「FMN」EXシリーズ第14話です。
どうぞ!!
第14話「新しい命を・・・」
夏・・・もうすぐあの季節がまた巡ってきます。
あなたと、出会った1年前・・・・・
私、少しだけ大きくなれたかな?
橘さんが、北海道に来る日まで、指で数えられる位の
ある日の事です。
「よし、順調だな。」
「うん、よかった・・・・」
ここは、牧場の牛舎の中です。
牛さんの鼻黒が、再びお母さんになるんです。
この牛さんは、去年。橘さんが家に手伝いに来てくれた
時に、子牛を生んだんです。
あの時は、橘さんとクロちゃんのおかげで、無事に出産
出来ました。
その時の「鼻黒3号」も今では、すくすくと育っています。
「ね、今度生まれるとしたら、鼻黒4号なの?」
「そういう事になるな。」
私は、お父さんや獣医さんがいる中で話していました。
「まぁ、それとは別に名前を付けている所もあるらしいですよ。」
獣医さんがそんな事を話してたんです。
「そっかぁ・・・・」
そんなこんなで、家に戻ってきました。
「お風呂入ってくるね。」
こうして、お風呂に入りながらいろいろと考えていたんです。
「う〜ん、どんな名前がいいかな?」
お馬さんの場合は、牧場で育てられる間だけの名前が
あるんですが、牛さんの場合はどうなんだろう?
そんな事考えている内についつい長湯になってしまいました。
お風呂から上がって居間に行くと里沙ちゃんが眠っています。
そうだ、里沙ちゃんって私みたいに負けん気が強くて
大きくなったら、私といい勝負になりそうなんです。
もうすぐハイハイをするようになって、片言で喋る様に
なるなんて、本当に人って不思議ですよね。
部屋に入ると、宵の涼しい風が入ってきます。
昼間には、あれほど暑かったのにやっぱり北の夏なんですね。
カレンダーには橘さんが来る日がちゃんと付けられていて
その日までのカウントダウンもしてたりして、へへへ・・・
とにかく、あと少し・・・・
頑張って、お手伝いして会える日を楽しみにしてます。
再び風がカーテンを揺らしながら吹いています。
EXシリーズ第14話 おしまい。

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