序章〜まずは自己紹介から〜
夜も十分更けた時間帯。
GMはじめ4人のプレイヤーがとある場所にある一室に集まっていた。
前日からの半合宿状態により、妙なテンションがそこに流れていた。
彼らはそれ以前に一本シナリオをこなしていて、疲労の溜まっている者も見えた。
正直、誰が突然睡魔にやられてしまってもおかしくない。
そんな中で始まった「スペース・オペラ」。
キャラクターシートにも疲労のためか空欄部の白い所が目立つ。
こんな状態で、最期後までセッションは無事に終了するのだろうか…
GM:それでは、「スペース・オペラ 新星界スターロード」を始めましょう。まぁ、改めて自己紹介しておきましょうね。…どっちからでも良いぞ?
プレイヤーC:んじゃ、艦長からどうぞ。
プレイヤーA(以下、ファルテ):「俺の名前はファルテっていう、18歳の太陽系人だ。」エッセンスはドラゴンとロード………銀髪です。
プレイヤーB:え?
プレイヤーC:銀髪?
GM:うあおぅ。
ファルテ:「親が死んで艦長になったんだが、それでまぁ、こんな風に仲間を募って何とか船を出す所まで扱ぎつけたはいいが…今のところ仲間はまだ二人。当面の目標としては、親の背負った借金を返さないといけないのと…」…そうだなぁ。
プレイヤーC:ほぅ。
ファルテ:まぁ、宇宙海賊になっ…いやそうじゃなくて(汗)えーっと、宇宙海賊王には別にならないんだけど(笑)
一同爆笑
プレイヤーC:宇宙グランドライン(笑)
プレイヤーB:スペースグランドライン(笑)
プレイヤーC:かっこいいぞ、ソレやりたい。キャンペーンとかで(笑)
プレイヤーB:ゼロピースを探しに行かないといけないのですね(爆)
GM:んじゃソレは「米田N◎VA」と並行して考えておこう。ネタわかんないけどな(死)
米田N◎VA…当GMが主にマスタリングをしていた「トーキョーN◎VA The Revolution」。
N◎VAには似つかわしくない、どんなに暗い話でも雑談と余計な一言でコメディシナリオになってしまうと言う困った傾向セッションを指す。
主要キャラの一人の名をとってこう呼ばれる。
ファルテ:…まぁ、粗方そんな感じですわ。
GM:んじゃ次。
プレイヤーC:…どっち行きます?
ファルテ:自己紹介の順番でどっちが先に仲間になったかってのが決定するから。
プレイヤーB:あ、ではこちらが先ですね。
プレイヤーC:だと思うよ、私。
プレイヤーB(以下、レイラ):「同じく太陽系人でレイラと申します。」21歳のオネエサマなんですが…なぜかファルテに一目惚れして船に乗り込み、請われるままにクルーとして…ホウシュをやってます。
GM:…奉仕?
レイラ:いえ、砲手。宇宙船のね。
ファルテ:あぁ、<砲門>持ってるんだ。
レイラ:えぇ、持ってますよ。<宇宙船>もありますよ。ちなみに美形です。
プレイヤーC:あ、《特徴》で持ってるのね。
レイラ:そして、ファルテを愛しているので命懸けで守ります。
ファルテ:うわー…
レイラ:でも、《耐ショック値》が全く無いので死にます(笑)
プレイヤーC:ダメじゃん!!(笑)
「守ってる」よりは「捨て駒になる」のほうが正しい。
ファルテ:…これは、庇い返さないとな…
レイラ:そうしてまた愛は深まるのですね。一方的に。
プレイヤーC:そろそろよろしいですかな?
GM:それじゃ次ですどうぞ。
プレイヤーC(以下、西):「俺の名前は西 光太郎。どういうわけかウィザードとしてこの海…」いや、海賊違う(笑)まだネタ引きずってるよ(笑)
一同笑い
西:「このメンバーにウィザードとしてスカウトされたんだが…」…で、まぁ実はトランスファースーツを隠し持っていて。
ファルテ:…隠し持ってるのか?
レイラ:なんですか?トランスファースーツって。
西:第六異星人の遺産で、要するに強化スーツの一種です。まぁメタルヒーローになれるスーツと考えて下さい。
レイラ:おおっ。
ファルテ:何しろ、これを着ると《体力》がアップするから。
レイラ:なるほど、すばらしいです。
GM:使い勝手はもの凄く悪いんだけどな。彼の持っている物だと命力カードを3枚使わないと起動できないからね。
西:うん。
レイラ:その代わり強力ってことですね。
西:まあね。おかげで《体力》は人並み以下だから。んで、「トランスファースーツを隠し持っていて、皆がピンチになると何処からとも無く高いところから現れて助けたりとかしていたんだが…最近バレた(爆)」
レイラ:バレたんですか(笑)
ファルテ:「鬱陶しいから一緒に来ませんか?」って。
レイラ:なるほど…一緒にいて、それでも危なくなると逃げた振りをしてヒーローになって助けていたんだけど、最近それが同一人物であることがバレたということですね。
西:たぶん、もの凄くマヌケな理由でバレたんだと。スーツにワックスがけしているところにはいってこられたとか(笑)
ファルテ:「そ、そのスーツは!!!」
西:「…あ。」
心境的には、着ぐるみショーの舞台裏を覗きに来た子供が目にする凄惨な現実、といったところかな。
GM:あのさぁ、知性は一般の人よりあるんだからそれはどうだろうってのが俺の本音なんだけど。
西:気にするな。こいつ<趣味:ヒーロー>を持っているぞ(笑)
GM:<趣味:ヒーロー>、さすがだ(笑)
「ヒーロー」って、趣味か?(爆)
ファルテ:…この船、すぐ沈みそう…
レイラ:「大丈夫、私が沈ませませんわ」
西:ていうか、これ俺の船なんですけど。
ファルテ:……え?そうなの?
GM:実はね。
ファルテ:そういえば船のレベルは結局いくつにしたんだい?
西:3レベルですから…軍用偵察艦レベル?
GM:そうだね。まぁヒーローならこのくらいは持ってて欲しいでしょうってくらいのレベルね。
西:まぁ、そんな大層なものじゃないということで。
レイラ:でもたぶん形がすごいんでしょうね。赤・銀・青が基本色。
西:どこが偵察船なんだよってな奴だね。
ファルテ:とりあえず羽根はつけとくんで。
レイラ:きっと、ビームウィングが展開するようになってるんです。見た目だけで何にも役に立ちませんが。
ファルテ:大気圏に突入すると燃える。
レイラ:スラスターが不調なのか、時々羽毛のような塵が出ることが。そういうことでよろしく。
GM:ほーい。では、そろそろ始めましょう。