「FMN」opt.シリーズ第18話です。
どうぞ!!
第18話「素敵なパジャマパーティー」
それは、私が琴梨さんの家に遊びに行った時の
事です。
「めぐみちゃん!久し振りだねぇ〜」
「本当ですね。お世話になります。」
「そんなに、畏まらなくてもいいよ。」
琴梨さんは、そう言って笑っていました。
ピンポ〜ン・・・・
そんな時、玄関のチャイムが鳴ったんです。
琴梨さんは、玄関の方に向かいました。
なにやらお客さんと話しているようです。
そうこうしている内に、リビングの方にお客さんが
入ってきました。
ガチャ・・・・
琴梨さんと一緒に入ってきたのは、琴梨さんと同じ歳位の
女の人でした。
見た感じは、活発そうで・・・かっこいいという感じでした。
「めぐみちゃん。この人はね。」
そう琴梨さんが言うと・・・その人も自己紹介をしました。
「私の名前は、川原 鮎といいます。琴梨さんとは・・・」
「も〜っ、いつもの鮎ちゃんらしくないよ。」
「ははっ、そうだね。」そう言って鮎さんも笑っていました。
「では、改めて・・・琴梨とは同じ学校でテニス部なんだ。
よろしくね!え〜と・・・」
私の方の挨拶がまだだったので、こちらも自己紹介をしました。
「こんにちは、鮎さん。私の名前は愛田めぐみといいます。
琴梨さんとは従姉妹どうしで、美瑛に住んでいます。」
「へぇ〜、美瑛かぁ・・・・」
鮎さんは、驚きの声を上げてます。
「美瑛って・・・何かありますか・・・」
「いや、あそこは憧れてるんだ、なんか・・・いい詞がいろいろ
出来そうでね。」
私が首を傾げてると、琴梨さんが説明してくれました。
「鮎ちゃんはね。シンガーソングライターを目指しているんだよ。」
「へぇ〜っ、すごいですね。」
「いやぁ、いろいろ想像して曲を作るのが好きなんだ。」
それから、学校の事・・・・毎日の事・・・・3人で時を忘れて
話しました。
「あ、もうこんな時間・・・」
時計を見ると8時を回っていました。
「鮎さんは、時間大丈夫ですか?」
「う〜ん・・・そうだ!琴梨。電話借りるね。あと・・・」
そうして、2人で電話の前で話しています。
「これで、OK!」
「どうしたんです?」
「今日は、琴梨の家に泊まる事にしたんだ。」
「えっ?家の人は心配してなかったんですか?」
「大丈夫!!琴梨の家なら安心だってね・・・・」
「鮎ちゃんって、いつもそうだよね。私と一緒なら・・・って。」
2人の話を聞いていると、本当に大親友なんだなって思いました。
そうして・・・・
お風呂も入って、みんなそれぞれパジャマに着替えました。
「じゃぁ、第1回!めぐみちゃんを交えたパジャマパーティーを
開きたいと思います。」
鮎さんがそういうと琴梨さんが・・・・
「も〜っ、鮎ちゃんたら大袈裟ね。」
と笑ってました。
それからは、またいろいろと時を忘れておしゃべりしてました。
そして、いつしか将来の夢の事について話してました。
「私の夢は、さっき話してたけどシンガーソングライター
なんだ。」
「曲を作るって大変ですよね。」
「うん。出てこない時にはどんな事をしても、全然思い付かない
時もいくらでもあるよ。けど・・・」
そして、話を続けて・・・・
「けど、こうしていろんな物を見たり聞いたりしていく内に自分の
中にある自分が、誰かにこんな素敵な事を伝えたいという気持ち
になって、自然と詞が生まれてくる・・・・そんな瞬間が大好き
だから、曲を作りたい・・・多くの人に自分を表現したい・・・
だから、歌を歌いたいんだ!!って思えるようになったんだ。」
そんな話をしている鮎さんの眼は、とても凛々しく感じました。
「私もそうだな・・・・最初はお母さんと2人暮らしになって
お料理を作ることになったけど、今ではまだ出会わない人の為にも
お料理を通じて知り合いたいって思う事もあるよ。」
続けて琴梨さんも、自分の夢について話していました。
「私は・・・・」
その時に、私は考えた・・・・
(私が鮎さんや琴梨さんの様に、追いかけていける夢って・・・)
そう考えているのを、鮎さんが察知したのかこう話してくれました。
「夢って、すぐ明日生まれるって限らないな・・・・」
「そうだね・・・・大人になってから夢を追いかける人もいるし。」
「今、追いかけているのが夢の終着点という訳じゃないし
今は、何が出来るんだろうって漠然と考えるのもけっして
無駄なことじゃないと思うよ。」
それは、人生の少しだけ先輩の2人に教えて貰ったような気が
しました。
「そうですね。駆け足で追いかけなくても待ってくれる夢も
あると思います。」
話をしている内に、時計は一番上を通り抜けて・・・・
「さすがに、もう眠くなってきた。私もう寝るね。」
「うん、鮎ちゃんおやすみ。めぐみちゃんもおやすみ。」
「ええ、鮎さん琴梨さん、おやすみなさい。」
こうして、布団の中で窓路見の中で、私は思いました。
自分の追い続ける夢の事や、気持ちを思いっ切りぶつけられる
友達の事・・・・
私も胸を張って人に言える様になれたらいいな・・・・
opt.シリーズ第18話 おしまい。

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