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一行は、住職の勧めで自転車を借りて行くことになった。が、寺には自転車は2台しかない。 | |
| 紫 | 3人も、のれなーい。 |
|---|---|
| 立花 | 真藤、走れ。 |
| 真藤 | オッケイ!(笑) |
| DM | きれいにきまったなー。(笑) では、二人乗りチャリンコ部隊と、真藤は出発する。ところで……君達の装備は、真昼の町中では非常に目立つんだけど。(笑) |
| 真藤 | オレはフリッツヘルム(軍用ヘルメット)とカイザーナックルとサバイバルベストとジャングルブーツだけでいいや。 |
| 立花 | …………。 |
| DM | ほうほう。そういう、イデタチでランニングしているわけね。(一同爆笑) |
| 真藤 | でも、軍用スコップは目立つから、小太刀だけにしよう。 |
| 神崎 | 目立ちそうな荷物は風呂敷に包もう。(笑) |
| 紫 | 鏡も置いていこうかな。黄さんに預けていく。 |
| 真藤 | だだだだだだっ。 |
| DM | では、とうちゃーく。バスで二駅程だから、自転車ならすぐに到着する。 |
| 立花 | 病院の近くか。 |
| 真藤 | 前だよ。目の前には、ほら、クレーターが。 |
| 紫 | そっちは見ない。 |
| 真藤 | 再び神崎さんを突き落とす。どんっ。 |
| DM | どうでもいいけど、神崎の後ろに乗ってる紫も巻添えになっておちるぞ。 |
| 神崎 | 「広人ぉぉ!」 |
| 紫 | 「ばかぁ!」ひるるるー(落ちていく擬音)。 |
| DM | ダメージね。 |
| 真藤 | そんな、淡々と。(笑) |
| 立花 | 怪我したら、真藤から命運をかっさらえばいい。(笑) |
| 紫 | (気を取り直して)それにしても、このいで立ちでシティホテルの中に入るの? |
| 立花 | あ、そうか。うーん。(悩) |
| 神崎 | あううっ。大荷物だ。 |
| 紫 | 模造刀に、小太刀。きわめつけがアームターミナルだもんね。 |
| 神崎 | 我ながら、むちゃ、あやしいな。(笑) |
| 真藤 | 気にせず、自動ドアの前に、のすっと乗る。 |
| DM | 自動ドアはあきますけど、ガードマンが君の前にたちはだかる。(一同爆笑) |
| 立花 | それじゃあ、「この人とは関係無いです」と言って横を擦り抜けて入る。 |
| ガードマン | 「こらこら、君も待ちなさい」 |
| 真藤 | 「ここ、なんなんすかぁ?」 |
| ガードマン | 「なにって、シオンホテルだよ」 |
| 真藤 | 「オレ、泊まってもいいスか?」 |
| ガードマン | 「だめだよ。今日は」 |
| 一同 | 「今日は?」 |
| ガードマン | 「最近、世間で妙なことがおこっていただろう?」 |
| 真藤 | 「そういうときだからこそ、お金、稼がなきゃあ」(笑) |
| ガードマン | 「だからだよ。ここもずっと閉鎖されていたんだがね、どうにか町も落ち着いて来たみたいだし、営業が再開できるかどうか確認するために、今日はオーナー企業の視察があるんだ。本日に限って、関係者以外は立ち入りは禁止だそうだ」 |
| 立花 | 「あの、ここの最上階に綾津國何って人が泊まってるでしょう?」 |
| ガードマン | 「いや、宿泊客はいないよ」 |
| 立花 | ええっ? 「ずっとリザーブしてるはずなんだけど?」 |
| ガードマン | 「そういうお客さんも、みんな出て行かれたそうだがね」 |
| 立花 | 「そうなの……?」 |
| まりあ | 「やっぱり、接客マナーなんかも考慮にいれないとねー」 |
| DM | ガードマンはゆずらないね。 |
| 真藤 | 「あのー、何時ぐらいに、そのオーナーってのはいらっしゃるんですか?」 |
| ガードマン | 「さぁ、もうそろそろ来るはずなんだが」 |
| 真藤 | じゃあ、かくれて、そのオーナーの顔をおがんでやろう。 |
| まりあ | なんで、そこまでする必要があるの? |
| 真藤 | いや、なにかてがかりがあるかなー、と思ったりしたんでね。 |
| ガードマン | 「君、もしかしてオーナーの知り合い……のワケはないよな」(一同爆笑) |
| 真藤 | 「オーナーの名前を教えて下さい」 |
| ガードマン | 「個人じゃないんだ。クレハ・コーポレーションってしってるかい?」 |
| 真藤 | (立花を見て)電話だ、電話っ。 |
| 立花 | 「今日来られる方の中に奈良さんという人もいらっしゃいますか?」 |
| まりあ | 「楠木奈良さん」 |
| ガードマン | 「さぁ……」 |
| 紫 | (暗い声で)「もうやめようよ、こういうの」 |
| 真藤 | 「どうして?」 |
| 紫 | 「だってお客さんが目当てだったのに、だれもいないんでしょう。じゃあ、ここには、もう用はないじゃない。ここに國何さんがいるかどうかなんて、分からないし」 |
| 立花 | 「うーん……」 |
| 真藤 | 中に入りたい。(笑) |
| まりあ | 「トイレかしてー」 |
| 神崎 | 成程、いい手かもしれない。 |
| ガードマン | 「となりにも、ビルがあるじゃないか」 |
| 真藤 | 「ここのトイレじゃなきゃヤダー」 |
| 立花 | 「なんや、それは」(笑) |
| まりあ | 「いやなの、いやなの」 |
| 真藤 | 「女の子が困ってるんス」 |
| ガードマン | 「かしてあげたいのは山々だけど、今日はねぇ」 |
| 真藤 | 「あんた、それは人間としてイケませんよ!」じゃあ、ガードマンさんに比呂ちゃんの容姿をつげて、こういう女の子を見ませんでしたか、とたずねる。 |
| DM | (ダイスを振って)うほー、いい目だ。88。(笑)「見ないねぇ」 |
| 紫 | 立花たちが問答してるうちに、探女を召喚して、もう一度、比呂ちゃんの気をさぐらせようよ。 |
| 神崎 | そうだな、物陰に隠れて。基本操作、DDS共に成功。 |
| DM | ぴょーん。『呼ばれて、飛び出て、ジャジャジャジャ〜ン』 |
| 神崎 | 呼び出すたびに、性格が変わっている。(笑) |
| 探女 | 『リューイチ様 お呼びですかぁ』 |
| 立花 | もとに戻ったと言うべきか。 |
| DM | どうやら、こっちが地の性格みたいだ。 |
| 探女 | 『なにか、サグメに御用ですか?』 |
| 神崎 | 今も、ここから比呂ちゃんの気を感じるかな? |
| 探女 | 『うーん……(ころっ)ほんとに、かすかだけど、上のほうから感じるような気がします』 |
| 真藤 | くそー、オレにサバイバル技能があれば、上までのぼっていけるのに。 |
| DM | ギャラリーが、わんさと集まりますな。(笑) |
| 神崎 | ピクシーを召喚して、窓から見て来てもらう。 |
| DM | (うまい手だな)不可能じゃない。 |
| 紫 | あたし、飛べるよ。 |
| 一同 | 目立ち過ぎる!!(笑) |
| 神崎 | あやしすぎるぞ。(笑) |
| 紫 | だったら、ピクシーだってあやしいじゃんか。(すねる) |
| 探女 | (唐突に)『リューイチ様、誰か来る』 |
| 神崎 | 「えっ?」 |
| DM | 数秒後、通りの向こうから、派手な外車が現れた。 |
| 神崎 | 様子を見ている。 |
| DM | きききききっと急カーブして、車はホテルの地下駐車場へと滑り込んでいく。 |
| 真藤 | しばらく見ている。 |
| DM | すると、中から、ガーンという音が聞こえる。 |
| 一同 | はぁぁ?(笑) |
| まりあ | 「へったくそー。車庫入れ失敗したな」(笑) |
| DM | 「ああっ、やってもーたぁ」と言う声が聞こえる。(笑) 若い男の声だね。そして、頭をかきながら、スーツ姿の男が駐車場から出て来ます。 |
| 真藤 | 顔は、見覚えある? |
| DM | ありません。日に焼けた、若いお兄さんですね。シャープでシンプルなグレイのスーツの下に、鮮やかなサファイアブルーのシャツを襟元を大きくあけて着ている。 |
| 真藤 | いいとこのバカ息子ってところだな。 |
| DM | スーツを着用しているけれども、丸顔で童顔のためか、神崎よりも幼く見えるね。で、全員、知力チェックして下さい。立花と神崎が成功? なら、そのおにいちゃんのスーツの襟元に小さなバッヂがついていることに気付いた。 |
| 神崎 | (ひらめいたように)見覚えある? |
| DM | 君はある。かつて、奈良の胸元にあったのと、同じマークだ。ただ、奈良のものは銀色だったが、今、目の前にあるのは金色です。 |
| 神崎 | 格上なのか。 |
| 立花 | バカ息子にしか見えないのに。(笑) |
| 若い男 | 「いやー、まいったまいった。おいキミ、悪いけど、俺のかわりに入れなおしといてよ」(と言って車のキーをガードマンに放る) |
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有無をいわさずガードマンを駐車場へ送り込み、そのままホテルの中に入りかけた男は、ふと、何かに気付いたようにドアの手前で振り返った。しばらくきょろきょろしていたが、やがて神崎たちが隠れている物陰で視線をとめると、すっと目を細めた。 | |
| 紫 | かくれてます。 |
| 真藤 | がんばって隠れている。 |
| DM | では、彼はいたずらっこのように笑って「知らないよ」と言います。そして、くるりとドアのほうを向いて、ホテルの中に入って行く。 |
| 立花 | 「挑発に乗るか、乗らないか」(笑) |
| 紫 | 『リーディング』! 抵抗されそうな気がするけど……普通に成功。 |
| DM | (ころころ)読めますね。じゃあ、1D6でもう一度。 |
| 紫 | (ころっ)4です。ニセ情報を混ぜたくなる番号。(笑) |
| DM | また、そういうことを。(笑) では、『入りたそうなのに、いいのかな? それに、あいつらの気配もしたと思ったんだけど』 |
| 紫 | 気配? 「うーん、挑発に乗るか」 |
| 立花 | 乗るぞ。「いくわよ、ユカちゃん」 |
| 真藤 | まって。『求問持聡明法』(予知の一種を行う、瞑想法。マントラの技)を使ってみたい。 |
| 紫 | そんな時間のかかるものやめて。一時間ぐらい、かかるでしょうが。ガードマンがいないスキをねらって行く。 |
| 立花 | じゃあ、入りましょう。 |
| 神崎 | (ターミナルに手をかけながら)ごめん、探女。また呼ぶから。 |
| 紫 | え、またしまうの? |
| 神崎 | だって、このまま連れていったら目立つだろう? |
| 紫 | 変形とかできないの? 服だけでも、普通の着物に着替えるとか。 |
| 探女 | 『衣服を替えるのですか?』 |
| 神崎 | で、できるの? |
| 探女 | 『リューイチ様が、おのぞみなら。どろーん』 |
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白いもやが一瞬探女の姿を包んだ。 | |
| 探女 | 『ぴろり〜ん。セーラー・サグメ登場 』(一同爆笑) |
| 真藤 | 「セ、セーラー服。も、も、燃える(萌える?)ぅっ!!」 |
| 神崎 | 「さ、さぐめぇ……」(情けない声) |
| 真藤 | 「探女ちゃん、なかなかイイよ、それ。センスあるじゃん」 |
| 立花 | 「このロリコーン!」どげしっ。(殴り飛ばした) |
| 探女 | 『リューイチ様、お気にめしませんか?』 |
| 神崎 | 「悪いとは言わないけど」(弱笑) |
| 紫 | (冷め切った声で)「いこかー」 |
| 立花 | 「ユカちゃん、一緒にいこっか」(笑) |
| 真藤 | 「やはり、スカートは思いっきりたくしあげて太腿まるみえの状態でしょう。当然ひざ上10センチ以上で……」(ぶつぶつ) |
| 神崎 | 「広人……一体何を期待しているんだ」 |
| 真藤 | ええっ、どきどき。(笑) 「男のロマンでしょう、神崎さん」 |
| 神崎 | 「…………」 |