99年5月31日



 星野叫子対サオリ・カザンスキーの「アルティメット系」の
試合が実現するという事件が起こった。

 事の発端は5月31日、両者とも入院となる壮絶な試合となった
セーレーン聖音対ブラディエンジェル戦の負傷から
復帰間近のセイレーン聖音選手のインタビューである。
まずはそのインタビューから紹介しよう。

−ケガの具合は如何でしょうか?
「全く問題なし。もともと今回の休場は大事をとっての事だから…」

−試合直後から今までノーコメントを通した理由は?
「まぁ試合直後はケガしたアバラが痛くて喋る余裕無かった、ってのもあるけど(苦笑)
今回の一件にはむしろ言いたい事が山ほどある。
 山ほどあり過ぎて、それをまとめる時間が欲しかったってのと、
『有言即実行』したかったから、あえて今まで言わなかった…ってのがある。」


−では、その言いたい事とは?
「まず、あのエンジェルとの試合についてな。
あの試合って、ファンの人とかの評価ってどうよ?」


−遺恨もなく突然両者が欠場に追い込まれる様な一線を越えた事態には、
否定的な意見が大半を占めました。
「ま、アレは結局「ケンカ」だったわな(苦笑)。
ただ、良し悪しは別として「上を狙う」というエンジェルの
目的達成の手段としては、ありえると思う。」


−プロレスの範疇を越えた試合であっても…ですか?
「と、いうか「ケンカで勝っても」エンジェルのヒールとしての
強さの評価は上がる事には違いないでしょ。コンセプトから反則だけど(苦笑)。
 でも、私はそれに対してでも本当なら「プロレスして勝たなくちゃあいけなかった」
んだろうケド…。正直その余裕は無かった。
 だからって負けて良い試合じゃ、無かった。
で「むこうが売ったケンカを買った」って理屈が成立したワケよ。」


−では、今後も再びその様な「突然のケンカ」は起こりうるのでしょうか?
「そこが問題。こういう試合が突然発生するってのはやっぱり「ダメ」でしょ。
「ダメ」な事を止められなかったエンジェルの師匠(スパイラル魔夜)と会社側の
今後の対応をまず聞きたい。
アイツ(魔夜)お得意の「放任主義、しかしスジが通らなかった場合は身体に教える」
ってのがエンジェルに通用しなかったんだから。
アイツ(魔夜)の責任の取り方によって今後の団体のカラーまで変わってくると思うよ。」


−スパイラル魔夜選手は「エンジェルが回復してから、改めて彼女に確認する。
場合によっては破門」と言っています。
「!!!バカか!?アイツは!?こっちに対する落とし前はどうするんだ!?
病院に見舞いに来られても、私の個人的な気持ちはともかく
「レスラーとしてのケジメの問題」ってのが残っているだろ??
破門?それじゃあ責任放棄だよ!
 ついでに言えば魔夜がエンジェルを破門しようが、潰そうが、
引退させようが知ったこっちゃ無い。
レスラーとしての生き方をもっと考えてくれ!
私はエンジェルに怪我をさせられた。
それと同時に私はエンジェルに怪我をさせたんだ!」


−……
「…私の下にサオリン(サオリ=カザンスキー)がいるじゃん。
あの娘、本来は「格闘」やりたくて日本に来たんだよね。
でも「プロレス」をしている。
「格闘したいって主張を」「プロレス」で見せている…。
あの娘のやっている事が無駄だと言ったのと同じなんだよ!
あの娘「プロレス」やる事に疑問を持っちゃったよ。
あの娘が可哀想だよ…。」


−スパイラル魔夜選手に対して「サオリ選手に詫びろ」と言う事でしょうか?
「ああ、それが今回1番言いたい事なんだ。
言葉の詫びじゃあ無くて「レスラーとしての行動」で詫びて欲しい。」


−具体的には…?
「サオリンに聞いてくれ…と言いたいが、彼女の日本語レベルで
今の複雑な心境を言うのも大変だろうから、
私が言える範囲で言おう。
サオリンに対して「エンジェルと私の闘いが「プロレス」としてやっぱり
許されるべきモノでは無かった事を証明してくれ」
ってことだ」


−…大変な課題ですね
「そうだな(苦笑)。
ただ、会社側にも責任があるんだから、
魔夜と会社が協力すれば上手く教えられるんじゃないかな?」



6月3日、事件の続き



『激闘!AWU』に戻る
AWUのページに戻る
ホームにもどる