この項では人間の中でも特別なタイプのものについて紹介したい。
まずはホムンクルス。(「学園祭を守れ」の記述参照) 人間の形状を元にして作られる人工生命である。 こちらの世界で言うなら最初から成長したクローンと言ったところだろうか? もちろん、オリジナルの人間と初期能力などの面においてはまったく 同じ物が出てくると見ても良いだろう。 惜しむらくは現在、最先端の技術を持つ錬金術師にも完全な製造は困難であると いうところだろうか? ある錬金術師は自分の息子のホムンクルスを作ろうとしたらしい。 だが、ほんの手違いでそのホムンクルスは性転換を起こし、オリジナル そのものを再現することには失敗した様だ。
ちなみに最近、さる筋からホムンクルスの生態について、より細かい情報を 得ることに成功した。
それによると、ホムンクルスは「生命の種」と呼ばれている卵から 孵化する様である。
そして、大概の場合は成長を管理している者の手による教育によって様々な 能力、容姿を持った人型に変態する様ではあるが、成長を管理している 人間が特別な処理を施すことにより、形状が確定するまでの間に より高次な存在や悪魔的な存在に作り替えることが出来るというデータも 確認されているのだ。
恐らくはホムンクルスの顔をクローンの様に設定できるのもこの時期の 処理にかかっているのだと思われる。
基本的に、ホムンクルス幼体が形状を定め、成体に変異するのは 孵化後10日目とされている。
もしも、この際、あまりに虚弱なままでいた場合にはホムンクルスは成体への 変化に耐えられず、死んで水晶化した身体を残すという実験データも出ている。
しかし、無理な鍛練は同じく、あまり強くないホムンクルス幼体の生命に とっては非常に危険な結果となるであろう。 程々に心身バランス良く鍛練しておくのが理想と思われる。
もしも、ホムンクルスを育てることがあれば以上のデータに気を付けてもらいたい。
続いて強化人間という存在を紹介しよう。 某邪教団の手によって暗殺者や戦士として作り替えられた人間である。 常人の数倍以上の戦闘続行能力と冷気や精神攻撃に対しての耐性、 更には訓練によって獲得したしかるべき戦闘技能を武器にする彼らが 多数、敵として出現した場合、熟練した冒険者でなければ 生還はおぼつかないと見て良いだろう。 もしも彼らを敵に回した場合、自分の今までに培った力を信じて 剣を振るい、全力で魔法を撃つしか対処法はない。(「限りある命」参照) この強化技術の根底には香草を原料とした同邪教団の向精神薬の技術が あるものと思われる。
だが、これくらいで驚いてはいけない。
恐らくこの強化人間とも張り合う(どころか更に上?)人種も居るのだ。 その名は「アニキ」(爆)
彼らは独自の恋愛感のもと、歪んだ人間関係に基づいて複数で行動する。 そして義理人情を中心にした道義(任侠と呼ぶらしい)を重視する。 彼らは拳を交えることでコミュニケーションを取ろうとし、その為なら 命を落としても問題はないらしい。
考えれば考えるほど心が変になりそうだが、その戦闘力は馬鹿に出来ない。
彼らは普段から「同志」に見せる為に美しい(らしい)筋肉を鍛えている。 その拳はどんな魔剣よりも強烈であり、更に鉄塊の付いた短い棒や 何冊かを綴じて一冊にした極めて重い本を武器に殺人的な威力の攻撃を 行う。
彼らの多くはポリシーから武器を使わないがそれでも充分恐ろしいのだ。 そして、その鍛え抜かれた筋肉はかなりの防御力を誇ると思われる。 特に「ビルドアップ!」の掛け声と共に行われる奥義「ポージング」を 実行されてしまった場合、多くの敵は大幅に戦意を失い、かろうじて 行われた攻撃も皆、筋肉の鎧に吸収されてしまう。 この奥義を行われた瞬間は例えドラゴンであっても傷つける事は不可能と 見て良い。
対処法は一つ、最初から彼らに近づかず、平和にまっとうな暮らしを 営むことくらいかも知れない。
もっとも、このワース世界で最強の人種、そして生命体というのは
やはり「冒険者」なのかも知れないが・・・。
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