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探女の願いを聞き届けた神崎は、急いで仲間たちに連絡を取った。 30分後、信明寺の応接間には、PC全員と黄、赤ん坊のナツコを抱いた住職が勢揃いしていた。 | |
| DM | 比呂が探女にかわったことをのぞいたら、初めてここに来たときと、ほぼ同じメンバーが揃ったことになるね。で、探女はみんながそろうと、厳かに口を開く。 |
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| 探女 | 『あなたがたと別れてから、比呂様は単身、天の鏡を探し続けておられました。そして、苦労の末に、鏡を盗んだのが、とある新興宗教団体の教祖の仕業であったことをつきとめたのです』 |
| 真藤 | もぐもぐ。(落ち葉で焼いたイモを食ってる)「あれ、神崎さんも食べますか」 |
| 神崎 | 「いや、今はいい」 |
| 真藤 | 「立花さん、肥えるけど、食う?」 |
| 立花 | べきっ。(殴る) 「続けてちょうだい」 |
| 探女 | 『ですが、その教団は既に解散していました』 |
| DM | オカルトに詳しい立花なら知ってるかもしれないが、この教団はここ2、3年で急速に力をつけて来てて、これからも伸びて行く勢いこそあったけど、消滅する気配なんて全然なかった。余りにも突然過ぎて、一時話題にもなったくらいだ。教団が解散したのは、鏡が盗まれた日から3日後。総本部のあった建物が、中にいた教祖や、幹部ごと、突然消滅し、朝になってみると隕石が落ちた後のように巨大なクレーターが残されていたそうな。 |
| 一同 | …………。 |
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首脳部を失った教団は自然消滅し、手掛かりが殆ど無くなったが、それでも比呂は苦心の末、教団幹部のリストを入手した。そして、そのリストに書かれた人物を一人一人、しらみつぶしに当たっていくうち、これは、という人物を探り当てたのだった。 | |
| 神崎 | 「だれ?」 |
| DM | 探女は覚えとるかなぁ。ここは、運試ししてもらおうか。(笑) 神崎は、命運で振って。 |
| 神崎 | ムチャをいうな!(笑) パーティーで一番低いんだぞ。……成功。 |
| 一同 | おおっ。 |
| DM | (嘘…)……じゃあ、覚えていた。『綾津國何……という名前でした』 |
| 立花 | (無言で拳を固め)ばっこーん! |
| 真藤 | 「なんで、オレを殴るんだぁっ??」 |
| 紫 | 怒りのはけぐち。(笑) |
| 真藤 | 「いてぇぇ」(うるるっ) |
| DM | ここまで突き止めることが出来たのは、当然、比呂一人の力ではない。彼女には協力者がいたらしい。だけど、探女はその人のことはよく知らないと言っている。 |
| 探女 | 『綾津國何は、この吉祥寺にあるシオンホテルの最上階の一室で暮らしていたようです』 |
| 立花 | え? だって。おじさんの家は…… |
| DM | ああ。これは彼が『亡くなった』後のことのようだ。 |
| 神崎 | 死んでからのことは責任もてんもんな。 |
| 立花 | うん。だって、死んだと思ってたんだから。 |
| DM | シオンホテルは、あの黒須総合病院と、道路を挟んで向かいにある。だから、君達も見たことくらいはありますね。 |
| 探女 | 『かの教団の残党は、いまだ活動を続けており、幼子をかどわかしていました。そのことを知った比呂さまは大変心を痛められ、ご自分は綾津のもとへ向われる一方、彼の者共のたくらみを阻止するように頼むため、守役の私をあなたがたのところへ遣わされたのです』 |
| DM | で、君達の元に向かう途中、MP切れをおこして、水溜りになってた、と。(笑) |
| 立花 | 水溜り…… |
| 神崎 | まぁ、結果的には、比呂ちゃんの考えどうりの結末になったし。(笑) |
| 真藤 | 偶然、(探女溜まりを)踏んで良かったね。あのとき、別の道を通ってたら大変よ。(笑) |
| DM | 半身とろけちゃってたせいで、記憶も曖昧になってたのね。記憶を取り戻した探女は神崎のほうに向き直る。 |
| 探女 | 『正気でなかったとはいえ、竜一様と交わした契りは本物です。命を懸けてお仕えする気持ちは、今でも変わりありません。だけど、どうかお願いします。比呂様をお助け下さい』 |
| 真藤 | もてもてー。 |
| まりあ | 人間外にもてもてー。(君が言っていいのか?) |
| 神崎 | ひどい……。(泣) 「でも、約束するよ。手伝うって」 |
| DM | じゃあ、『うれしい』と言って、神崎に抱き着いて来るな。(笑) |
| 他のPC | ひゅーひゅー。(笑) |
| 探女 | 『さっき、比呂様の心を受け入れたときに分かったのですが、比呂様は、シオンホテルがある西のほうに囚われているようです』 |
| 立花 | ホテルにいく。(きっぱり) |
| 神崎 | うん。比呂ちゃんには、以前、いろいろお世話になったしな。 |
| まりあ | 破魔矢もいっぱい使わせちゃったし。(笑) |
| 紫 | ダーク(の属性)も増やしたし。 |
| 神崎 | でも、何か言いたそうだったな。『薬』がどうとかって。 |
| まりあ | 覚醒剤がきれたって感じだった。(笑) |
| 紫 | 私もそう思った。(笑) |
| DM | (ぼそりと)覚醒剤のほうが、マシなものかも…… |
| 立花 | ニトログリセリンとか?(一同爆笑) |
| DM | たしかに怖いな、それは。(笑) |
| 真藤 | ホテルか……オレはどうしようかなぁ。 |
| 立花 | 別に来なくても良いのよ。(一同爆笑) |
| 真藤 | 紫ちゃんが行くのなら、オレもいこうかなぁ。 |
| まりあ | あ、ターゲット変えたか。 |
| 真藤 | みんな……オレって、みんなにどう思われているわけぇ? |
| DM | 一度、『私の真藤像』という題で、全員に30字以内にまとめてもらうか。(笑) |
| 神崎 | それはいいけど、「みんなはどうする?」 |
| 紫 | 「私は、新宿にいってみたい。別行動を取ったら迷惑になっちゃうかなとも、思うけどさ」 |
| 神崎 | 「とりあえず、順を追っていかないか? 一人で行動するのは危険だろうし。俺達も、力は貸すから」 |
| 立花 | 「それに、新宿までどうやって行くの?」 |
| 紫 | 「わかんないけど……今なら、ここから出て行くこともできそうなんでしょ」 |
| 立花 | 「それはいいけど、車かなにか必要じゃない」 |
| 紫 | 「人間には足ってものがあるでしょう。新宿ぐらいいけるでしょ」(笑) |
| DM | 徒歩モードに入るなら、その移動時間だけで今回の話は終わるかな。(笑) |
| 立花 | 奈良さんをよびつける。(笑) |
| DM | 立花は名刺もらってたからな。(笑) |
| 立花 | あ、あたしがもってたんだっけ。 |
| 神崎 | 「紫ちゃん……訳がありそうだけど、一体何があったの?」 |
| 紫 | 「うーん。何がっていうわけじゃ、ないんだけどねぇ」(笑)「なんとなく、新宿にいかなきゃならないような気がしたんだ」 |
| 立花 | (冷静に)「なにがあるっていうの、新宿に。なにを探そうと思うの?」 |
| 紫 | 「分からない」 |
| 立花 | 「それだったら、さきに近い方から解決したほうが……」実は私情が入っている。(一同爆笑) |
| まりあ | 完璧、私情だ。(笑) |
| 立花 | 「私は、はっきり言って、國何さんのニセものを潰しにいきたいから」 |
| 真藤 | 「どっちにしろ、はやく決めてくれー」 |
| 紫 | 「探女ちゃんの話を聞いたら、凄くヤバそうな気がするしなぁ」 |
| まりあ | 「そこの二人(立花と紫)で、私情と私情をたたかわせてなさい」 |
| DM | その間にも、時間は刻々とたっていく。(笑) |
| 紫 | 「とりあえず、そのなんとかホテルに行かなきゃならないのかなぁ」 |
| 真藤 | どんなホテルですか? |
| DM | いたって普通のシティホテルです。 |
| 紫 | ラブホテルじゃないのか。 |
| 立花 | (冷たい声で)ラブホテルだったら、そのまま抹殺する。 |
| 真藤 | 「と、とりあえず、行くってきまったんだったら、行かねえか?」 |
| 立花 | 「真藤は、ほっといていく」 |
| 真藤 | 「ううう……」(泣) |