「FMN」EXシリーズ第8話です。
どうぞ!!
第8話「めぐみのお守り奮戦記その2」
北海道もようやく夏の装いを現してきました。
「暖かい」というより「暑い」という言葉が似合う感じです。
あのね。橘さんが、この夏にまた来てくれることになったの!!
その話を聞いた時、嬉しくて仕方がなかったです。
でも、今回の話はこの事ではなく、里沙ちゃんのお話なんです。
お父さんとお母さんでどうしても出掛けなくてはならない
用事があるというので、私は今日。里沙ちゃんのお守りを
する事になりました。
里沙ちゃんも12月に生まれてから6ヶ月が経ち、今では元気に
ハイハイして、目が離せないほどです。
「それじゃ、めぐみ。行ってくるからね。」
「里沙ちゃんの事、頼むわね。」
「ええ、わかったわ。これでも、しっかりと鍛えられましたから!!
ふふふっ・・・・・」
「それじゃぁ、時間だから行ってくる。夕方には帰ってくるぞ。」
「うん、任せておいて・・・・」
こうしてお父さんとお母さんは車に乗って出掛けていきました。
「さてと、里沙ちゃん。今日はお姉ちゃんと一緒だよ!!」
「あーうぃ。」
里沙ちゃんのご機嫌も良いようです。
「それじゃぁ、まずはお洗濯っと・・・・・」
目が届くように里沙ちゃんを歩行器に乗せてお洗濯を始めました。
「後は、洗剤を入れて・・・・スイッチオン!!」
あとは、洗濯が終わるのを待つだけです。
「さーて、里沙ちゃん。お姉ちゃんとあそぼ!!」
「きゃぁ、きゃぁ。」
里沙ちゃんの相手をして少し経った頃、お洗濯も完了しました。
「それじゃぁ、干してくるね。里沙ちゃん。」
「にゃぁ〜。」
「クロちゃんも里沙ちゃんのお守り宜しくね。」
「にゃぁ〜。」
こうして、お洗濯を物干し台に干しにいきました。
戻ってみると・・・・・
「ウニャァァァ〜!!」
「きゃっ、きゃっ!」
なんと、里沙ちゃんがクロちゃんのシッポを思いっきり掴んで
いました。
「だめよ!!里沙ちゃん。クロちゃんはかわいがってあげなきゃ。」
「あい?」
まぁ、この位の頃って、何にでも興味を示すんですよね。
「ごめんね、クロちゃん。」
「にゃ。」
こう鳴いてソファーの方に行きました。
それからは何事も無く過ぎていきましたが、夕方近くになって・・・・
「あっ、夕立が降ってきた!!お洗濯したのに濡れちゃう!!」
あわてて洗濯物を片付けに、外に出ました。
なんとかたいした事もなく、取り込む事が出来ましたが・・・・・
「あれっ、里沙ちゃんが居ない!!」
私は里沙ちゃんが居ない事に気付きました。
慌てて出ていったので、リビングのドアが開けっ放しでしたし、
歩行器に乗せてなかったので、何処かに行ってしまったのかと
心配になって探しました。お台所や洗面所。お風呂場何かも
一通り探しました。クロちゃんも見あたりません。
「どうしよう・・・・・もし・・・・・」
そんな事が、頭の中で繰り返し続いています。
そんな時、余りにも慌てていたものですからリビングのテーブルに
足をぶつけてしまいました。
「あいたたたぁ〜、あっ!!」
なんと、テーブルの下で里沙ちゃんとクロちゃんが寝ていました。
私があまりに慌てていたので、この下までは気付かなかったんです。
ホッとして、里沙ちゃんをベビーベットに運んで、タオルケット
を掛けました。
「にゃぁ〜」
「クロちゃんがお守りをしてくれてたんだね。ありがとうクロちゃん。」
「にゃぁぁ〜」
そうクロちゃんも鳴いてました。
「ただいまぁ。」
丁度、お父さんとお母さんも帰ってきました。
「めぐみ、里沙ちゃんのお守りしてくれて疲れただろう。」
「う、うん。」
「今日は本当に助かっちゃったわ。ありがとう。」
まさか、数十分前まで大慌てだった事も知らない程に里沙ちゃんは
よく眠っています。
本当にお母さんって大変だと思った1日でした。
EXシリーズ第8話 おしまい。

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