| DM | では、立花は無事に信明寺に帰り着きました。 |
|---|---|
| 立花 | 変なヤツだった…… |
| 住職 | 「おかえりなさい、立花さんや」 |
| 立花 | ああ、住職さん、ただいま。 |
| 住職 | 「まだ黄が帰らんのじゃがのう。すっかり、ハラが減ってしもうた」 |
| 立花 | あららら。(笑)「えっと、果物でもむきますから、それでも食べてて下さい。今から、夕飯つくりますから」 |
| 神崎 | 住職さん、一人で生きていけんなぁ。(笑) |
| 立花 | 黄さんが来るまで、どうやって生活してたんだろう。 |
| DM | 台所へ向かうと、カップラーメンを食べた形跡が。(笑) 立花が果物をむいて、それを住職がモシャモシャ食べているところに、病院に行ってた人達が帰って来る。 |
| 4人 | ただいまー。 |
| 紫 | 変な人も一人連れてるけどー。(笑) |
| 九段坂 | 「どうも、おじゃまします」 |
| まりあ | この人、いくつくらいだっけ? |
| DM | 25、6くらいですね。 |
| 立花 | でも、恰幅がいいって言ってたよね。 |
| 真藤 | かわいそうに、中年腹か。 |
| まりあ | ビールっぱらだぁ。 |
| 九段坂 | (にこにこ) |
| 立花 | おそかったわね。あの人(九段坂)だれ? |
| 紫 | うん、病院でサキさんと会ってね。 |
| 立花 | サキさん? |
| 紫 | なんか、比呂ちゃんと、かくかくしかじか。(笑) |
| 真藤 | あ、立花さん。事務所行ってきたんでしょ、事務所。 |
| 立花 | ……。(冷たいまなざし) |
| 紫 | というわけで、サキさんが、また8時ごろ来るから。とりあえず、この人と信明寺で待っているようにということだったから。 |
| 立花 | で、こちらは? |
| 紫 | 九段坂さんとおっしゃって…… |
| 九段坂 | 「どうも、九段坂です」(頭を掻く) |
| 紫 | サキさんの情報提供者…… |
| まりあ | お知り合い。 |
| 九段坂 | 「ということに、なっています。どうも」(にこにこ) |
| 立花 | 『なってます』、か。ふぅーん。(いまいち信用していない) |
| 九段坂 | 「あなたが立花さんですか。噂どおり気が強そうですね」(にこにこ) |
| 紫 | 言うことは、はっきり言うな。「九段坂さんも、ご飯、たべますよね?」 |
| 九段坂 | 「ええ! ぜひ、いただきます」(笑) |
| 真藤 | あ、立花さん。事務所の方から、俺に伝言ありました? |
| 立花 | ない。(どきっぱり) 真藤を追い払ってから、厨房でこっそり、ユカちゃんに例の封筒をみせる。 |
| 紫 | どうしたの!? こんな、大金! |
| 立花 | 事務所でボーナスがでたのよ。 |
| 紫 | いいなぁ。こんなにもらえるなら、あたしも日下で働いてみようかな。(笑) |
| 立花 | じつはこれの半分、広人のなんだけど……どうする?(犯罪者めいた笑顔) |
| 紫 | 宴会かな?(笑) |
| 立花 | やっぱり、そうよね!(笑) ま、あとで残った分を分ければいいか。 |
|
二人の暗躍により、信明寺は怒涛の宴会場と化した。 | |
| 住職 | 「ほれほれほれ、神崎くんも、もっと飲め」 |
| 神崎 | ははは……。(断れない) |
| 真藤 | 今日は豪勢だねー。どっから、こんなにお金入って来たの? ごきゅごきゅ。(飲んでる) |
| 立花 | さぁ、どこからかしら?(笑) |
| まりあ | 自分の金で買ったものとも知らず…… |
| 真藤 | 豪快に飲み食いしてる。 |
| DM | 九段坂さんも負けずに楽しんでいる。一番食べてるんじゃないかな。 |
| 真藤 | おっさん、食うな! |
| 立花 | まぁまぁ。(笑) (間に入って)「九段坂さんって、どこの人なの?」 |
| 九段坂 | 「出身は、広島です」 |
| 立花 | 何をしてる人なの? |
| 九段坂 | 「今は……はは、僕、こう見えても、警察官だったんですよ」 |
| 一同 | おおーっ。(どよどよ) |
| まりあ | 広島県警はまちがっている。 |
| 立花 | 元? じゃあ、今は何をしてるの? |
| 九段坂 | 「いろいろありましてね……」(静かにほほ笑む) |
| まりあ | 巡査でしょう、絶対。 |
| 神崎 | さぁ……実は、すごい技能の持主かも。 |
| 九段坂 | 「いやいやいや、とんでもない。僕なんて、サキさんに比べたら、下の下ですよ。ねぇ」(立花に笑いかける) |
| 立花 | ねぇ、といわれても。真実を語ってくれなきゃ、同意なんてできないわ。 |
| 九段坂 | 「真実? 僕は真実しか語りませんよ」(にこにこ) |
| 一同 | ……。(黙り込む) |
| 紫 | どうやら、侮れない人らしい。 |
| 神崎 | 同感。(笑) |
| まりあ | くえねぇ奴だ。 |
| 立花 | 警察官が、こんなところでぶらぶらしててもいいの? |
| 九段坂 | (少し寂しそうに笑って)「…………『親友』の、為ですから」 |
| 紫 | 人にはいろんな事情があるんだなぁ、と思っておく。 |
| 立花 | あ、ユカちゃんに事務所であったことを話しておく。 |
| まりあ | なんで、紫だけなの? |
| 立花 | あー……となりにいたのが、ユカちゃんだったから。あんまり、大きい声で話したら、九段坂さんがいるし。(笑) |
| 紫 | 普通の話をしているようなそぶりを装いながら。「じゃあ、日下の所員の人が次々にいなくなってるの?」 |
| 立花 | 前から、そうだったみたいなんだけどね。ただ、その中にサキさんの名前が出ていたから、気になったの。 |
| 紫 | 消えたというか、サキさんは…… |
| 神崎 | 『離れている』って言ってたよな。 |
| 紫 | うん。と言って、『神隠し』に遭うような年令の人達じゃないし。 |
| 立花 | 後、また『きれいなゾンビ』に襲われたって人もいたの。その人達、ゾンビの恨みをかうようなことに心当たりはないって言ってたんだけど。 |
| 紫 | でも、ゾンビって、見境なく人を襲うものなんじゃないの? |
| 立花 | うーん。(考えこむ) でも待ち伏せてて、いきなり取り囲まれたって聞いたし。 |
| 紫 | ゾンビって、普通は操られてるんだよねぇ。じゃあ、操ってる人がいるってことか。 |
| 立花 | うん。あ、あと帰りに変な人に会ったわよ。(一同爆笑) |
| 神崎 | つけたすように。(笑) |
| 立花 | ほら、前にホテルのロビーで会った男の人。 |
| 紫 | ああ、青いシャツ着てた……えっと、ムラタさん。(笑) |
| 立花 | タムラさん。(笑) |
| DM | は。一瞬、ムラタさんだと思ってしもうた。(一同爆笑) |
| 紫 | ワザとボケたのに。(笑) で、あの人がどうしたの? |
| 立花 | ナンパされた。 |
| 紫 | ナンパぁ!? |
| 真藤 | なになに、誰がナンパってぇ?(笑) |
| 立花 | あなたには関係ないから、いいの。(冷淡) |
| 紫 | あ、それで思い出した。広人ったらねぇ、サキさんに…… |
| 真藤 | わあああっ、紫ちゃんの口をふさぐ。 |
| 紫 | うぐーっうぐーっ。(口を押え込まれている) |
| 立花 | 広人、手を離しなさい。 |
| 真藤 | うっ……でも、立花さんの言うこと聞く筋合なんかないもーん。(強がり) |
| 立花 | ふぅぅぅぅん。(全然余裕たっぷり) |
| まりあ | あー、広人が婦女暴行してる。 |
| DM | では、九段坂がポンと真藤の肩をたたこう。 |
| 真藤 | はい。 |
| 九段坂 | (どこまでも穏やかに)「つかまるよ、そんなことしてたら」(一同爆笑) |
| 真藤 | いいんです! これは合意の上ですから。 |
| 九段坂 | 「そうか」(あっさり席にもどる) |
| 紫 | うーっ! うーっ! |
| 神崎 | 「あー、立花」(てまねき) こっちで教えてあげよう。(一同爆笑) |
| 真藤 | ああっ、俺の手は2本しかないぃっ!(泣) |
|
かくして、すべての事情が立花に流れ、セオリーどおり真藤は酒の肴に…… | |
| 真藤 | ぷしゅるるる〜。(燃え尽きた) |
| 立花 | ふーん、ふーん。(笑) よかったじゃない。珍しく、女の人に好かれて。 |
| 真藤 | そんな……立花さん。嫉妬した目で見ないでください。オレに対する、あなたの気持ちはわかってるんですから……。 |
| 立花 | じゃあ、前触れなくお釜を投げ付けてあげよう。(一同爆笑) |
| まりあ | 比呂ちゃんの運命の人が竜ちゃんならぁ、サキさんの運命の人は……(真藤を見て大きく溜息) |
| 真藤 | 真藤、かわいそう。(哀) 部屋のすみっこで、イジケてるよ、もう。 |
| DM | そんなふうに、騒ぎ続けていると。いつのまにか、9時です。 |
| 紫 | ええっ? |
| 神崎 | やっぱり、何かあったんじゃ…… |
| DM | 九段坂さんは、いつのまにか箸を置いて、じっとしたまま動かない。 |
| まりあ | 寝てんのんちゃうん、おっさん。 |
| 九段坂 | (ぼーっと)「遅いなぁ……」 |
| 紫 | そうですね。なんか、騒いでて全然気がつかなかった。どうしよう、竜ちゃん。 |
| 神崎 | とは言っても、彼女がどこに行ったか分からないし…… |
| 立花 | 九段坂さんなら知ってるんじゃない? |
|
一同の視線が九段坂に集中する。 | |
| 九段坂 | 「もう少し……待ってみようか」 |
| 紫 | そ、そうですね。後、30分くらい…… |
| 九段坂 | 「いや、3時間だ」 |
| 紫 | ええっ? 12時になっちゃいますよ。 |
| 九段坂 | (のんびりと)「食べてすぐに動くのは体に良くないし」 |
| 紫 | そういう問題じゃあ。(笑) |
| 立花 | じゃあ、30分たったら、場所を教えて下さい。あたしたちだけで行くから。 |
| 九段坂 | 「ふぅーむ……30分か。分かったよ」(のんびり頷く) |
| 紫 | 30分待つ。 |
| 立花 | このオジサン、寝そう。(笑) |
| DM | では、時間が経った。連絡はない。 |
| まりあ | 出掛けるんだったら、いってらっしゃーい。あたし、電話番。 |
| 九段坂 | 「ふん」(頷く) |
| 立花 | 『うん』じゃねぇ!(笑) |
| 九段坂 | 「いやぁ、若い女の子が夜中に外をであるいちゃいけないよ」 |
| 立花 | サキさんはいいのか? |
| 九段坂 | 「あの人は、強い人だから……」 |
| 紫 | でも、竜ちゃん以外、未成年なんだよ、ホントは。 |
| 九段坂 | (のほほんと)「いけないじゃないかぁ、キミたち」 |
| 立花 | こんな時だけ警察官になるんじゃねぇ。(笑) |
| 紫 | でも、何かあったんじゃ…… |
| 九段坂 | (しばし腕をくんで考えこんで)「ふむ、分かった」 |
| 立花 | おじさん、10分もうつむいてるから、寝ちゃったのかと思ったわ。 |
| DM | 彼はのそりと立ち上がると、自分の鞄から、一枚の写真とうすっぺらい雑誌らしいものを2つ取り出して、君達の前に広げる。 |
| まりあ | なんだ、警察手帳でもかしてくれるのかと思った。 |
| 九段坂 | 「そんなワケないだろう」 |
| DM | 九段坂はまず写真を見せる。そこには若いアベックが写っている。 |
| まりあ | は? |
| DM | 男は健康的なスポーツマンタイプの、いかにも人の良さよさそうな青年。女性のほうは、色が白くて美人だけど、どこか儚げな印象を受ける。 |
| 九段坂 | 「この男が、僕の親友なんです」 |
| 紫 | もしかして、鳳凰会に? |
| DM | 九段坂は、その問いには答えず、今度は小冊子のほうを取り出す。冊子の表紙には『火の命』と書かれている。しおりを挟んでいたページには、ホールのような場所にたくさんの人が集まっている模様が掲載されている。集会が行われているらしく、壇上には、揃いのゆったりとした法衣を纏った人達がずらりとならんでいる。そして、その法衣の人間の中に、初めの写真のアベックらしい男女が確認できる。 |
| 九段坂 | (ぽつりと)「おんなじ人、です」 |
| 真藤 | 見覚えは? |
| 紫 | え? ウチらに? |
| DM | ……知力の逆スワップ。 |
| 一同 | ええーっ!?(と言いつつダイスをふるも、さすがに全員失敗) |
| 九段坂 | 「この女性は、彼の恋人だったんだ」 |
| 一同 | ふん。 |
| 九段坂 | 「けど、彼女は5年前に亡くなっているんだ」 |
| 一同 | ええ? |
| 神崎 | この写真……雑誌だっけ。この雑誌は、いつ発行されたものなんですか? |
| 紫 | 鳳凰会ができたのが、そんなに古くないんじゃないの? |
| DM | いや。鳳凰会の原型は、20年以上前からある。 |
| 九段坂 | 「この雑誌は、今年の2月に鳳凰会によって配布されたものです」 |
| まりあ | 死人ばっかりだね。 |
| 九段坂 | 「僕と、この写真の男は、大学の友達だったんだ。すごくイイやつで、昔から病気がちだった彼女のことをいつも気にかけ、勇気づけていた。だけど−彼女の容体が突然悪化し、余命いくばくもないことが分かってから、人が変わったようになってしまった。家に閉じこもったまま、誰もそばに人を寄せ付けなくなって−そして、葬儀の夜、彼女の遺体を盗んで町から姿を消した」 |
| 紫 | 『死体』と、共に? |
| 九段坂 | 「彼女が死ぬ前、あいつは毎日、自分の無力さを呪い続けていた。けれど僕は、親友の暗く沈んだ心を救ってやることができなかった。あいつが消えて、僕は大学を卒業した。僕は心も体も強くなりたかったから、警察官の道を選んだんだ」 |
| DM | そして、5年後、彼は偶然、この『火の命』を目にする。そして、そこにかつての親友の姿と、死んだはずの彼の恋人を見いだし、愕然となった。慌てて、鳳凰会に問い合わせたが、信者のプライバシーを漏らす訳にいかないという理由ではねつけられた。だが、一目でもいいから会おうと決意し、上京してきたんだけど、修行の妨げになると、適えられなかった。彼は仕事をやめて東京に住みつき、鳳凰会について独自で調査を始めたけど、もともと要領がいいほうじゃない。たいして成果が上がらぬうちに、鳳凰会そのものが滅んでしまい、途方にくれていたところ、サキと出会い行動を共にするようになったそうだ。 |
| 九段坂 | 「鳳凰会の信者の中には、まだたくさん生き残っている人もいるらしいです。だから、あいつらも、どこかで無事に暮らしているかもしれない」 |
| DM | 九段坂はそう言って、もう1冊の方も開いて見せる。そこには、写真の男女が大写しになっていて、記事の見出しは『命だけでなく、愛をも復活させる天師の奇跡』となっている。記事の内容は、難病で命を失いかけた写真の女性が、教祖・浅井貴之の命の教えに触れたおかげで、新しい生を獲得し、修行に励むことができるようになったというものだ。 |
| 紫 | でも、九段坂さん、その女の人は完全に死んでいたんですよね。 |
| 九段坂 | 「まちがいないです」 |
| 立花 | (溜息)きれいなゾンビ、か。 |
| 九段坂 | 「この雑誌に、あたらしく建設される教団の支部的施設予定地のことが掲載されていたんです。サキさんは、そのなかのひとつ、奥多摩にある施設に向かったんだと思います」 |
| 紫 | そんなに遠くまで? |
| 九段坂 | 「鳳凰会の生き残りたちは、教祖の実子である『メシア』を求めて、子供達を誘拐しているんです。誘拐された子供は、儀式の行われる日まで分散して拘束され、様々な『処置』をほどこされます。ここは、そういった子供達の仮の宿の役割をする施設のひとつじゃないかと、サキさんはにらんでいました」 |
| 神崎 | だが、追いかけるにしても…… |
| 紫 | 電車がない。 |
| DM | 戒厳令が出ていますしね。 |
| 立花 | サキさんは、どうやって行ったんだろう? |
| DM | さて?(笑) |
| 立花 | あ、思い出した。田村さんって、鳳凰会の人なんだってー。(笑) |
| 真藤 | なんで、それをもっと早く言わない! |
| 紫 | そうだ。田村さんにナンパされたってとこから、広人の話になったんだっけ。(笑) |
| 真藤 | フったのは、おまえだ。ユカちゃん! |
| 立花 | いや、広人が悪い。(一同爆笑) |
| 真藤 | うううう……。(泣) |
| 立花 | (気にも留めず)奈良さんも、そうだって。 |
| 紫 | じゃあ、クレハぐるみってこと? |
| 立花 | うーん、全部がそうっていうんじゃなさそうだったけど。後、鳳凰会の残党のいる場所に連れてってくれるって言ってた。(笑) |
| 真藤 | なんで、それをもっと早く言わん! |
| 立花 | (冷静に)言ったところで、すぐにそれが何を意味するか、あんたにわかった? |
| 真藤 | (気圧されて)う……わかんなかったかもしんない…… |
| 立花 | そう。九段坂さんの話がなかったら、むだな情報だったわけよね。だから、今言ったのよ。(←勝者) でも、真剣な話、どうする? 移動手段がないのよ。 |
| DM | 話を聞いていた九段坂さんが黙って部屋を出て行こうとする。 |
| 立花 | どこいくの? |
| 九段坂 | 「いやぁ……車を調達しに」 |
| 紫 | は? |
| 立花 | あのー、あなた今、酔ってますよね。(笑) |
| 九段坂 | 「はい」 |
| 立花 | で、だれが運転するんですか? |
| 九段坂 | (一同を見渡して)「おや。できる人、いないんですか?」 |
| 一同 | いませーん。(笑) |
| 九段坂 | 「ふむ。では……私の酔いをさましてから出発ということにしましょうか」 |
| 神崎 | そ、そんなにのんびりしていていいのか!? |
| まりあ | 奈良さんを呼びつける。名刺あったでしょ? |
| 立花 | なんて、説明するのよ。鳳凰会の残党潰しにいくから、アシになってくださいって、鳳凰会の人に頼むの? |
| まりあ | 乙女の事情なのー。(笑) |
| 立花 | って、あたしが言えると思う?(一同弱笑) |
| 九段坂 | 「では、おやすみなさいー。ああ、僕はどこの部屋で寝ればいいんでしょう?」 |
| 住職 | 「出て行ったきりの学丈(黄の名前)の部屋をつかうとよかろう」 |
| 紫 | あ、黄さんって、どこに行ったんですか? |
| 住職 | 「どこかのう。まぁ、あいつが行く先を言わずに帰ってこんことなど、よくあることじゃし。どうせ、武道の修行じゃろうて」 |
| 立花 | いつからですか? |
| 住職 | 「えーと……(立花の方を向いて)いつからだっけ?」 |
| 立花 | おおーい。私に聞かないでよ。(笑) |
| 紫 | なんだか、日下の人みたい…… |
| 真藤 | え? どういうこと? |
| 紫 | あ、まだみんな知らされてないんだ。じゃあ、かくかくしかじかと。 |
| 真藤 | ええーっ? で、立花さん、残金は!? |
| 紫 | そこの話はしていない。神隠しの話だけ。 |
| 神崎 | あのつららちゃんが…… |
| 紫 | つららさんは、多分、ふらふらしてるだけだと思うわ。(笑) |
| まりあ | 勝手に、いなくなったんだと思うな。(笑) |
| 立花 | そうそうそうそう。(笑) |
| DM | ムッチャ、信用ないな。(笑) |
| 立花 | そっちの話も聞きたいな。ほら、比呂ちゃんのお見舞いのこととか。 |
| 神崎 | そういえば、センリちゃんらしい人が、お見舞いに来てたらしいね。 |
| 紫 | センリちゃんは、比呂ちゃんに友情を感じているらしかったし。 |
| 神崎 | なぜだろう? |
| 紫 | というような話をしていれば、あっというまに2時間ぐらい過ぎるだろう。 |
| 九段坂 | 「ふごーっ、ふごーっ」(熟睡) |
| 真藤 | おっさん、おっさん! |
| 紫 | やっぱり、起きないねぇ。 |
| 立花 | あれだけ飲んでたんだから無理でしょう。宴会の後片付けして、今晩は私達も休もうか。 |
| 真藤 | とか言ってるうちに、探女が神崎さんの布団だけ敷いて寝てしまってる。 |
| 神崎 | よし、いまのうちにこっそりコンピューターに収めよう。(一同爆笑) |
| 立花 | 後で、あやまっとくのよ。(笑) |