SHIN-DigitalDevilStoryTRPG― "BIRTH"


羅宇屋(らおや)



DM外へ出た途端、すご−い霧です。2メートル先も見えないくらいで、視界が非常に悪い。では、JR吉祥寺駅に着きました。
神崎おおっ、何事もなく。
DM何事も…あろか?(ニヤリ)…加護チェーック!

 真藤だけがファンブル。イベントチャートの結果は45、『偶然の遭遇、同時に相手もこちらを発見した』。

 霧が深い。…向こうの方から、小さな黒い影のような無数の物体が、PC達の方へ近づいて来た。2メートル程近づいた所で、正体が現れる。それは、…ビットボールの群れだ!

一同いやーっ!(泣)

 ビットボールの群れは、発信音を響かせながら真横を通り過ぎてゆく。…通過するまでの時間が、いやに長く感じられた。

DM『同時に相手もこちらを発見した』って事だけど、今回はそれはナシにするね。
…すごいスリルあったよ、今の。(笑)
神崎ムチャムチャ怖かった。戦いたくない。
やだよぉ、ビットボール強いんだもん、結構。レベルの割に。
神崎侮り難いよ。(紫と頷き合う)
DMでは、JR吉祥寺駅に着きます。南口の所に自衛隊のお兄さんが二人立ってますが、あすか君が笑顔で手を振ると、サッと道をあけます。
神崎「…周りって、こんな奴ばっかり」(感心)
真藤(笑)「偉い人ばっかりやな」
「敬礼までしてるー」
まりあ「じゃ、私、その人に尊敬されてる訳ねっ」
「まりあがえばりになってるー」(笑)
DMでは、JR吉祥寺から少し南のお店、『羅宇屋』に着きました。間口はディスコの入り口のように狭くて、人1人が降りられる階段が地下へ続いています。で、梅原君を先頭にして降りている途中で『止まれ』という声がします。
一同うん、止まる。
DM梅原君が止まった目の前に、更に間口があって、そこの上の壁の天井部分にスピーカー、そして、その真下に、具体的な目玉がいっぱいついたオブジェがあります。
気持ち悪いいー。
神崎動くんじゃないのぉ、あれ。
DM目玉が一斉に動いて、中心(梅原)に焦点があいます。
見ーなーいーっ。(泣)
神崎とりあえず、「こんにちはー」って目を見返してみる。
でかいから、広人の後ろに隠れる。
真藤盾にされてる。しゃがんだろ。
いやーん。(泣)
梅原(落ち着いた様子で)「梅原あすかです」
「じゃ、どうぞ。後ろの人はちょっと待って」
DMそして梅原君がちょっと歩くと…、梅原君の後ろは誰?
まりあまあ、あたしだろうね。
DMスピーカーの声が、名前を聞いてきます。
まりあ「阿部まりあだ・よ〜ん」(笑)
DMしばらく沈黙します。(笑)で、目玉がぐりっと動いてまりあを見ると、『カシャ』って音がします。
「まりあ、勝手に撮ってるよ」
「通ってよい」

 後の3人も同様に、名前と姿をチェックされた。声紋・網膜チェックをするためである…。

DMドアを開けると、中は、暗い。奥の方にステージがあって、その手前にテーブル・椅子が点在するのがぼんやりと見える。…その中に、黒い人影がぽつりと浮かび上がった。
「きゃー」
神崎「『きゃー』って…黒いからといって、アヤしいとは限らんで」(笑)
DM床は大地震の影響で、随分散らかっている。
真藤ごみ箱、ごみ箱。ぽいっ。(片付ける音らしい。エライ。)
DM人影は、ぬっと立ち上がると、PC達の方へ近づいてきた。
「きゃあ、妖怪」
人影「やあっ、よく来たねえっ!」

 出て来たのは中年の、胸の所に『らおや』と平仮名で書いたエプロンをつけた、ヤケに明るいヒゲのおじさん(マスター)だった。

神崎いい感じやなあ。
真藤いい人じゃないか。(笑)「こんにちはー」
広人の後ろに隠れながら、顔だけ出して、「こんにちは…」

 マスターの説明によると、この店には、武器・防臭・銃砲店・ドラッグ・オカルトショップ・質屋の機能があるらしい。

マスター「後、いらなくなった物は、定価の半額で買い取るよ」
あやしい物なら何でも扱う、つていうトコね。
DMそうです。

 神崎が木刀を売り、S&Wの銃弾をまりあが購入。傷薬も、万が一を考えて購入された。

DM梅原君のコネは、『盗品売買のコネ』だ。
まりあ…何か、すごい人と友達なのかも知れない。
DMうん。もう梅原君は、まりあの事を恩人だと思ってるからね。
まりあ勝手に恩を感じてる訳だね。(笑)私が『いらないから』ってホイホイあげた薬で。
DM何か、毒薬みたいなものもあったらしいぞ。飲んだ後、しばらく苦しかったそうな。
(笑)アブないアブない。
まりあ半分死にかけてたんとちゃうの、それ。「全ては私があなたに与えた試練なのよ」
梅原「はあ、そうなんですか」(信じてる)
まりあ何を言われても信じそうだな。
DMそれでは、またまた加護チェック。(一同、普通に成功・失敗)

 マスターが奥から何か取り出し、楽しげに品定めをしているPC達の方に持って来た。

マスター「折角、初めて来てくれたんだから…」

 ニコニコ笑いながらマスターが持って来た物は、古ばけた1冊の本と小さな石ころだった。

神崎「マスター、これ、一体何ですか?」
マスター「ああ…これ?俺にも読めない字で書いてあるから分からん」

 色々あったが、立花が表紙を見ると、『蛇使いの書』と書いてある。
 石の方は、どうやら相手に投げ付けてダメージを与える物の類いらしい。手に持つと、ほのかな温もりがある。

神崎ぬくい、これ。(笑)
真藤カイロや、カイロっ。
立花『オカルト知識』。(ころん)今度は、成功。
DMそれは、魔法石のようだね。中に魔法が封じこめられていて、敵に投げ付ける事によって、それが発動する。人肌くらいのぬくもりを放出するくらいだから、強そうだ。
…ぬくい。気持ち悪いけど。
真藤立花持っとき、立花。(笑)

 魔法石(メギドストーン)は立花が、魔導書は紫が持つ事になった。(ここで真藤がフリッツヘルムetcを購入して、ますますアヤしい格好になった(笑))

DM棚には、何か色々ごちゃごちゃしている。マスターは、奥にあるステージでシタールを奏で始めた(リラックスする音色でみんなのMPが全回復)。
一同見てまわるぅ。
DM梅原君は、その辺をうろうろと。
まりあ一緒に見てまわる。「これは何、これは何ぃぃ〜?」
梅原「…さあ」(←知力低い)
「シタールを触らせて欲しい〜」

 シタールは、紫が触ると、その繊細な音を小さく響かせた。

マスター「なかなか筋がいいね。上手く弾けてるよ」
わーい。(喜)
まりああたしもやるやるー。器用さチェックぅ。(ころころ)普通に失敗ー。
DMそれじゃ、ちょっと耳にくる音が、びびんと。(笑)
マスター「練習すれば、上手くなるよ」

 買い物が終わると、マスターはシタール片手に見送りまでしてくれた。

一同「ありがとうございましたー」
マスター「気をつけて、お帰り」
まりあ「また来るよー」





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