ーFor anoter futureー

『ガレリアンズ』

それは、数時間後の未来…。




チャプター2へ



↓『1話から4話まで。』↓



Day’s one said up』-zero-
(3.11.S)

人工知能を持ったコンピューター
マザー・ドロシー』によって統率された
街『ミケランジェロシティ』...。
そこに、人々の求めていた平和は存在
しなかった...。
そこにあるのは、自らが神となり代わり
愚かなる人間共と言う“物”を扱う
悪魔の様な機械の巣くう世界だった...。
「....い?....に....、....の敵.....て
......る...よ...。
リオン』!!」
ある病院の一室に少年は拘束され
夢にうなされていた...
「“ナルコン”“レッド”注入します...
が、宜しいのですか?...これ以上は
少年の身体が持ちませんよ!?」
「いいから、挿入しろ...!!!」
「しかし『Dr.レム』!?!」
「私に逆らうつもりかね?」
「い...いぇ...リオンに大型注射器
(通称『ビージェクト』)を!!!」
研究員の手によってベットの上の少年に
向かい太い注射器の針が交互に首筋へ
挿入されてゆく....。

「助けて...リオン....。」
あるホテルの一室から彼女は少年に
呼びかける...。
「...君は...誰なんだ?」
リオンは、闇の中で返事を返した...。
「...もうだめ...ここも直ぐに見つかって
しまうもの....彼らが来る...わ...。」
少女の声は、それを最後に消えてしまった。
つびゅっっ!!!
その直後だった...リオンの首には、
同時に二本の針が突き刺さり、そこから
何か得体の知れないモノが体内に注入
されてゆく....。
「うゎぁぁぁぁぁっぁぁつ!?!!」
緑と赤い液体が少年の身体を巡る。
抵抗しようにも拘束具にそれを阻まれ
ただ、苦痛に耐えるしかない....
「...これから、生死の確認に
一応行っておきます....。」
「結果は私に直接伝えに来るように...
イイな、何があっても...だ?」
「...了解しました...。」
だが、永遠に続くと思えた痛みが癒えると
共に少年にどうしようもない感情が
沸き立ってゆく...それはーーーー
がちゃっっ!!!
「.....。」
「...死んじまったかなぁ?」
「当然だろ....。」
「ひっ!?!見ろよ!!!こいつ
念動力で拘束具をーーーーひァっ?!!」
ばぎょっっっっっ!?!!
瞳に映るもの...全てを壊せ、っと言う
破壊衝動にも似たモノだった!!!

「ひぃ!?!...来るな...リオン
こっちに来るなぁぁぁっぁ!?!!」
ぼしゅうぉぉっっ!?!
研究員二人の頭部は、まるで何か物凄い
鈍器に殴られたかのように破裂し、砕けた
「.....僕は...誰...なんだ?」
鮮血が辺りを真っ赤に染めた...。
「...彼女を....行かなきゃ....。」
少年は部屋を後にした....自分の名前以外
全ての記憶を失った、彼が目覚めた事で
運命の歯車は遂に動き始めたのだ....!!



Day’s one said up』-one-
(3.12.S)

少年の覚醒を監視カメラが捕らえていた
「おぃ!!今の見たかよ!!!」
「こっちに向かって来てんじゃないか!?!」
鉄格子の前に立ち尽くす『リオン』は、
研究員の死体から奪った
“セキュリティカード”を使い、
その場を抜けて行こうとする...が、
「ガキ!!!....俺達がてめぇを
始末してやるぜ?」
突如、彼の目の前に大柄の電撃警棒を
手にした男が立ちはだかる...監視カメラを
見ていた研究員から直ぐに連絡が入って
いたために、少年を待ち受けていたのだ。
「...あんた...僕の邪魔をするの...かい?」
少年は静かに息を急かせる男に問う。
「だからよぉ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!
そうだってんだよぉ!!!!」
ボッッッ!!!!
電撃警棒を振りかざし少年に唐突に
襲いかかった男の衣服が突然発火する!!

「...力...そうか、あの時拾った
ファイルに記載されていたーーーー
発火能力を促進させる薬が...“レッド”
そして....ーーーー」
「いぎゃぁぁぁぁっぁっ!?!
誰か来てくれぇぇぇぇっっ!?!!」
バダッッンッッ!!!
「どうした!?...お前がヤッたのか!?!
貴様ぁぁっぁっ!!!!」
バズォッッッンッッ!!!
「これが、精神波能力を促進させられる
薬“ナルコン”によって手にしたモノ...か。」
少年が手を向けただけで別の男は
一瞬にして鉄格子まで吹き飛ばされ、
全身から血を噴水の様に吹き上げる...。
「ひぃぃぃぃつ!?!熱ぃぃ!?!!」
再び少年は発火してもがき苦しむ
男に声を掛けた。
「扉のロックはどこで解除するんだ?」
「そっそれはぁぁっぁーーーー」
リオンは、扉横の警備室へ入って行った
焼死して黒焦げになった人間に背を向け...。

「....これ...か、...。」
リオンがボタンを押すと、ロックが
解除され次に進む道が解き放たれた。
「これは...何の鍵だろう?」
横に掛けられて“冷凍室の鍵”を手にした
途端、少年の身体から力が抜けて行く!!
「...超能力が使えない!?!」
不意に覚えた消失感が能力の発動も
禁じていた...少年は気力を振り絞り隣の
倉庫室の扉に手を伸ばした...。



Day’s one said up』-two-
(3.13.M)

「...はぁはぁはぁ...そうだ...僕は、
あの薬で....あの注射器を探せば...。」
倉庫を手当たり次第に探った『リオン』は、
不意に棚の上に無造作に置かれた
『ピージェクト』を手にし、さっそく
それを自身の首筋にあてがい...中に
混入されていた緑の液体を打ち込む
かひゅっっっっっ...。
「うっぐっ.....はぁはぁはぁはぁ...。」
すると、全身に充実感が戻りそれに
伴い“力”が蘇って行くのを感じた。
「...“回復剤”に...“デルメトール”???
これは、一体....。」
取り合えず手に入れた薬品を全て
ポケットにしまった少年は、次に
赤い液体を自分に打ち、注いだ...。

薬によって超能力が覚醒している
リオンだが、実は彼は元々...超能力者
だった、それは物体に触れる事で
そこに残った思念を読み取る事が出来る等の
力ーーー“メラトロピン”と呼ばれる
超能力だった....。
「おぃ!!こっちだ!!こっちに
あのガキがいやがった!!!」
ダッダッダッダッ!!!
警備員数名が通路を抜けて先へ
進んで来た少年を捕らえようと襲いかかる!!
「...........。」
「へへっ!!取り囲まれてんだぜ?
お前?恐がれよ???!!!」
「所長に報告する前に...こりゃ〜〜〜
リンチ確定だな?」
「....むかつくぜ!!レイを殺しやがって!!」
だが、少年はそれに微動だにせず
微笑んだ...何故か、あの薬を打った
後に起こる破壊衝動に歯止めをしようとも
しなかった...そして、次の瞬間!!!
ぐちゃっっっ!!!!
「にゅべべべっ!?!」
取り囲んでいた男の一人が吹っ飛んだ。
「なっなんぃ!?!!ぎぇふ!!?!」
べちゃちゃっっ!!!
次々に身体の関節が砕かれてゆく。
「たっ...助けてぇぇ!!!?」
ごきょっっん!!!
最後の一人は、首をへし折られ絶命した。

「....僕....は、僕は....こんな事を
望んだワケじゃないのに....。」
リオンは不意に正気に返り
辺りの凄惨な光景を目の当たりにして
自身の力に恐怖を感じる....しかし、
こんな所で歩みを止めるワケにはいかない
「....“冷凍室”???」
再び少年は、足を踏み出しさっき手にした
鍵を使い、部屋へその場から逃げるように
入って行った...。



Day’s one said up』-three-
(3.14.M)

「これはーーーー!?!」
『リオン』は部屋に入ると目の前に現れた
カプセルの中身を見て思わず声を上げた。
「...目玉...朱い...緋色をしている....。」
幾つもの目玉が液体内部で浮き沈みを
繰り返している...それを覗く少年を
睨みつけているようにも、それは見えた。
ぶしゅっっっっ!!!!
だが、リオンがこの病院施設の本来の
目的を直感で理解しつつあったその時だった
「扉が開かない?!」
突然、冷凍室の制御が異常を来(きた)し
閉じ込められてしまう!!!
「...機械を止めなきゃ!!....そうだ!!」
少年は、素早く行動しコントロール
パネルから“ヒューズ”を抜き取る...すると、
かひゅひゅひゅっっ....。
機械は停止し、温度も上昇して行く、そして
それに乗じて扉は開かれた。
「何かの役に立つかもしれない...。」
リオンは、手にしたヒューズをポケットに
しまい込むと、部屋を後にし、冷凍室の
異常によってロックが解除された
実験室へと入って行った....。

「ひっ!?りっリオン!!!!」
「くっ来るなぁ!!」
部屋に入ると、そこには研究員が
何かの実験によるデータ収拾を行っていた。
「僕の邪魔をしなければ....。
そこを通してくれないか?....僕は誰で
何であるか...知りたいダケなんだ!!!」
叫ぶ少年に畏怖する研究員達は、歩む
リオンから遠ざかり身をすくめる...。
「....うぁぁぁぁっ!!!!!」
だが、少年が次の部屋向かをうと
ドアノブに手を掛けた、その瞬間!!
シュバババババッッ!!!
背後からスタンガンを押し付けられ
物凄い電圧が彼の躯を駆け巡る!!!
「ひっひぃぃ!!!これでお前も
おしまいだなぁ〜りおんぉぉぉん!!!!」
研究員は半狂乱になりながら崩れ落ちた
少年の背中を何度も踏みにじった....。
「おぃ!!よせよ!!....実験体が
死んじまったら...意味ないだろ?」
もうろうとする意識の中で
リオンは、這いズリながら右手を研究員達に
向かいかざし....“レッド”を放つ
ぼっっっ!!!
「ひぃ!?!うぎゃぁぁぁ!?!!」
瞬く間に全身が炎に包まれ焼死した
研究員の仲間を置いて逃げようとした
一人にも彼の“力”が放たれた。
ぼしゅぉぉぉおっっ!!!
「やめ、やめぇうぎゃぁぁ!!?」
少年はゆっくりと立ち上がり
真横に見えた子部屋に誘かれる様に
入って行った....。

「“9607932”....?」
壁に刻まれた赤い文字は、数字を示していた。
「...そうか...ここで...。」
少年は、自身の力を使い此処が
注射を打たれた子供達が実験の為に
拘束されていた部屋だと、知る。
「...精神崩壊を起こして....いたのに!!」
実験の凄惨さを目の当たりにした
リオンは、誰にぶつける事も出来ない
怒りに震えた...。
「...僕の様な力を使える人間を
作り出している....。」
少年は、子部屋を出て階段を降り
14階に向かってゆく....全ての答えを
求める為に....。



TO BE CONTINUD,



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