SHIN-DigitalDevilStoryTRPG― "BIRTH"


サングラスの男


DM  今は1時です。
今村  じゃあここにせっかくコンピュータがあるんだし、パソ通でもするか。でも魅力18しかないんだよな。(笑)集中するとしたら1時間かかってしまう。
綾小路 じゃあその間にパンでも買いにいこう。
穂之香 そうだね、お昼にしよう。「部長さんもなんかたべる? 食べるんだったら今のうちに買ってくるよ」
今村  「サヤエンドウがいい」
綾小路 「そんなの学食にない!!」
穂之香 「サヤエンドウ? スーパーまで行ってこようか?」
綾小路 「そこまでする必要ない」
穂之香 まあいいや、じゃあ学食で適当にパンでも買ってくる。
今村  じゃあ先生に怒られるだろうな、と思いながらもコーヒーでも飲みながらパソ通をする。1回集中じゃちょっと無理か。2回すると3時間かかってしまうな。
穂之香 別にいいよ。
今村  では2回集中。(ころころ)あ、失敗。(笑)命運消費して成功。
穂之香 あふぅ。パソコン通信ってこんなに時間かかるの? 眠いよぉ。
DM 目につく情報として、「噂によると、サングラスの男に『簡単で割りのいい仕事がある。』といわれてついて行くと、二度と帰ってこれないらしい」というもの。
今村  うーん、誰かと似たような状況だな。(一同爆笑)
DM  他には、「鈴木製薬は最近ドリンク剤で儲けているらしく、最近株価が上昇している」と、まあこんなもんか。
穂之香 ふーん、これってそんなに儲かるんだぁ。みんなどうして飲むのかなぁ。
今村  うまいからかな。オレンジ味とか。(笑)
綾小路 今4時か。
穂之香 後1時間だね。とりあえず図書室にでも行って新聞を見よう。
DM  では、図書室に移動しました。
穂之香 ここ2週間ほどの有名新聞を見てみる。
綾小路 調べてるふりしてスポーツ新聞を読んでいる。
穂之香 あーっ、せーらがエッチなページ読んでるぅ。(笑)
今村  穂之香ちゃん一緒に読むかい?(笑)
穂之香 ボク、パスぅ。じゃあ、2週間前の鈴木製薬の株価と今の株価を比べてみる。
DM  確かに上昇しているね。
穂之香 あ、ほんとだぁすごいなぁ。最近の事件とかは?
DM  目につくものとしては、「最近、行方不明者が多発している」ということか。
穂之香 ふーん。企業面で目立ったことは?
DM  言うほど目につく物はない。ただ、新聞の広告でかなり大々的にマッスルドリンクが取り上げられているね。
穂之香 派手に宣伝してるんだぁ。その薬っていつぐらいから売り出されたの?
DM  ここ2、3週間か。
綾小路 週刊誌とか見てみるか。
穂之香 あやしいゴシップののってる雑誌とか新聞を見てみる。
DM  とくに目立ったものはない。
今村  学校の自販機にはおいてる?
DM  学校にはおいてない。でも外の自販機では結構お目にかかる。
穂之香 近くに薬局とかあるかな。
DM  そりゃ、1件ぐらいはあるだろう。
穂之香 じゃあ薬屋に行って聞いてみよう。
綾小路 名残惜しそうにスポーツ新聞を眺めながら行く。
DM  薬局は駅前にあるね。吉原の言っていたように、駅前には浮浪者や外国人労働者の姿がよく見られる。
穂之香 最近増えたのかな。
今村  じゃあ浮浪者に。
DM  え? 薬局に来たんじゃなかったのか?
今村  気が散りやすいんだ。(笑)まあ、先に薬局にいこう。「こんにちは」
DM/店員 「こんにちは、何か入り用かい?」
今村  「今人気の栄養ドリンク剤、どこがだしてるんだっけ」
DM/店員 「はいはい、鈴木製薬がだしてるやつだね」
今村  「そう、それ。で、その会社、最近になって名前でてきたよね」
DM/店員 「そうだね。これでヒットしたって感じだね」
今村  「そういうのってさ、いいのかどうかわからなくて怖いんだけど、売りにきた人ってどんな人だった?」
DM/店員 「いや、普通の営業マンだけど」
今村  「それって結構うれてるの?」
DM/店員 「売れてるよ、CMとかしてるしね」
今村  CMかぁ、「見たことある? 穂之香ちゃん」
穂之香 「あるよ、晩御飯の時間によくやるの」
綾小路 あと、深夜。
今村  そうか、最近家に帰ってないからな。(笑)「穂之香ちゃん自分の部屋にテレビあるの?」
穂之香 「自分の部屋にはないよ。でも晩御飯を食べる部屋にあるから」
今村  ふーん、「一度穂之香ちゃんと、一緒にテレビを見ながら晩御飯を食べたいな」(一同爆笑)
穂之香 「また今度ね」(笑)
綾小路 変なことしないか睨んでる。
穂之香 あ、せーらがこわい。(笑)
今村  お手本を見せてあげてるんだよ聖良ちゃん。
綾小路 ちょっとでも変なことをしたら殺す。
今村  話を戻して、「どうして売れてるかわかる?」
DM/店員 「さあ、美味しいからじゃない?」
今村  うん、確かに美味しかった。「じゃあさ、最近駅前で割りのいい仕事を募集してるって聞いたんだけど」
DM/店員 「ああ、募集してるというよりは、浮浪者救済って感じで声かけてるみたいだけど」
今村  「へぇ、どんな話してるのかわかる?」
DM/店員 「さぁ、話しかけないからわからないね」
穂之香 そりゃそうだね。
今村  直接聞いてみるか。「じゃ、ありがとう。ところで、試供品1本くれない?」
DM/店員 「ちゃっかりしてるなぁ」といいながらも1本渡してくれる。
今村  「ありがとう。じゃ、これで」と言うことで直接聞きにいこう。「穂之香ちゃんは危ないからここで待っててね」
穂之香 ふにぃ、おいてけぼり。
今村  さ、聖良ちゃん行こうか。
綾小路 ちゃんづけするな!
今村  おこらないおこらない、ちゃんと肩に手を回してあげるから。(一同爆笑)
綾小路 うれしくない!!
穂之香 ちょっと離れたところから「2人ともあやしいぃ」と見てる。(笑)
綾小路 こんな所を姉貴にみられたら‥‥(泣)
 嘆く綾小路を連れて今村は浮浪者に話を聞くため、駅前に向かった。
今村  (浮浪者に)「おっちゃん、景気はどうだい?」
DM/浮浪者 「‥‥聞くなよ。まぁ、人によっちゃいい職にありついた奴もいるみたいだがな」
今村  「いい職ってどんな職?」
DM/浮浪者 「さあな、俺は聞いたことないからわからんな。グラサンかけた男がやって来ては仲間に声かけていくんだ。ついていった仲間がここに帰ってこない所をみると、かなりいい職みたいだな。ちっ、俺にも声かけてくれないかな」
今村  「その人はいつごろくるのかな?」
DM/浮浪者 「そろそろ来るんじゃないか? だいたい夕方だ」
今村  「それってさ、俺たちみたいな若い奴には声かけてくれないの?」
DM/浮浪者 「さあな、俺たちみたいに職がなくて困ってる奴中心にあたってるみたいだからな」
今村  ふーん、キラーン「聖良ちゃん」(笑)「聖良ちゃんいい身体してるね。さあこの学ランぬいでごらん」
綾小路 はぁ!?
穂之香 やだぁ、服脱がしてるぅ。(笑)
今村  「さぁかわりにこの新聞紙を身体にまいて、ここに寝てごらん。素敵だ」(一同爆笑)
綾小路 模造刀を突きつける。(怒)
DM  そういう風に君達がもめあっていると、例のサングラスの男が現れて浮浪者に声をかけている。
穂之香 どんな感じ?
DM  スーツを着たいたって普通のサラリーマン。
今村  「鋭い感」11でクリティカル。(一同爆笑)
DM  おおい、(焦)なんに対して感を働かせる?
今村  そいつが見た目通りの仕事熱心なサラリーマンかどうか。
DM  それなら確かに仕事熱心な奴だと思う。
今村  ふーん、じゃああいつか、と思いながら、穂之香ちゃんとアベックを装って近づいていく。
穂之香 あれ、置いてきぼりなんじゃないの?
今村  そんな、穂之香ちゃんを置いていったりしないよ。(笑)で、なにげなーく話の内容を聞く。
DM  「割りのいい仕事があるんだが‥‥」と話してる。
穂之香 仕事の内容とかは?
DM  それは言ってないね。
今村  相手の反応は?
DM  そりゃもう目がキラリ。(笑)
穂之香 そうだよね、今不景気だもん。
今村  じゃあそのまま通りすぎてしばらく様子を見る。
DM  見守ってるならしばらく会話をした後、浮浪者は納得したように立ち上がるとサングラスの男と共に歩いていく。
穂之香 1人だけ?
DM  1人だけだよ。
穂之香 つけていっちゃおうか。(笑)
今村  いちゃいちゃしながら。(笑)
穂之香 いちゃいちゃはいやだなぁ。
綾小路 それを3メートルほど後ろから目を光らせて見ている。変なことしようもんなら殺す。(模造刀に手を掛けている)
穂之香 部長さん、せーらはこわいよ。剣道やってるんだから。
今村  手本を見せてあげているんだよ、聖良ちゃん。
綾小路 なんの手本だ!(怒)
DM  ついていくなら、10分程歩いていくね。
穂之香 結構きたなぁ。
DM  で、2人はビルに入っていく。
穂之香 鈴木製薬の?
DM  それはわからない。何も書いていないから。ちょっと怪しげなビルだ。
穂之香 なるほど、怪しい噂がたつようなビルなんだ。(笑)
DM  警備員が2人、扉の前にいる。
穂之香 警備員さんがいるんじゃ、入れないんじゃないかな。
今村  じゃあ穂之香ちゃんと聖良ちゃんはここで待ってなさい。
 穂之香と綾小路をビルから少し離れたところで待たすと、今村は単身で、ビルに近づいていった。
今村  「すいません」
DM/警備員 「どうした?」
今村  「あ、俺、佐藤っていうんですけど(一同爆笑)うちの親父が御社にスカウトされたってうわさ聞いたんですけど、調べてもらえないですか?」
DM/警備員 「ああそれなら(鈴木製薬の)本社のほうに行ったほうがいいんじゃないか?」
今村  「でも、うちの親父がここに入っていったのを見たっていう人がいるんだけど」
DM/警備員 「ああ、初めだけな」
今村  「ということはここでは面接みたいなものをしているだけということですか?」
DM/警備員 「そういうことだ。その後はどんどん本社の方に送られていくみたいだな」
今村  「でも、俺の親父、野菜作りぐらいしかできないんですけど、そんな製薬会社でできるようなことなんてないと思うんですけど」
DM/警備員 「いやいや、誰でもやってみればできるもんだよ。君も働いてみればわかるさ」
今村  そっかぁ、なんかいろいろ重みがあるわ、その言葉。(一同弱笑)「どうもありがとうございました」
DM/警備員 「気をつけてな」
穂之香 (帰ってきた今村に向かって)どうだった?
今村  なんか、本社に行けっていわれた。
穂之香 本社ってどこにあるの?
DM  ここからだと歩いて40分ほどかかってしまう。
穂之香 じゃあ駅、3つ4つ行ったぐらいのところか。鈴木製薬ってそんなとこにあったんだね。(時計を見て)そろそろ帰ろうよ。よっしーが来るよ。(一同爆笑)
今村  じゃあかえるか。
 時間がきたということで一旦情報収集をやめ、吉原の待つ学校に戻ることにした。
PC達 ガラガラッ(部屋のドアを開ける音)「ただいま」
DM/吉原 「よぉ、お帰り。何かわかったか?」
穂之香 「ううん、なにも」といってかくかくしかじかとわかったことを話す。
DM/吉原 「ふんふん、なるほど。そのサングラスの男ってのがあやしいな」
今村  「普通っぽかったんですけどね」
DM/吉原 「そうか、まあ一応調べとこう。じゃまあ今日はありがとよ。明日もこの調子で頼むわ」
綾小路 「明日!?」
穂之香 「明日もするの?」
DM/吉原 「もちろんだろ、もっとわかるまで調べてもらうぜ」
今村  「じゃあ2万円」
DM/吉原 「はいはい、わたすわたす。ほら手だせ」
PC達 わーい。(吉原から2万円受け取る)
DM/吉原 「でだ、こっちでも一応調べたんだが、連中、マグネタイトを集めているらしい」
PC達 「マグネタイトぉ??」
DM/吉原 「かくかくしかじかというものだ。(笑)その集めるための工場もこの辺にあるらしいけどな」
穂之香 「そんなの集めてどうするの?」
DM/吉原 「そこまでは俺にもわからん。ただ鈴木製薬の背後にはかなりヤバイ宗教結社がついてるらしいがな。お前らも気をつけろよ」
綾小路 そして、どんどんあやしくなっていくわけだな。
今村  宗教結社ってのをオカルト知識で。(ころっ)クリティカル。(一同爆笑)
DM  そうだなぁ、じゃあ今村はパソ通もやってるということで、そこで「時はきたれり! この世紀末の世で生きのびたければ覚醒せよ! その術を知りたくば、我らのもとに集い、秘儀参入を受けるべし。魔術結社T∴O∴H」こういう新興宗教の宣伝があったのを思い出した。かなり怪しい宗教結社だ。
今村  場所とかは書いてない?
DM  そこまでは書いてないね。
今村  そういう怪しい宗教結社ががあったなぁと思ってる。
DM/吉原 「じゃ、今日はご苦労さん。明日もよろしくな」といってどこかにいってしまう。
今村  「穂之香ちゃん、今日はもう遅いし暗いから送っていくよ」
穂之香 「うん、ありがとぉ」(笑)
綾小路 心配しなくても俺が送っていく。
今村  いやいや、2人のほうが心強いだろ。な、聖良ちゃん。
穂之香 「そうだよね」と言って送ってもらう。(笑)
今村  (綾小路と)肩をくむ。
綾小路 なげたろか!
 少々もめながら、いや、綾小路がからかわれながら、3人は帰途についた。
穂之香 (家まで送ってもらい)「送ってくれてありがとう。バイバイ」家(神社)のなかに入っていく。
今村  「じゃあね」俺も自分の家にかえる。
綾小路 家でギターをひいている。そうだ、明日行けなくなったことを仲間にいっとかないと。(電話をかける)
穂之香 お風呂にはいって月曜日の予習をする。しないと親が怒るの。
今村  しまった!土曜日なのに家に戻ってしまった。ということで街にくり出しにいく。(一同爆笑)そのまま今日は家に戻らない。




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