SHIN-DigitalDevilStoryTRPG― "BIRTH"
クレハデパート
DM けっこう人が集まってますね。やっぱ大事件だし、マスコミ関係の人たちも多いですね。
紫 ヤジ馬だらけだなぁ、そりゃ。
DM 紫さんはオバさん(明美の母親)と会います。電話で聞いたとおり、デパートは白い蜘蛛の巣のようなもので覆われています。まるで、巨大な蚕の繭ですね。そのまわりを警官隊の人達がとりかこんでいて、一般の人達はそばに近付けなくなってます。そういうところへ、神崎君も白虎とともに、たどりつきます。明美さんのお母さんは、心配で心配でたまらないようです。ここで、二人とも直感チェックをして下さい。
紫 えーと、どうすればいいの、コレ?
DM キャラクターシートの特性値の一つ、直感を対象として、10面ダイスを2個ふって下さい。ふる前に片方を10の位、もうひとつを1の位とします。そうして出た結果が、直感の数値以下なら、チェック成功とします。また、こうした特性値のチェックは、『スワップ・ダイス』が可能です。
紫 スワップ・ダイスってなんのこと?
DM スワップ・ダイスというのは、ダイスを振った後、10の位と1の位を自由に交換出来ることです。特性値チェック以外にも、『回避チェック』『技能チェック』『覚醒チェック』の時にも、スワップは可能です。
神崎 だけど、いくらスワップできても、直感は20だしなぁ。
紫 あたしも、22だ。(ころころっ……ダイスを振る擬音)56、全然ダメ。竜ちゃんは?
神崎 05で成功!
DM オッケイ、じゃあ神崎は警官隊に混じって、いかにもエリートって感じの、ブランドスーツを着た若い男を見つける。その男はみんなが騒いでるいのをおもしろそうに見ていて、いかにも、『ヤな奴』って感じですね。その男のスーツの襟元には、ゲーム『真・女神転生』の六芒星のマークの小さなバッヂがついている。
神崎 なんか、ヘンな奴、と思って見ておく。
DM みなさん、特に何かすることはありませんか?
神崎 白虎とふたりで。壮絶だのぅ、と言って見物している。
DM のんきじゃのう。
神崎 だって、近づこうにも、近付けないんでしょ?
紫 じゃあ、警察のおじさんに、中にいる人はどうなっているのか訪ねる。
警察官 「私の立場で、答えられることではありません」
紫 なんじゃそりゃー。あの蜘蛛の巣にひっつけてやるぞ!(笑)
DM すると警察官のおじさんは、さっと顔色をかえるね。「冗談でも、そんなことを言っちゃイカン! 現に、今一人が絡まれていて、ひどいことになっているんだ!」
神崎 えっ?どこどこどこっ?
DM (うれしそうだなぁ)おじさんが示したほうに、体中を蜘蛛の糸にからみつかれて、みうごきがとれなくなっている警察官が本当にいるね。
神崎 近付くまいと心に誓いつつ、さっきのアヤシイ兄ちゃんを気にしておこう。
DM その男(アヤシイ兄ちゃん)は、警察官に向かって何か言ってるけど、話の内容は分からないね。
紫 言ってるのは、わかるの?
DM うん。命令してる感じだね。
神崎 じゃあ、おえらいさんなんだな。
DM じゃ、これ以上なにもすることはないね? すると、気付いたら、偶然にも君達(神崎&紫)は近くに立っています。
紫 ご都合主義的に近くに立っているのね。(ええ、その通り)
DM そう。まるで、運命に導かれるように。『ああっ、あの夢の中で出会った人が、そばにいる!』
紫 ご都合主義に導かれるように。(一同爆笑)
DM 夢であった人だと、気付いて下さい。
神崎 夢って、そんなに覚えてるかねぇ。ま、いいか。
DM そして、もうひとり、夢の中で出会った人物、黄さんもいますね。彼は難しそうな顔をして、建物を見上げてます。そのとき、後方で「人が倒れたぞ!」という叫びが上がりますね。
一同 おお?
DM みんなの注意がそちらへ向きます。そうするうちに、(コロコロっ)神崎君、君の隣の白虎がぱたりと倒れます。
神崎 げっ!? 「白虎、どうしたッ?」
DM 白虎が倒れた背後には、ロングヘアーの美人のお姉さんがたっていて、倒れた彼をながめているね。そして、君に気づくとにっこり笑って、ついてこいというような感じで背を向けて、歩いて行く。
紫 わぁ、竜ちゃん(神崎のこと)、モーションかけられてるぅ。(笑)
DM 女の人は、人込みを進んでいくんだけど、途中、擦れ違ったサラリーマン風の人と、わざとぶつかる。と、ぶつかられた人は、白虎のようにバタリとたおれる。
神崎 うげっ!?
DM そんな風に女の人は、ばたり、ばたりと人を倒しながら進んで行く。
一同 うわーっっ。
紫 ちょっとぉ、まわりの警官とか止めないの?
DM あたりはパニックになっているし、あちこちで人が倒れるために、気付かないようだね。
紫 しかたないな、ここは順当にその女をつけていく。
神崎 白虎を背負ってついていく。
紫 背負って行くの?
神崎 だって置いていく訳にもいかないし。
紫 まぁねぇ……ころがしといても困るしね。
DM 女の人は建物の裏の立体駐車場のほうへと消えるよ。駐車場のほうも、やっぱり見張りの警官がちょっといるけど、みんな倒れています。
紫 え? もう倒れてるの、すでに。
神崎 えらいことだぁ。
DM 女の人の姿はない。駐車場のなかも、例によって、蜘蛛の巣だらけだね。だけど、きみたちの目の前で、まるで夢で見たように穴が開いて、それはどんどん広がっていく。
神崎 ときに、白虎は起きる気配はない?
DM まったくナシ。(きっぱり)
神崎 (ため息)やっぱり、ここは連れていくしかない!
DM あとからやって来た黄さんは、すすんで入って行こうとしますね。「あの夢にはきっと意味があるはずだ。俺はそれを確かめに行く!」ずかずか入って行きます。
紫 しょうがないから、追いかけて入っていくよお。
神崎 白虎を担いで。
DM すると、夢のとおり、するすると道が開けていきますね。ふと、後ろを振り返ると、なんと、蜘蛛の巣がとじていきます。
紫 げっ、帰れない!
神崎 白虎をつれてくるんじゃなかった〜!
紫 このまま蜘蛛の巣にとじこめられて終わりかあ?
神崎 足かせができてしまった気がする……。(おいおい)それでなくても、強くないのに。
DM がんばることだね。そもまま進んで行くと、夢で見たようなガラス戸につきあたる。君達がドアの前にたつと、まるで招くように開いていく。
紫 ‥‥やっぱり、白虎クン、置いていったほうがいいんじゃないの?
神崎 でも、ここにおいといて、蜘蛛の巣にからめとられるわけにも‥‥。
DM それそれ、蜘蛛の巣はどんどん閉じてきているよ。
紫 うわー。
神崎 追われるように中に入る。
DM 黄さんは、なんの迷いもなく入る。君達が中へ入ると、扉はばたんと閉じた。