これは一体何なのか?の説明


その1:TRPGから…

TRPG…和製英語である。したがって外国人には通じない、あしからず。
で、これが何かと言うと”テーブルトーク・ロール・プレイング・ゲーム”というものである。会話でRPGをする…になるのかな。 もともとRPGはアメリカでJ.R.R.トールキンという作家の書いた小説「指輪物語」に触発されて作られたと言われている。指輪物語の主人公になってみたい、そういう願望が生み出したものであろうし、誰でも思う事だとも言える。 で、出来たのが世界最古のRPG、D&D−ダンジョンズ&ドラゴンズ−である。このゲームでプレイヤーは戦士や魔法使い、エルフやドワーフといった異種族になりきって遊ぶことができる。 別世界の誰かという”役割(Rule)”を”演じる(Playing)””遊び(Game)”というわけだ。(ちなみに映画E.Tの冒頭で主人公のお兄ちゃん達が遊んでいるのがD&Dだ…)
日本では本来のRPGの前にコンピューターゲームとしてのRPGが主流になってしまったため、本来のRPGをTRPGと言っている。
で、ここは別にTRPGの解説の場ではないので、以下割愛。TRPGの解説をしてくれているところはネット上にいっぱいあるであろうし。
とりあえず→グループSNE


その2:んじゃ…

世の中にどれくらいの数のTRPGが存在しているかと言うと、答えは「いっぱい」…なのだな。”D&D”から始まって”T&T”やら”ルーンクエスト”やらが出来た。それぞれに背景世界が作られ、設定が作られ、ファンタジーだけでなく ”トラベラー”のようなSF−RPGも誕生。そのうち”シャドウラン”のような「近未来世界に魔法が復活」とか”バトルテック”のような「巨大ロボット」ものもある。もちろん、TRPGとは想像で創造の世界だ。だから想像&創造力だけあればいろいろと作れる。 ガンダムRPGとかも、もちろんある。RPGとは「剣と魔法」のファンタジーだけではないのだ。
で、ファンタジーだけではないとどうなるかというと、他にはSF、巨大ロボッ ト、サイバーパンク(近未来)、スチームパンク(近過去)、学園物、うさぎ 物(笑)、などがある。他にもいろいろあるだろう、きっと。人間の想像力の 分だけ、世界はあるのだ。


TRPGルール別リンク集


で、今回訳しているものが何と言われるかというと、”ゴシックパンク”である。どーいうものかというと、「ひたすら暗くて危ない世界」である。いや、正確には違うが、ま、そんなもんだと思ってもらえれば…


その3:ルールというものが有りまして…

ゲームであるからにはルールがある。もちろん、TRPGもゲームであるからしてルールがある。ファンタジーにはファンタジーのルール、SFにはSFのルール…。で、ファンタジーのキャラクターとSFのキャラクターと、同じ世界に出てきてははいけないだろうか? 江戸時代の侍が現代の東京に出てきたら?自衛隊が戦国時代にタイムスリップしたら?ナポレオンとハンニバルがモビルスーツを率いて戦ったらどうなるだろう?−いちいちルールを考える?
で、基本となるルールを作ってその上に補助のルールを付け加えることでRPGを行う汎用ルールが出た。SJGの”GURPS”だ。例えば、基本+マーシャルアーツさえあれば、ガンマンに挑む侍は演出できる。魔法は”マジック”やその上級ルールの”グリモア”、SFなら”ウルトラ・テック”、 格闘なら”マーシャルアーツ”で超能力は”サイオニクス”。うさぎさんを演 じたいなら”バニーズ&バロウズ”だ(笑)。”ロボット”があればガンダム も作れるし、”スペース”で銀河英雄伝説もできる。


GURPS Web Ring Japan


その4:と、いうことは…

”GURPS”のサプリメントである。いや、訳がね。しかし、本来この訳のゲームは”GUAPS”を作ったSJGがつくったものでは「ない」。ではどこが作ったのかというとWhite Wolfという会社が作ったWoD(ワールド・オブ・ダークネス)という一連のゲームを”GURPS”に移植したものである。 ・・・わーるどおぶだーくねす・・・良い響き(うっとり)・・・・・・・・はっ!いかんいかん、別世界に飛んでしまうところだった・・・。で、WoDにはどんなものがあるかというと、WtA(ワーウルフ・ザ・アポカリプス)とかMtA(メイジ・ザ・アセンション)などである。それぞれワーウルフとかメイジとかを演じるゲームである …そのまんま?そう、確かにそのままだけど…だけどね( ̄ー ̄)ニタリ…でも説明は他のところを見てもらうって事で


月夜の森
Jun.F's Homepage


で、どれも共通の背景を持っている。”ゴシックパンク”である。どんな世界かと言うと、世界は現代である。今の世界そのままなのだ。別になんたらいう創造神が作った剣と魔法の世界とか、地球を何十光年も離れた恒星系オメガの第何惑星とかいうんではない。19××年の現代ここ地球なのだ。
歴史も国家も体制も変わりはないー表向きはー。ただ、ちょっとばかり暗いのだ。いや、暗いと言うよりも現実の世界の暗い側面を全面に押し出した、といった方がしっくりくるかもしれない。現実より貧富の差は激しく、街を覆うのは光化学スモッグと退廃と汚濁。 社会は危険に、テレビには犯罪と戦争とスターのゴシップ記事が溢れかえっている。ストリートにはギャングが闊歩し、マフィアかやくざかがより強大に犯罪組織を支配する。流行の最先端のモチーフは”逃避と反逆”。教会の力は大きく、高層ビルの屋上からガーゴイルが地上を見下ろしている。 建物は威圧的で抑圧的、それが主流。若者は社会への憤りをラップに乗せる。(「ラップのテーマに恋愛や友情?そんなのくそくらえ!麻薬とセックスで代用しときな、この世に”本物”なんてありゃしねえ」「ふん、だから憧れてるんだろ?」)
そんな世界なのだ。


その5:何をロールプレイング?

いつの日に見失った心は 繰り返す忘れ去られた罪を
あやまちを育てその汚れた愛で 瓦礫に築く楽園


−L'Arc〜en〜ciel Forbidden lover−




Vanpire:the Masquarade
そう、ヴァンパイアである。現代のヴァンパイア、しかし血を吸いまくって人間虐殺ゲームではない。ヴァンパイアとはすでに人間ではない、が、人間以上に人間らしく、そうやって生きるものもある。なんとなれば彼等も人間だったのだから。 ヴァンパイアには生きるのに血が必要だ。生きるためには血を吸わねばならないーそれも人間の血をー。このことに対し耐えられる者はそう多くなく、耐えようとしない者はすでに”獣”に等しい。”永遠”は長いのだ。あなたには耐えられる自信はあるかな?人間の生き血を啜り、日の当らぬ闇の中で永遠を過ごすことに耐える自信は? 人が人であり続けるように、ヴァンパイアがヴァンパイアで居つづけることはできない。不死であるヴァンパイアは永遠に変わらない。だからこそ永遠ともいえる時間をかけて変わっていくのだー徐々に堕ちていくー。
ヴァンパイアは常に”獣性”に悩まされている。生態系においてほぼ最高位、最強の狩人たるヴァンパイアはその分だけ獲物を求める本能が強い。彼らは常に捕食者だからだ。だが、理性は人間でいることを望む。自らの”獣性”を抑えるために”人間性”という仮面をかぶり続けるのだーいつかそれが剥がされるまでー。 ヴァンパイアは踊りつづけるーMasquarade=仮面舞踏会ー
プレイヤーが演じるのは、自分であろうとし続け苦しむ、そういったヴァンパイアなのだ。


その6:で、ようやく本題(笑)

これは、「GURPS : Vanpire the Masquarade Companion」、の訳である。もちろん英語の苦手な学生の訳であるからまともではない。意訳誤訳がふんだんに散りばめられている。そんなものが何故あるかというと、どうせ誰も見ないからである。趣味ですな、こりは。 で、Companionであるからには当然こりは追加ルールである。この訳だけ読んでも何も分からないはずである。Vampire the Masquaradeが必要なので、あしからず。


ArcaneLibrary
おや、こんなところに…


かと言ってこれだけじゃ役に立たないかと言うとそうでもない。ただの読み物としても面白いと思う。読んでみるなり( ̄ー ̄)ニタリ
Vanpire the Masquaradeを読めばいいので、細かい用語の説明はしていない。そのうちするかもしれないけど、今のところ考えてない。と、いうわけでCompanionの内容だが、サバトのクラン(氏族)やエルダー用の新しいルールが載っている。サバト以外の氏族もだ。なので…

1、新しい特徴、技能
  サバト用、とかね。
2、エルダー用ルール
  エルダーとは年を経て強力になったヴァンパイアである。
  高レベルのディシプリンなどが載っている。
3、新しい氏族や血統
  主要13クランからカマリラ7クラン以外の残り6クラン
  滅んだ、もしくは大きな勢力を持てなかった血統3つ
4、サバト
  サバトの習慣とかもろもろの説明
5、ディシプリン
  新しいディシプリンで何が出来るかの説明
  深遠からの召喚とか、結構素敵なもの多数(笑)
6、その他雑多なルール
7、コンバート
  ホワイトウルフ版から、GURPSへキャラクターをコンバートする方法

といったものが載っている。


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