるロボ!!!!!」

ハチ五郎の超能力によって窮地を切り抜けた一行。
果たして次回最終話になれるんだろうか。
そして、まだまだ忘れられている人たちの運命は?

>>

第126話
投稿者: 氏照

ここは王都。
からくもボルボル伯爵の手を逃れた一行は、ワリト博士の工房に集まっていた。
「鹿児島、指宿一の伊達男、超高速ロボハム四郎サマとは俺のことよ!」
「えーと……霞?です!」
「ふ。佐々木おさ……」
「いきなりロボねぇ」
「久々の登場だからなッ、気合い入れていかねェとなッ!」
「それにしても指宿ってどーゆーことロボ……」
「イロイロふかーい意味があったり無かったりなんだよッ、八ちゃん!」
「『八ちゃん』って、俺はそんな呼び名だったロボか?」
「へヘヘッ。いちいち気にすんなよッ! 
それより霞なんか自分の名前も忘れかけてたぜ」
「あははは、ボクお腹空いちゃって……」
「ふう、とりあえずキャラは変わってないようロボね」
「ええい! わたしのセリフをさえぎって長々と話すなァッ!」
すっくと3番アイアンを手に佐々木おさみが立ち上がる。
「ッと、すまねェ。すっかり忘れてたぜ」
「いやー、おさみも久しぶりロボ。次シリーズでは活躍することを願うロボ」
「こいつら……」
「まぁまぁ、それよりどーやって元の世界に帰るかを……」
「それならノープロブレム無問題。俺の必殺超能力で帰るロボ」
「またそんないいかげんな……」
「気にしない気にしないロボ、それより次シリーズの心配をしたほうがいいロボ」
「それはもう下に予告が出てますよ」
「早ッ!ロボ!」

次回予告
【ハチゴローウルトラ】
20XX年、地球は未曾有の危機の中にあった!
怪獣の凶暴化、異星人の侵略、大地の背信、そして……。
幾多の困難に立ち向かう地球防衛軍チームおさみ。
地球を守る光の巨人「ハチゴローウルトラ」。
新たな闘いが今、始まる!

[キャスト]
ゴロー隊員……超能力ロボハチ五郎
オサミ隊長(キャップ)……佐々木おさみ
ゴクアク副隊長(リーダー)……極悪
ハムシロー隊員……超高速ロボハム四郎
カスミ隊員……霧雲霞
オペレーター隊員……オペレーターA
ヒカル博士……ワリト・ソンナカンジノ博士
B子研究員……アナウンスB子
ポチ……超馬力ロボポチ太郎
その他

なお、予定は予告無く変更されることがあります。

「どうなるロボか……」

ファンタジー編 終わり

次シリーズに、つづけ

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