SHIN-DigitalDevilStoryTRPG― "BIRTH"


TIME HAS COME


「すいませーん」
誰か来た。出よう。
まりあ聞き覚えのある声ですか?
DM知力チェックして。
まりあ(ころん)…。(失敗している)
DMじゃあ、まりあは知らない。みんなが知らない人の声が聞こえる。
あたし、出て行く。「はーい」

 紫が戸を開けると、そこには見知らぬ少年が立っていた。年は16・7、黒ずくめの格好で、片腕にはバイクヘルメットを抱えている。

少年「あの、ここに阿部さんという方がいらっしゃると聞いて、伺ったんですが…」
(奥に向かって)「まりあー、お客さーん」
神崎「みたいだよー」
まりあじゃあ、ちてちてと。
少年「あ、阿部さん、お久しぶりです」
まりあ…分かる?
DMじゃあ、知力チェックもう1回やってみる?
まりあ(ころころ)ううん、覚えてない。(笑)「どちら様ですか?」
少年「阿部さん、僕の事、忘れてしまったんですか!?」(ショック)
真藤「…昔の男か?」ってきいてる。(笑)
間にはさまれて困る。(笑)
まりあ「…記憶力があれば、数学のテストで8点なんて取らないよ」
「それはそうかも」(笑)
少年「‥・たしか、数学、苦手でしたよね…。…あのぉ…すいません、こんな所で何ですから、あがらせていただけませんか?」
まりあそれって、こっちが言わなあかん台詞やで。(笑)「立ち話も何ですから」って。
ちょっと呆然としてたんだーい。「あ…そ、そうね。ごめんなさい。とりあえず、どうぞ」(笑)

 いつの間にやら、全員が玄関先に集合していた。

ま、とりあえず…あがってもらって、お茶でもいれよっか。

 PC達と少年は居間にあがって、お茶を飲む事になった。お茶係は紫、お菓子係は神崎(何故?)、何だかんだいいながらもひとまず落ち着いた。

少年(お茶を啜りながら)「俺、“梅原あすか”っていいます」
まりあ…チャゲは?(一同爆笑)
神崎うーん、連れてる犬とか。(笑)

 彼は、『阿部まりあの母親』に“行方不明になったまりあ”(笑)の調査を依頼されて、信明寺を探り当てたらしい。

梅原「覚えてないかなあ…同級生なのに」
まりあ「学校行ってないもーん」
神崎「夏休みに入ってちょっと休みボケしてるから、ま、気にしないで」
格好とか、結構自由な学校だしねー。
まりあすぐ早退してはカラオケに行ってるから。(一同爆笑)
DMそうか…『同級生』というネタでも、こうか…。(笑)
梅原「俺、阿部さんにお世話になってましたし」
まりあ「したっけ?」(笑)…国語のテストのヤマカンを当てたとか。
DM梅原君は、小さい頃から心臓が弱かった。君とは、幼なじみだ。
まりあ…それ、(知力チェックに)プラス修正欲しかったなぁ!(一同爆笑)
DMで、結構、色々な薬草をもらっていたと。
アヤシイ。(笑)全然自分で試してなかったりして。実験台代わりか。
梅原「阿部さんのおかげで、今はこんなに、すっかり良くなりました」
まりあ「…私の消息をたずねに、ここまで来た訳?」
梅原「はい」
まりあ「まあ、律義なこって」(笑)
梅原「まりあさんの力になれれば、と思って…」
真藤「じゃあ、熨斗つけてあげるから、どうぞ、連れて帰って下さい」(一同爆笑)
「広人、ひどーい。アメ貰ったのに。アメの恩、忘れたわね」
真藤「はっ、忘れていた」(笑)
DM…君達、依頼された事を忘れていないか?
まりあ留守を守れ。
真藤冷蔵庫の中のものを食べておかなければならない。(笑)
ひいーろーとぉーつ!(怒)
DM…梅原君が、「何か、知りたい情報があれば…」と言ってるよ。

 梅原君は、実はまりあのコネで、『有能な情報源』。もーそのまんまや!オマケに、もっと気の利いた台詞は思い付かんのかい!(と、既にここまでシナリオをおこした時点で、マスターの苦労をしみじみとかみしめている…。)

「今、外は、どうなってるの?」
DM公共の交通機関は、もう完全に寸断されている状態。あと、霧が深くて視界が悪い、とか。
まりあ「家族は、元気にしてる?」
梅原「お母さんが、ものすごく心配してます。お父さんも…」
神崎「まりあちゃん、やっぱり一回帰った方がいいんじゃないの?今日1日かけてもいいから」
梅原「最近、色々な噂を聞くんですけれど…」
「噂?」
梅原「…大正通りです」

 梅原の入手している『噂』。23・24・25日、大正通りでとある団体が、サバト(宗教儀式…という事にしておこう)を行うらしい。

真藤「楽しげや。行こうか。(笑)サバトといえばやな、やっぱりお姉ちゃんが脱いでやな」
広人を殴り倒す。(一同爆笑)
真藤「あうー」
神崎「気持ちは分かるけど」(笑)
「この、どすけべ!」(気を取り直して)「…つっこんでも、いい?何で、そういうものにあたし達が興味があるって思った訳?」
梅原「日下のおやっさんから、『力場』を探してる、って聞いたもので…」
一同「…く、く、く…」(弱笑)
DMはい、この人の名前を思い出して下さい。『梅原あすか』。
一同…辰彦。(笑)(←外伝参照)
たっちゃんの知り合いかあ。そうじゃないかなーって思ったんだ。弟か。
梅原「…兄は、今、行方不明なんです…」
まりあ…私の弟も、行方不明なんだろうか。
真藤「じゃあ、(日下探偵事務所の)同僚か?」
梅原「いや、俺は、趣味でやらせてもらってます」
真藤(ポン、と肩を叩いて)「止めた方がいいよ」(一同爆笑)
「この人と一緒になっちゃうわよ」(笑)
神崎「そうそう、それは言える言える」
DM梅原君は、すごく困ってます。(笑)

 彼の情報によれば、そのサバトでは、ある人が生け贄にされる事になっており…どうやらその人に何か重要な鍵が隠されているらしい。

一同「…ふうん…」
DM梅原君は、そのサバトの調査も依頼されている。ついでに、日下の人に聞いた、『PC達が探している力場』とその場所が一致している、という事で…ここへやって来たという訳だ。
梅原「大正通りへ、一緒に行ってみませんか?」
明智君、情報流したわね。(笑)…いいけど。
梅原(つんつんとつついて)「…あのぉ、真藤さん」
真藤「ん?」
梅原「おやっさんが、『馬鹿野郎』って言ってました。…愚痴ばっかり言ってるそうで…」
DM梅原君が、真藤君を横へ引っ張って行くぞ。
真藤「はい?」
梅原「何か…破壊衝動を持ってるって、本当ですか?」(一同爆笑)「殺人癖を持ってるとか…色々聞いたんですけど…」
真藤「実験、して欲しい?するけど」(笑)
梅原(後ずさり)「あの、俺、聞いただけなんですけどぉ」
真藤「やるで」(ニヤリ)
(笑)「こーわーいー」
神崎「脅えさせてどうする」(笑)
真藤「いや、可愛い子を見たら、つい、からかいたくなんねんて」
「そーゆーシュミがあったのぉ、広人。知らなかった…」(笑)
DM…おやっさんは、『その衝動を存分に発揮できる時が、もうすぐやってくる』と言ってたそうな。
真藤楽しみやなー。「…で、そのサバトねーちゃん裸祭りはどうなってんの?」(笑)
ばきばきばきぃぃっ!(殴)「ひぃーろーとぉーっ!!」
真藤「はんせーい」
こいつは、放り投げといて。
神崎確かに、そうやな。
梅原(おずおず)「…あのぉ…いいんですか?」
いいから、こりゃ放り投げといて。
真藤投げられながら。ひゅー。

 ここで情報の再確認をするPC達。サバトがあるのは、23・24・25日。そして今日は、22日。

真藤みんなで今日は休むか。(笑)
まりあ皆、今までの勤労を感謝する日だ。(23日は勤労感謝の目)
神崎働いたなー。何か、肉体派じゃないのにいっぱい働いてるし。
DM梅原君は、みんなの姿をきょろきょろと見渡す。
梅原「…皆さん、今の世の中にしては、ちょっと、無防備な格好ですね」

 実はみんな、寝起きのまんまの姿だった。(笑)…パジャマありーのジャージありーの…お客さんが来た時には、ちゃんとした格好をしよう。

真藤「何かくれんの?悪いなぁ、ありがとー」(手を出す)
ぱこん。(殴る。笑)
梅原「俺の知ってる所でよければ、いい店があるんですが」
まりあ「えっ、どんな店?銃器を扱ってる店?」わくわくわくわく。(笑)
真藤ガンマニア。(笑)
いつの間にかまりあ、ガンマニアに。(笑)

 梅原は、まりあの問いに自信たっぷりに頷いた。

梅原「行きましょうか」
まりあ「うん」
じゃあ、ちょっと着替えまーす。
神崎「黄さん、ちょっとしばらくお留守番頼みまーす」
「おーう」(赤ん坊を抱いている)
まりあ「黄さん、赤ちゃん抱き潰さないでね」
DMぐちゅ。
「きゃあ!(笑)だめだめだめだめっ、黄さんっっ!」
DM…冗談だよ。

 本土に5人の妹がいるらしい(笑)すっかり手慣れた様子の黄さんに赤ん坊を預けて、PC達は買い物に行く事になった。





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