FMNopt.シリーズ第5話です。
どうぞ!!
第5話「めぐみの大変学校祭」(前編)
橘さん、お元気でしょうか?
私の中学校でも、学校祭の季節になりました。
今日は、クラス発表の演劇を決める日なんですが・・・
凄い事になってしまいました。
「え〜と、我がクラスの演劇は桃太郎に決まりました。」
なぜか中学校になって、桃太郎をやるとは思いませんでしたが・・・
なんでも、準備期間が極端に短いので必然的にこういう無難な
物になったそうです。はぁ〜
「・・・という事で主人公の桃太郎は愛田さんに決まりました。」
「へっ・・・?」
桃太郎をやる!って時から呆気に取られていて気付きません
でしたが、いつの間にかに私が主人公の桃太郎をやる事になって
しまいました。
なんでも、題目が定盤な分、脚色にこだわって主人公が女の子
になったそうです。
ちなみに、台本を書くのは、将来はマスコミ関係に進みたい
と言っている赤松さんです、彼女の尊敬する人は陽子おばさま
なんだそうです。・・・・・なんか心配だなぁ〜
そんなこんなで、演劇に向けての準備や衣装作りが
始まりましたが・・・・・
「めぐみ〜、衣装できたよ!!」
衣装係のちはるちゃんが私の衣装を作ってくれました。
「ありがとう。って、これは・・・・?」
ちはるちゃんが渡してくれた衣装は普通の桃太郎の衣装ともう一つ
上下が肌色をした衣装の2つでした・・・・。
「それ、最初の場面で着る奴ね。」
「最初の?えっ、もしかして・・・・」
「そ、桃から生まれた桃太郎。」
「ええ〜っ、あれもやるの〜」
「そうなんだって。」
「あれって、お人形やテープだけじゃないの?」
「赤松さんの考えだから・・・」
「でも・・・」
「めぐみだって、まさかお話通りにスッポンポンは
嫌でしょ。だから、この衣装・・・。」
私も、そんなの間違っても嫌です。
「くわしくは、赤松さんに聞いてみたら?」
「うん、そうする。」
「赤松さん。」
「ああ、めぐみちゃん。衣装見てくれた?」
「その衣装の事なんだけど・・・・・」
「やっぱり、劇は役者が演じてこそ華よねぇ〜。」
「あの〜もしもし・・・?」
「題目がシンプル分、新しい解釈を入れて壮大なスケールで・・・・」
「あの〜。」
「ごめんごめん、ちょっと夢入っていた。」
「それで、あの衣装なんだけど・・・」
「大丈夫、大丈夫。なんとかなるっしょ。はははは・・・・」
「はははは・・・って・・・・」
はぁ〜、この子に聞いたのが間違いだった。ど〜しよ、心配
だなぁ・・・・
それから、数日後・・・・
「OK!それじゃ、明日の本番の方も宜しくね。」
どうにかこうにか、一通り練習も終わって明日は本番を
迎えようとする日に、私は橘さんに電話をしました。
「それは、大変な話だね。」
「橘さんも、そう思うでしょ。あの子は自分の世界にドバ〜ッと
浸りこんじゃうんだよね。」
「それじゃぁ、陽子さんも顔負けだ。」
「とにかく、明日をなんとか乗り越えなきゃ。」
「演劇、頑張ってね。」
「うん、頑張るね。それじゃぁ今日はもう遅いからこれで・・・。」
そして、学校祭本番の日がやってきた。
果たして、私達の劇はどうなるんだろう・・・・
opt.シリーズ第5話 おしまい。
こんばんは、愛田めぐみです。
今回のopt.シリーズ第5話はどうでした?
次回第6話は、学校祭当日のお話になります。
お楽しみに・・・・
って、私はものすごく憂鬱だよ〜っ、果たしてどんな方向に
お話が進んで行くんだろう・・・?
このページは
です
無料ホームページをどうぞ