DM 中には結構生存者がいるね。えーと(ダイスを振って)51人、は多いな。半分の25人の人がいます。みんな、憔悴しきってますね。
紫 (ハッとして)明美いない? 「明美はいないのっ?」
神崎 鳥羽はー?
DM 加護チェーック!
神崎 (ころころっ)だめだぁ‥‥。
紫 (ダイスを振った姿勢のまま沈黙)
神崎 そっちも、ダメなようだな。(笑)
DM いませんねぇ。二人とも。
紫 ええ〜ん。(泣)ということは、どっかでミイラ?
神崎 ミイラかよ‥‥。いけない。それはいけない。必ず捜し出さないと。
紫 うん、そうよね。
DM 話を戻すよ。生存者たちは皆、疲れ切った顔をしているが、その中で1人だけ元気な女の子がいるね。彼女は君達のほうに近づいて来る。
女の子 「ああ、明智くん。お帰りなさい」
明智 「風見センパイ、この人たちも生き残りらしいんです」
神崎 (息を飲む)
紫 何センパイって?
DM 『かざみせんぱい』
神崎 ‥‥ちょっと、姿を隠してもいいですか?(そこまで、おびえんでも)
DM 彼女は、二十歳前くらいの、ボブヘアの女の子だね。タイトのミニスカ、革のブルゾン姿で、ヒールの高い靴をはいている。
紫 きわどい。って、あたしも似たようなモンか。(笑)
女の子 「よく無事だったわね。私は風見 つらら。ここは、どういうわけか邪気がないの。ヘンはものは入ってこれないから、安全よ」
明智 (ほこらしげに)「この人は、おれのバイトの先輩なんです」
紫 ふーん。
DM で、明智くんが、君達が結界の外からやって来たということを告げると、それまでにこやかだった、つららさんの顔つきがかわるね。
つらら 「あの結界を、あなた達が破ったというの?」
紫 「いや、破った訳じゃないけど」
神崎 「破ってくれた人がいて、それについていっただけなんです」
二人がここへ来た過程を話すと、つららは少し考えこんでから口を開いた。
つらら 「これはあたしのカンだけど、あなたがたがここへきたのは、ただ知り合いの方を助けるためだけじゃないような気がする。あなたたちには、何かすべきことがきっとあると思うわ。多分それはあなたたちじゃなきゃ出来ないことよ。‥‥見たでしょう? 二階への階段の奇妙な闇を」
二人 ああ、あのまっくろなやつ。(笑)
つらら 「わかってるだろうけど、あれは自然の暗闇じゃないわ。闇を操る悪魔の仕業よ」
神崎 ほっ、行かんで良かった。
つらら 「一階と、地下の生存者は、私達が見つけて、ここに集めた人たちで全部だと思う。ここに、あなたたちの知人がいないのなら‥‥」
二人 二階にぃ〜っっ!?(絶叫)
つらら 「上の階にも、ここのような場所があるかもしれないわ」
紫 ということは、竜ちゃん、行かざるをえないというワケね。
神崎 とほほ。
明智 「白虎ってヤツのことは、こっちで預かるよ」
つらら 「とはいっても、ここがいつまで安全か分からないし、この人たちもほとんど限界なの。あたしたちだって、いつまでもつかわからない」
紫 でも、まあこのアギにいちゃん(明智のこと)がいるし。
神崎 彼女は、そのセンパイだから、さらに強いんだぜ。(苦笑)
つらら 「あの二階の闇をやぶるのはむずかしいでしょうね。これを持っていきなさい」
つららがさしだしたのは、小さな玉石だった。
つらら 「これは封印石。このなかには、ウィル・オ・ウィスプが封印されているの。この妖精のCP(抗体ポイント)分のMPを消費することで、召還することができるわ。この子の力は、あの闇を破る力にきっとなると思う。私達はここを離れる訳には行かないから、あなたにこの子を託す」
紫 「わかった」 このウィスプは、仲魔ってことになるのね。
DM と、君達が立ち去ろうとすると、「待って下さい」と呼びかける人がいるね。はい、どうぞ。出番ですよ。
新プレイヤー へ?
DM えーとね。君はこの事件に巻き込まれた客の一人だ。ここで、他の人達と共に避難していたのだが、危険を顧みずに自分の友人をさがしにいこうとする三人の心意気に感動したのだ。かつ、君には弟さんがいるのだが、昨日のパニックに巻き込まれてはぐれてしまったままになっているのだ。
新プレイヤー ‥‥ということで、『私も連れて行って下さい』というパターン?
DM そう。(笑)
神崎 ところでさぁ‥‥黄はなんの目的でここに来たんだ?
黄 「俺はあの夢に運命のようなものを感じる。それが何なのか突き止めるまでは、ここから退くつもりはない!」
DM と、勝手に思い込んでいるようだ。(笑)ともかく、仲間が四人に増えました。というわけで、自己紹介をどうぞ。
新プレイヤー 名前は阿部 まりあ。17才の、ウィッカ使い。そんなもんかな。
紫 では、助さん、格さん、参ろうか‥‥って、人数が1人多いか。しまった。(笑)
まりあ お銀。(笑)
紫 『かげ○う忍法帳』だぁ。
DM (なごんどるなあ)行きがけに、明智くんが声をかけてくるね。「ムリすんじゃねぇぞ。危なくなったら戻ってこいよ。俺はディ(魔界魔法・初級の回復魔法)が使えるからな」
一同 おおっ、ラッキー。
ここで少し休んで、精神力を回復したPCたちは、ウィスプを従え、意気揚々と1Fへ戻ったのだが‥‥
DM 階段を上がると、正面にエスカレーターがある。相変わらず、真っ暗だね。
神崎 エスカレーターと階段があるんだよな。
まりあ エスカレーターは、とまってるのかぁ。
紫 どうする?ジャンケンできめよっか。(笑)
まりあ 自分の人生をジャンケンできめていいの?
紫 竜ちゃんが、勝ったらエスカレーター。あたしが勝ったら階段。ジャンケン、ポイっ。
神崎 勝ってしまった。(笑) エスカレーターから行きます。
DM (ありゃりゃ)じゃ、先頭は神崎だね?
神崎 う‥‥俺です。
DM エスカレーター、のるわな。
神崎 うん。
DM じゃあ、手すり、持つわな?
紫 うん。
神崎 持てと!?
DM 持つだろう。
神崎 (最後の抵抗)で、でも、とまってるんだろ?
まりあ とまってるエスカレーターって、案外歩くのコワイんだよねぇ。
神崎 ぐぅ。
DM (あわれなやつ)じゃあ、神崎は、魔法回避チェック。
神崎 イヤな予感がしたんだよ。魔法回避って、18しかないからさぁ。
紫 よけろよけろー。
神崎 (カララッ)ぜんっぜん、57。
DM じゃあ、ヒヤッとしますね。それから、ヌチャッとしたものが手に絡みつきます。(ころりん)7点のダメージね。
神崎 やはりな。(笑) それがイヤだったんだぁ〜。
DM このダメージは魔法防御点で、減少出来る。
神崎 うう、5点くらった。「なんか、ちべたい」
DM そして、そのねちゃっとしたものは、どんどん神崎くんの手を包んでいこうとしますね。
神崎 ためらいもなく、取る。
DM 耐久力チェック。(あっさり)
神崎は自分のキャラシートを見つめ、それからDMをうらめしそうに見た。
DM (この沈黙、こわいぞ)だ、だれかが手伝ってあげるなら、プラス20のボーナスをあげよう。
紫 黄さん、手伝ってあげて。耐久力自慢だし。
神崎 この耐久力にプラス20をして振れと。所詮、36‥‥
DM 取れなきゃ毎ターンダメージです。
神崎 ううっ、(ころりんっ)だめです。
DM げっ。(ダメージ決定のダイスをふると、6が出て振り足しとなった)神崎君、11点。(弱笑)
神崎 やめてくれー。
紫 いきなり、アギお兄さん(明智ね)のお世話になりにいかないとね。
DM 人を増やせば、さらに20%ボーナスだ。
紫 しょうがないなぁ。まりあちゃんは? 耐久力ある?
まりあ ない。(どキッパリ)
紫 ‥‥あたしが手伝うよ。
神崎 しかしここで、80とか振ったら、しかもファンブルだったら‥‥(気弱)
DM ま、そうなったら、臨死体験の項で、覚醒チェックでもするかね。
神崎 それもいいっすね。うっ、88。ファンブルだぁっ。(一同爆笑)
DM (ふ、不幸な)えーと、このダメージだと‥‥
神崎 マイナス9点。
DM 瀕死状態(DYING)だな。君が取れる方法は3つある。一つは命運を使って、このダメージをなかったことにする。もう一つは、同じく命運を使って、HPを3点回復させてしまう。最後は、『臨死体験』の項目をぬりつぶして覚醒チェックをし、成功する。
神崎 チェックします。ぬりつぶして、と。(ころころりん)あっちゃー、全然ダメだ。命運も、1点しか増えませんでした。
DM このままだと、意識のない神崎はそのドロドロしたものにどんどん飲み込まれていくが。ほっとくのか?
紫 じゃ、火でもつける?(こらっ)
神崎 一緒に燃えてしまうぞ!!
DM だれかが、神崎のかわりに耐久力チェックをして、成功すれば、引っ張り出せる。失敗したら当然その人もドロドロだけど。
神崎 彼(黄さん)だな。
DM 残りのふたりが手伝えば、プラス40%しよう。
まりあ はじめて(悪魔を)見たんだから、そんなん、悠長に手伝ってられない。
DM じゃあ、ギャーギャーいってるんだな。(笑)
黄 耐久力でふるのか。紫が手伝うから、プラス20%されて51以下。……07、ラクラク成功。
神崎 すごい。
DM じゃ、神崎はすぽーんと抜ける。命運を1点消費したら、HPを3点回復出来る。
神崎 はいよ。
紫 なんか、早速ですっごく情けないけど、アギお兄さん(明智だよぅ)のところへ戻らなきゃならないんだな、これが。
神崎 ははははは‥‥(かわいた笑い)
DM じゃあ、帰って来たことにしましょうか。
明智 「ディか。よし、9点回復!」
紫 どうもすみませーん。えへへっ、竜ちゃんが、おマヌケしたばっかりに。
神崎 じゃあ、先頭代わってくれる?
紫 やだ。(笑) ま、というわけで、階段からいこうか。
神崎 手すりを持たずに進んだら?(こりんやっちゃ)
紫 わたしはどっちでもいいけど。階段の方に何かいても困るし。
神崎 「わぁっ、またくっついた!」(笑)(実は何もいないんスけどね)
紫 じゃあ、エスカレーターの方を気をつけながら進むとしますか。
神崎 下は、何ともなってないんだね。じゃあ、こけないように気をつけながら。
DM いや、気をつけようにも、まっくらだが。
紫 CP分のMP1を減らして、ウィル・オ・ウィスプを召喚!
DM じゃあ、封印石から、へろへろへろ〜っと、小さな光の玉が現れる。
紫 じゃあ、ちょっと足元を照らしてちょ。
DM へろへろへろ〜っと、神崎のあしもとあたりに漂っていく。
紫 ふみつぶさないでね。かわいそうだから。(笑)
DM じゃあ、上って行きます。