儀式スペル

モンスターコレクションTCG

シングル・イズ・ベスト

広い戦場で、ほんの一瞬の間にたった一人になってしまった彼は、こう呟いた。
「ちぇっ。やっぱり一人じゃつまんないや」
−寂しがり屋の小妖精−


エンシェント・レイン

その日空から雨が降り
全ての天使が消えたと言う
その日の雨の水溜り
全ての悪魔を消したと言う
その日の雨の止んだ後
全ての争い止んだと言う
あの日に降ったその雨は
天の嘆きと人は言う

「ふああ…雨ですねえ」
−古代の雨に立つ少女−


セルフ・ポートレイト

「ふふふ…どう、自分の姿を目の当たりにする気分は」
そこには黒の少女が2人立っていた…まったくの同じ少女が…
「あなたの姿、借りるわね。」
一方の少女のその物言いに、もう1人の少女の眉が微かに動いたようだった。
「あまり、いい気はしないですね…」
その、底知れぬ怒りを含んだ言葉に、しかし、少女は微塵も動じなかった。

「…怖いにゅう…(;▽;)」
−居合わせてしまった1番の犠牲者:小妖精−


メテオ

「この人は優秀な召喚術師で、なんと『メテオ』まで唱えられるのよ!」
そう言われた、カードを持った女の子の口から、こんな声が漏れた。
「ふああ…?」
………
「はったりね」「はったりだにゅう」「はったりだな」
「本当なのよ〜〜〜!!!」
悲痛な叫びがこだました。
−本業は占い師−



古代王国の遺産

オーシャン・ロード

「知ってるかい?小僧」
海賊だった冒険者は、嫌いなはずの小人に語り掛けた。
「この海には王がいる。」
小人は、黙って聞いている。
「王のもとに、全ての水の者は集い…」
海は…穏やかだ。
「やがて、陸地の全てすらその足元に平伏すだろう」
「信じるかい?王の存在を?」
小首を傾げる小人を見て、彼女は微かに微笑んだようだった。


ロケート・オブジェクト

今日の夕方頃、小さな妖精を見かけた。
緑色の服を着て、ピンクの髪をお下げにした僕よりもちっこいのだ。
「何してるの?」って聞いたら「探し物してるの」だって。
「何を?」って聞いたら「モップとコルセット」だって…変なの…。
ローブを着てる人間に頼まれてお手伝いなんだそうだ。
それで、僕は親切にもこう言ってやった。
「そんな疲れることしないで、踊ろうよ。とっても楽しいよ♪」
そしたら、その小妖精、「う〜ん、今はいいよ。また今度ね」とか言って
どこかにぴゅ〜って行っちゃった。
後で聞いたら、プラウニーっていう妖精らしい。ほんと、まったくもって失礼だ。
せっかくのダンスの誘いを断るなんて、妖精の風上にもおけないやつ(ぷんぷん)
いつかこらしめてやる
−とある草原の小人族の日記−



魔導師の黙示録

イエスタデイ・ワンス・モア

現在は過去の延長であり、未来は現在の向こうにある。
そして川を流れる水のように、時を遡ることは出来ない。
だが、ただ一つ、時間を遡る手段があるという。
過去を変えたいと願い、人はその手段を切望する。
だが忘れてはいけない。
過去があるからこそ、今の自分があるのだということを。
−過去を変えてしまった老人の言葉−


セブン

私の手にある7枚の札がぼんやりと光出すと、私を取り囲みぐるぐると廻り始めた。
「人間には欲がある」
暗闇の中、師の声だけが響き渡る。
「その札は人間の欲望を表すもの…、すなわち、『7つの大罪』なり」


デジャヴ

「う〜ん…?。なあ、この問題、何か見たことないか?」
「……お前、去年もこの試験受けたじゃないか……」
「ああ!そっか。ど〜りで見たことがあると思った。」
「……(ぽそっ)来年も頑張れよ」
−魔法大学、試験期間の日常会話。基礎編−


プライド

「あれっ?どこに落としたんだろう?」
−草原の小人族−


メイクミラクル

「うはぁ〜」
ようやくキマイラを倒した私達は、おもわずその場にへたり込んでしまった。
「それにしても運が良かったわ。たまたま投げた短剣が
あいつの目に当らなかったら、本当に危なかったわね。」
私がそう言うと、当の本人から返事が返ってきた。
「たまたまじゃないよ。僕はちゃんと狙って投げたんだ」
ブーたれる草原の小人族に、私は冷たく言ってやった。
「たまたまだったじゃない。」
このやりとりは、街に帰り着くまで続く。
−××の手記−





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